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一直線の行方 第54期王位戦第1局▲羽生善治vs△行方尚史

封じ手は△1二歩。穴熊を見せて先手にけん制させて、一転、軽く突き捨ててから攻め合いの先攻を目指す手順をとった挑戦者の行方尚史

羽生善治王位は、6四に角を投入して飛車を7筋にずらしてから伸ばした2筋を絡めつつ、4筋から反撃する。

この手順は羽生善治が、角換わりのスペシャリストである丸山忠久に用いた手順。どちらかに準備があるのか?だがよくわからない。渡辺明の場合これが準備なのであれば、一日目に出現していても驚かないところだが、行方尚史の場合はどうなのだろうか。

59手目の局面は後手がかなり怖そうにみえるが、後手は手番をいかしてどこまで猛攻できるか。4筋の歩成りを単純に受ける手では勝ち目がないので、ここでどのぐらいポイントを稼げるか?が重要と思われる。

解説の佐藤秀司プロは先手持ち、控室に梅田望夫氏と現れた西尾明プロは後手もちと割れている。個人的には、7・9筋の突き捨てもあるので後手の猛攻が効きそうな気がするのと、あの香車上がりが終盤に効いてくる日がくるような気がしている。

・・・と思ったら、いま夕方なんですが、その香車上がりが全然効いてきませんでしたw

一直線の攻め合いを、慎重派っぽい、あの行方さんが選んだので何かあるのかとおもったんですが、なかったですかね。解説のプロ棋士の評価がついに先手よさそうで一致し、確かにシンプルに飛車を成りこんだ手が厳しそうな状況にみえます。

結局、香車上がりの顔を立てる手は出たのですが、一直線の先に待ち受けていたのは後手の行方尚史の敗戦でした。


とはいえ、まあまだ後手番での負けなのでダメージは少ないでしょう。次の先手番に期待です。




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Tag : 行方尚史 羽生善治 角換わり腰掛け銀

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