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悪力の限界? 第五回大和証券杯最強戦 ▲山崎隆之-△郷田真隆

先手が山崎隆之で、後手が郷田真隆となれば、相掛かりは必定。

山崎隆之相掛かりは独創的な工夫が多く、見ていて面白い。角交換をせずに、歩損もせずに、ということで瞬間的な▲7七金の悪形。しかし持久戦になれば一筋の位が生きるという意味もある。

7七金-7八銀という形については、気持ち悪いが銀冠まで組み直せるので玉を7七の地点から8八の定位置に収める手法もあるので、なくはないのだろう。

ただ、後手はここの悪形を争点に戦いを開始できるので分かりやすい。悪形で得られた形勢の良さは覆りやすく、そしてくつがえった場合の苦しみは大きい。

40手目の△9三桂で何となく後手を持ちたい気がする。後手の片銀冠の別荘はできており、先手は攻めるもなく、守るもなく、という具合。

後手は仕掛けの権利だけ有し、そのまま睨み倒しの図となり、玉を囲いあったところでは後手必勝の図の出来上がり。後は中継もあるということで仕方なく指しただけ、という感じだろう。

72手目の局面の大差っぷりが何ともすざましい。



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(2010/02/24)
野月 浩貴

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テーマ : オセロ&将棋&囲碁&チェス - ジャンル : ゲーム

Tag : 郷田真隆 山崎隆之 相掛かり