昨日の将棋の感想。(17年6月8日の順位戦など)。


私が居飛車党なので、相居飛車の将棋で作戦的に面白かったのを取り上げます。

ちなみに三浦vs久保戦ですが、先手が角を切った手からはどうだったのでしょうか?
解説コメントもあまり読んでないのですが、振り飛車側がありがたい展開だったように思いました。
まだ三浦さんは本調子じゃないのかもしれないな、と少し思いました。

面白かった序盤があったのは以下の三局。

▲村中秀史六段vs△大橋貴洸四段:後手の袖飛車
▲長岡裕也五段vs△遠山雄亮五段:先手の桂馬単騎の攻め
▲渡辺正和五段vs△佐藤和俊六段:後手のソフト発案雁木

以下、それぞれに簡単に感想を。

▲村中秀史六段vs△大橋貴洸四段:後手の袖飛車
大橋プロの服装がツイッター上では話題になっていました。プロは目立ってナンボ、なのでとても良いことと思います。
作戦がなかなか凝っていて、左美濃+袖飛車。しかも序盤から中盤にかけては優勢だったように思います。

時間のない村中さんが上手く粘り強くさして逆転。70手台の応酬のどこかで後手に良い手があったのでしょうか。角がなくなってからは後手の攻めが細くみえました。
あとは持ち時間が2時間余っていたのでそれを70手台のどこかで投入してほしかったです。


▲長岡裕也五段vs△遠山雄亮五段:先手の桂馬単騎の攻め
この将棋はびっくりしました。
角換わりの序盤と言っていい局面で、先手が省略出来る所をすべて省略して桂馬を単騎で跳ねました。ソフト発の桂馬単騎よりも条件が悪い(53の地点に駒が3つ利いていて、71の地点も銀が利いている)のに、単騎跳ね。これで上手くいくの?と思いましたが中盤のワカレは先手が指せるということなので本当にびっくり。私の序盤手順的にこの作戦は投入できるので少し勉強しようと思いました。
どこで逆転したのかはちょっとわからないのですが、先手が守勢に回った展開となり、後手がはや逃げしまくっていたのがよかった、先手の居玉が祟る展開だった、という印象をうけました。遠山さんはブログに対局内容を書かれてるのであとでチェックしたいと思います。

▲渡辺正和五段vs△佐藤和俊六段:後手のソフト発案雁木
これは最近流行しつつあるという噂の、新タイプの雁木です。本局の攻めをみる限りだと相当優秀ですね。これも私の序盤手順でいえば導入可能なので試してみようと思います。
細かくは色々ありますが、雁木側だけ角を打たれる心配がなく、先手は常にその制約を受けつつしかも先行されている…という。ほぼ圧勝といっていい内容でした。


最近のプロ将棋はソフトの影響が良い方向に出ていると観る将棋ファンとしては言ってもよいと思います。
ただ、プロの中には勿論ソフトを参考にする人もいれば、それを潔しとしない人もいます。個性をどこまで表現するのか、どうやって生き残っていくのか、その両方のバランスが難しくなってきたように思われます。

以下、私が購入できたはずの、藤井聡太扇子の顛末をお知らせして〆とさせていただきます。


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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

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