橋本崇載こと、ハッシーのニコ生を観た。

【将棋】shogi-bar【ハッシー】をオンタイムではないですが、観ました。

次回は2月15日18時から、とのことです。

相手役を務めていた方は、りょうちんさんという方でした。見た目は今時の若い人、しかし業界のお知り合いも多そうな感じで、修行されてた方なのでしょうかね。

放送内容は現物を観ていただくのが一番ですが、無料アカウントでは見れないのかな?予約していると見れる?よくわかりません、すいません。

私は先日の米長邦雄vsボンクラーズの際に有料会員、プレミアム会員になりました。タイトル戦中継とか一日中やってるので、安いなと。天鳳という麻雀ゲーム?のタイトル戦も今やっていて、そちらも楽しんでいます。



で、放送内容なんですが、箇条書きでうろ覚えに書くとこんな感じでした。


・A級昇級の話
・将棋バーの話
・B1最終日、深浦康市プロ戦の作戦!


最後のは若干ネタも入っていましたが、笑いました。是非あの作戦!を使って欲しいところです。


イカガ?(´・ω・`)つ 雁木でガンガン!!―破壊力抜群の痛快!必殺戦法 (森内優駿流棋本ブックス)

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テーマ : オセロ&将棋&囲碁&チェス
ジャンル : ゲーム

第69期順位戦A級4回戦 ▲高橋道雄九段-△郷田真隆九段

矢倉の大家同士の戦いで、先手番では矢倉を志向するタカミチプロと、二手目に△8四歩を突く郷田プロということで、矢倉戦になった。ただし後手が定跡形では、なかった。

http://meijinsen.nifty.com/pay/kif/meijinsen/2010/10/14/A1/5075.html

急戦矢倉を狙ったと思われる後手の手順をみて、飛車先を伸ばさずに▲5七銀と備えた。角の前に銀が来るので重く見えるが、後手の攻めに対しては当然手厚いということか。

それをみた郷田プロが、急戦を諦めて駒組みに移る。組み上がってみると先手矢倉vs後手雁木となっていた。

後手の、角筋を活かした雁木からの攻め筋を見越した高橋プロはしゃがみ矢倉風に構える。角筋から逃げておいて当然あるところだが、後手の言い分が通ったともいえる。特に先手陣は相変わらず攻めの銀が角筋を邪魔しており、その銀の運用が難しいのが悩みどころ。

後手が攻めの桂馬を交換し、先攻出来た。先手は攻め駒の活用としては桂馬と飛車しかみえない状況で攻めることとなったが、桂頭の歩を後手に突かれてからの反撃であり、3七の地点にと金を作らせてしまった。

88手目の局面。手番は先手。玉の堅さも先手。駒の損得は▲金△桂だけみると先手なのだが、先手は歩切れで、後手の駒台には歩が7枚もある。また、4七にある先手の銀がと金当たりになっている。
101015_takahashi.jpg

どちらを持ちたいか?というのは棋風によって分かれそうな局面であり、薄い玉を好む私としては、後手!と言いたいところだが、先手陣をみるとうんざりしてくるのでなんとなく先手を持ちたいような気もする。それというのも次の手を知っているからなのだが…。
ここで高橋プロは▲4八銀と指した。この手は如何にもプロらしいと思う。強い人の手だ。以下、△3八と金、▲2七飛と続き、銀を取るのかと思えばなんと△3二桂。これも強い人の手で、あげるよと言われた銀をぐっと我慢して▲2四角という手を封じた。それをみて先手はおもむろに▲4七銀。

後手は先手の唯一の狙い筋を封じてと金を残した。先手は代わりに銀を生還させて歩切れではあるものの、金桂交換の駒得を主張した。

ただし、こうなってみると。88手目の局面と比べると後手のと金はそっぽに行ったものの、2四の地点の力関係は変わらずに手番が後手に移った格好で、後手の攻撃第二フェーズ開始となった。

感想戦の結果、この攻撃で後手が正しく指せば勝っていたようだが、高橋プロの自陣の堅さを活かした、金を犠牲にした意表の受けが素晴らしく、郷田プロの判断を狂わせたようだ。堅い玉と細い攻めをやらせたら天下一品である高橋プロの良いところが出た手順だった。

それでもぎりぎり勝っているのではないか?と考えていた郷田プロだったが、先手の反撃の強襲が見えていなかった。それが115手目の▲3三歩で詰めろだった。この手が詰めろになったのも、歩切れで金を犠牲にした前線での金と桂馬を歩の代わりに使った受けによるもので、矢倉戦を知り尽くした高橋プロならではのうっちゃりだった。

郷田プロは雁木という最近は用いられない作戦で折角勝ちがある局面を作れたものの、長らく続いた先手の歩切れを過大評価したがために、逆転を許してしまった。

これで両者2?2となった。

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何度も書いている気がするが、高橋矢倉はあの全盛期の中原名人を苦しめた。それを嫌って中原名人が違う戦法で戦ったほどだ。

格言を「攻めは飛車角銀桂」からを「飛車角桂」に進化させた現代将棋だがその一端を担っているのが高橋プロであることに異論がある人はいないだろう。しかし本譜の飛車桂馬だけでの攻めには驚いた。そしてそこから角を参加させるための犠打▲4八銀。結局は取ってくれなかったが、取りになっている銀をタダの所に一手掛けて動かし角道を通した手が印象的だった。

郷田プロは、昨年の順位戦でも勝ちだった三浦戦を落とし、本局も勿体無い負け方だったようだ(私の実力ではどの程度勝ちだった将棋なのかは分からないが)。



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後方待機策 第41期新人王戦決勝三番勝負第2局 ▲加來博洋?△阿部健治郎

後手番でのMY定跡と思われる手順から右玉を見せた加來博洋アマがまた魅せてくれた。

プロの将棋、公式戦で先手番の雁木、しかも序盤の駆け引きの末ではなく最初から志向したものは久しぶりにみたというか殆どみたことがない。そして、右玉雁木右玉を先手番でやるということの得がどこにあるのか分からないが、盤上に示す個性としては十分なものがある。

ただし、プロの将棋でこの戦法で7割勝つかといえばそういう気はしない。ではプロのラインナップとしてこういう個性のプロがいては駄目なのか?といえばそうは思わないが、そういう個性のある棋士がトーナメントプロから引退しつつあるのは事実である。(名前を挙げると差し支えがありそうなので挙げないが…)。

一般的にMY定跡系は初見で見切るのは難しいにしても、その奥にある選択肢としては、広がりや深みがないのが殆どである。逆に言えば当初異端と思われていた戦法でもその先にある選択肢に広がりがあるものは、一般化していった。(中座飛車や一手損など)。

雁木についての私の印象は、平手将棋における駒落ち的な位置づけ、だろうか。基本的には守勢になるので、先攻の権利が相手方にあり、相手が正しく攻め続ければ対雁木側が勝つ、というもの。

私レベルであれば、相手の戦型が何であれ、経験値の差でどうにかなる(或いはどうにかされてしまう)ものだが、プロとアマを隔てるものとして、棋理では勝ちやすいと思われる戦型で勝ち切ることが挙げられるように思う。

そういう意味においては、本局もまたアベケン四段が負けられない将棋になったと思う。

第41期新人王戦決勝三番勝負第2局 先手:加來博洋?後手:阿部健治郎

戦型は前述の通り雁木右玉。しかも1筋突き越し型。それに対する後手はカニ囲いの棒銀に出た。蟹囲い、しかも完成している右玉への棒銀。右玉愛好家の私としては嬉しくなる展開だ。とはいえ、先手から攻める手も見えないので、攻めが続けば後手アベケン勝利、ということなのだろう。

後手の速攻に先手も端歩を突き越した代償を求められる。それが3八飛車の袖飛車。飛車先を伸ばしている暇がないのでそうするしか無かった。右玉で飛車の横、3八の地点に収まるのは私もよく経験しているところだが、この右玉プラス袖飛車という構想?は初めて見るような気がする。

袖飛車を咎めるべく、後手アベケンプロの後手番とは思えない積極策が出た。5段目で飛車を二筋に転回したのがそれ。玉飛接近の悪形の後手玉を、雁木で(先手からみた)左側が厚いのをいじらずに、ということだろう。ただし歩越し飛車なので簡単に決まるかどうか?飛車を渡すとカニ囲いは薄いということもある。

51手目の局面。割り打ちの銀を見せた垂れ歩に対して、玉を4八から4九に引いて受けたところ。
20101012_kaku.jpg
これぞ加來博洋、という手なのだろう。このあたりから徐々に加來博洋アマの世界に阿部健治郎プロが引きずり込まれているかもしれない。(或いはカニ囲いの急戦で、というあたりで術中にはまっている…というのは大げさでも、やはり望む展開になっていたかもしれない)。

三筋を攻め立てる構想の後手が迎えた正念場は63手目の局面だろう。観戦していたマッハ田村プロ曰く、ここで緩まずに一直線に攻め合って後手勝ち、という話だった。終局後に追加されたコメントによると、それで自信のない変化が見えたので自重したとのこと。

後手番で攻勢をとり、思ったような戦果が挙げられずに銀を後退した後の阿部プロは、そこからは千日手に持ち込めるのであれば持ち込む方針だったようで、千日手の局面が訪れるが、加來博洋アマが打開した。打開した後の101手目の局面は。手番は後手。玉の堅さも後手。駒割はなんと歩以外は損得なしという状態で、強いて言えば歩の数と持ち駒の数でやや先手だろうか。要するに101手目の局面でも優劣不明。

ただしこういう状況にならないと勝ち目がない将棋の加來博洋アマにとってはようやく望む展開になったと言えよう。序盤を思えば、雁木の金銀が全部捌けたと見ることもできるし、また終盤型の力戦将棋にありがちな、仕方ない仕方ないで指していると相手が間違って勝ちになる、という後方待機作戦が功を奏する可能性が出てきた。

敗着は128手目の△3八歩だったとのこと。同飛と取った手が、間接的に後手玉を睨む格好となった。変えて△7六角であれば後手が優勢を保っていたらしい。序盤から最後までなんとも右玉らしい展開で、加來博洋アマが自ら掴みとった勝利というよりも、重馬場に脚を取られた優駿が、持ち前の鋭さを活かせずに最後の1ハロンで地方馬がかわした、という競馬だったと思う。

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こういう将棋で三段リーグで5割5分以上の成績を挙げていたのは驚くべきことだし、恐るべき終盤力を有することの証明でもあるのだろう。しかし逆に、勝ち抜けなかった理由もやはりこのスタイルにあるのだろうと思わずにいられなかった。

10月12日からアイフォンでも棋譜中継が見れるようになったので、早速噂の大逆転、西川和宏vs加來博洋を見てみた。これもかなりの大逆転だが、右玉党だとよく理解できるのではないか。

混戦の末に、消耗しきった相手と、もとよりこういう将棋であることを覚悟している右玉。遅いが確実な、分かりやすい攻めが見えている右玉と、やや勝っているはずだが、緩むと一遍にひっくり返される状況。私レベルの話で恐縮だが、もうダメだ、こう指されると負けだ、こっちはn手詰めであっちは未だ詰まないけどキャンセル待ちしておくか、というようなことで拾える将棋が右玉おいては少なくない。

強い人でもやはり、そういう状況には変りはないのだなと、複雑な気持ちになった。

これで1?1となった。加來博洋アマにとっては、負けて元々、トーナメントの途中で何度も死んだ身であるし、そもそも三段リーグでのプレッシャーと比べれば、何も失うものはない。しかも、後方待機の、間違ったら許しませんよ、という将棋だ。かなりの精神的な有利さを確保しているように思う。

対する阿部健治郎プロは四段昇段後、ここ最近の若手では珍しく?勝ちまくっているが、ここで負けてはプロ全体の威厳に関わるだろう。プレッシャーは相当なものだろうが、これを勝ってこその新人王、若手の登竜門の頂点に相応しい。

右玉党としては、このまま加來博洋アマが持ち味を発揮して終盤まで競り合う将棋になって欲しいし、プロの将棋を愉しむものとしては、やはりプロの将棋においてはこういう右玉で天下を取らせないで欲しい、最善手を続けて勝ちきって欲しいという気もする。

いやー、それにしても強い人の雁木、しかも右玉、しかも先手番!というのは久しぶりに見た気がするし、そもそもそれで勝った将棋というのはいつ時代まで遡る話なのだろうか…。本当に驚いた。

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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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