柔軟剤。 王将戦第三局▲渡辺明vs△羽生善治

渡辺明王将の連勝で迎えた第三局。この先手番をキープすればかなり防衛が近くなるし、逆にブレイクされるようだと2-2が見えてくる、そういう対局でしたが、結果は後手番の羽生三冠がブレイク。

しかし不思議な将棋でした。無理筋じゃないの?と思っていた角打ちから一気に後手が寄せきった…という。

私はプロの将棋をみるとき、ほとんど読まずに一見での雰囲気でどっちがいいのかわるいのか?というのをみているわけですが、そしてそれが当たることもあるんですが、今回は全然違いました(汗

一目こういう角打って攻めがつながる局面には見えなかったんですが、全然決まってましたね。今棋譜確認しましたが。

しかしこれで決まってるならどこがそのおぜん立てをした立役者なんだろうか?というのを振り返ってみると、歩を合わせて、飛車を一段目じゃなくて二段目に引いた手でした。これで見事に手になってるんですね。

その手前の局面で、私はやはりツイッターでつぶやいていたんですが、後手の玉と飛車の位置をみて、どー考えても流れ弾に当たりそうな感じなので、8五の地点にいるのが怖いので、だったら飛車をこの局面で一段目に引きたいぐらいだわ・・・と。そういう気持ちになる場面でした。

しかし、さすがに棋界最高峰にいまだに君臨する棋士の一人である羽生三冠は違いました。棋譜コメントはリアルタイムではあまり見ないことのほうが多いのですが、今読んでみると、単に飛車引く手も候補にあったようですね。ただ、それだけではなくて玉頭の歩を浮かせてから引く、という手もプロはさすがにこの局面がくると読みの範疇に入る。

そういうところで、曲線的な指し手が必要なところで、ちゃんとこういう手がすらすらと本線で読める、そしてそれで圧勝してしまうのが羽生先生の恐ろしいところですね。。

この手順を見たときには、あの角打ちは当然想定内でしょうし、あれが想定内ということは本譜の展開のある程度先まで、グランドデザインができていた、ということですから。

羽生先生がもし、スタンド使いだったら、スタンド名は「ファーファ」ですね。白熊ちゃんです。で、ゴゴゴゴゴ…ボク、ファーファ…ズキューン!みたいな。そういう感じです。



ふわふわの白いおててには、鋭い爪がついているわけですよ。。で、口からちろちろと覗いてる舌はハブ(蛇の)っていう。そういうスタンド。

プロ棋士、それぞれにその特徴を、スタンドみたいにあらわしてみるとかわいいと思います(小並感)。

将棋ウォーズの、広瀬さん、穴熊のあれ、はかなりかわいいですもんね。広瀬さんはヒグマですかね。蝦夷ヒグマ。

いやー全然話逸れましたけど、これで後手番落とすと2-2になっちゃいますね。すると、奪取の可能性も出てくる。すると羽生四冠ですか。そして森内竜王名人。やっぱりありえないですね、この二人は・・・。

そうなると困るので(誰が?)、ぜひ渡辺明王将には頑張ってほしいと思います。この将棋はちょっとキープしてほしかったなーと思いますが、行けると思ったらこんなにどうしょうもなくなっているとはねえ・・・という将棋でした。

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