駒落ちハンデの適切な選択方法

ソフトの評価値と勝率の関係について少し調べていた。先月?それについての意見もブログに書いた。

そのときに伺った話として、以下のようなものがあった。





将棋ソフトの形勢判断の評価値を3.45で割ると、レーティング差における勝率の差とほぼ同じになる。ということです。

評価値で…

先手の+345点の場合、レーティングにおける100点の差となり、勝率でいうと63%ぐらい、というイメージ。
先手の+790点の場合、レーティングにおける200点の差となり、勝率でいうと75%ぐらい、というイメージ。
先手の+1,135点の場合、レーティングにおける300点の差となり、勝率でいうと85%ぐらい、というイメージ。

です。

これを(プロ棋士との)駒落ち将棋のハンデ検討に使うことができる気がします。

自分の将棋をソフトに解析させます。サンプル数としては10個ぐらいあれば良い気がします。
選択する際に「同程度のレベルの相手との、自分の負け将棋」を選ぶ。

解析結果をみて、逆転負け将棋に注目します。逆転負けというのは、自分の形勢がよい状態から逆転されて負けた、ということです。
その逆転負け将棋において、最も自分の評価値が良かった点数を記録していきます。
最大値、最小値、平均値ぐらいを出しておきます。

最大値が意味するのは大逆転負けです。
最小値が示すのは競り合いからの負け、です。
平均値は大体ご自身の実力、というイメージでしょうか。


次に駒落ちハンデとレーティング差を考えます。以下は、私の意見で割りと適当ですが大体このぐらいだと思います。

二枚落ち:R800点差
飛香落ち:R600点差
飛車落ち:R400点差
角落ち :R300点差


この点差を「自身の逆転負けの最大値or平均値を3.45で割った数値」に当てはめるのが良いと思います。

二枚落ち:R800点差=評価値2,760点
飛香落ち:R600点差=評価値2070点
飛車落ち:R400点差=評価値1380点
角落ち :R300点差=評価値1035点

となります。

個人的には「自身の逆転負け将棋を10局解析し、その中で最大の逆転負けだった点数」をこの選択方法に当てはめてハンデを決めるのが良いと思います。

では、この評価値というのが実際にはどのぐらいの形勢差なのか?を以下に記します。(これも個人的見解です)。

二枚落ち:R800点差=評価値2,760点=三級であればほぼ負けない評価値の差。負ける場合は詰将棋に難がアリ?
飛香落ち:R600点差=評価値2070点=初段であればほぼ負けない。
飛車落ち:R400点差=評価値1380点=三段以上であれば(時間にもよるが)あまり負けない。
角落ち :R300点差=評価値1035点=五段以上であれば(時間にもよるが)あまり負けない。

という感じ。この手合いでやれば、勝ち負けになるということです。

解析してみて、2千点以上のプラスを逆転負けしているようであれば、飛車落ち未満にしておくのが失礼のない&自身に学びのある手合いだと思います。1000点以上のプラスになると大体負けない場合は、大駒落ちで指導を受けることになりますが、人によっては飛車落ちよりも、角落ちのほうがやりやすいという場合もあるようです。

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大人のための将棋講座(の目次)

以下、大人のための将棋講座の目次になります。

【はじめに】
大人のための将棋講座:はじめに(1)
大人のための将棋講座:はじめに(2)
大人のための将棋講座:はじめに(3)


【第一章】
大人のための将棋講座:第1章 まずはルールを覚え…なくても良い(1)
大人のための将棋講座:第1章 まずはルールを覚え…なくても良い(2)
大人のための将棋講座:第1章 まずはルールを覚え…なくても良い(3)
大人のための将棋講座:第1章 まずはルールを覚え…なくても良い(4)
大人のための将棋講座:第1章 まずはルールを覚え…なくても良い(5)


第二章
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(1)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(2)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(3)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(4)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(5)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(6)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(7)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(8)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(9)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(10)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(11)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(12)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(13)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(14)
大人のための将棋講座:第2章 将棋を覚えるのであれば?(15)


第三章
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(1)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(2)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(3)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(4)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(5)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(6)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(7)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(8)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(9)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(10)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(11)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(12)
大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(13)






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大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(13)

4.序盤型×力戦型:芸術家タイプ・・・必要勉強時間:本文参照のこと。
さて、このタイプについて書くのは少々気が重いです。というのはここは私が該当するところだから(苦笑)。

そしておそらくはここにぴったりすっぽりを当てはまるタイプというのは・・・たぶん将棋に向いていない…かもしれないです。言い切ってしまうと将棋の実力を高めるという意味では、適正がないと思うんですよね。

別にIQが低いということを言うつもりはないです(思いたくない…)。将棋に対する愛情も人一倍のはずです(少なくとも私は!)。

しかしここのタイプは将棋の強さでいうと・・・弱い。筋が悪い可能性があります。それだけではなく、終盤が万年ダメなのに一手詰めや三手詰めすら詰将棋をやらないという可能性が高いです。(全部自分のことなんですが・・・)。

こういう人は、将棋を指すのではなく、将棋にまつわる何かを発信するのが良いのではないでしょうか。自分の作った戦法を世の中に発信する。プロの将棋をみた感想をブログとして書く。キンドル等の電子書籍で自費出版?する。など。

その序盤が独創的であればあるほど、その勝率は低くなり、棋力の成長可能性は小さくなっていきます。それに反比例するように肥大化する自己戦法、MY定跡への愛。ゆがむ大局観と伸びない終盤力。貯まらない経験値と溜まるストレス。磨かれる自虐センスと曇る一方の目。

書いててなんだか、目から汗が出てきたんですがw

ということで、上達を目指すというよりは「如何にストレスを溜めずに将棋と細く長く付き合えるか?」を念頭に楽しむのがいいと思います。

勿論、短い手数の詰将棋をオモウラやる、というのはこのタイプこそがやるべきものかなと思います。


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大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(12)

2.終盤型×力戦型:野武士タイプ・・・必要勉強時間:700時間。
終盤が好き・得意っていう時点ですでに将棋の素質があるんですよね。身もふたもない言い方をすると。なので1のタイプよりは成長が早いと思われます。ひたすら実戦をこなしてどんどん強くなっていくイメージがあります。

特に今はネット将棋が充実していますからね。あっという間にゲーム廃人っぽく上達するのではないでしょうか。


3.終盤型×定跡型:アスリートタイプ・・・必要勉強時間:500時間。
定跡を理解するのってやっぱり賢さが必要なんですよね。このタイプに属するのは学歴が高い人たちです。お受験得意だった・・・という。物事を分解して整理して自分なりに体系化して・・・というのが得意。もちろん計算能力も高いので詰将棋も得意。

ということで一流大学の学生将棋指し(除く東大)ってかんじ。東大は何となく訳わからん作戦使う印象があるんですが偏見でしょうかw


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大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(11)

大人のための将棋講座:第3章 効率的な将棋の勉強法(11)

しつこく一度タイプを振り返り。代表的なプロ棋士を今度は昔の大棋士で表現してみますね☆

1.序盤型×定跡型:学者タイプ・・・中原誠
2.終盤型×力戦型:野武士タイプ・・・米長邦雄
3.終盤型×定跡型:アスリートタイプ・・・大山康晴
4.序盤型×力戦型:芸術家タイプ・・・升田幸三

こんなかんじです。異論は認めます・・・が議論は勘弁してください!><

さて。それぞれ初段に至るまでの時間はどのぐらいでしょうか?想定される学習時間を書いてみますね。まあ適当なので鵜呑みにされると困りますが&ご意見いただければ加筆修正します(^^)

1.序盤型×定跡型:学者タイプ・・・必要勉強時間:1000時間。
選択する作戦の幅にもよるが、もしかすると一番時間が掛かるのがこのタイプかもしれません。序盤の耳年増というか、最初の30手ぐらいはプロも真っ青なのですが、駒がぶつかり合ってから弱いのがこのタイプの特徴。

あとは学歴というか頭の良さというかお勉強のでき具合というか。そういうのと上達に正の相関があるのがこのタイプですね。ちなみに1000時間あると簿記1級とか英検1級とか、そこそこの資格が取れますよ☆

そういうところとの比較というか、それぐらいの費用対効果というか、いろいろ考えたほうがいいかもしれません…。「将棋をすると頭がよくなる」ではなく、「将棋が上達する人は頭が良い」という可能性。


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