新人王戦優勝で次点1獲得。

詳しくはコチラhttp://www.shogi.or.jp/topics/2014/01/post-907.htmlを見て欲しいですが。

これは良かったなと思います。

この優勝があった時に私は結構強く何かしらの優勝メリットを与えるべきであると主張したんですが、それが実現してよかったです。

しかもちゃんと次回優勝者からではなく、都成三段からというのが、素晴らしい。

Twitter上では、この優勝で次点付与とか四段昇段とかないだろ…みたいな意見も多かったんですが、私は違うと思っていたのでよかったです。

よかったですしか書いてないですが…(-。-;

奨励会の話としてはこちらが一番心に刺さりました。将棋の子

これを機に、都成三段には是非とも4段になってもらいたいです。

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三段の初優勝からの… 第44期新人王戦第三局▲藤森哲也vs△都成竜馬

先手横歩とらずからの、相掛かりに進んだ。

先手はヒネリ飛車かな?と思ったがちょっと違う。でもこれもヒネリ飛車の一種であるとしてもよさそうな形。

シンプルな美濃囲いがヒネリ飛車の良さかなと思っているのでなんとなく意外な先手の陣形。銀を二枚、玉のそばに配置したが、そんなに固く見えない。

控室の田村七段いわく「組み合ったところでは先手の作戦負け、ただし勝敗は別」とのこと。

確かにそうかも?と同意しつつも、先手陣が見慣れないのでうまく評価できない。もしかするとこういう力戦調でのこの囲い方における経験がなにかしら先手の藤森プロにはあるのかもしれない。

すごく勝ちまくる将棋ではないけど、変なところに網を張ってるタイプだな、と思う。ブルーオーシャン戦略というか、深海魚作戦というか。

そして勝ち上がり方もかなりドラマチック。高校野球で強豪校じゃない公立の学校が勝ちあがってくるような、劇的な逆転でここまであがってきた。

そういう意味では、彼の将棋を評価する場合に、作戦勝ちとか作戦負けとかそういうのはあまり意味がないのかもしれない。

重馬場になったときに、混戦模様で抜け出す勝負根性に優れた、そういうタイプなのだろう。

で、対する都成竜馬三段。ここ最近の棋士や三段陣には、小学生名人戦時代に見かけたこと(もちろんテレビで、ですけど)を覚えてる棋士が増えてきた。

この都成竜馬くんもその1人。昔を知っているとやはり上がって欲しいと思うのが親心。こういうのって、女性がジャニーズジュニア時代から応援する気持ちに似てるのかもしれない。。。

先手のやや歪な形に対して、後手のほうはスッキリしている。対ひねり飛車と思えば普通の形で、ただし一方的に2筋の歩を交換されて先手に持たれているのではなく、後手も切れた状態であり、しかも4筋の位がとれてるのが駒の運用を楽にしている。

結局組み上がった後に攻めたのは後手。そしてそのまま後手が自然な駒の運用であっさり勝ち切った、という印象の将棋だった。

非常に無理のない、機能的な駒の配置からその性能を素直に出し切ったいわゆる筋の良い、きれいな将棋だったと思う。

現代将棋における後手番の辛さを考えると、驚くべき楽勝というか。

で、三段の優勝が初めて実現してしまったわけです。


都成奨励会三段、初の新人王に ~奨励会員としては史上初めて~

本日、東京・将棋会館で行われました第44期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第3局で、都成竜馬奨励会三段が藤森哲也四段を破り、対戦成績を2勝1敗とし、初優勝しました。44回を数える本棋戦で、奨励会員の優勝は初めての快挙です。

第44期新人王戦で優勝した都成竜馬三段
都成三段のコメント
「まだ実感がわきません。せっかくの大舞台なので一生懸命やろうと思っていました。奨励会員で史上初めてということは意識しないようにしていました。優勝できたのは光栄です。この優勝は自分にとって、すごく自信になったので、次の三段リーグを頑張りたい



さて。最後の部分、太字にしましたが。そうなんです、都成竜馬三段は優勝しましたが、この優勝は名誉であり、快挙であり、お小遣い稼ぎにはなるわけですが、三段リーグで勝ち上がらない限りは、この優勝の意味というのはそこまでにとどまるということです。

正直に書くと、私はこの優勝が起こるまでは三段が参加する棋戦というものについて、あまり真剣に考えてきませんでした。(ま、趣味の世界なので当然といえば当然かと思いますが…)。

しかし、都成竜馬三段が優勝してふと、思ったんです。三段がプロ棋戦に参加することの意味ってなんなのだろうと。

総てをお金に換算して考えることは不粋なことだとは思いますが、知能指数と将棋の実力というのは多少の相関があるので、この修業している人たちが別の経済活動の方面にその才能を投入した場合、通算で得られるお金の期待値というのは、将棋を目指すよりも大きい可能性があります。

でも彼らは将棋を目指している。そういう若者に、プロにはなるという点においては一ミリも貢献出来ないけれども、活躍の場を与える、という意味がこれらの三段参加可能な棋戦にはあるのでしょうか。

女流やアマ参加OKというのとは少しだけ意味合いが違うような気が、今更ながらにしています。

今まで、三段参加していた人たちの気持ちとしては、当然このような舞台に修行の身でありながら参加できるのは光栄です、といったものだとは思います。

ただ、ある意味、そういう気持ちをうまく利用しているという面はないだろうか。そのように今回の優勝をみていて私は初めて感じました。

どのような世界でも、その場その時点での振る舞いというのは、自身のためだけではない、と私は考えます。情けは人の為ならず、じゃないですがその人が切り開く事により、後進の人々が自身の可能性を発掘したり、成功に到達するための礎となることがあるのではないかなと。

プロ野球選手の待遇というか年俸を上げていくために頑張った落合選手、メジャーへの道を切り開いた野茂英雄投手、将棋の世界でいえば、対プロで高勝率を上げてプロ入りの枠組みを整備するきっかけとなった瀬川さん。

今回の優勝には、それらと似たような意味があるのではないかなと。

都成竜馬三段がこれをもって四段になる、というのは難しいかもしれません。或いは次点1点付与という特別の配慮というのは、前会長であればやった気がしますが、谷川浩司会長の場合はキャラ的にも、そして自身の愛弟子ということもあり、難しいでしょう。(ぜひやってほしいと思いますが)。

ただ、三段を代表して都成竜馬が勝ち得たものが何なのか、ということについて、一度議論されるべきではないか、という気は私はします。

こういう想像はあまりするものではないと思いますが、都成竜馬がこのまま四段になれない可能性もあるわけです。これは三段準優勝で成れなかった人たちが過去に複数人いることでも現実味のある話です。

勝負の世界なので、これをもって一発四段昇段というのがいいのか、或いは次点1点付与がいいのか、もしくはフリークラス入りという道がいいのかはわかりません。

しかし、三段が「四段昇格という面においては特に意味のないままに棋戦参加すること」というのをもう一度考えるべきではないかなと。

今回の都成竜馬三段の優勝によって世界は変わったわけです。今までは三段優勝がなかった世界であり、これからはそういうことが起こりえる世界。今までもそういうことを考慮したルールでしたよ、ということもあるかもしれませんが、理論上起こりうることと、実現してしまったということの間には深くて大きな谷が広がっています。

どうかこの優勝が単に起こってしまったこと、として終わらないことを祈っています。

同じことが、プロアマでも電王戦でも言えると思いますので、それらについても実現してしまった後の世界、について想像力を働かせて、どのように対処するのか?というのを考えて実行していくことが重要なのではないかなと。

そういう意味においては、米長邦雄という男は、やはりセンスがあったなと私は思うわけです。どこかの薄暗いところで、やらない理由を書き立てるよりもよっぽど良いというものです。

もちろん、谷川会長の愛弟子というところが事態をより難しいものにしていますが、加古川清流戦?とこの赤旗新人戦のような三段参加棋戦における、三段の活躍について、何かしらの配慮がなされる、あるいはその配慮の検討は行われるべきだと私は思いました。

もちろん考え方は人それぞれですのでそれらを尊重しないわけでもないですし、何も行われないというオチも当然あると思いますが、私はそのように思いました、という話でした。。



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千田翔太三段、最終節待たずに昇段!二番手は超混戦!第52回奨励会三段リーグ戦。里見香奈初段は?

千田翔太三段が、3月9日を待たずに昇段を決めた。成績・年齢から考えるとここからの活躍は相当期待できると思う。

一級時代にやや停滞しているが、ここで将棋の質がアマとプロの違いのように現れるのが入品であり、しかも年齢的に12歳13歳ぐらいで入品しているのだからその才能は抜きんでているといえよう。

三段リーグ入りも15歳とはやく、しかも初参加のリーグから前期までの5期で一度も負け越しがなく、三段リーグの勝率が6割。四段昇段後の通算勝率は残り2つを負けたとしても6割3分ぐらいの仕上がりになる。

奨励会時代の勝ち負けの傾向が、プロ入り後の傾向と似ている、とくに三段リーグの成績と傾向が順位戦の成績に相関していると私はみているのだが、非常に安定的に勝っており、しかも得意としているのが力戦の居飛車ということで、森門下らしい?力強い将棋と抜きんでた終盤力を見せつけてくれそうだ。

奨励会時代の成績で目を引くのは、連勝連敗タイプ・・・ではなく、安定型+連勝タイプという雰囲気。先手番は無難に勝ち、後手番は独自の作戦を磨いて、勝ちまくる…という展開を期待したい。

二番手は超混戦。5敗が4名、6敗が3名。五敗者の順位が高いので、7敗勢は届かない。順位1位の宮本の当たりを考えると、無難に宮本が上がって順位1位・2位のワンツーフィニッシュになる可能性はありそう。

同じく森門下の竹内雄悟は次点持ちであり、初戦の井出戦が双方にとっての鬼勝負。勝てばフリクラ権の獲得が見えてくる。ただし、井出隼平都成竜馬の両名の順位が良いので2つとも勝って届くか?というところ。(井出隼平に勝っても、宮本広志都成竜馬がそろって連勝すると順位の関係で3位に入れない)。

個人的には、森門下の二人が入って、宮本広志が二番手でゴールというのを予想しておく。

なお、里見香奈初段の例会の結果は連勝だった。



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千田翔太首位キープ!第52回奨励会三段リーグ戦の結果。里見香奈は・・・

久しぶりに三段リーグなど、奨励会について。

順位表はこちら→http://www.shogi.or.jp/kisen/shourei/sandan/52/index.html

トップは関西大所帯部屋の森信雄門下、千田翔太。残り6局あるが、11-1で順位2位は相当有利。また直近の三段リーグでの実績から言っても、昇段の可能性はかなり高くなった。

二番手は田丸門下の井出隼平。こちらも順位5位、10-2と、負けが少なくスタートの順位が高いという昇段パターンにハマっている。三番手は順位一位の宮本広志。3敗だがここからの負けをどこまで押さえ込めるかで順位の差が効いてくる展開に持ち込めるかどうか。

基本的には、順位戦や三段リーグというのはトコロテン方式である。強いものから順番に抜けていく。多少の運不運はあるものの、腐らずに粛々と精進することで必ず順番にチャンスが巡ってくる。

四番手には谷川浩司門下の都成竜馬がいるが、この辺り四敗勢はレースタイムが掛かった時に、ハナ差の勝負に持ち込めるかどうか?というところ。

こういう接戦で抜けてくる棋士は往生際というか土壇場というかそういう局面での強さを発揮するので棋士としては注目に値するが、そういう展開が来なければいけないという前提条件がある。

順位四位だった増田康宏三段は残念ながら順位を大きく下げそうだ。とはいえ、豊島将之や山崎隆之も三段リーグではこういう不安定さを見せていた気がするので仕方ないだろう。18歳までには上がって欲しいとは思うが。



さて。次に里見香奈初段。関西奨励会の星取表を昨日みると、12-4での昇段の目がありそうだった。ただしこの週末の対局結果が反映されておらず、どうなったのかな?と気になっていたのだが、今みてみると反映されていた。

結果は連敗。この連敗は痛い。仮に連勝だったら二段昇段はかなり確率の高いものとなっていたからだ。これで9-4なのでのこり3連勝が必要となった。しかし今年中には二段になれそうな気がするのだがどうだろうか。

将棋に賭ける情熱は決して冷めることがなさそうなので年齢制限にさえ引っかからなければ、四段になれるのではないか、という気がしている。最近は特にその想いが強くなっていて、周りがそのように認めるようになるとまたすんなりと行けるのではないか。

それは八百長などとは違う、人間の無意識化の選別、というか。ともあれ、女流棋士のなかでは既に無敵状態であることは間違いないので、是非女性初のプロ棋士になってほしいものである。


最近Kindleで本を読んでるのでKindleの無料本を紹介w これはまだ私も読んでいないなあ。

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第49回奨励会三段リーグも佳境に。

第49回奨励会三段リーグ戦 2011年4月~2011年9月


第49回奨励会三段リーグも佳境。14回戦まで終わり、残り4戦となっている。

5敗以内が7名。上から
5 高見泰地:11-3
1 斎藤慎太郎:10-4
21 竹内貴浩:10-4
6 都成竜馬:9-5
7 千田翔太:9-5
9 石井健太郎:9-5
25 上村 亘:9-5
という感じ。

頭の数字は順位、一桁台の面子にチャンスがありそうだ。

特に斎藤慎太郎は次点持ちなので確度は高い。勿論次点二回で上がることは考えていないだろうが。

先頭の高見泰地は三敗しかしておらず、しかも競争相手との対戦がないのでこちらも確度が高そう。都成竜馬斎藤慎太郎との直接対決があるのでそれに賭けるイメージ。千田翔太も全勝で届くか?ぐらいだろうか。

個人的には一番手二番手の二人で決まって欲しいと思う。


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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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