羽生善治オカルト疑惑を解消?する一冊

遅ればせながら、最新の相掛かり戦法 (プロ最前線シリーズ)を本日購入した。合わせて、将棋コーナーにあり目にとまったので購入したのが以下の本だった。

勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント
(2010/02/19)
白石 康次郎羽生 善治

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某総研の方との対談本の購入については心理的な難しさを感じたが、こちらであれば未だしも、というところ。キーワードは野生(ワイルド)。羽生は、低段者にしばらく負けてない。最後に負けたのは四段時代の木村一基だという。その羽生が、この対談のなかで繰り返し語るのは例の高速道路の話と野生という話。

羽生は四段になるまで見よう見まねで、定跡を勉強し始めたのはプロになってからだという。どちらが良いかはわからないが、知識から入って強くなった若いプロに対して、何かしらの欠点というか物足りなさを感じているように見える。

野生・オカルトなどに活路を見出すわけではないだろうが、何かしらのヒントになるかもしれないと考える羽生の姿があった。また、最近のタイトル戦における、過激すぎる急戦策についても、その理由と思われる言葉が語られていた。

それにしてもタイトル戦で全国を渡り歩く生活が年の大半を占めるとはいえ、女4人、しかも義母との同居で精神のバランスを保っているのは、どんな棋戦における活躍よりもすごいことだと思う。そんな羽生さんが、家庭では料理をするのか?ゴミ出しするのか?の答えもこの本の中にある。

符号はひとつも出てこず、冒険家と交互に焦点があたる構成になっているので、将棋の話ばかりではないが、見る将棋ファンとしては一読の価値があると思う。出版が東洋経済ということで、ビジネスマン向けのカンブリア宮殿的なノリの本。

関連するタグ 木村一基 羽生善治

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