羽生さんが羽生よんになりそうな王将戦。

んーフルセットでの羽生さんの先手ゲット率が高い…というのは都市伝説だったというのを、コメント欄でいただいたことを思い出しましたが、今回は羽生さんが先手ゲットしましたね。

対する渡辺王将は、ごきげん中飛車の銀対抗形を選択しました。この形はあまり序盤に複雑さがないというか、後手としての方針らしく安全に組み上げられるのと、先手が薄い玉でやってくることが多いので、ミスってくれればワンチャンスあるで…という感じ。

しかしフルセットの第七局ということで、羽生さんは穴熊にしました。で、封じ手の局面をどう見るか?ですが、やはり先手の主張点のほうが多い気がしますね。

コンピュータ将棋ソフトだったら100点ぐらいは先手が良いと言いそうな、最低そのぐらいの、先手のゼロ手目時点の期待勝率の初期値以上には良くなっている局面のようにみえます。

穴熊で83の地点が穴あいてるのと、左金が離れてるのは見た目以上に…というか、見た目からしてヤバイのにそれ以上によろしくない。あとでこの借金は効いてくる気がしますね。

歩の裏から安い駒打たれてしびれてる…みたいな展開。左金を受ける為だけに動かす…とかね。

これに羽生さんが勝つといわゆる羽生さんが羽生よんになるわけですね…(´・Д・)」で、名人も取ると羽生五冠。可能性があるだけでも、そしてあり得そうなのが恐ろしすぎます。

渡辺王将はどのように考えているのでしょうね、この局面を。

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王将戦第6局、羽生勝ちからのフルセットへ。

いやー羽生さん強すぎでしょう。

将棋の内容としては先手が先攻する形になったのは、この戦型的にはちょっと面白くない気はしました。

後手でも攻勢をとれるというのが主張の急戦なので。

先手が端の突き捨てから普通に攻める展開ではそしてあの桂跳ねで普通に防戦一方では、後手の主張点はなんなのか…という。

終盤の詰み筋についてはアマだとわからないですがプロだと角拾えば詰み筋だなぁ…となんとなくわかるものなんでしょうね。

あの後手の構えは割と急戦調ではよくあるんですが見た目よりも全然堅くないんですよね。

振り飛車はボールカウント的には投入しにくかったんでしょうけど、これは辛いはいせんになりましたね、渡辺さんは。

フルセットでどちらが先手番になっても渡辺さんの気分としては憂鬱じゃないかなと思います。

羽生世代またかよ…というような。森内とか羽生とかなんなの…という。

そしてこの敗戦で対羽生さんの対戦成績が多分負け越しになったはずです。羽生さんのネット棋戦での時間切れを含むものなので、実質二つ負け越しみたいな。

羽生さんはここを奪取して名人も仮に取ると五冠王ですか…(-。-;

居飛車後手番としての戦術の難しさなんでしょうけど、羽生さんの後手番は割と無理せず追従して普通に勝つので本当にたちが悪いというか(笑)。

振り駒勝負とも言い切れない雰囲気は感じますね。

渡辺明王将、防衛に王手&棋王戦に続き勝利。

ちょっと忙しかったので全く見てないのですが、先ほど棋譜だけ確認しました。

その前の三浦弘行挑戦者との棋王戦もゴキゲン中飛車の連投でようやく勝利してましたね。私は全然先手のほうがいいんだろうと思ってた局面が全然後手が良かったという将棋でした。

王将戦の将棋は角換わり腰掛銀の最新形から先手の渡辺明王将が新手を繰り出してそのまま押し切った、という将棋でしょうか。羽生さんとしては後手番だし、年下に教えを請う…という雰囲気を感じました。

あれだけ投入して飛車をとれずに成られると流石に後手は辛いですね。先手の攻めは居飛車党であれば、うっとりすること間違いなしの美しさでした。


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掘っ建て小屋で勝つ。王将戦2-2に。渡辺明振り飛車敗れる

今日は真面目な感想を。結構意表の、とはいえ一部では予想されていた振り飛車でした。タイトル戦でいきなりだと流石に怖いので、対羽生想定のスパーリングパートナーとしての佐藤康光@王位戦リーグ戦白組。

勿論棋風は違いますが、実力的には申し分のない相手でした。棋譜は見てないんですが、負けたものの、本番投入の手応えはあったんじゃないかなと思います。

そして羽生さんにこの△4四銀対抗形を用いると二枚銀の急戦模様で来ることが多いように思います。昔は穴熊にする順も有力というか多く指されていましたが、最近は急戦調が多いのですかね。確かに仕掛けの権利を持ちながらもずっと間合いをはかれるので、玉の薄さを苦にしないのであれば有力な気がします。

逆に言えば、渡辺明王将としてはここを想定してのこのごきげん中飛車だったと。確かに後手らしい将棋だと思うんです。先手に攻めて貰っての反撃、玉の囲いの見栄えと性能は振り飛車が上、さあどうしますか?という。

現に、そういう方針で控え室をして作戦勝ちと言われるような局面が作れたらので上出来じゃないでしょうか。

しかしさすがの羽生善治でした。形にこだわらない不恰好な角と金二枚で出来た掘っ建て小屋でしたが、これが住んでみたら楽しい…じゃなくて頼もしい我が家でした。潜在的な5七の地点の脅威をケアしつつ、金を取られ切った時にギリギリ新聞紙一枚で寒さをしのぐ感じの角…という。

本局はまさにそういう勝ち方でしたね。途中からちょっと形勢に差が開いてしまった感じですが、やっぱり振り飛車ってちょっと良さそうな局面から優勢にするのって居飛車側をもって見てるほどは簡単じゃないんですよね。

距離感というか間合いというか、やっぱり違う。普通はあんな角見たら、相居飛車だったら勝ったも同然って感じですけど、振り飛車のあの銀の評価も難しくて、凄く効いてる駒でもないんですよね。

とりあえず賛否両論あった振り飛車みたいですが、ボールカウントとしての2-1からの後手番というのはこういう実験、冒険がしやすいということはあったと思います。

中原先生だって屈強な大山先生に対して気分転換で用いた振り飛車がきっかけで打ち倒すことになった訳ですから、長期でこれからも対峙していく両者としては、むしろ当然の振り飛車投入だったように私は思うんです。

ということで昨日のネタ記事で緩ませてからの真面目な感想でした。

振り飛車頑張れ!居飛車も負けるな!(≧∇≦)

クララのバカ!意気地なし!>< 的な渡辺明の振り飛車

いやー二局連続で振りましたね。渡辺先生。確かにこの4四銀対抗形ってのは居飛車党にとってもやりやすいたぐいの振り飛車ではあるんですけどね。それにしても意外でした。

こんなかんじでしょうか…

アキラ「みんなが振れ振れって言って… でももしかして捌けなかったらどうなるの? いいのよ、振れなくたっていい、一生居飛車だっていいのよ。」

タケシ「大丈夫よアキラ、振れるわ、もうすぐ振れるわよ。」

アキラ「あたしもう練習将棋なんかしない、したって仕方ないもの… みんなあたしに振れ振れって言って、振れない私が悪いみたいに… 私もう葛飾に帰るわ」

定跡伝道師 所司「もう泣くな、誰もお前を責めてはいないさ、ただみんなせっかちなんだ、タケシもナメカタも、それに奥さんも。アキラに一日も早く振ってもらいたいと思ってな」


タケシ「ごめんねアキラ、いつも竜王研の練習将棋の事しか言わなくて。」

アキラ「本当にもういいの、ありがとう所司師匠。でもいいんです、私やっぱり葛飾に帰ります。」


所司師匠「アキラ、練習将棋する前はアキラはここへ置かれた時、飛車の筋を変える事はできなかったね。しかし今はできる。それはアキラが一生懸命練習将棋したからだよ。」

アキラ「でも…」

所司師匠「でも? いくらやっても練習将棋し始めの頃のように目に見えて進歩しない、いや練習将棋すればするほど勝てないような気がしてくる、こんな事をしていて本当に振れるようになるのか…」

アキラ「所司師匠、どうしてそんな事まで?」

所司師匠「はっはっはっ、シャンチーを習ってもそういう時があるものだよ。アキラ、お前は本当に葛飾に帰りたいのかい? いやいや、アキラがそんな事を考えるはずはない、アキラはそんな弱虫じゃない。まだ竜王御殿のローンが残ってる。アキラは本当は振りたいんだ、振りたいからこそなかなか思うようにいかなくて泣いたり怒ったりするんだ。」

アキラ「所司師匠!」

所司師匠「なあアキラ、世の中には終盤が弱くて一生振れない人がいっぱいいる。だがアキラの終盤は運のいい事に必ず勝てると決まっているんだ。いつ勝てるかなんってどうでもいいじゃないか、そんな事気にしないで頑張るんだ。さあ、勇気を出しなさい。」

アキラ「師匠、心配かけてすみません、私頑張ります。」

所司師匠「偉いぞアキラ。見てごらん、あんなに夕日がきれいだ!」

そう言って、多分またアキラは飛車を振ったんだと思います…。

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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

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