久保利明王将、相穴熊の激闘を制す 第76期順位戦A級6回戦

第76期順位戦A級6回戦、久保利明王将(2勝2敗)と屋敷伸之九段(1勝3敗)は相穴熊の激闘を久保利明王将が制した。

後手の久保が中飛車、それに対して先手の屋敷は持久戦模様に。双方四枚の金銀で穴熊を構築したため細い攻めを繋ぐことに苦心する細かい手の続く展開に。中盤まではどちらが良いのかわからない押し合いが続いた。

100手目あたりではなんとなく先手が良さそうな感じだったがここで上手く久保さんが一手先に受ける大山流の指し回しを見せて自陣に馬を引き付けたところでは、厳密な形勢はまだ先手が良いかもしれないが、後手の元気が出てくる雰囲気になっている。
人間同士の戦いではこういう雰囲気こそが重要な気がする。自陣に馬を引き付けさせない為の手が100手目あたりからの先手の手順として何かなかったのか?が気になる。

95手目の75歩は序盤の後手の構想ミスを咎める意味では指したい手。同銀は必然。98手目の84歩もただ受けただけの手で後手は嬉しくない。


この局面で何かなかったか。

ここでは控え室の推奨は64歩だった。角を支える歩でと金攻めの土台となる一手。ただ後手にじっとと金を58に逃げられて逆に先手が忙しくなる可能性もありそう。

代えて、単純に将来馬を71に引かせないためだけの手ではあるが27歩と馬の行き先を打診する手はなかったか?同馬ならば飛車でと金を取れる。
ただ67の地点から相当食いつかれそうだし、角と成桂を自ら後手の馬に釘刺しにさせてしまうので怖いかもしれない…。

99手目からの一連の手順、後手の久保さんが幻惑的というか、馬を自陣に引き付けることができる展開に持ち込んだのが上手かった。
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テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

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