第49回奨励会三段リーグ、見泰地と藤森哲也が昇段。

日本将棋連盟も、徐々に良くなってきた…とか知ったような口をきいてみました。。速報が当日の19時半に出ていたようです。それだけ注目度が高い(将来の名人候補たちが昇段する)ので、良い取り組みだと思いました。

当事者じゃない場合は、これはコンテンツになる、是非リアルタイム棋譜速報を…とかなるのですが、当事者運営のうちはないでしょうね。甲子園並に売れるコンテンツではあるのですが。

見三段と藤森三段が新四段に!

9月10日(土)に行われました第49回奨励会三段リーグ戦(2011年4月~9月)において、見泰地三段と藤森哲也三段が四段昇段を決めました。最終成績は、見三段が13勝5敗、藤森三段が12勝6敗です。四段昇段日は2011年10月1日付となります。
なお、次点は12勝6敗で石井健太郎三段です。




どちらも関東所属の棋士で、藤森哲也はお母さんが女流プロの藤森奈津子、お父さんがアマ強豪の藤森保さん。最近は大会とかに出られてないのかな?一昔前のアマ棋戦にも触れる雑誌だと名前をお見かけしたような記憶がある。


見泰地新四段は、神奈川県横浜市出身の18歳。師匠は石田和雄九段ですか。なんだか佐々木勇気四段の昇段が兄弟弟子たちに良い影響を与えたのかもしれませんね。石田和雄九段の指導の熱心さは有名ですよね。棋風は居飛車党のようです。

佐々木勇気四段の影に隠れる形でしたが、奨励会の成績(参考)は悪く無いですね。三段リーグ、二期目での昇段は立派のひとこと。

2級と二段で1年程度の足踏みがありますが、成長曲線としてはとても理想的な昇段ペースにみえます。入品のためのモデルチェンジ、プロの将棋へのシフトチェンジ、というイメージ。10代での昇段はタイトル挑戦までありそうですね。


藤森哲也新四段は、大田区出身の24歳で、師匠は塚田泰明九段。こちらも居飛車党ですね。奨励会の成績(参考)は普通、でしょうか。入品に苦労されていたようです。

三段リーグの成績は11-7、12-6というのが前期までの7期で3度あり、スローペースになれば抜けだしてくる可能性は高かったようです。今期は見事12-6という混戦からの抜け出し。

12-6という成績での昇段はあまり最近見ないなと思って調べてみると、第32期が12-6,11-7という成績での昇段がありました。(参考)。また、その前を遡ると第23期も2名が12-6(参考)

お祝いの場?でこういうことを書くのも大変失礼とは思いつつ書くと、12-6で上がって活躍している人は振り飛車党か、限られた人しかいない気がする。逆にいうと苦戦している人が多い。

中学生でプロになると名人か竜王、17歳まででタイトル、10代でタイトル挑戦、などなど。ちゃんとした実力主義の世界だからこその素晴らしさと残酷さは裏表であることをつくづく感じる。


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(2003/05/15)
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この本は、故新井田基信氏が、書かれる必要があったのだろうか?というようなことをどこかで書いていた覚えがある。(ソース失念のため、違ったらすみません)。私も正直に言うと売文業の因果のようなものを感じなくもない。しかし、そういうものをひっくるめて考えても、良い話だと思う。酷いメロドラマだとも思うが、それも含めて死ぬほど面白い。清濁併せ呑む、じゃないけど、厳格さと残酷さは同義であるという意味においては、この作品の成り立ち自体が奨励会を上手く表現している気がする。

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Tag : 見泰地 藤森哲也 塚田泰明