FC2ブログ

藤井聡太、三試合連続のノーヒット勝利(B2 vs橋本八段)

藤井聡太七段、昨日も半端なく強かったですね。。


例によって個人的な感想です。

ハッシー八段、中堅の実力者手厚い本格派、受けに強みあり…というのが私の印象です。後手番だったので三間飛車を期待していたのですが、序盤はお互いに様子見。

専門的にはよくわからないのですが、私レベルの話でいうと、後手が飛車先を突かない場合、34歩は絶対として、次につける歩は「44歩か54歩のどちらか一つ」だと思っています。54歩ならゴキゲン中飛車や矢倉模様、44歩なら三間飛車か四間飛車。あとは先手の飛車先が伸びてくるタイミングで雁木だったり向かい飛車の展開もどちらの歩を突いた場合もあると思います。

本譜は両方の歩を突いたので、中飛車にするとクラシカルな展開で現代将棋では相当勝ちにくい。他の筋の振り飛車では54歩が無駄手、ということで矢倉に進めたのですが序盤の早い段階で先手が200点以上はよくなっていた気がします。

最近の藤井聡太七段はたぶん200点以上の疑問手を指すことはほとんどないので、かなり先手が指しやすいというか水面下にある手順としては楽な道が多くなった印象です。

後手は早めに飛車先を交換するわけですが、これを怖がらないのも現代将棋の進化で、昔だと77角とか受けたりして反対に当たりがきつくなったりしていた気がします。後手は一歩持つのですがその手の間に先手は攻めの体勢を整えます。

私は早くも16手目で以下のような感想を残しています。


ただ橋本八段もそれを知らずと進めていたわけではなく、桂馬跳ねてガンガン来られたらそれはそれで受け止める自信がある、あるいは受け止められる体勢を築く構想だったと思います。

ただ藤井聡太七段は機敏でした。後手が桂馬を跳ねてくる前提で銀を引いた手で早くも仕掛けます。将棋的にはこれで終わっていたかもしれません。この辺の手順はソフト活用している人たちには有名なものだったのか、或いはその場で考えたのかはわかりませんが、最近の序盤のシビアさを痛感した瞬間でした。

そこからはほぼ後手はノーチャンスだったと思います。ひとつ勉強になったのは歩の成り捨ての意味ですね。本譜を進めていくとわかりますが素晴らしい読みだったと思います。

これで藤井聡太七段は順位戦二連勝、今期の成績を12-1としました…。。。。つええ。。。

しかも相居飛車の対戦が続いているのにもかかわらず、3試合連続で一度も王手をかけられていません。。。

ちょっと恐ろしいぐらいに強いですね。今期中にレーティングをどこまで伸ばすか。おそらく単独の2千点は確実で、期末には二冠王以上になっていると私は思っています。おそらくは三冠王。

天才の考え方 藤井聡太とは何者か?


テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 藤井聡太

昨日のB2が凄かった。

まだ全部見てませんが、一番すごかったのは中村太地vs中川でしょうか。後手優勢っぽい局面からもつれにもつれて259手。最後は中川さんが勝ちました。これで太地さんは0-2となりました。これはつらい…。

あと面白かったのは鈴木大介vs佐々木慎戦。先手が三間飛車かな?と思ったら研究だったのか思いつきだったのかわかりませんが鈴木先生が雁木っぽい作戦に。そこからの豪腕というか大胆な構想と優勢になってからの指し回しはさすがのセンスでした。

藤井猛vs阿部隆戦は振り飛車党だったら見ておくべき将棋でしょうか。振り飛車の快勝譜です。

居飛車党であれば畠山成vs丸山戦が面白いかも?後手玉の丸裸になる凄い将棋です。

昇級戦線は混沌としてきている印象で、このまま本気を出し続けると鈴木大介先生が大マクリを決める可能性も否定出来ないですし、振り飛車御三家のもうひとりである藤井猛先生もありそう。前期藤井聡太を破って上がっている近藤誠也さんも十分にありそうです。

2局連続で200手超の将棋、そして連敗の中村太地さんは次は丸山さんと…恐ろしい展開になりそうですね。。というか中村太地さんの今期かなり当たりがきつい印象があります。なのに勝てたかもしれない1・2回戦…ということでうまく気分を変えて臨んでほしいところですね。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 中村太地 藤井猛 近藤誠也 畠山成幸 丸山忠久 鈴木大介

第78期名人戦B2の昇級者予想

B2の特徴としては、総当たりではないので順位の良い、当たりの悪くないベテラン実力者があがることが多い、ということでしょうか。ベテラン一人と若手一人、というイメージがあります。

◎近藤誠也
◯横山
△中村太地
✕村山 慈明

近藤誠也はハイレベルだった前期のC1を藤井聡太を破って上がってきたのと当たりが悪くないので筆頭に推しました。近年C1に上がった人間がそのままB2に上がる傾向もあるので◎。◯の横山は近藤誠也と直接対決がありますが、安定的な将棋で順位戦適性高いです。△は元タイトルホルダーの中村太地。ここも当たりが悪くなく順位も良いです。✕は関西移籍した村山。ここも誠也直接対決がありますが、期するものがあるでしょう。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

B2、野月全勝キープで抜け出したか?二番手は混戦模様

昨日のB2ですが、全勝キープ出来たのは野月浩貴八段のみで、とくに中村太地王座は痛い敗戦でしたね。鈴木大介さんは理事になってから好調を維持しており、単に勝つのではなくかっこよく勝つかんじです。美濃囲いで居飛車穴熊を破るのはやっぱりいつみてもかっこいいですねえ。居飛車党の私でもウットリします。

その結果の順位、昇給に絡みそうなメンツは以下の通り。

[B級2組成績一覧] ( )内は順位
【6勝0敗】野月(15)
【5勝1敗】畠山鎮(1)、中村太(5)、北浜(8)
【4勝2敗】澤田(7)、村山(9)、鈴木(12)、横山(20)


野月さんは抜け出したか?とも思いましたが、順位がそんなによくないのでまだ分かりませんね。ただ最終戦、先崎さんのとの対局が不戦勝なはずなのでマジック2(残り4つのうち一つは確定なので3つのうち2つ勝てばよい)。

畠山鎮先生は後半3連チャンで振り飛車党と戦うのでそこがキモですね。1敗勢の中村太地と北浜健介の直接対決があるので必ずどちらかが2敗になりますし、どちらも澤田戦があるので二敗以上負ける可能性は結構あります。そうするとあと一敗しても順位の差で上がれる可能性がまだあります。

中村太(5)・澤田(7)・北浜(8)の直接対決があるのでここの星の行方が昇給戦線に大きく作用するので誰が上がるのかさっぱり分かりません。上位陣がそれなりに潰し合っての野月-畠山鎮というB1経験者の昇級というのが競馬的な発想ではあるかんじでしょうかw

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 野月浩貴 中村太地

中村太地王座、連勝キープなるか?今日の対局の見所 11月15日(水)

15日はB2の対局があるので主にはそっちなんですが。ちょっとおもしろいなと思ったのは、以下の不戦敗2つ。

順位戦B級2組 先崎学 横山泰明 "名人戦棋譜速報"・不戦
王位戦 予選 森下卓 先崎学 不戦

どちらも先崎さんの休場に伴うものなんですが、日程調整のために二局ついている、っていう。不戦敗のときにはありがちな定跡なんでしょうかね?(ちなみに先崎さんは既に退院されていて来期から復帰見込みとのことです)。

で、B2ですが全勝が3名居ます。畠山鎮(1)、中村太(5)、野月(15)。(()は順位)。

というわけで当然注目はこの三人の対局になります(左側が先手)。

順位戦B級2組 中村太地 鈴木大介 名人戦棋譜速報・携帯
順位戦B級2組 畠山鎮 田村康介 名人戦棋譜速報
順位戦B級2組 野月浩貴 畠山成幸 AbemaTV・名人戦棋譜速報・携帯中継

パッと見の印象は、先手番を握っている全勝者の三人が居飛車党、後手番の三人が振り飛車党ということ。

後手番で振り飛車というと最近だと角交換振り飛車かゴキゲンでしょうか。と思いましたがちょっと違うかもしれません。

鈴木大介は中飛車か四間飛車、対する中村太地はイビアナ系の堅める作戦と予想します。

田村康介は三間飛車か中飛車。ここも相穴熊かな??

畠山成幸はこの三人のなかでは居飛車の可能性が一番高いかもしれません。兄弟の畠山鎮昇級のための援護射撃なるか?に注目です。

対抗形の場合、レーティング差とかそういう要素よりもまた違うところがポイントになる気がしますので三局ともどっちが勝ってもおかしくないものの、なんとなく3人共全勝キープする予感が…。

ちなみに残りメンツとの相手関係での厳しさを加味した昇級可能性ですが、野月>畠山>中村太という印象です。中村太地さんは当たりがキツいですね…。(村山・北浜・澤田という三人と当たってます)。

中村太地(amazon検索結果)

Tag : 中村太地 畠山鎮 野月浩貴