天彦、よーやった!

王座戦の第二局。先手番の佐藤天彦が見事な勝利でした。

角換わり腰掛け銀の先手番は20年も30年も、もしかしたらもっと前から、一応先手番のエースとして君臨している作戦です。

これを極めて頂点に上り詰めた棋士は多い。矢倉との二枚看板なわけです。相手が誰であろうとも先手番で角換わり腰掛け銀やれば勝てる、そういう絶対的な速球投手型のエース。

糸谷もそうでしたが、やはりこれをもって羽生さんをやっつけねば始まらないわけです。矢倉よりも作戦の主導権というか、幅の狭さゆえに準備のしがいと、どの道順に行ってもそこまでややこしく無いので、実はアマ向きのような気がします。

攻めの手順というか組み合わせも適当に突き捨てて持ち駒の角の投入時期とポイント、桂馬と銀の活用…くらいなので、雑にやってもそこそこ攻めれる。ま、適当すぎると切れやすいデスけどね…。

今回の序盤は後手番がかなり勝っているらしい形なので興味深く見守っていたのですが、攻めさせて余してほぼ中折れ…じゃなくて中押しに近い勝ち方でした。

追い込まれてからの羽生さんは更に強いので、後手番は大胆に。あるいはなりふり構わず。もしくは諦めずに。

先手番はやはり矢倉か角換わり腰掛け銀。相手が変化してもしっかり勝ち切る。そういう感じで是非。

天彦さんはタイトルを必ず取れる棋士です。どうせ取るなら早いほうがよい。マグレの無い世界で世代トップを子供の頃から続けてきたわけですし、弛まぬ鍛錬の日々だったわけですからこのタイトル戦は頑張って欲しいですね。

糸谷、天彦…となると泥臭さというか力強さがタイトル戦で突き抜けるための一つポイントなのかな?という気はしますね。

この前の糸谷竜王の順位戦後手番はすごかったです。昔からの妖しげな糸谷テイストに加えて諦め無いところ、緩まないところ、着実に個性を保ったままに成長してるんだな~と、この前のNHK戦と合わせて思いました。

今の天彦さんは実力の充実だけではなく勢いを感じます。次の後手番で勝って欲しいです。気合が空回りしない程度に、とはいえ用意周到な後手番作戦で臨んで欲しいと思います。

天彦さん、頑張って!














関連記事

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)