今日の見所 5/10(木)

5月10日(木曜日)の注目対局は以下の通りです。

竜王戦4組 昇決 畠山成幸vs伊藤真吾
畠山成幸 1勝0敗 勝率1.000
伊藤真吾 0勝0敗 勝率0.000
約1ヶ月半ぶりの対戦となる伊藤だが、レーティングでは畠山よりやや高い。

棋王戦 予選 阿部光瑠vs三枚堂達也
阿部光瑠 2勝2敗 勝率0.500
三枚堂達也 3勝2敗 勝率0.600
前期、高い勝率で終わった両者。レーティング、期待勝率とも三枚堂の方がやや高い。攻めっけの強い両者、またリスクを厭わない指し回しでも共通している気がする。派手な相居飛車の戦いがみれそうだ。

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Tag : 畠山成幸 伊藤真吾 阿部光瑠 三枚堂達也

今日の見所 4/10(火)

4月10日(火曜日)の注目対局は以下の通りです。

竜王戦3組 斎藤慎太郎vs西川和宏
前年度の成績は以下の通り。
斎藤慎太郎 33勝20敗 勝率0.623
西川和宏 13勝17敗 勝率0.433
過去の対戦では1勝1敗の5分の両者。しかし、2017年の成績勝率、レーティングともに斎藤の方が高い。振り飛車党の西川の作戦に注目したい。


竜王戦5組 阿部光瑠vs藤井聡太
阿部光瑠 33勝15敗 勝率0.688
藤井聡太 61勝12敗 勝率0.836
どうしても藤井の成績の方に目がいってしまうが、阿部の方も決して悪くはない。レーティングでは藤井の方が高いが、好調を維持している。長い持ち時間では藤井聡太にスキがない印象だが、阿部光瑠が先手番で腰を落ち着けて指すのであれば阿部の攻め、藤井の受けという展開で白熱した展開が期待できる。どちらが先手でも角換わりの急戦調を予想しておく。

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Tag : 斎藤慎太郎 西川和宏 阿部光瑠 藤井聡太

全勝者が2名に。第72期C級2組順位戦


つるの将棋七番勝負
例によって事実情報メインで。

いやー最近のC2がアツすぎますね…っていうか、層が厚すぎる。レベルが高すぎる。

昔は明らかになんというかもしかすると、という感じでしたが最近はどこを切っても金太郎飴…じゃなくて高レベル。

全敗の田中かいしゅう先生だって、石川先生だってめちゃくちゃ強いですからね。C1で若手を屠ること幾たび、ってクラスですから。

5連勝が2名、佐々木勇気くんと、大石さん。どちらも不思議な指しまわしでした。

佐々木君の作戦はちょっと順位戦とは思えない荒々しさ。終盤の攻め方は才能の違いというか、切れ味のすごさを見せてました。この佐々木勇気という棋士はやはりこういう切れ味というか、クルッと体勢を入れ替えるような、柔道や合気道のような手順が本当にうまい棋士ですね。

大石さんのは穴熊の補修方法が予想GUYでなかなかでした。角筋受けにくし、をうまく受けましたね。

残念だったのがコール君。全勝でしたが、消えました。相穴熊じゃない形で戦ったのでぜひ頑張ってほしかったですが、対穴熊に等価交換な展開で厳しかった。

圧巻だったのは高見vs西川jr戦。先手が馬と龍作って、歩をとったところでは先手がかなりよさそうに思いましたが、全然難しかった。

なんというか、プロなのに、あの工夫のなさそうな向かい飛車で何とかしてしまうという西川ジュニアの恐ろしさ。

目立つ手はないものの、深い研究と絶品の振り飛車感覚、という感じですね。私は居飛車党ですが本当に好きな将棋です。


以下結果。


[C級2組]
中村 亮介五段(3勝2敗)○-●内藤 國雄九段(1勝4敗)…19時10分☆
(西川 和宏四段-高見 泰地四段…19時50分千日手成立)
田中 魁秀九段(0勝5敗)●-○牧野 光則四段(2勝3敗)…19時56分☆
澤田 真吾五段(4勝1敗)○-●岡崎 洋六段(3勝2敗)…20時17分☆
石川 陽生七段(0勝5敗)●-○吉田 正和五段(3勝2敗)…22時14分
石田 直裕四段(3勝2敗)○-●佐藤 慎一四段(1勝4敗)…23時3分
中田 功七段(2勝3敗)○-●村中 秀史六段(2勝3敗)…23時14分
小倉 久史七段(3勝2敗)○-●村田 智弘六段(3勝2敗)…23時18分
竹内 雄悟四段(1勝4敗)●-○千田 翔太四段(4勝1敗)…23時22分☆
上村 亘四段(2勝3敗)●-○村田 顕弘五段(4勝1敗)…23時31分☆
伊藤 真吾四段(2勝3敗)●-○勝又 清和六段(2勝3敗)…23時32分
森 けい二九段(2勝3敗)○-●西川 慶二七段(1勝4敗)…23時42分☆
増田 裕司六段(2勝3敗)●-○矢倉 規広六段(3勝2敗)…0時3分☆
長岡 裕也五段(3勝2敗)○-●神崎 健二七段(1勝4敗)…0時15分☆
永瀬 拓矢六段(3勝2敗)○-●瀬川 晶司五段(3勝2敗)…0時25分
佐々木 勇気四段(5勝0敗)○-●田中 悠一四段(2勝3敗)…0時31分
西尾 明六段(2勝3敗)○-●佐藤 和俊五段(2勝3敗)…0時33分
伊奈 祐介六段(2勝3敗)●-○遠山 雄亮五段(3勝2敗)…0時34分
佐藤 紳哉六段(1勝4敗)○-●藤森 哲也四段(2勝3敗)…0時44分
藤原 直哉七段(4勝1敗)○-●門倉 啓太四段(2勝3敗)…0時45分☆
阿部 光瑠四段(4勝1敗)●-○及川 拓馬五段(3勝2敗)…0時50分
横山 泰明六段(1勝4敗)●-○大石 直嗣六段(5勝0敗)…1時0分☆
中座 真七段(3勝2敗)○-●八代 弥四段(3勝2敗)…1時36分
高見 泰地四段(4勝1敗)●-○西川 和宏四段(4勝1敗)…2時0分

【5勝0敗】佐々勇(5)、大石(18)
【4勝1敗】澤田(4)、村田顕(7)、西川和(8*)、阿部光(14)、高見(23)、藤原(31**)、千田(45)
【3勝2敗】永瀬(6)、矢倉(9)、及川(10)、吉田(13)、岡崎(16*)、八代(17)、中村亮(19)、中座(22*)、村田智(32*)、長岡(33**)、小倉(38*)、瀬川(39*)、遠山(40**)、石田(44)
【2勝3敗】森(1)、中田功(11)、西尾(12)、伊藤(24)、村中(25)、田中悠(26)、勝又(27)、牧野(28)、佐藤和(29)、門倉(30)、藤森(34)、増田(36*)、伊奈(42**)、上村(43)
【1勝4敗】内藤(2)、横山(3)、佐藤紳(15)、佐藤慎(20)、神崎(21)、西川慶(41*)、竹内(46)
【0勝5敗】田中魁(35)、石川(37*)


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(2013/10/05)
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渡辺復調するか?第84期棋聖戦第3局▲羽生善治vs△渡辺明&朝日杯プロ・アマ9-1

昨日の棋聖戦とプロアマの結果について簡単に。

第84期棋聖戦第3局▲羽生善治vs△渡辺明

カド番で迎えたここを渡辺明が凌いだ…という将棋だったわけですが。なんとこれを渡辺明が勝ったことで第一人者であるこの二人の今期の通算成績が二人とも負け越しになったというw

まあ年度末には七割勝ってるんだとは思いますが、なかなかの珍現象ですね。

ニコ生の解説は先崎さんでさすがの早見えですね。ニコ生に出られる女流プロの方にお願いしたいのは、呼吸音を多く含むようなヒッヒッフー的、ラマーズ法笑いは避けたほうがいいです。長丁場で観戦者の耳の疲労度を増します。スカイプとかもそうなんですが、変な音を大きく拾うのがネット通話とか動画の特徴なんでしょうかね。

テレビとは異なるところのような気がします。もしかしたらどこからか伝わって傷つく可能性もありますが、TS視聴などでご自身で確認されると、どういうことなのかわかると思います。

通常の解説者の声のトーンにあわせてボリューム調整すると、笑い声が大きすぎるし、笑い声に合わせると、解説が聞こえないんです。そして愛想笑いではないものの、頻繁に笑う…という対応が多いような気がするのですが、ゆえに耳が疲れるわけです。

このへんは、誰が、とかではなく、相手役を務められる方が誰であっても大体私が感じているところです。TS視聴で是非、修正点としてすぐ認識されるべき部分だと思います。


将棋のほうは、いわゆる待機作戦。腰掛銀で最近流行っている待機策でした。これは元々は渡辺明が流行らせたと言ってもいいかと思いますが、桂馬を跳ねないことで隙をなくし、先手にベストな形で攻めさせない…というもの。

将棋世界の最新号にもでていましたが、この待機策が出た結果、後手も互角以上に戦えているようです。

本譜は、去年の棋聖戦で羽生さんが中村太地相手に使った作戦を渡辺明が採ったということです。

先崎さんの説明では、後手がやれるような感じでしたが、本譜の進行でどうやら先手が良かったようです。馬切って▲2二歩ですね。

そこで長考する渡辺明が指した手順は普通に龍を作らせるものでした。

ここらへん、ちょうど解説が休憩に入っていたので、指し進める両者の様子がリアルタイムで見ることができてとても良かったです。△同玉、飛車打ち、金打ち、金取り、からの△6一歩。そして席を立つ渡辺明。扇子で顔を仰ぐ羽生善治

この手順の意味は確かにわかりません。取ってどうなるわけ?という。ぱっと見は逃げれば香車を打たれるので取りますが、すぐに効果は現れません。

私はこの一連の手順を観てすぐに取れば角筋を活かすんだろうな、とは思ったのですがまさかこんな劇的な逆転があるとは思っていませんでした。

結果的には羽生さんがウッカリしたとのことでしたが、先崎さんが流石でしたね。手の見え方はやはり半端じゃない。これは羽生さんのうっかりでしょう、と断言していたのはまさに天才は天才をしる、という感じでした。

これで次は渡辺明の先手番。フルセットまでいけば奪取もかなりありえる話ですね。


+++++++++++++++++++++++++++++++


そして、プロアマ。総括としては戦型的にアマが勝ちやすい将棋が少なかった気がします。


角交換型振り飛車の台頭により、それを用いたアマが多かったことにより、寧ろプロが沢山勝った…という。

とはいえ、相当惜しい将棋もありました。アマが唯一勝った将棋は序盤作戦が一番ハマった展開でしたね。初手の端歩ですら、ぴったりハマった。私も一目はこうかな?と思った馬の引き成りが良くなく、手の連続性を重視して歩成としておけば角のラインを止める歩が打てて後手も戦えたようです。本譜は再三3筋の歩が立たないことが祟っていましたね。

他では東野vs八代戦が、相当な力戦でしたが先手もやれたようです。後手の左美濃が堅いかと思ったのですがそうでもなく、中盤であっさり行きすぎて、いじめられそうな角が逆に働いて逆転模様。

入江高見戦も、かなり序盤は居飛車に主張点がない展開だと思ったのですが、言いなりになっても全然難しいのですね。これは驚きました。高美濃が組めれば二つの位が逆に負担になるという。中盤で後手陣に飛車を打ち下ろし、後手が角を切って先手陣を薄くしたところでは、主張点の堅さがなくなって後手がいいのかと思ったのですが、感想戦コメントをみると、よさそうな歩がありました。これが通るなら、確かに先手有望。カロリーナだったら、打ちそうな歩だと思いましたw

倉川竹内も熱戦。後手の竹内の得意戦法のようでしたが、力戦派のプロを相手に居玉で堂々の指し回し。2筋と8筋の位を取って流石に模様を張り過ぎでは?と思ったのですが、後手玉は玉飛接近で良くないのですね。。戻って7筋からの後手の攻撃がやりすぎだったとのこと。いきなり馬が出来て先手が良さそうでしたが、竹内さんが中終盤力で誤魔化しきりました。

あとは渡辺上村の千日手局も先手がペースを握っていたように思うが、打開の糸口がなかったのかはよく分からず。そして渡辺誠さんは某三段の弟さんらしいですね。

昔のプロアマがノーマル振り飛車を用いるアマが多かった…のが角交換振り飛車に変わった・・・という感じでしょうか。清水上徹さんをもってしても、かなり後手の阿部光瑠がうまく指したとはいえ、振り飛車大変なんだな・・・という感想をもってしまうような、アマプロでした。


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Tag : 羽生善治 渡辺明 清水上徹 阿部光瑠 渡辺誠

ハイレベル!第72期C級2組順位戦 第1回戦

さて、三段リーグの延長的でもあり、C1リーグのようなレベルの高さでもあり、というC級2組順位戦が開幕しました。46名で昇級3名、降級点9名の枠を争います。

まずは全体感から。平均年齢は35.1歳。以前はどんどん若返っていった印象がありますが、遂に古豪がC2に落ち始めているので年齢が再び上昇してきました。

平均段位は5.5段。

段位別の年齢は9段が3名で68.7歳。8段が居なくて、7段が6名で47.2歳。6段が12名で36.8歳。5段が10名で28.4歳。そして四段が15名で24歳。計算間違いあったらすいませんが、そんな感じです。

降級点1つ持ちが9名。2つが4名。その13名の平均年齢は40.2歳、段位は5.9段。平均順位は31.9位。46名いて、9名降級点ということは38位から46位がもらうということなので、安全圏という気もするし、そのかなに4名の新四段が含まれているので、34位から42位がもらう?という考え方もできるので、ぎりぎりなのかもしれない。

シンプルには20代の四段五段が昇級を競い合って、30代後半以上の6段以上が降級点を競い合う・・・という構図が頭に浮かびます。

今期開幕戦の対戦組み合わせを見たときに私が思ったのは「どの対局も観たいな」ということでした。

捨て試合がないというか。これは見なくていいという対局がない。とてもハイレベルな、あるいは個性の感じる棋士同士の組み合わせ。

ここから一年かけて、誰が降級点を取るのか?というのを眺める悪趣味な催し物・・・という側面は少なからずあると思います。というのも、昇級枠が3つしかなく、しかもその3つは大体5人ぐらいの候補者で戦う一方、煮詰まってレベルが上がっているので誰が降級点をとるのかわからない上に、9点分も枠があるわけですから。。

電王戦の残酷さも勿論理解できるところですが、あれは選ばれしもののための戦いであり、そして負けた棋士たちも胸を張ってむしろそれを糧としているように見えるのに対して、順位戦C級2組で負けて降級点を与えられるということは何のメリットもありません。純粋な残酷さしかそこにはありません。

・・・と前置きがながくなりました、がそういう大枠の観かたはありつつも、日々はその対局を楽しむのが我々ファンの役目?でしょう。

対局開始前に私が思ったのは、「瀬川vs森けいじ戦がなかなか面白そうだな」ということ。

森先生がその魔術師らしいパフォーマンスを発揮すれば、瀬川さんもどちらかというと激しく行くタイプなので、華やかな戦いになるだろうなと。

今は夕方ですが、その予感は的中したようです。この将棋はまだご覧になられていない方は是非みてほしい一局です。

あとはお勧めを書くとすれば・・・まあ、好みですねw

ノーマル振り飛車がいくつかあったのが目につきました。個人的には岡崎遠山戦の岡崎プロの陣形、対穴熊に地下鉄飛車かな?というような陣形の将棋が好みです。左の桂馬を活用できれば、かなり有望な気もします(穴熊はなんやかんやで遠いのがこの戦型ではありますが)。

あとは西川パパvs千田さんの将棋。千田さんの金が四段目に行きそうですね。こういう将棋が好きな人は楽しいと思います。私は好きです。勝率的には苦労しそうな気はしますが、中終盤力次第、でしょうかね。

忘れてはいけないのが田中かいしゅう先生の奔放な将棋。ここはいつでも注目ですね。筋のよい駒の効率性の高い指し回しで若手を翻弄する図・・・が毎回期待されるところです。

居飛車党で矢倉が好きなら、藤森vs西尾の後手急戦も注目です。いわゆる米長流ですかね。ここが面白いのは先手の藤森さんもこういう急戦調の将棋を後手番で得意にされていることです。対策を聞いてみた、というような西尾さんの採用ですね。

若き天才、美しき天然、こと佐々木勇気と竹内@やっぱり森門下の将棋もなかなかすごいです。こういう将棋を強い棋士同士で、しかも持ち時間長いところでみれるってのは順位戦の醍醐味ですよね。是非明日の朝まで死闘を繰り広げてほしい…。

ノーマル振り飛車好き、相穴熊好きの人にはうってつけの将棋も数局ありますね。私はそれほどでもないのでさらっと観る程度にします。絶品のさばきがありそうな対局組み合わせもあるので、それだけあとで味わいたい、という感じですね。

八代vs内藤という若者vs老人の対戦もなかなか、将棋センターとかじゃないとみれないですよ。年の差たぶん50歳ぐらい。戦型も相居飛車党であれば興味を持てるものになっていると思います。

というわけで、ここまで夕方の局面をみてのレポートでした。

今はあけて翌日の早朝。ここから結果を見ていきます。

瀬川森は華々しくはなったものの、終始瀬川攻勢でそのまま押し切りました。▲5三歩が取れないようでは・・という手が中盤の入り口でありました。

八代内藤もなんというか往年の内藤先生からすると驚くような終盤。勿論粘りの効きにくい将棋だったとは思うのですが、あそこまで指すのだなと。

横山吉田は、後手の穴熊があまり活きない展開に。角換わりで先手が最後まで攻めまくる将棋になりました。

昇級候補の澤田は相矢倉の後手番でうまく攻めきりました。

佐々木勇気も序盤の優位を綺麗に拡大しての勝利。

中座永瀬は陣形の差がでた将棋で後手の左金のぶん辛い、という印象。

西川パパと千田の戦いは、新四段の千田が勝った。将棋としてはねちっこさが私の好みで今後に期待したいと思う。

岡崎遠山は遠山の完勝。遠山の穴熊の巧さがよく出た将棋だった。

矢倉サトシンはサトシンの負け。これは負けてはダメな将棋だったと思うが…どうなんでしょう?

佐藤和と及川の戦いは振り飛車党としては先手の作戦と指し回しが大変参考になるのではないか。振り飛車のトップクラスにあるであろう、佐藤和俊が存在感を示した。

藤森西尾戦は相居飛車の急戦矢倉党は必ず見ておきたいところだが、こんなにあっさり決まるものですか、というぐらいの後手の快勝。後手のこういう矢倉が得意なはずの藤森だったのでとても意外な気がする。。

上村村中は夕方に見た局面では相当上村がやらかしたようにみえていたが、良すぎて目が見えなくなった・・・の典型で後手が逆転された。それだけ後手番というのは難しいところがある・・・ということで前述の藤森西尾戦と合わせて鑑賞してもらうのがいいように思う。

田中魁秀大石戦は私好みの序盤から田中先生が攻めまくったが、後手にうまくかわされてしまった。田中先生は若手にこういう将棋で勝ち切る事も多いが最近はこういう誤魔化され方もしてしまうことも多い。個人的には残念だが、大石さんは地味だが相当に強いので仕方ないか。

勝敗結果は以下のとおり。
昇級候補での負けは永瀬拓矢ぐらいだろうか。

瀬川 晶司五段(1勝0敗)○-●森 けい二九段(0勝1敗)…20時8分
岡崎 洋六段(0勝1敗)●-○遠山 雄亮五段(1勝0敗)…20時37分
横山 泰明六段(1勝0敗)○-●吉田 正和五段(0勝1敗)…20時48分
八代 弥四段(1勝0敗)○-●内藤 國雄九段(0勝1敗)…21時18分☆
西川 和宏四段(1勝0敗)○-●石川 陽生七段(0勝1敗)…21時54分☆
西川 慶二七段(0勝1敗)●-○千田 翔太四段(1勝0敗)…22時0分☆
藤森 哲也四段(0勝1敗)●-○西尾 明六段(1勝0敗)…22時40分
伊奈 祐介六段(0勝1敗)●-○村田 顕弘五段(1勝0敗)…22時57分☆
小倉 久史七段(1勝0敗)○-●中田 功七段(0勝1敗)…23時10分
藤原 直哉六段(1勝0敗)○-●佐藤 紳哉六段(0勝1敗)…23時15分☆
勝又 清和六段(0勝1敗)●-○牧野 光則四段(1勝0敗)…23時26分
佐々木 勇気四段(1勝0敗)○-●竹内 雄悟四段(0勝1敗)…23時52分☆
佐藤 和俊五段(1勝0敗)○-●及川 拓馬五段(0勝1敗)…23時54分
田中 魁秀九段(0勝1敗)●-○大石 直嗣六段(1勝0敗)…0時1分☆
長岡 裕也五段(0勝1敗)●-○高見 泰地四段(1勝0敗)…0時23分
中村 亮介五段(1勝0敗)○-●田中 悠一四段(0勝1敗)…0時38分
門倉 啓太四段(0勝1敗)●-○伊藤 真吾四段(1勝0敗)…0時38分
阿部 光瑠四段(1勝0敗)○-●増田 裕司六段(0勝1敗)…0時39分
村田 智弘六段(0勝1敗)●-○石田 直裕四段(1勝0敗)…0時40分☆
矢倉 規広六段(1勝0敗)○-●佐藤 慎一四段(0勝1敗)…0時42分
上村 亘四段(1勝0敗)○-●村中 秀史六段(0勝1敗)…0時46分
中座 真七段(1勝0敗)○-●永瀬 拓矢五段(0勝1敗)…0時51分
神崎 健二七段(0勝1敗)●-○澤田 真吾五段(1勝0敗)…1時9分☆


全部見切れてないですし、ぱっと並べただけなのですが、それでもどの昇級候補であっても、降級点を取る可能性がある棋士でもかなり熱の入った戦いを見せているので、悪趣味かもしれませんが、このクラスが一番人生掛かってるかんじで、じっくり見るべきクラスのような気がします。

特に半分ぐらい終わったところからの真剣みでいうと、他のクラスの比ではないように思います。


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