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鈴木大介九段が最近ヤバすぎる件。対▲中村亮介六段戦(第61期王位戦予選)

もともと棋戦優勝2回、早指し戦とはいえ勝たれていますし、タイトル戦挑戦も竜王戦・棋聖戦とありますし、A級も確か4期くらい、18歳?でプロ入りしているので一流棋士と呼ぶに相応しい実績を残しているわけですが、それにしてもすごい。

何がすごいかというと、このソフトでの研究全盛な時代に、多分理事の仕事も忙しいだろうし、言い方は悪いですがノーマルすぎるノーマル四間飛車とかで穴熊を二連破し、昨日も後手番の謎雁木で途中まで優位を築き、若干苦しくなってからも△59銀という必殺の狙いを秘めた罠を張り勝ちきってしまう…という。

最後に好成績を残していたのが2007年、干支が同じイノシシ…ということで、12年ぶりに滅茶苦茶勝ってます。振り飛車受難の時代でA級から落ち、一手損を取り入れるも上手く行かず(本当かどうか分かりませんが叡王戦の見届人のときに聞いた話では一手損で23連敗とかされているそうです)、理事にもなり……。普通なら更に勝てなくなる気がしますが、多少の不利でも引き離されずに才能と技術で逆転して勝ちきってしまう将棋が多い。

プロは全般的に早見えですが、鈴木大介九段はその中でも圧倒的に早くて筋の良さ、あとは形勢判断の確かさを感じます。センスの良い手といえば居飛車だと郷田さん、振り飛車だと鈴木大介九段、というかんじ。

全部ノーマル四間飛車だと流石に辛いと思いますが昨日のように後手番で居飛車、雁木などが使えるのであれば持ち前のセンスでストレートとカーブとフォークだけで二桁勝利する投手のようにこのまましばらく勝ち星を稼ぐかもしれません。

昨日の将棋の感想に戻ると、勉強になったのは80手目の△88歩成りからの手順です。この辺の慌てない感じが如何にも振り飛車党、ノーマル四間飛車で穴熊を屠る狩人の手順でした。

終盤、形勢の良かった時間の長さ、相手が秒読み…ということを踏まえて評価値でいえば大きく下ブレしないような手を続けて行きます。そして罠を張り見事に△59銀-△77銀が炸裂しました。

前回好調時のレーティングとしてはトップテン入り(2008年11月に7位。1763点)をしています。現時点で1680点(37位)です。(http://kishibetsu.com/rankingP/1213.html)。これ見るとR点が昔よりも上下に長くなっているのかもしれません(今の10位は斎藤慎太郎さんで1816点です)。

今期この後に控えている対戦では近藤誠也が強敵ですが他は十分に勝ち負け以上の力関係と思いますので是非センスの良い手と逆転の豪腕っぷりを見せてほしいです!

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テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 中村亮介 鈴木大介

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