藤井聡太四段、23連勝に。(YAMADA杯三連勝)

いやーすごかった。

昨日も対戦相手のレーティングからみて連勝するだろうとは思ってましたが、そこは早指し戦なので何があるか分からない。そこまでは思っていましたが、二局目の阪口悟五段との対局であんなことが待っていたとは…事実は小説より奇なりを地で行く、将棋の神の子、将棋の神に愛された男、藤井聡太というのを再認識しました。

以下、簡単に昨日の三局を振り返ります。

初戦の都成竜馬戦は序盤、都成さんが趣向を凝らしましたが、イマイチでしたでしょうか。普通に考えると17手目の▲3五歩で先手が指しやすくなる展開が見えます。個人的には27手目の▲5九角が良い手だなと思いました。玉の囲いは最小限にして、金銀をあまり動かさずにうまく組み立てていく藤井聡太さんの特徴が出ている将棋でした。終盤の寄せもいつも通りの見事な収束。

二戦目の阪口悟五段戦。これが本当に危なかった。阪口さんの実戦的な作戦、美濃から穴熊に囲う将棋は、昔だと神吉さんが得意にされていた気がします。神吉さんも早指しでの穴熊で大物を食うことがよくありました(谷川先生とか森内さんとか)。そういえば体型も似ていますかね…。

先手の藤井聡太さんが後手に馬を作らせながらも飛車を捕獲し、検討しているプロとしては先手優勢とのことでしたが、アマとしてみるとやはり穴熊の実利は大きく見えました。後手良しとは言わないまでも後手にも十分紛れはある、という感じ。しかし藤井聡太さんの穴熊後略はさすがでした。金銀を確実に二枚剥がす手順はごちゃごちゃしがちな穴熊戦において非常に勉強になる手順でした。

終盤、藤井聡太さんの寄せ間違いで終局の三手前ではまさかの必敗になっていましたが、終始苦しかった阪口五段はKKK状態(急に・勝ちが・来た)で、うっかり豚死筋を選ぶという驚きの展開でした。先日の澤田真悟さんとの将棋でも詰み筋に陥れて勝ち、という将棋でしたが、羽生マジックならぬ聡太僥倖がここでも炸裂。ただし対振り飛車に不安をやはり感じさせるものが若干ありました。

次なる宮本広志五段も振り飛車党。おそらく反省して居飛車穴熊を選択するだろうと思っていると相穴熊になりました。この将棋も序盤はやや作戦負け気味でしたが、と金を捨てる手筋からペースをつかみ、終盤は安心して見ていられる感じでした。

あのと金捨ては、炎の七番勝負における斎藤慎太郎戦、▲2二銀成りと捨てた手を思い出しました。角のポジションを悪くすることが有効なのだなと非常に勉強になりました。

次は10日の叡王戦。梶浦四段との対戦、勝つと都成or井出四段ですね。

最後に私のツイートを紹介。。

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基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

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