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第21回世界コンピュータ将棋選手権はボンクラーズが優勝 #csalive

第21回世界コンピュータ将棋選手権がGW中に行われ、ボンクラーズが優勝した。

去年、その受身の棋風に大山康晴思考ルーチンと木村一基思考ルーチンが搭載されているのではないか?という感想を残した(参照:http://shogiwatch.blog63.fc2.com/blog-entry-359.html)のだが、今回はノーマークだった。

理由としては全部の棋譜を見ておらず、Bonanzaの勝ちっぷりにのみ注目してしまったことが挙げられる。

今、あらためてボンクラーズの棋譜をみると、振り飛車でのその受けの上手さが出ていた。本家のBonanzaも自分から攻めてから粘るようなところはあったが、今回の大会においては受けに印象が残る将棋が多かったように思う。(勿論、終盤のコンピュータならではの素晴らしい寄せがあったことは事実だが)。

ただし、角道を止めるノーマル振り飛車で勝ちきったボンクラーズの素晴しさを讃えつつも、この戦い方を見る限りでは、逆にコンピュータがプロ棋士に勝てるのだろうか?というのは少し勘ぐるところはあった。

昨年の印象ではかなり最新の定跡形が登場し、高レベルの戦いが繰り広げられた印象があったが、今回の大会では、比較的早い段階で定跡を外れる将棋が多かったように思う。

全体のレベルは上がっているのかもしれないが、もしかするとトップレベルの実力自体の伸びは停滞しており、実力が拮抗することで、プロ棋士と比べた場合の弱点がより浮き彫りになったような印象を受けた。

真剣にやりにくいところはあるだろうが、まだこれだとプロが負けるレベルではないのではないかと、下から見上げての感想ではあるが、思ったのだがどうなのだろうか。

また、入玉模様の将棋で、明らかに弱点を露呈したプログラムや、決勝の場でまさかの稲庭戦法(丸山戦法、歩を動かさずに相手からの攻めを待ち受ける対コンピュータ専用作戦。)に激指がほぼ負け、という局面から相手のponanzaが千日手回避のルーチンを搭載していなかったためにかろうじて千日手、という将棋があったりと、その実力の高さとコンピュータらしさの両方がより浮き彫りになった大会だった。


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(2011/02/10)
田中 徹、難波 美帆 他

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テーマ : オセロ&将棋&囲碁&チェス - ジャンル : ゲーム

Tag : GPS将棋 ポナンザ 大山康晴 木村一基

コメント

No title

定跡同士の対決だと思考レベルが高い方のプログラムが負けちゃう事が良くあるので
わざとなるべく使わないようにしたみたいですよ

Re: No title

貴重な情報ありがとうございます!

> 定跡同士の対決だと思考レベルが高い方のプログラムが負けちゃう事が良くあるので
> わざとなるべく使わないようにしたみたいですよ

そうなんですね~。いやーなんかその話って面白いですね。プロでもチカラでこい!って力戦に誘導する展開があったりしますが、そういうのと比べて考えると面白そうです。

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