プロ編入試験、イケるか?横山泰明六段-加来博洋アマ

第40期棋王戦予選 横山泰明六段-加来博洋アマが今日行われる。ここに勝てば資格を得ることになる。

加来アマといえば、過去に奨励会三段への編入試験を受けて惜しくも受からなかったことがある。ご自身が29歳の時だった。試験自体はギリギリの結果だった。

同じ元三段の今泉さんは三段リーグ再参加されたが、四段になることは叶わなかった。

今回は瀬川方式なので、なかなかにチャンスがあると言える気がする。当たる新四段たちの実力にもよるが大舞台という意味では、新人王戦の決勝をやったり、アマのタイトルを経験してる加来博洋さんの方が上だし、試験となればファン全体の応援が加わるので、敵役としてちゃんと勝ち切るのは、かなりの精神的な太さが要求される。

加来博洋さんはここまで対プロ戦で直近12局での結果が9勝3敗となっている。今日の勝負で横山六段に勝てばプロ編入試験の権利を得るわけだが、相手の横山プロも決して侮れない相手。

糸谷プロが新人王になった時の対戦相手であり、その当時は正統派の振り飛車党だった。最近はちょっとみてないのでわからないが、まだ振り飛車党なのではないかなと思う。

全く想像できないが、この前の加来博洋さんと窪田プロのような相振り飛車模様の力戦になるのではないか。

横山プロは隙あらば穴熊にするような気がする。そして、加来博洋さんは広さを活かすような戦い方。正直言って、私は加来博洋さんの将棋が大好きなので本当にがんばって欲しいと思う。

電王戦の裏で人間らしさ 第40期棋王戦予選 加來博洋vs窪田義行

電王戦第二局と同じ日にこの対局があった。密かに?Twitter上では対局開始前からこの組み合わせに騒然として、もしかすると電王戦の第二局よりも面白いかもしれない…と言われていた。

観る将棋ファンであれば必ず抑えておきたいのがこの二人。窪田義行プロは花村門下の棋士でその言動の面白さと将棋の作りの面白さの両方で有名。才能的には小学生名人になっているぐらいなので相当なはずだが、その棋風は全く自由奔放。プロ棋士やファンからは窪田ワールドと呼ばれている。

振り飛車党で序盤の多少の不利は苦とせずに自陣がゆがめば歪むほどに力を発揮するタイプ。昔気質の振り飛車のDNAがかなり残ったタイプで、未だに先手番の藤井システムを用いることがあるのはこの人とあと一人二人ぐらいしかプロ棋界には残っていない。他の棋士たちは居飛車穴熊に駆逐されてしまった。そういう棋士です。

そして対する加來博洋さんはアマチュアトップクラスの棋士で、元奨励会員。三段リーグでの成績も悪くなく実力はプロ平均値以上あると考えて良いと思われる。こちらも得意戦法は右玉であり徳俵で踏みとどまる棋風というか、普通にみると必敗と思われるような将棋をいくつもひっくり返すことで有名。

大逆転につぐ大逆転で新人王戦の決勝まで進み、しかもその決勝でも大逆転をみせてアマチュア初の新人王まであと一歩という活躍を見せた。

そんな二人の対戦なので、面白くないはずがない、というわけです。

戦型は加來博洋さんが先手で相振り飛車…だったはずが27手目に玉が何故か6八に上がる。角が77、飛車が88にいて、玉が68。この時点で頭がクラクラしますが、右玉党が対振り飛車で左玉をやろうとするとこうなるものなのだろうか。

その後すぐに、何事もなかったかのように6七の地点に玉があがる。29手目で玉が三段目にあがる将棋というのは恐らく最速ではなかろうか…。

その後、後手玉がアナグマになった時点で先手が勝ちにくいと思ったのだが、まんまと相手の術中にはまっていたのは後手のほうだった。玉の堅さは上回るものの、後手の攻めが細く、むしろ先手にとって有望な局面が出現していたというのだから驚くしかない。

最後は綺麗に必至をかけて、先手玉に詰みがなく加來博洋さんの勝ちとなった。これでプロ編入試験まであと一勝とした。


プロ編入試験とは「公式戦で10勝以上かつ勝率6割5分以上の成績を挙げれば受験できる。四段の棋士5人と対戦して3勝すれば合格し、フリークラス棋士となれる」というもの。

これはかなりアツいです・・・。もちろん私は加來博洋さんにプロになってもらいたいです!

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クララが立った!(アキラが振った!)第39期棋王戦第2局▲三浦弘行vs△渡辺明

アキラが……アキラが振ってる……

振ったー振った! アキラが振った! わーい!


いやーやっぱり予想通りでしたね。大体棋士は意地っ張りだから絶対ふると思ってました。佐藤康光戦での投入があり、どちらも負けましたが羽生さん相手に作戦勝ちというか模様の良さは得られて、ここでも後手番なんだしせっかくの投入機会としてはボールカウント的にも絶好。

多分、佐藤康光戦で投入する前から、この後手番が二回続くところで試す前提で、ある程度の中期の事業計画ならぬタイトル戦対戦計画にもとづいてのゴキゲン中飛車投入なのでしょう。

みうみうの対策に注目ですね!


と思ったら、狭いところを深く研究する男by行方尚史 であるところの三浦弘行はやはり超急戦!!!カッコイイ。どっちもかっこいいわ、あんたたち!(オネエ言葉


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棋王戦第一局渡辺棋王、先勝。もひろゆきの凄み。

いや~、死闘という言葉がまさに相応しい戦いでしたね。第一局から大盛り上がりでした。

横歩取りで後手が大模様張る将棋は、最近たまに見ますが案外後手の勝率が良いので、今回も後手が良さそうに見えたのですが、先手で負けたこともある渡辺棋王はしっかり対策というか、準備がありましたね。

角打ちからは先手がペースを握ったとのことでした。ただし、この後手の中原囲いの中住まいというのは玉の耐久力が半端ないですからね。

細い攻めでグイグイ押した渡辺棋王が9三の桂馬を拾ってひと段落。ここで押し切れないのであれば後手にもワンチャン…という感じでしたが。

最終盤は、持ち時間をたっぷり余していたはずの渡辺棋王も秒読みとなりつつ、双方の玉が前線に引っ張り出される格好になりました。

渡辺棋王の秘奥義としては玉を固めるのがうまいくせに、玉が泳ぎだすとめちゃくちゃ泳ぎ達者…という二面性がありますが、まさにそれが発揮されての勝利。

みやこ詰めならぬ、みやこ詰め…って一緒だな…ええと、つまされるのではなく、詰ませる王様が五々の地点に居るのはかなり珍しい気がします。

ひろゆきのタイトル挑戦は三四年振りかと思いますが、この男、そうだったこういう無我の境地というか、ベストを尽くすことを厭わない…というのとも違いますが、変な雑念が入る隙がない。諦めて負けることだけは絶対にない、例の手が動かなくて投了…みたいな、あの投了の凄みを今更ながらに感じている私です。

次からもこういう姿勢でくることは間違いないわけで、それを渡辺棋王が心理的にどう捉えるか?がこの勝負の趨勢を分ける気がします。

何しろあの七冠フィーバーのさなかに奪取したおとこですから。名人戦で、私がなっても良いのだろうか…という逡巡については、何人かの逸話で残っていますが、そういうものが湧き出ることすらないぐらいに盤上にダイブしてる男なんですよね。

というわけで、ここからもかなりの激戦が期待されます。

今日から棋王戦開幕、因縁の対決。渡辺明棋王vs武蔵、三浦弘行挑戦者。


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さて、ついに始まります、棋王戦。棋王と王将、この二つはタイトですよね。この二つを保持しつつ、A級で挑戦やら降級争いをするってのは本当に大変何だと思います。それがどんなに偉大な棋士であろうとも。

最近だと、久保さんがそういう状態でしたよね。夏の夜の夢ならぬ悪夢…になってしまったわけですが。

そして渡辺二冠も竜王・王将・棋王という3つ+挑戦争いという中でまず竜王を失いました。王将戦はいい感じですが、後手番の羽生さんがこの前勝ちましたので激戦必至。

そこに策士、ひろゆきが来たわけです。相当細いところを深く研究して来てるはずです。ひろゆきの場合は、持ち時間云々よりも、手番が決まってるところでの強さが際立つので、順位戦やタイトル戦向きですよね。物怖じしない、いいいみでKYなところがありますので、同じ団塊ジュニア世代である行方さんとは真逆のタイプ。行方さんは、ナイーブすぎるというか、自意識過剰なところがありますゆえ…。

今期も残すところあと僅かですが、団塊ジュニア世代の逆襲を予言していた私としては是非三浦弘行挑戦者にも頑張って欲しい。どっちに勝ってほしいとかはないですが、熱戦を期待します。

この二人といえば、研究に関する一悶着あった間柄ですが。あれもひろゆき、実は全然悪意なかった可能性が…。余計に渡辺明棋王もきまづかった、みたいな。もはや関東に聞けに行けないから、関西で研究会ひらくの巻、的な。どうなんでしょうね。単に関西の若手に可能性を感じたっていう話なのかもしれませんが。

さて、9時からはじまりますよ、ニコ生も。正座待機であと10分。ドキドキして待ちましょう。…ドキドキ。ドキドキやよい土器・・・。

棋王戦ニコ生

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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

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