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電王戦について(その3?)

間が空いたので、その3なのか分からないがとりあえずその3ということで。

遅ればせながら電王戦の記者会見のような、ニコニコの動画をタイムシフト視聴した。プロ側のコメントをメインに、双方のやりとりを見ていたのだが。

プロ棋士側は正直それほどコンピュータ将棋の実力がわかっていないような気もした。その一方でコンピュータ選手権の様子を知っていたりするのである程度強さを知ったうえで話している可能性もある。その辺のわかってる具合がよくわからなかったが、受けた人たちは一様にみな純粋に見えた。

特に 阿部光瑠(あべ こうる)プロの話す姿を初めてみたが、私の身内のものに青森の人間がいるのでその暖かい喋り方に好感を抱いた。この電王戦の発表会で一番の目玉となったのは、「対戦棋士にコンピュータ将棋を貸し出すか?」という点。

最初の対戦となる、阿部光瑠(あべ こうる)と習甦(しゅうそ)においては、阿部プロが相手が了解してくれれば…と言えば、習甦の開発者の方も快く貸し出しますと答えた。

ここで会場が和やかな雰囲気になったと感じたのだが、二人目の佐藤慎一プロが同じく借りれるのであれば…と言えば、PONANZAの開発者の山本氏がニコヤカに「勝負なのでお断りしますwww」と答えた。

この時の佐藤慎一プロの表情をぜひ見てほしい。明らかにむっとしているw そしてこの佐藤慎一と山本氏という組み合わせが何とも言えない味わい。緊張すると笑う人や、意味なく笑顔で話す人もいると思うが、山本氏はその典型だろうか。この天然同士のやりとりはひとつ見どころとして加わった感じがする。

ここで雰囲気はぐっと悪くなるが、その後、ヒールといえば元祖この人、という伊藤英紀さん。この人の発言が意外に真っ当だった。真っ当だったのだが、米長邦雄が病床でもし見ていたとすれば、この言葉をもって憤死したとしてもおかしくない発言だったのがこの人らしい、いわゆるアスペルガー的なものだった。

電王戦のPVをみて、米長邦雄氏がやけに痩せ衰えているのでもしかすると・・・とは思っていたが、この伊藤英紀さんの発言で失意の中で亡くなったのではないことを密かに祈っています。。

どういう発言だったかというと。

「第一回の開催前はどうぞお使いください、という気持ちだったが、貸し出した結果が、コンピュータのアラ捜しというか、隙をつくような戦法をとられてしまった。それでは観戦者にとっては興ざめなところもあると思うので、普通の戦型・戦い方のために研究したいというのであれば」

というような発言。

米長邦雄、全否定。まさに全否定ですw

この辺が、伊藤英紀さんの魅力だと思いますね。山本一生さんの魅力と近いKYっぷりです。やはり理系はこうでなくちゃいけない。在り方としての正しさだけがすべてであり、相手の気持ちに慮っても仕方ないわけです。老人の一人や二人憤死しても知りません。

きっと米長邦雄は一世一代の大勝負、少しでも勝ち目のある戦い方で、という結果があれだったのに、全否定でした。

ただ冗談っぽく書きましたが、私も(米長邦雄の戦い方を否定するものではありませんが)同じように思います。米長邦雄が見ているかもしれない…ということを想像しなかったか、したうえで発言したのかはわかりませんが、いわゆる正々堂々とした勝負をするためにこの電王戦の場が使われてほしいなと思います。

そういう意味では先後が決まっていることは、この第二回を(も)面白くするかなと。

もっと和やかな雰囲気での発表会になるのかと思いましたが、開発陣(若干二名)の人間性のユニークさにより、殺伐感も漂いつつ、残りのまとも系の人達がマイルドに味を調える・・・という絶妙な展開になってきました。



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Tag : GPS将棋 ポナンザ 伊藤英紀 電王戦 阿部光瑠 米長邦雄 あべこうる

コメント

No title

ツイッターではいつもお世話になってます。
阿部光瑠先生の話し方はほんと人を癒してくれますよね。
正真正銘の「癒し系」w

「対戦棋士にコンピュータ将棋を貸し出すか?」という点については
前回の措置が会長に厚すぎただけで、山本さんや伊藤さんの
答えが自然だと思いました。

一つ両方がウインウインになる方法として、ponanza や Bonkras
がやったように将棋倶楽部24への参戦がいいんじゃないかなあと。
ソフト対人間の棋譜が数取れるという点で対戦棋士もメリット。
過去参戦時ボンクラーズが富岡流や入玉形のチューニングができた
ようにソフト側もチューンアップのメリット享受。
私たちファンも観戦できる楽しさ。どこまで現在のレートがあるんだという
興味も満足できますし。
24を連盟が経営しているので連盟のさじ加減で判断できます。
これなら山本さんも伊藤さんも過去の経緯もあり断りにくいのではと。
どうでしょうかねー

Re: No title

どもどもー!

> ツイッターではいつもお世話になってます。
> 阿部光瑠先生の話し方はほんと人を癒してくれますよね。
> 正真正銘の「癒し系」w

ですよね。いやー想像できたはずなんですが、いざみてみるとあぁ、そうか。と思いました。


> 「対戦棋士にコンピュータ将棋を貸し出すか?」という点については
> 前回の措置が会長に厚すぎただけで、山本さんや伊藤さんの
> 答えが自然だと思いました。

ですね。穴をつく戦い方を誰も希望していない…。新米長玉は引退棋士だから許されたところがあるような。
戦えないことを逆に宣言してしまっているという意味で。


>
> 一つ両方がウインウインになる方法として、ponanza や Bonkras
> がやったように将棋倶楽部24への参戦がいいんじゃないかなあと。
> ソフト対人間の棋譜が数取れるという点で対戦棋士もメリット。
> 過去参戦時ボンクラーズが富岡流や入玉形のチューニングができた
> ようにソフト側もチューンアップのメリット享受。
> 私たちファンも観戦できる楽しさ。どこまで現在のレートがあるんだという
> 興味も満足できますし。
> 24を連盟が経営しているので連盟のさじ加減で判断できます。
> これなら山本さんも伊藤さんも過去の経緯もあり断りにくいのではと。
> どうでしょうかねー

ですね。これは私も賛成です。将棋ウォーズって(私は対戦しない設定にしていますが)
ポナンザが常駐してるんですよ、あれっぽい感じで。ポナンザもバグがあって、それを
つく勝ち方が解明されて、バグを直して…みたいな感じのやりとりがありました。

No title

プロの棋譜は散々使い倒して、思考エンジンも他ソフトの流用・・・。
KYというか、関わったらいけないタイプの人間ですね。

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