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将棋ソフトを活用した勉強方法。とソフト評価値に関する雑感。と叡王戦第一局。

さて、ソフトで勉強について。ぶっちゃけると平手将棋の勉強はもはややってないです…。将棋ウォーズを通勤時に指すのと棋譜中継みるのと、Twitterで回ってくる毎日詰将棋の単手数のを眺めるだけ(解くとは言ってないw)。

そんな私ですが、最近色々得難い経験をし、思うところあり、もう一度真剣に将棋を勉強してみようと思ったのです。駒落ちだけどw

普段使ってる自宅のノートPCに早速ソフト「dolphin1/orqha」を入れました。将棋GUIというのをビューワーには使っています。

普段プロ棋士に教わるときは、飛香落ちか飛車落ちです。飛香落ちは優秀な定跡があるのでいいとして、問題は飛車落ち。駒落ち定跡を勉強する気持ちがないので苦笑、とある独自システムを使っているんですが、それを洗練するためにソフトを導入しましたw

このソフト、24のレートでいうと、どのぐらいあるんでしょうね…。ソフト同士の対戦でのレーティングで4400ぐらい、という恐ろしい数字なんですが。調べてみるとこのレーティング、ほぼほぼそのまま24のレートと考えて差し支えない模様…。(参考:http://urx3.nu/CuOV )

これは強すぎて神の視点になっている可能性があり、特に平手の均衡した局面などを調べても人間、特に私レベルの人間では使いこなせない気がします(細かく戦型分析してそれをきちんと理解して使える人には相当有効でしょうが)。

なので駒落ち。ソフトで駒落ち研究するガチ勢はあまり居ない気がします(いるかな?)。一応、普通に指すとこうなるかな?という局面まで進めて、そこから検討モードで候補手5手ぐらい表示させて動かしていくんですが、これがすごい。

駒落ちという、明らかに差異のある局面においては必勝法は無理にしても有効な方針がかなり分かります。飛車落ちだと初期値で上手のマイナス千点~千二百点ぐらいなので、アマレベルの悪手・疑問手2発ぐらいでひっくり返ります(実際には一発でほぼ均衡するので悪手だと一発、疑問手だと二発っていうイメージ。あとはプロ棋士の緩め方次第w)

しかし上手・下手ともにソフトの検討を観ながら指すと、下手の指し回しが絶品すぎて唸ります。私の独自の駒組みでこのへんまでは進むかな?という局面から少し進めてみると更に差が拡大しており、1600点ぐらいの差になっています(ちなみに想定局面よりも手前の局面で検討モードで想定局面まで進めようとしてみると、上手側が無理気味に仕掛けてきましたので、組み上がればかなりやれるということでしょう)。

さて、さきほど「検討モードで候補手5手ぐらい表示させて動かしていく」と書いたんですが、これかなり重要だと思います。ニコ生の叡王戦(やその他の対局放送)では、評価値だけが画面に出るのでわかりにくいんですが、候補手を評価値順に五手表示して局面を進めていくとあることが分かりました。そしてそのわかったことは直感的な感覚と非常に近いものがあります。

それはなにか?というと、「勝ちやすさ」「負けやすさ」です。

下手の手を指す時の候補手とその横に出てくる評価値をみると、次善手どころか3・4番手の手でもそこまで評価値が落ちないんです。しかし上手の手は既に最善手と次善手の数値の差異が100点、下手すると200点ぐらいあってそれより下はもう全然話にならない点数。

数値で書くと、下手の候補手は

1:1,600点
2:1,550点
3:1,535点
4:1,450点
5:1,400点

みたいな感じで並ぶのに対して、上手の候補手は

1:1,600点
2:1,300点
3:1,000点
4:800点
5:600点

みたいな感じ。

なので、人間が指す時の考え方としては常に最善手が指せるわけではないのでその局面での「候補手5手の評価値」の標準偏差、みたいなものも視覚化されると面白いのではないか?と思いました。

標準偏差が大きければ、見えている最善手の点数が大きくても逆転しやすい将棋であるといえる可能性があります。逆に小さければ、負けにくい将棋だと言えるでしょう。

この前の叡王戦第一局はまさに66同角ぐらいまでは標準偏差が大きく、永瀬さんが逆転して自陣に駒を投入しはじめた辺りでは「候補手5手の評価値」の標準偏差が小さくなっていたように思います。

付けくわえて書くと、永瀬さんの将棋というのは評価値ではなく標準偏差を小さく小さくしていく指し回しだとも言えるかもしれませんね。

以上、長くなりましたが、この前ツイートしたこと(こちらです↓)を細かく書くと上記のような感じになりましたw


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