糸谷プロらしさ 第19期銀河戦Cブロック4回戦 ▲糸谷哲郎vs△遠山雄亮

棋譜はこちらで。

後手遠山雄亮プロのゴキゲン中飛車に先手糸谷プロが▲3七銀急戦から例の5五の地点で先手が蓋をして、後手の飛車を5六の地点に閉じ込める将棋に。

ただし、これまで見たことのない蓋の仕方で、手をつけるだけ付けてから蓋をしたのが先手の工夫。従来型は先手の飛車が窮屈だったが、このやり方だと大上段に大威張できるので大違いだ。

37手目に▲6八銀と引く手が利いて相当気持ちが良い。従来型だと歩を垂らされて受ける形だったが、飛車が5四の地点にいる関係でそれが無いのも大きい。

飛車の裏に歩を打つのは相当後手としては面白くないが2二や3三の地点では受からないので仕方ないか。(4四の地点はあったかもしれない)。

40手目の時点では▲飛△銀桂香の三枚換えだが、5筋でのと金生成があるので、そして振り飛車側の左翼の駒が全く働いていないので先手が最早良さそうだ。

70手目の局面は手番は後手、玉の堅さも後手、駒の損得もやや後手だが、後手が拾える駒が無いのに対して、一手余裕が出ると駒を拾える先手、ということでこのあたりは先手の糸谷プロが得意の受けで余しに掛かっている、ということだろうか。

攻め手がない後手は8筋9筋に転戦するがそこでもまた糸谷プロらしい応酬を見せて、何と言うか相手にするととてもムカつくだろうなあという指し方というか、気づけばボロボロに駒損にされていて最後も投げ場らしい投げ場もなく、無残な投了図となった。

多分、糸谷プロの森内策を前提とした研究だったと思われるが、その後の進め方がなんとも糸谷プロ風味で面白い。ノータイム指しがまたもや炸裂したのかどうか?については放映を観ていないので分からないのだが、恐らくそうなのだろうなあ、と思う。


遠山流中飛車急戦ガイド (マイコミ将棋BOOKS)遠山流中飛車急戦ガイド (マイコミ将棋BOOKS)
(2010/07/28)
遠山 雄亮

商品詳細を見る



マイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイドマイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイド
(2009/11/17)
遠山 雄亮

商品詳細を見る
関連記事

テーマ : オセロ&将棋&囲碁&チェス - ジャンル : ゲーム

Tag : 遠山雄亮 糸谷哲郎 ゴキゲン中飛車

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)