佐々木勇気が走る!(6月13日の順位戦C1の感想)

今期は佐々木勇気が走るんじゃないか?と思います。

C1は昔から煮詰まっていて、強い人しかいないので1敗でも順位が下だとどうか?という感じ。過去の昇段者の平均負け数でいうと、71期から75期までの過去5年間10人でなんと1敗。(全勝一人、二敗一人。あとは全員一敗)。

というのは、多分所属していて昇級を狙っている人達全員知っているんでしょうけど。しかし早速初戦で有力な候補二人が負けました。

一人が永瀬さん。誰もが認める実力、高勝率ですが、微妙に順位戦では空回りしています。昨晩も指し直しになった局、序盤が流石にこれは作戦負けになるのでは?という展開でした。あとは天才を相手にするとやはりどの棋士も本気を出してくるという面もあるかと思います。

特に高橋道雄先生は名人まであと一歩まで行った、複数タイトル保持していた棋士なので。矢倉と横歩という、両方とも得意の形であったことも大きかったかもしれません。

もう一人が青嶋さん。対戦相手が豊川さんということでちょっと流石にこれは厳しいかな?と思っていましたが、先手の新型雁木に対する豊川さんの構想が良かったですね。菊水矢倉、しゃがみ矢倉。一時期、女流タイトル戦に矢内さんが沢山登場していた頃に多用していたので矢内矢倉とも呼ばれていました。

雁木は低く構えて攻撃する形ですが、低さには低さ、としたのが良かった感じでしょうか。先手の青嶋さんの角上がりから桂馬跳ねが若干陣形を上ずらせたというかサッカーでいうとバイタルエリアが空いてしまった感じ、でしょうか。

この二人が負けた結果、上位陣4名のうち、抜け番の千田さん以外全員負けという(小林裕も佐々木勇気に負けた)。


で、対戦表をみていて誰が今期はあがるのかな?とみていて思ったのが、冒頭の佐々木勇気。

順位が6位と悪くなく、対戦相手がキツすぎないのがポイント(ゆるいとは言わない。C1以上はどこまで行っても相手が強いので)。永瀬と青嶋は四回戦で潰し合うのでどちらかは最低でも2敗するのが大きい。次に上がりそうなのが、順位2位で昨日は抜け番だった千田。ここも当たりがそこまでキツくない。全勝まであるでしょう。順位が下でチャンスがありそうなのが船江と高崎。ただ上位陣が1敗までしかしない可能性があるので全勝の必要あり。


という感じでしょうか。


今の30代前半から20代の棋士たちは総じて努力を続けていて、しかもようやく羽生世代が世代交代を許してくれる感じになってきたのでここからが俺たちの時代だ!と思っていたはずですが、藤井聡太の登場により55年組状態どころか、一時代すら築けない可能性がでてきました。今の藤井聡太の連勝をみて、より一層精進してくることでしょう。

これから藤井聡太と対戦していってどういう結果になるのか、今から楽しみですね。
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基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

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