四連覇で通算10回優勝で名誉NHK杯とか…ドカベンか!

ドカベンか!ってね。水島新司の漫画のね。って注釈いれないと、きょうびの若い人はわからんのと違う?っていうね。

ドカベンって、まー常勝軍団なわけですよね。明訓高校。一番岩鬼、二番殿馬、三番はいろいろいて、四番は山田太郎ね。ピッチャーは里中。で、延々と勝ちまくるわけですよ。ドカベンって最初の作品が70巻ぐらいあったと思うんですが、確かその中で負けたのは1試合とかそれぐらいじゃない?武蔵坊率いる、岩手の弁慶高校ね…。

大体そんなに勝たないだろうと。毎回勝つ話みて面白いの?っていうね。これが面白いんだけどね。。


同じ野球でいうと、巨人のV9時代とかはそんな感じだったんでしょうね。大山康晴の無敵時代とかもこんなだったかもしらん。

そう、武豊や、イチローが相次いで脱落していく中、生きる伝説としての存在感をますます高めているのが、この将棋界が誇る大天才、羽生善治さんなんです。(なぜかさん付け)。


羽生2冠 初の“名誉NHK杯”

将棋のNHK杯は、決勝戦で、羽生善治2冠が渡辺明2冠を破って通算10回目の優勝を果たし、初の「名誉NHK杯」の称号を手にしました。羽生さんは、ことしのA級順位戦で史上3人目の全勝を収めるなど調子を上げており、来月から始まる名人戦で、タイトル獲得数、史上最多の記録更新を目指します。
将棋のNHK杯は50人の棋士が1年間かけてトーナメント方式で対局するもので、決勝戦は、王位と棋聖のタイトルを持つ羽生善治2冠と、竜王と王座の渡辺明2冠という、トップ棋士を代表する2人の対局となりました。
NHK杯は持ち時間が10分という早指しが特徴で、決勝戦は互いに矢倉囲いの陣形で、最後まで激しい攻防が続きましたが、渡辺さんが147手で投了し、羽生さんが優勝しました。
羽生さんは、これでNHK杯4連覇で通算の優勝回数も10回となり、初の「名誉NHK杯選手権者」の称号が与えられました。
羽生さんは「トーナメント戦なので4連覇は非常に難しいと思っていました。優勝の重みを感じています」と話していました。
羽生さんは、ことしのA級順位戦で史上3人目の全勝を収めるなど調子を上げており、来月から始まる名人戦で、タイトル獲得数、史上最多の記録更新を目指します。



永世位の話は、七冠達成時点ぐらいから延々と出ていた話題だった気がします。その時の私の印象としては、加藤一二三先生など、トーナメントの総人数の違いがあったころからの先生方の活躍具合をみても、さすがに難しいだろうなと。そう考えている時期が私にもありました…。

たぶん、羽生善治が達成するかどうか?というときには、大山康晴先生と同じぐらいにはハゲ散らかしてるだろうなと思っていたのです。ところがハゲ散らかすことなく、若干白髪が増えたかな?ぐらいの40代前半で、しかも四連覇で一気に達成するとか、本当に人間業とは思えません。

はやざしって、若手の領域だったんじゃないの?羽生善治の全盛期っていつ?っていうかほかの棋士との棋力の差ってどんだけあるの??っていうね。

将棋の細かい話は、棋譜がないのでさらりといきますが、例の△3七銀って抑える将棋で。引くか横に逃げるか?っていう話で、引きましたと。かなり激しい攻め合いになりましたが、ちょっとずつ後手が悪そうな将棋でしたね。▲4八銀っていう手がなかなか心に残ってまして、なんというか、うな重にお茶をかけて、蒸らして出汁をとったらウナギを捨てるような、贅沢さっていうのですかね。心の余裕がないとなかなか指せない手でしたが、あの銀がかなり終盤自玉を安全にしていました。

終盤の後手の△6二飛車という、馬に飛車をぶつける手もなかなかの迫力だったんですが、普通に桂馬を外されてみると、飛車の横利きが失われた分、後手陣が弱体化しており、また馬をとった飛車が中途半端でこれはさすがに決まったかな?と思いました。

ところが、最終盤であの飛車を生かして寄せに行くのですから渡辺明竜王の終盤力もさすがの一言です。終盤の追い込みで、噂ではちゃんと怪しい頓死筋も用意していて、羽生善治二冠がそれを見抜いてのぎりぎりのゴールインだったという。

羽生世代終わった的な話を去年盛んに書いたのは確かこのブログの人だったと思うんですが、あの人去年で降板してるんです。実をいうと。今年から中の人は変わっていて、私はもう羽生世代さえあれば何にもいらない、それだけでごはん三杯はいけちゃいます、っていう人なので。ええ。

これからも羽生世代中心に、このブログでは話題をお届けしようと考えております!><

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Tag : 渡辺明 羽生善治 矢倉 加藤一二三 大山康晴

一手損戦法とは何か? 第60回NHK杯将棋トーナメント ▲羽生善治vs△糸谷哲郎

自宅勤務による実家帰省前後の繁忙でアップしていたつもりが忘れていたので遅ればせながら…。

結論から書くと、二年連続同一カードによる決勝は羽生善治の勝利となり、三連覇を達成した。通算での9回優勝は大山康晴名人を超えて単独一位の記録である。

糸谷哲郎プロの今後の活躍には一手損という戦法の成立にかかっている、といって差し支え無いだろう。そしてこのNHK杯における戦いぶりは、今後の行く末を示した。

決勝までの対局において、一局を除いて後手番、全て一手損で臨んだわけだが、激しい展開を目指した相手に対しては有効に機能した。決勝の羽生戦については、序盤の駒組において、落ち着いた展開を目指され、組みあがったところでは勝ちにくい状況だったと思う。

終盤は粘っていたものの、超一流を相手にすると流石に間違えない。間違ってくれれば、という状況から相手が間違わないと勝てない将棋だった。

早指し将棋で、相手も間違いやすい下地はあるわけで、そういう意味では激しい展開になればなるほど、形勢の振れ幅が大きく、糸谷ペースなのだろう。

本能的とも言える、羽生善治NHK杯の、相手のペースではなく自身のペースで戦う試合巧者ぶりが発揮されていたように思う。

この一手損相早繰り銀という戦法は、どうなのだろうか。先手の▲6八玉という手の、具体的な咎める手段があるか?という問いから生まれた作戦だろう。ただし、一手損、かつ居玉、かつ端歩の一手、ということを考えると本局のようにスローダウンされてしまうと、そして後手の手に乗って築城されるとだいぶ先手のほうが手が進んだ印象があり、もしかすると一旦封印されるかもしれない。

決勝以外は時間を大量に余しての勝利だったが、決勝の羽生戦だけは少し遠慮があったようにも見えなくもないし、単純に苦しくなって早くさせなくなっていたともいえる。

この相早繰り銀を用いるということはそれなりの研究があって実戦投入していると思うのだが、このように手に乗って築城されることはどの程度想定されていたのだろうか?

組み上がりは作戦負けと思われるが、なんらか主張点があったのかどうか。

この一手損が通用しないとなると、後手番戦術が途端に恐ろしく狭くなるので、何としても頑張ってほしいと思う一方で、活躍のためには羽生善治が後手番で最近用いないという事実を踏まえてどうするか?というところも考えて欲しいとも思われ、悩ましいところだ。

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Tag : 糸谷哲郎 一手損角換わり 羽生善治 大山康晴

39手。序盤に潜む必殺の罠 第60回NHK杯準決勝第2局 ▲糸谷哲郎vs△丸山忠久

序盤型、終盤型という言葉がある。しかし最近では、終盤が強いだけではトップになれないどころか、プロになれない。糸谷将棋の面白さはどこにあるか?というと、その特徴的な序盤の作戦が魅力のひとつであることは間違いない。

初期においては、少しそれを意識しすぎたところもあったが、最近の一手損後手番や、この先手番の横歩取らずには、他が追随できあい、理解しきれていないオリジナリティがある。

第60回NHK杯準決勝第2局 ▲糸谷哲郎vs△丸山忠久

戦型は横歩取りならぬ横歩取らずとなった。序盤の細かい手順すら戦術に凝る人間には面白い。

似たような将棋は先日のC2、そして対渡辺明戦で見た記憶があるなあと思い、たどってみたが、先後逆だった…。

#ShogiLive 渡辺-糸谷 6手 △8四歩 この序盤は面白いなあ。飛車先不突きの一手損と思ったら、という。 浮き飛車に引き飛車というメリットがありつつ。

横歩取りではないところ、に目線をおいていることだけは確かなようだ。

この作戦の意図は、角道を開いた同士であれば、先手にとってつまらない後手の変化がない、というのがまずあるように思う。あとは攻撃力の違いと飛車への当たりの違い。

横歩をとればとったで危ないし、浮き飛車も流れ弾に当たりやすい。先手は横歩さえ取らなければ、垂れ歩がないので、将来的に中原囲いの堅陣に組み上げることも可能だ。(3四の歩を取ると、3七や3八に垂らされる手がある。)


本譜は、後手が横歩を取った!

そして22手目の△8六飛。用意の一着ではなかったように思うが、糸谷得意の早指しのペースに巻き込まれている印象がある。

こういう将棋を指す人間というのは真っ先に研究するのがこういう一番過激な順。過激な順で潰れていれば意味が無いからだ。(糸谷流右玉を愛用する私も、糸谷流においても超急戦的な想定手順を持っている。)

将棋は29手目の▲9五角で終わった。一目打つなら▲7五角。それを防いでの△5二玉だったので盲点になっていたということもあるだろう。異筋であることは間違いない。しかし丸山忠久ほどの男であれば、平常心でいれば、順位戦であれば、絶対に犯すことのないミスだ。

名人位を獲った男に誤らせるというのも才能のひとつだろう。しかも丸山忠久である。私は丸山忠久糸谷哲郎は来期タイトル挑戦まであると見ている。その私にとっての双璧同士の戦いで、まさか39手で終わると思ってもみなかった。

この日は偶然、久しぶりにNHK杯をテレビで見たのだが、そういう日に、こういう組み合わせでこんな結末になるとは…。

決め手は35手目の▲2八飛打ち。

こういう自陣飛車が糸谷将棋の味でもある。そして居玉を厭わないのはトレードマークと言ってもいいだろう。居玉の将棋というのは無理をしているものなので、勝ちきるのは大変であり、そういう将棋を主戦場にしている男が七割勝っているというのは、兄弟子の山崎隆之プロの力戦で七割というのと同じように恐ろしいことだ。

この将棋でトップにどこまで通用するのか?と楽しみだが、決勝の羽生善治名人戦で、是非勝ち切って欲しい。戦型は後手番であれば一手損、先手番であればこの引き飛車でお願いしたいと考えている。


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Tag : 糸谷哲郎 丸山忠久 相掛かり 羽生善治 渡辺明

第60回NHK杯準決勝第1局 羽生善治vs渡辺明

羽生善治という棋士との対戦成績で、大量に対局数があり、尚且つ互角どころか勝ち越しているのは渡辺明だけ。

その事実だけでも十分に渡辺明の偉大さが分かるというものである。対羽生世代三強とのタイトル戦での互角以上の戦績というのも渡辺明だけ。

二手目△8四歩で秘術の限りを尽くし、トップクラス居飛車党の先手番と対峙しているのも渡辺明だけだ。

本局はやはり△8四歩から相矢倉となった。

第60回NHK杯準決勝第1局 羽生善治vs渡辺明

戦型は最近流行りの藤井流ではなく、いわゆる最新型とされている最も総力戦となる、見ていて楽しい部類の矢倉になった。

54手目△3七銀で、先手の攻めを押さえて後手が面白いかもしれないという見解までは知っている将棋で、先手番で用いたからには羽生善治名人には何らかのアイディアがあるはずで注目した。

羽生善治名人はこの手に対して下に引くことが多い。3筋の攻めに効かせなければ話にならないと見ているのだろう。

66手目の△2四銀ぐらいまでは必然、その後も先手の攻めが延々と続く。何が悪いのか分からないが、先手の攻めが続いていることだけは理解して進めてみると、なんとそのまま後手の投了となってしまった。

先手陣は手付かず、後手の8四の飛車と攻めの桂馬が8一に居るのがなんとも寂しげだ。2五の成銀も1五の香車も邪魔駒と化している。

飛車を取らせて桂馬を取りきるか、飛車の横利きを三段目か二段目に利かせるような構想が必要だったのかもしれない。

この形の相矢倉の後手番△3七銀は優秀という認識だったが、本譜を思うと相当に覚悟のいる戦い方のようだ。これで羽生善治名人は驚きの三期連続の決勝進出、優勝すると驚きの三連覇となる…。

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Tag : 羽生善治 渡辺明 角換わり腰掛け銀

非中座飛車 第60回NHK杯準々決勝第4局 丸山忠久vs三浦弘行

後手が三浦弘行プロということで横歩取りに進むが中座飛車ではなかった。

第60回NHK杯準々決勝第4局 丸山忠久vs三浦弘行

ここ最近8四飛車型を用いている三浦弘行プロ。どういう心境の変化だろうか。しかも本譜は浮いた歩を狙うために更に8五の位置に移動するものだったのでますますよく分からない。

69手目、先手が7七の地点に歩で蓋をした局面ではおそらく先手が後手の手を殺しきったのではないかと思う。後はここから先手は後手の桂馬を取り切って勝ち、という。

ゆっくりするとじり貧になる後手の三浦弘行プロが先攻する。76手目の角桂交換から後手の攻撃が始まる。先手は余して勝ち、という楽な展開なのかと思ったのだが、▲1八銀が気持ち悪いのでそれほど形勢が離れているわけではない。

95手目の竜を作ったあたりでは先手が良いのではないかと思う。端に遊ぶ駒は双方あるものの、玉形が大差だ。

111手目で王手金取りが決まり流石に勝勢。しかし、どこまで行っても一手違いとは良く言ったもので本局も一手違いの勝負だった。

アマとしてはすれすれな勝負にみえるがもしかするとA級棋士同士の中ではある程度先手が指せる状態が延々と続いていたようにも思われる。

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三浦弘行プロが最近中座飛車を用いないのはどういう理由なのか?というのは気になる。特に一手損中座飛車にはまだ面白みがあるとおもうのだが使わないというのは関西若手棋士との研究における何か、が理由なのだろうか。


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Tag : 横歩取り 三浦弘行 丸山忠久