全勝者が2名に。第72期C級2組順位戦


つるの将棋七番勝負
例によって事実情報メインで。

いやー最近のC2がアツすぎますね…っていうか、層が厚すぎる。レベルが高すぎる。

昔は明らかになんというかもしかすると、という感じでしたが最近はどこを切っても金太郎飴…じゃなくて高レベル。

全敗の田中かいしゅう先生だって、石川先生だってめちゃくちゃ強いですからね。C1で若手を屠ること幾たび、ってクラスですから。

5連勝が2名、佐々木勇気くんと、大石さん。どちらも不思議な指しまわしでした。

佐々木君の作戦はちょっと順位戦とは思えない荒々しさ。終盤の攻め方は才能の違いというか、切れ味のすごさを見せてました。この佐々木勇気という棋士はやはりこういう切れ味というか、クルッと体勢を入れ替えるような、柔道や合気道のような手順が本当にうまい棋士ですね。

大石さんのは穴熊の補修方法が予想GUYでなかなかでした。角筋受けにくし、をうまく受けましたね。

残念だったのがコール君。全勝でしたが、消えました。相穴熊じゃない形で戦ったのでぜひ頑張ってほしかったですが、対穴熊に等価交換な展開で厳しかった。

圧巻だったのは高見vs西川jr戦。先手が馬と龍作って、歩をとったところでは先手がかなりよさそうに思いましたが、全然難しかった。

なんというか、プロなのに、あの工夫のなさそうな向かい飛車で何とかしてしまうという西川ジュニアの恐ろしさ。

目立つ手はないものの、深い研究と絶品の振り飛車感覚、という感じですね。私は居飛車党ですが本当に好きな将棋です。


以下結果。


[C級2組]
中村 亮介五段(3勝2敗)○-●内藤 國雄九段(1勝4敗)…19時10分☆
(西川 和宏四段-高見 泰地四段…19時50分千日手成立)
田中 魁秀九段(0勝5敗)●-○牧野 光則四段(2勝3敗)…19時56分☆
澤田 真吾五段(4勝1敗)○-●岡崎 洋六段(3勝2敗)…20時17分☆
石川 陽生七段(0勝5敗)●-○吉田 正和五段(3勝2敗)…22時14分
石田 直裕四段(3勝2敗)○-●佐藤 慎一四段(1勝4敗)…23時3分
中田 功七段(2勝3敗)○-●村中 秀史六段(2勝3敗)…23時14分
小倉 久史七段(3勝2敗)○-●村田 智弘六段(3勝2敗)…23時18分
竹内 雄悟四段(1勝4敗)●-○千田 翔太四段(4勝1敗)…23時22分☆
上村 亘四段(2勝3敗)●-○村田 顕弘五段(4勝1敗)…23時31分☆
伊藤 真吾四段(2勝3敗)●-○勝又 清和六段(2勝3敗)…23時32分
森 けい二九段(2勝3敗)○-●西川 慶二七段(1勝4敗)…23時42分☆
増田 裕司六段(2勝3敗)●-○矢倉 規広六段(3勝2敗)…0時3分☆
長岡 裕也五段(3勝2敗)○-●神崎 健二七段(1勝4敗)…0時15分☆
永瀬 拓矢六段(3勝2敗)○-●瀬川 晶司五段(3勝2敗)…0時25分
佐々木 勇気四段(5勝0敗)○-●田中 悠一四段(2勝3敗)…0時31分
西尾 明六段(2勝3敗)○-●佐藤 和俊五段(2勝3敗)…0時33分
伊奈 祐介六段(2勝3敗)●-○遠山 雄亮五段(3勝2敗)…0時34分
佐藤 紳哉六段(1勝4敗)○-●藤森 哲也四段(2勝3敗)…0時44分
藤原 直哉七段(4勝1敗)○-●門倉 啓太四段(2勝3敗)…0時45分☆
阿部 光瑠四段(4勝1敗)●-○及川 拓馬五段(3勝2敗)…0時50分
横山 泰明六段(1勝4敗)●-○大石 直嗣六段(5勝0敗)…1時0分☆
中座 真七段(3勝2敗)○-●八代 弥四段(3勝2敗)…1時36分
高見 泰地四段(4勝1敗)●-○西川 和宏四段(4勝1敗)…2時0分

【5勝0敗】佐々勇(5)、大石(18)
【4勝1敗】澤田(4)、村田顕(7)、西川和(8*)、阿部光(14)、高見(23)、藤原(31**)、千田(45)
【3勝2敗】永瀬(6)、矢倉(9)、及川(10)、吉田(13)、岡崎(16*)、八代(17)、中村亮(19)、中座(22*)、村田智(32*)、長岡(33**)、小倉(38*)、瀬川(39*)、遠山(40**)、石田(44)
【2勝3敗】森(1)、中田功(11)、西尾(12)、伊藤(24)、村中(25)、田中悠(26)、勝又(27)、牧野(28)、佐藤和(29)、門倉(30)、藤森(34)、増田(36*)、伊奈(42**)、上村(43)
【1勝4敗】内藤(2)、横山(3)、佐藤紳(15)、佐藤慎(20)、神崎(21)、西川慶(41*)、竹内(46)
【0勝5敗】田中魁(35)、石川(37*)


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(2013/10/05)
つるの剛士

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渡辺復調するか?第84期棋聖戦第3局▲羽生善治vs△渡辺明&朝日杯プロ・アマ9-1

昨日の棋聖戦とプロアマの結果について簡単に。

第84期棋聖戦第3局▲羽生善治vs△渡辺明

カド番で迎えたここを渡辺明が凌いだ…という将棋だったわけですが。なんとこれを渡辺明が勝ったことで第一人者であるこの二人の今期の通算成績が二人とも負け越しになったというw

まあ年度末には七割勝ってるんだとは思いますが、なかなかの珍現象ですね。

ニコ生の解説は先崎さんでさすがの早見えですね。ニコ生に出られる女流プロの方にお願いしたいのは、呼吸音を多く含むようなヒッヒッフー的、ラマーズ法笑いは避けたほうがいいです。長丁場で観戦者の耳の疲労度を増します。スカイプとかもそうなんですが、変な音を大きく拾うのがネット通話とか動画の特徴なんでしょうかね。

テレビとは異なるところのような気がします。もしかしたらどこからか伝わって傷つく可能性もありますが、TS視聴などでご自身で確認されると、どういうことなのかわかると思います。

通常の解説者の声のトーンにあわせてボリューム調整すると、笑い声が大きすぎるし、笑い声に合わせると、解説が聞こえないんです。そして愛想笑いではないものの、頻繁に笑う…という対応が多いような気がするのですが、ゆえに耳が疲れるわけです。

このへんは、誰が、とかではなく、相手役を務められる方が誰であっても大体私が感じているところです。TS視聴で是非、修正点としてすぐ認識されるべき部分だと思います。


将棋のほうは、いわゆる待機作戦。腰掛銀で最近流行っている待機策でした。これは元々は渡辺明が流行らせたと言ってもいいかと思いますが、桂馬を跳ねないことで隙をなくし、先手にベストな形で攻めさせない…というもの。

将棋世界の最新号にもでていましたが、この待機策が出た結果、後手も互角以上に戦えているようです。

本譜は、去年の棋聖戦で羽生さんが中村太地相手に使った作戦を渡辺明が採ったということです。

先崎さんの説明では、後手がやれるような感じでしたが、本譜の進行でどうやら先手が良かったようです。馬切って▲2二歩ですね。

そこで長考する渡辺明が指した手順は普通に龍を作らせるものでした。

ここらへん、ちょうど解説が休憩に入っていたので、指し進める両者の様子がリアルタイムで見ることができてとても良かったです。△同玉、飛車打ち、金打ち、金取り、からの△6一歩。そして席を立つ渡辺明。扇子で顔を仰ぐ羽生善治

この手順の意味は確かにわかりません。取ってどうなるわけ?という。ぱっと見は逃げれば香車を打たれるので取りますが、すぐに効果は現れません。

私はこの一連の手順を観てすぐに取れば角筋を活かすんだろうな、とは思ったのですがまさかこんな劇的な逆転があるとは思っていませんでした。

結果的には羽生さんがウッカリしたとのことでしたが、先崎さんが流石でしたね。手の見え方はやはり半端じゃない。これは羽生さんのうっかりでしょう、と断言していたのはまさに天才は天才をしる、という感じでした。

これで次は渡辺明の先手番。フルセットまでいけば奪取もかなりありえる話ですね。


+++++++++++++++++++++++++++++++


そして、プロアマ。総括としては戦型的にアマが勝ちやすい将棋が少なかった気がします。


角交換型振り飛車の台頭により、それを用いたアマが多かったことにより、寧ろプロが沢山勝った…という。

とはいえ、相当惜しい将棋もありました。アマが唯一勝った将棋は序盤作戦が一番ハマった展開でしたね。初手の端歩ですら、ぴったりハマった。私も一目はこうかな?と思った馬の引き成りが良くなく、手の連続性を重視して歩成としておけば角のラインを止める歩が打てて後手も戦えたようです。本譜は再三3筋の歩が立たないことが祟っていましたね。

他では東野vs八代戦が、相当な力戦でしたが先手もやれたようです。後手の左美濃が堅いかと思ったのですがそうでもなく、中盤であっさり行きすぎて、いじめられそうな角が逆に働いて逆転模様。

入江高見戦も、かなり序盤は居飛車に主張点がない展開だと思ったのですが、言いなりになっても全然難しいのですね。これは驚きました。高美濃が組めれば二つの位が逆に負担になるという。中盤で後手陣に飛車を打ち下ろし、後手が角を切って先手陣を薄くしたところでは、主張点の堅さがなくなって後手がいいのかと思ったのですが、感想戦コメントをみると、よさそうな歩がありました。これが通るなら、確かに先手有望。カロリーナだったら、打ちそうな歩だと思いましたw

倉川竹内も熱戦。後手の竹内の得意戦法のようでしたが、力戦派のプロを相手に居玉で堂々の指し回し。2筋と8筋の位を取って流石に模様を張り過ぎでは?と思ったのですが、後手玉は玉飛接近で良くないのですね。。戻って7筋からの後手の攻撃がやりすぎだったとのこと。いきなり馬が出来て先手が良さそうでしたが、竹内さんが中終盤力で誤魔化しきりました。

あとは渡辺上村の千日手局も先手がペースを握っていたように思うが、打開の糸口がなかったのかはよく分からず。そして渡辺誠さんは某三段の弟さんらしいですね。

昔のプロアマがノーマル振り飛車を用いるアマが多かった…のが角交換振り飛車に変わった・・・という感じでしょうか。清水上徹さんをもってしても、かなり後手の阿部光瑠がうまく指したとはいえ、振り飛車大変なんだな・・・という感想をもってしまうような、アマプロでした。


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(2011/08/19)
西尾 明

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ハイレベル!第72期C級2組順位戦 第1回戦

さて、三段リーグの延長的でもあり、C1リーグのようなレベルの高さでもあり、というC級2組順位戦が開幕しました。46名で昇級3名、降級点9名の枠を争います。

まずは全体感から。平均年齢は35.1歳。以前はどんどん若返っていった印象がありますが、遂に古豪がC2に落ち始めているので年齢が再び上昇してきました。

平均段位は5.5段。

段位別の年齢は9段が3名で68.7歳。8段が居なくて、7段が6名で47.2歳。6段が12名で36.8歳。5段が10名で28.4歳。そして四段が15名で24歳。計算間違いあったらすいませんが、そんな感じです。

降級点1つ持ちが9名。2つが4名。その13名の平均年齢は40.2歳、段位は5.9段。平均順位は31.9位。46名いて、9名降級点ということは38位から46位がもらうということなので、安全圏という気もするし、そのかなに4名の新四段が含まれているので、34位から42位がもらう?という考え方もできるので、ぎりぎりなのかもしれない。

シンプルには20代の四段五段が昇級を競い合って、30代後半以上の6段以上が降級点を競い合う・・・という構図が頭に浮かびます。

今期開幕戦の対戦組み合わせを見たときに私が思ったのは「どの対局も観たいな」ということでした。

捨て試合がないというか。これは見なくていいという対局がない。とてもハイレベルな、あるいは個性の感じる棋士同士の組み合わせ。

ここから一年かけて、誰が降級点を取るのか?というのを眺める悪趣味な催し物・・・という側面は少なからずあると思います。というのも、昇級枠が3つしかなく、しかもその3つは大体5人ぐらいの候補者で戦う一方、煮詰まってレベルが上がっているので誰が降級点をとるのかわからない上に、9点分も枠があるわけですから。。

電王戦の残酷さも勿論理解できるところですが、あれは選ばれしもののための戦いであり、そして負けた棋士たちも胸を張ってむしろそれを糧としているように見えるのに対して、順位戦C級2組で負けて降級点を与えられるということは何のメリットもありません。純粋な残酷さしかそこにはありません。

・・・と前置きがながくなりました、がそういう大枠の観かたはありつつも、日々はその対局を楽しむのが我々ファンの役目?でしょう。

対局開始前に私が思ったのは、「瀬川vs森けいじ戦がなかなか面白そうだな」ということ。

森先生がその魔術師らしいパフォーマンスを発揮すれば、瀬川さんもどちらかというと激しく行くタイプなので、華やかな戦いになるだろうなと。

今は夕方ですが、その予感は的中したようです。この将棋はまだご覧になられていない方は是非みてほしい一局です。

あとはお勧めを書くとすれば・・・まあ、好みですねw

ノーマル振り飛車がいくつかあったのが目につきました。個人的には岡崎遠山戦の岡崎プロの陣形、対穴熊に地下鉄飛車かな?というような陣形の将棋が好みです。左の桂馬を活用できれば、かなり有望な気もします(穴熊はなんやかんやで遠いのがこの戦型ではありますが)。

あとは西川パパvs千田さんの将棋。千田さんの金が四段目に行きそうですね。こういう将棋が好きな人は楽しいと思います。私は好きです。勝率的には苦労しそうな気はしますが、中終盤力次第、でしょうかね。

忘れてはいけないのが田中かいしゅう先生の奔放な将棋。ここはいつでも注目ですね。筋のよい駒の効率性の高い指し回しで若手を翻弄する図・・・が毎回期待されるところです。

居飛車党で矢倉が好きなら、藤森vs西尾の後手急戦も注目です。いわゆる米長流ですかね。ここが面白いのは先手の藤森さんもこういう急戦調の将棋を後手番で得意にされていることです。対策を聞いてみた、というような西尾さんの採用ですね。

若き天才、美しき天然、こと佐々木勇気と竹内@やっぱり森門下の将棋もなかなかすごいです。こういう将棋を強い棋士同士で、しかも持ち時間長いところでみれるってのは順位戦の醍醐味ですよね。是非明日の朝まで死闘を繰り広げてほしい…。

ノーマル振り飛車好き、相穴熊好きの人にはうってつけの将棋も数局ありますね。私はそれほどでもないのでさらっと観る程度にします。絶品のさばきがありそうな対局組み合わせもあるので、それだけあとで味わいたい、という感じですね。

八代vs内藤という若者vs老人の対戦もなかなか、将棋センターとかじゃないとみれないですよ。年の差たぶん50歳ぐらい。戦型も相居飛車党であれば興味を持てるものになっていると思います。

というわけで、ここまで夕方の局面をみてのレポートでした。

今はあけて翌日の早朝。ここから結果を見ていきます。

瀬川森は華々しくはなったものの、終始瀬川攻勢でそのまま押し切りました。▲5三歩が取れないようでは・・という手が中盤の入り口でありました。

八代内藤もなんというか往年の内藤先生からすると驚くような終盤。勿論粘りの効きにくい将棋だったとは思うのですが、あそこまで指すのだなと。

横山吉田は、後手の穴熊があまり活きない展開に。角換わりで先手が最後まで攻めまくる将棋になりました。

昇級候補の澤田は相矢倉の後手番でうまく攻めきりました。

佐々木勇気も序盤の優位を綺麗に拡大しての勝利。

中座永瀬は陣形の差がでた将棋で後手の左金のぶん辛い、という印象。

西川パパと千田の戦いは、新四段の千田が勝った。将棋としてはねちっこさが私の好みで今後に期待したいと思う。

岡崎遠山は遠山の完勝。遠山の穴熊の巧さがよく出た将棋だった。

矢倉サトシンはサトシンの負け。これは負けてはダメな将棋だったと思うが…どうなんでしょう?

佐藤和と及川の戦いは振り飛車党としては先手の作戦と指し回しが大変参考になるのではないか。振り飛車のトップクラスにあるであろう、佐藤和俊が存在感を示した。

藤森西尾戦は相居飛車の急戦矢倉党は必ず見ておきたいところだが、こんなにあっさり決まるものですか、というぐらいの後手の快勝。後手のこういう矢倉が得意なはずの藤森だったのでとても意外な気がする。。

上村村中は夕方に見た局面では相当上村がやらかしたようにみえていたが、良すぎて目が見えなくなった・・・の典型で後手が逆転された。それだけ後手番というのは難しいところがある・・・ということで前述の藤森西尾戦と合わせて鑑賞してもらうのがいいように思う。

田中魁秀大石戦は私好みの序盤から田中先生が攻めまくったが、後手にうまくかわされてしまった。田中先生は若手にこういう将棋で勝ち切る事も多いが最近はこういう誤魔化され方もしてしまうことも多い。個人的には残念だが、大石さんは地味だが相当に強いので仕方ないか。

勝敗結果は以下のとおり。
昇級候補での負けは永瀬拓矢ぐらいだろうか。

瀬川 晶司五段(1勝0敗)○-●森 けい二九段(0勝1敗)…20時8分
岡崎 洋六段(0勝1敗)●-○遠山 雄亮五段(1勝0敗)…20時37分
横山 泰明六段(1勝0敗)○-●吉田 正和五段(0勝1敗)…20時48分
八代 弥四段(1勝0敗)○-●内藤 國雄九段(0勝1敗)…21時18分☆
西川 和宏四段(1勝0敗)○-●石川 陽生七段(0勝1敗)…21時54分☆
西川 慶二七段(0勝1敗)●-○千田 翔太四段(1勝0敗)…22時0分☆
藤森 哲也四段(0勝1敗)●-○西尾 明六段(1勝0敗)…22時40分
伊奈 祐介六段(0勝1敗)●-○村田 顕弘五段(1勝0敗)…22時57分☆
小倉 久史七段(1勝0敗)○-●中田 功七段(0勝1敗)…23時10分
藤原 直哉六段(1勝0敗)○-●佐藤 紳哉六段(0勝1敗)…23時15分☆
勝又 清和六段(0勝1敗)●-○牧野 光則四段(1勝0敗)…23時26分
佐々木 勇気四段(1勝0敗)○-●竹内 雄悟四段(0勝1敗)…23時52分☆
佐藤 和俊五段(1勝0敗)○-●及川 拓馬五段(0勝1敗)…23時54分
田中 魁秀九段(0勝1敗)●-○大石 直嗣六段(1勝0敗)…0時1分☆
長岡 裕也五段(0勝1敗)●-○高見 泰地四段(1勝0敗)…0時23分
中村 亮介五段(1勝0敗)○-●田中 悠一四段(0勝1敗)…0時38分
門倉 啓太四段(0勝1敗)●-○伊藤 真吾四段(1勝0敗)…0時38分
阿部 光瑠四段(1勝0敗)○-●増田 裕司六段(0勝1敗)…0時39分
村田 智弘六段(0勝1敗)●-○石田 直裕四段(1勝0敗)…0時40分☆
矢倉 規広六段(1勝0敗)○-●佐藤 慎一四段(0勝1敗)…0時42分
上村 亘四段(1勝0敗)○-●村中 秀史六段(0勝1敗)…0時46分
中座 真七段(1勝0敗)○-●永瀬 拓矢五段(0勝1敗)…0時51分
神崎 健二七段(0勝1敗)●-○澤田 真吾五段(1勝0敗)…1時9分☆


全部見切れてないですし、ぱっと並べただけなのですが、それでもどの昇級候補であっても、降級点を取る可能性がある棋士でもかなり熱の入った戦いを見せているので、悪趣味かもしれませんが、このクラスが一番人生掛かってるかんじで、じっくり見るべきクラスのような気がします。

特に半分ぐらい終わったところからの真剣みでいうと、他のクラスの比ではないように思います。


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(2013/05/23)
先崎 学

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【追加有】電王戦最終局、会見全文文字起こし&内容詳細&後日談【第1-5局完全版】

電王戦最終局に関する記事を以下にまとめてみました。ナビゲーションとしてお使いください。

将棋の進化の可能性&電王戦最終局の類似将棋が!(しかも塚田泰明vs田中寅彦) (04/21):後日談として。

全体会見:第二回電王戦最終局▲三浦弘行vs△GPS将棋 (04/20)電王戦全体の会見です。

記者会見:第二回電王戦最終局▲三浦弘行vs△GPS将棋 (04/20):最終局の記者会見。

感想戦:第二回電王戦最終局▲三浦弘行vs△GPS将棋 (04/20):最終局の感想戦

絶体絶命?!第二回電王戦最終局▲三浦弘行vs△GPS将棋 (04/20):終局前の私の感想

遺志を継ぐ弔合戦?第二回電王戦最終局▲三浦弘行vs△GPS将棋 (04/20):15時台途中経過の私の感想
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以下、第五局の後日談的なものです。

将棋の進化の可能性&電王戦最終局の類似将棋が!(しかも塚田泰明vs田中寅彦)

電王戦最終局を「GPS将棋の探索木」で読んでみた。
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以下、第一局から第四局の感想&会見書き起こしになります。

プロ棋士は強いんです!人間圧勝!第二回電王戦、阿部光瑠四段vs習甦

佐藤慎一敗れる。第二回電王戦第二局▲ポナンザ対△佐藤慎一

【追記有】将棋の常識が変わる?詰まし屋一閃?! 第二回電王戦、第3局▲船江恒平五段vs△ツツカナ

【追々々記有り】引き分け:入玉に賭ける星 第2回電王戦第4局 ▲Puella α vs △塚田泰明九段
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以下、米長邦雄前会長が戦った第一回の感想。

第一回電王戦、ボンクラーズvs米長邦雄はCOMの圧勝


その他、もし電王戦に興味がある方は「将棋観戦記:電王戦」から遡ってみてください。結構ありますよ♪

観る将棋ファンに目覚めた貴方にオススメの三冊はこちら。これがあれば指せなくても十分楽しめます!

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全体会見:第二回電王戦最終局▲三浦弘行vs△GPS将棋

第二回電王戦最終局▲三浦弘行vs△GPS将棋の第五局の会見が終わり、以下個別会見が19時20分頃から始まった。


引き続きまして、全体記者会見を始めます。

まず中央、瀧澤武信会長、川上量生ドワンゴ会長、谷川浩司会長。竹内章さん。山本一成さん。一丸孝則さん。伊藤英紀さん。金子知適さん。阿部光瑠四段。佐藤慎一四段。船江恒平五段。塚田泰明九段。三浦弘行八段。

以上の皆さんと記者会見執り行って参ります。

対局者に感想を。

竹内章さん「緊張して迎えて阿部先生に完敗して。密度の濃い時間で今まで興味のなかった人にも注目された。素晴らしいイベントを演出してもらって感謝している」

阿部光瑠「えーと、電王戦に出場が決まってこの日を迎えるのが凄く早いなと。一日一日が早いなと。できることだけをやってきた。ただ一日がはやかった。このような舞台を用意してもらって・・・今はなにもいえないですね」

山本一成「電王戦を振りかえって、プログラムがプロの棋士の方々とさせる、夢の様な日々でした。そこにすごい感動した。戦った棋士の生き様、人間が見えたのが驚いた。船江恒平先生が言っていたように自分を写す鏡だという言葉の通りだった。」

佐藤慎一「そうですね、まあ結果凄く自分の将棋も残念でしたしこの五局残念な結果になりました。とりあえず今後何日間も過ごしてきて、そういったもので将棋のファン、あまり興味がなかった人にも少しでもアピールというか見ていただけたのがよかったことかなと」

一丸孝則さん「私は結論だけいうと、とても楽しかったです。この半年間ぐらい、電王戦に向けて頑張ってきたんですけれども、プロ棋士とさせるという喜びというか憧れというか、そういうのを抱えながら、プロ棋士に通用するのか?と葛藤してきた。最終的に、コンピューター将棋の熱戦になってとてもたのしかったです」


船江恒平電王戦は結果は残念でしたが自分にとっては非常に良い経験となった。一年前からソフトは鏡だと思っていて、自分の力がどれぐらい出せるかと思っていた。一局指すだけで、自分のいいところ、わるいところがわかったのはすごいなと。多くの方に将棋に興味をもってもらって、製作者の方々にお礼を言いたい。」

伊藤英紀「私は98年ぐらいから始めたんですが、そのころはマスコミがくるとかなく、オタクの内輪のイベントだった。五年ぐらいまえからコンピューター将棋選手権にマスコミが来るようになって、去年の電王戦からテレビなど沢山くるようになって15年前と比べて隔世の感がある。自分のプログラムとして疑問なところがあったけど、観戦者に盛上てもら得たのが意義があった。対戦してくださった棋士の皆様、ありがとうございました。」

塚田泰明「結果的に持将棋だったんですが、これだけ称賛されたのは初めてでした。電王戦ならではの結果、反応だったと思います。そういう意味では参加してよかったと思います」

金子知適さん「やはり私からも棋士の先生方、ドワンゴ、運営の皆様のおかげで開催できたことをお礼したい。2ヶ月ぐらい眠れない日が続いて、自分の対局でもないのにこんなに興奮してもいいのだろうかとう日々でした。もしファンの皆さんも同じだったらこんなにうれしいことはない」

三浦弘行「今回負け越し決定で非常に申し訳ないなと思っています。塚田泰明先生も前局持将棋までにしてもらったのに申し訳ないなと。GPS将棋がこれほど強いとわかっていれば、もっと危機感をもって臨むべきだったなと反省していますし、悔いが残るところだなと」


続きまして川上会長、瀧澤会長、谷川会長に今後の抱負などを。

川上量生「今回縁がありまして、主催させてもらいました。大変世間でも話題になるような電王戦を開催させてもらって感謝しつつ恐縮している。歴史のない会社がやるのは大変おこがましい、申し訳ないと思っていますが、ただ、やらせていただいた以上は出来る限りのことをして盛り上げようと努力してまいりました。これでビジネスのためにやっているという部分もあるが、それではなくて将棋の今後の発展に寄与したいという気持ちが80%ぐらいです。

今回メディアの人に来てもらって嬉しいのですが、ここに座っている事自体が取材を減らすのではないかと危惧していて、次回以降は隅っこにいようと思っています。コンピュータが勝ったということではなく、そこにまつわる人間ドラマにこそ意義があると認識している。」


瀧澤武信「このような場を設けていただいたことに感謝します。39年前に将棋のプログラムを作ったが、このような日がくるとは思っていなかった。プロが対局してくれるようになって、しかも勝つようなものが出来るとは。私自身も非常に驚いています。勝った先生、負けた先生いらっしゃいますが、アマチュアではわからないんですね。どのぐらい今のプログラムが強いのかわからないので、それを解明してくださっていることに感謝しています。

じゃあ実際その悪い手をどうやって咎めるか?というのは、アマチュアにはわかりませんのでそれを咎めてもらうことでさらなる発展が望める。塚田泰明先生の頑張りも今後の成長にありがたいこと。とても感動しました。どの対局も人間のドラマとして大変感動しました。一番の良かったことは全ての対局が素晴らしいものだったこと。」

谷川浩司「皆様本当にお疲れ様でした。昨年に引き続き、開催していただいて厚く御礼申し上げます。今回厳しい結果となったが、五名の対局者は全力を出し切ったと思っております。今日も三浦八段の姿を見ておりますと私も心が痛むわけですが、責任を感じずに胸を張ってほしい。特に若い棋士は今回のことを今後に活かしてほしい。し

勝負に重きが置かれると思っていたが、五局それぞれにドラマがあった。特に印象に残ったのは第三局。通常苦しくなると気持ちが折れるが、現時点の最善手を追求していく、という人間では難しい部分がありまして、私自身も精神力の重要性をコンピュータに教わるとは思ってなかったんですが、人間の長所短所、コンピュータの長所短所
わかってきましたので今後につなげることができればと思っています。

以前もお話したかもしれませんが、コンピュータと人間は共存共栄、人工知能の進歩発展につなげていく、たとえば医療や災害救助の現場で役に立つようなものにつながるように、と祈って続けております」


これより質疑応答。


共同通信「第三回の電王戦に関して決まってることがあれば」

谷川浩司「第三回に関しては、現在協議中でありまして、前向きに考えたいと思っております。まだはっきりたことはもうしあげられないが、もし第三回が実現したら、コンピュータも進化していると思いますが、棋士もまた違った内容がおみせ出来るのではないかと思っています」

共同通信「今の質問に追加して、タイトル棋士の番勝負というのを観たいという思いに至った人も多かったとおもうのですが」

谷川浩司「そのあたりは勿論、団体戦として今日の結果で決着がついたので具体的な人選などについてはまだはなせないということでご理解いただきたい。」

日本テレビ「今後五人の方にがんばっていただきたいということでしたが、今後指し方に変化は?」

阿部光瑠「ちゃんと聞いてなくて。ぼけーとしていて…。(今後の指し方に変化は?)それはあると思います。人によっては変わってくると思います。自分もやっぱり変わってくると思います」

佐藤慎一「まあ、自分にとってのプラスになるところを取り入れてこの後も自分の将棋が変わっていけるように向き合って行きたい」

船江恒平「ソフト提供されてから何十局も指しているので、いい意味で既に変わってきているので、今後練習として使って行きたいと思っています。それがいい効果を及ぼすと思っている。」

塚田泰明「影響はあった。ボンクラーズとツツカナ。局面の意見を聞いてみると私が考えないような手を示すのでコンピュータを活用するというのはあると思う」

三浦弘行「コンピュータは当然終盤が強いんですが、プロが結論を出した局面でもまだ奥深さがあることをおしえてくれたので、特に終盤戦において、今後競争というか、自分の終盤力の精度を上げる意味で活用して行きたいと思います」

報知新聞「コンピュータ開発者に聞きたいが第三回があったとして誰に挑戦したいか?」

竹内章さん「今回負けてますし、色々言っていますからいまさらですが習甦という名前に思いを込めた方に挑戦したい」

山本一成さん「誰が出れるか分からないですが、大将として最も強い棋士と戦いたい」

一丸孝則さん「まだ考えてないです」

伊藤英紀さん「次回がどうなるのか?自分がでるのか?わからない」

金子知適さん「申し訳ないですが我々が申し込むのではなくてお招き頂くという形だと思いますので」


谷川浩司「(団体戦の中で負けるという形になったが)えーそうですね、まあ正直にいいまして、5局対局するわけですから、その中で棋士が負けることになるとは思っていましたが、こういう結果になったのは厳しいというのは間違いない。コンピュータは強くなっているので、勿論準備をして臨んだとは思いますがより準備を重ねてやっぱり投了の声を利くまでは決して気を緩めないという強さも必要だと思っていました」

船江恒平「(今回、反対に人間の強みを感じましたか?)私の対局でいうと、終盤自体は人間も負けてないなという、終盤は強いことは分かっていたが一直線の斬り合いだったら負けてないなと。ただそこからもう一ラウンドのところではソフトの粘りが強かった。序盤中盤終盤、どこも人間が負けてないところはあったと思います。強みとしてはこれから次第かと思いますが、負けた将棋が糧となって活かしていけたらそれが人間の強みとなる。」

産経新聞「川上社長にビジネス2割、将棋のために8割としていましたが、実際の今回の観戦者数は?」

川上量生「正確な数字は分からないが、予想以上の反響でした。(累計で190万人とのこと)」


以上記者会見でした。

私の個人的な感想は別途記します。(誤字修正@4/21)


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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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