7月22日の対局結果のアップ…(遅すぎ

第70期B級2組順位戦

今期は広瀬章人王位と、残りベテラン1名で決まるのではないか?という予感のする第70期B級2組順位戦。

7月22日に行われた二回戦で連勝スタートを決めたのは7名いるが、6名が30代以上、しかも4名が40代という状態。


豊川孝弘vs中川大輔
これは40代同士の、それぞれに独自の味わいをもつ棋士同士の対戦。相居飛車かと思ったが、豊川孝弘プロの先手中飛車、しかしゴキゲンではなくクラシカルな形。

それに呼応するように急戦で仕掛ける後手の中川大輔プロ。二人の修行時代にあったであろう古き良き時代の将棋となった。

結果は先手の振り飛車の遠さが生きて豊川プロの勝ち。


北浜健介七段vs野月浩貴七段
攻めっけの強い棋士現役NO1を争うのではないか?という二人の対戦。相掛かりから後手のひねり飛車に。これは渡辺明竜王が以前見せていた気がする趣向で、こうなるのであれば後手でやりたい有力な作戦と思う。

飛車角交換になった局面ではどちらが良いのか分からないが、パッと見では飛車の打ち込みの隙が目立つ。しかし55手目の▲4七角でもしかすると先手の方針のほうが分かりやすくなったかもしれない。

後手の攻めに乗りつつ、上部開拓しつつ、後手玉を寄せる形になって野月プロの早めの投了となった。





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2010年11月21日第60回NHK杯二回戦第十五局 ▲丸山忠久vs△豊川孝弘

居飛車党同士の対戦。豊川孝弘プロが比較的独特な戦法を用いる印象があることから、後手番戦術に注目した。

2010年11月21日第60回NHK杯二回戦第十五局 ▲丸山忠久vs△豊川孝弘

豊川孝弘プロの作戦は△3三角戦法だった。居飛車においても有力だが本局は立石流系の組み立て。

先手は右金を初期位置に置いたまま、玉頭方面に位を張る。双方の金が1枚玉から離れているが、低い陣形の後手と模様を張った先手という構図でアマのある程度のレベルまでは後手が勝ちやすいように思う。

それだけに、逆にプロの将棋におけるこういう指し方で居飛車側がどのように勝ちきるのか?というのはとても参考になる。

本局はお互いの勢力が均衡している1?4筋方面では王手飛車ラインをチラつかせながら、飛車の交換だけは避けるようにし、その隙に玉頭方面で成果を挙げるという方針を先手居飛車の丸山忠久プロが見せた。

桂馬の交換となり、今度は得た桂馬を用いて二筋に転戦、と金を作ったところでは先手が良さそうだ。

103手目、後手の要求に応じて飛車交換したのは驚いたのだが、後手に持ち駒がなく、左苺囲いが案外に堅い。

111手目の純正「王手角取り」がほぼ勝利打点の味。非公開対局であればこの数手前で投げていてもおかしくない。というわけで後はTV用の模範演技的な収斂。

振り返って考えると50手目周辺の後手からの攻撃に対して玉頭の位取りを活かした王手飛車ラインを見せる、という構想が良かったということだろう。

確か一頃丸山プロは△3三角戦法を用いていたので、その頃にこういう対策があることを知っていたと思われる。

私クラスだとなかなかこのように行かないのだが、考え方・指針については大変勉強になった。


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