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人間負け越し? or 回避! ▲ボンクラーズ改Puella α(伊藤英紀) vs △塚田泰明九段

さて、遂に「▲ボンクラーズPuella α(伊藤英紀) vs △塚田泰明」の対決があと24時間を余裕で切りましたので、ここから全裸正座、かつお風呂に入りながら開始を待ちたいと思います。

で、ここまで1-2で来てますので、ここで人間が負けると最終戦を待たずして人間の負け越しが決まってしまうので、是非塚田泰明九段には頑張って欲しいところです。

では塚田泰明九段がレーティングでどのぐらいなのか?をちょっと見てみますと、全棋戦レートで1500ぐらい。ほぼ棋士の平均値ですね。第二戦の佐藤慎一プロと同じぐらいです。

(ちなみに前回熱戦を演じた船江恒平五段は全体で30位ぐらい、1650点とかです。)

対するボンクラーズPuella α(伊藤英紀)のレーティングは、伊藤英紀さんのブログから引用するとこんなかんじです。

かなり長いので箇条書きに要約しますね…。

・将棋倶楽部24における人間の歴代最高レーティングがピークで3200台、普段は3100台。(bonkrasが指していた頃である11年末の時点で)

・bonkrasは24でピーク値3364、通常3300台であり、24の人間トップより約200上だった。

・24の人間トップは、棋士レーティングでR1600くらい、と推測できる、24登場時のbonkrasは棋士レーティングで約1800相当、と推定できる。

ボンクラーズ/ Puella αは、5月の選手権ごとにバージョンアップしており、以前のバージョンに対してほぼ2勝1敗ペースで勝ち越す

・レーティングで120差に相当し、100近くは上がっている見込み。

・更にハード面の進化があり、2世代でほぼR50程度上がっている

・これらを合計すると最新のPuella αはR1950程度、となる。

・人間の棋士レーティングトップがだいたいこのぐらいの数字であり、これはレーティングからみて、名人クラスであることを意味している。

現状認識@2013年4月



という感じですね。


私が以前推測したアプローチにほぼ近く、私も大体同意するところです。ただ将棋倶楽部24の母集団を思うともう少しプロレーティングへの当てはめ値(初期値)は下であってもおかしくないかなと。

要は人間、特にプロ棋士が長時間になったときの検討手順の深化とアマチュア群による検討の深化というのはかなり差異があるように思います。

コンピューター将棋も深化するでしょうがツツカナが見せたような水平線効果によるウッカリがヒューリスティックな判断で回避しきれない可能性。(逆に人間もヒューリスティックによるウッカリもあるのでお互い様、という話もありますが)。

なので1900台は大げさだとしても、船江恒平五段との接戦をみても(統計的に有意な回数試行した場合)1600以上はある可能性は高いでしょう。それが将棋として序盤の美しさを伴わない可能性も高いのですが(笑)。

となると、塚田泰明九段とボンクラーズ改めPuella αの対戦においては、Puella αのほうが勝つ可能性が高いということになります。

塚田泰明九段は、どちらかといえば順位戦適性のほうた良い棋士なので、先後が決まっていることはメリットだと思いますが、順位戦ほど時間が長くないことが懸念の一つです。第三局の後のインタビューでも、「だから私は長時間でやりましょうと言ったんですがね」と苦笑していました…。

まさ再び、伊藤英紀さんのブログから戦前予想を引用します。

【勝敗予想:Puella α】

勝敗予想。レーティング300差ならば勝率84.9%。6,7回に1回は負ける計算になります。なので、塚田さんが勝つ可能性も十分あると言えます。

正義のヒーロー・塚田九段が、侵略者・コンピュータと戦うために立ち上がった!絶対絶命のピンチに陥りながらも、最後には悪の首領・伊藤を倒し、棋界に平和を取り戻す…というドラマティックな展開も十分あり得ますので、期待して見ていていいのではないでしょうか。

現状認識@2013年4月




とのことです。こういう言い方が適切かどうかわかりませんが、理系人間の悪いところが出てしまったような言動…というか某特定ワードが幾つか思い浮かびますが、ある意味対立構造をプロレス的に作って盛り上げてくれている…という見方もできます。(それを意図してやっているか、無自覚にやっているか?は判断つきませんが…)。

根拠としているレーティングが私の予想よりもちょっと高ぶれしているので、個人的には85%の勝率ではないと思っています。ただしコンピューター将棋が勝つ可能性のほうが、50%を超えていることは残念ながら確実だと思っています。

先後決まっていますが、戦型の予想が全くできない状態です。コンピューター将棋側が変化して勝負になる、という状況があるというのもありますが、今回のPuella αは特に変な序盤を意図的に狙う可能性は低いと思います。

塚田泰明九段も一発で負けるような将棋ではなく、ある程度じっくりした、斬り合いに持ち込まない将棋にする可能性が高いのかなと。その場合の懸念としては、組み上がった時点で既に為す術がない、という展開。

コンピューター将棋には米長邦雄永世棋聖が採ったような極端な待機作、盛り上げ作戦じゃないにしろ、似たような作戦が有効である、というのが通説となっていますが、伊藤英紀さんのコメントを読む限りだとすでに入玉対策はされているそうですし、割りと危険な気がします。

よって私は相居飛車であれば相矢倉の最新形を期待したいです。

まだ振り飛車、対抗型は出現していませんがこのまま出ないような気もしますね。コンピューター将棋が振ってくれたら、ひとつのチャンスでしょうが、なさそうかな…。

どっちが勝っても、事前の雰囲気がプロレス的なので対局後のインタビュー・記者会見が楽しみです。

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