NHK杯▲渡辺明二冠vs羽生善治三冠、後手の無理やり矢倉から25連勝ならず。

さて、NHK杯。テレビで見てないんですが、渡辺明二冠のブログやTwitterや将棋ブログ界隈を見ているとどうやら渡辺明二冠が初優勝したようです。

それもほぼ圧勝に近かったと。これは完全に渡辺明時代の幕明けですね。遂にワタナベアキラ号、牡28歳、馬体重-5キロ、騎手めぐみ。遂に本格化しました。元々最終コーナー回ってからの伸びのある末脚には定評があったんですが、まだ若い頃はチャカつくわけではないにしてもちょっとよそ見するところがあったんですよね。夏休みに毎日棒アイス1本食べたりとかw

基本は自分でペースを握っての軽い逃げか先行なんですが、特に後手番で横歩取りによる逃げを中心にしていたのが、△8四歩からついて行く展開も学んだのが大きかったんでしょうね。

やはりクラスがあがって重賞レースで古馬と当たるようになってからは、逃げ一辺倒では勝てないと見たんでしょう。騎手の伊那めぐみも馬の特性をよく理解していてね、手綱も鞭も殆ど使わない…ように見えてちゃんとつかってるんだな、これが。使ってることが馬にバレちゃうと馬のほうが拗ねるから、そのへんを自然体で無意識のうちに理解して体現してるよね。

今回は最強の敵、ハブヨシハル七冠馬が思いっきり負かそうというよりはやや消極的な作戦に出ましたね。正直戦型が無理やり矢倉だと聞いて「これは先手の勝率七割だろうな」とTwitterでつぶやきました。多分、冗談抜きでこの戦型での重賞クラスの馬の先手勝率はこのぐらいあると思うんですよ。

で、途中図を見ましたが後手陣の歪みっぷりがすごかったですね。道中の不利があったんでしょうが二筋、五筋、そして七筋と3つのコーナーで二段目に歩を打たされてる。ここまで展開のあやはあったとはいえ、後方に追いやられてはマクる可能性も少ないですよね。

最後は決め手級の▲5六角という攻防の角があり、勝負あり。ハブヨシハル号は負けるつもりがあったわけではないのでしょうが、本格的な将棋で相手にまた間合いを吸収されることを避けたんじゃないか?というような印象を受けましたね。ここから三冠vs四冠での七冠戦争が始まる可能性があるから。あるというより高いんじゃないでしょうかね。

事実は小説より奇なりといいますが、私がこんなあらすじ書いたら絶対に笑われちゃうよなあという展開ですよね。今年の夏競馬は本当にアツくなりそうです。やっぱり競馬っていいですね!

(以上、棋譜をみてないので誤魔化し誤魔化し、競馬にたとえて書いてみましたw)


毎月16日発売なんですね。

NHK 将棋講座 2013年 04月号 [雑誌]NHK 将棋講座 2013年 04月号 [雑誌]
(2013/03/16)
不明

商品詳細を見る


関連記事


関連するタグ 羽生善治 渡辺明 矢倉

テーマ : オセロ&将棋&囲碁&チェス
ジャンル : ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんにちは。面白く拝読しました。

一つだけ「負けるつもりがあったわけではないのでしょうが、本格的な将棋で相手また間合いを吸収されることを避けたんじゃないか?」が気になりました。いくつか質問したいです。

1. 羽生さんには過去にもそういう傾向が見られたのでしょうか。

2. 過去の記事でむしろ「羽生さんが対局を通じて相手の間合いを吸収し、見定めて以降、圧倒的優位を築く」という傾向を指摘されていたような気がします。もし、渡辺さんとの関係でその逆になっているとすれば、それはどういうことでしょうか。(先を行くものと、後から来るものの関係? あるいは、たんに個人と個人の力量の関係? それとも??)

3. 「手の内を見せない」ことで先のより重要な勝負にかける、という考えは分からなくはないのですが、

(1) NHK杯の5連覇ってのはそんなに重要度の低いものなんでしょうか。
(2) それよりなにより、そんな姑息なことを考え出した時点で、相手との関係において負けになっている、という気がしないでもありません。王者たろうという人が、そんなこと考えるものなのでしょうか。

「分からん」とおっしゃるかもしれませんが、非常に興味深いことなので、ぶつけさせていただきました。
将棋観戦記のtwitter
将棋観戦記のプロフィール

将棋観戦

Author:将棋観戦
「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

将棋観戦記の人気記事
将棋観戦記の記事カテゴリ
将棋観戦記の最近の記事
将棋観戦記アーカイブ
将棋観戦記の記事検索
将棋観戦記のランキング
[ジャンルランキング]
ゲーム
200位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ボードゲーム
5位
アクセスランキングを見る>>
将棋相互リンク