今日の見所 7/11(水)

7月11日(水曜日)の注目対局は以下の通りです。

竜王戦 本戦 3回戦 佐藤康光vs増田康宏
佐藤康光 6勝2敗 勝率0.750
増田康宏 10勝4敗 勝率0.714
今期勝率が7割と調子の良い両者。
過去の対戦では1勝1敗の5分である。レーティングではわずかに増田が高い。矢倉は終わった発言からの矢倉風の出だしを用いている最近の増田康宏。対する佐藤は頑固なまでに左美濃急戦に対して矢倉を用いている。増田が後手番になるとその展開が見れるのではないかと思っているがどうなるか。

藤井聡太に完勝した増田は本気で挑戦まで狙っていると思うのでかなり面白い将棋が期待できそうだ。




叡王戦 六段戦 1回戦 大平武洋vs西川和宏
大平武洋 1勝3敗 勝率0.250
西川和宏 1勝4敗 勝率0.200
今期、あまり調子の出ない両者。
期待勝率では西川が63%と高い。
データ通り、西川優勢か。

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Tag : 佐藤康光 増田康宏 大平武洋 西川和宏

今日の見所 4/10(火)

4月10日(火曜日)の注目対局は以下の通りです。

竜王戦3組 斎藤慎太郎vs西川和宏
前年度の成績は以下の通り。
斎藤慎太郎 33勝20敗 勝率0.623
西川和宏 13勝17敗 勝率0.433
過去の対戦では1勝1敗の5分の両者。しかし、2017年の成績勝率、レーティングともに斎藤の方が高い。振り飛車党の西川の作戦に注目したい。


竜王戦5組 阿部光瑠vs藤井聡太
阿部光瑠 33勝15敗 勝率0.688
藤井聡太 61勝12敗 勝率0.836
どうしても藤井の成績の方に目がいってしまうが、阿部の方も決して悪くはない。レーティングでは藤井の方が高いが、好調を維持している。長い持ち時間では藤井聡太にスキがない印象だが、阿部光瑠が先手番で腰を落ち着けて指すのであれば阿部の攻め、藤井の受けという展開で白熱した展開が期待できる。どちらが先手でも角換わりの急戦調を予想しておく。

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Tag : 斎藤慎太郎 西川和宏 阿部光瑠 藤井聡太

全勝者が2名に。第72期C級2組順位戦


つるの将棋七番勝負
例によって事実情報メインで。

いやー最近のC2がアツすぎますね…っていうか、層が厚すぎる。レベルが高すぎる。

昔は明らかになんというかもしかすると、という感じでしたが最近はどこを切っても金太郎飴…じゃなくて高レベル。

全敗の田中かいしゅう先生だって、石川先生だってめちゃくちゃ強いですからね。C1で若手を屠ること幾たび、ってクラスですから。

5連勝が2名、佐々木勇気くんと、大石さん。どちらも不思議な指しまわしでした。

佐々木君の作戦はちょっと順位戦とは思えない荒々しさ。終盤の攻め方は才能の違いというか、切れ味のすごさを見せてました。この佐々木勇気という棋士はやはりこういう切れ味というか、クルッと体勢を入れ替えるような、柔道や合気道のような手順が本当にうまい棋士ですね。

大石さんのは穴熊の補修方法が予想GUYでなかなかでした。角筋受けにくし、をうまく受けましたね。

残念だったのがコール君。全勝でしたが、消えました。相穴熊じゃない形で戦ったのでぜひ頑張ってほしかったですが、対穴熊に等価交換な展開で厳しかった。

圧巻だったのは高見vs西川jr戦。先手が馬と龍作って、歩をとったところでは先手がかなりよさそうに思いましたが、全然難しかった。

なんというか、プロなのに、あの工夫のなさそうな向かい飛車で何とかしてしまうという西川ジュニアの恐ろしさ。

目立つ手はないものの、深い研究と絶品の振り飛車感覚、という感じですね。私は居飛車党ですが本当に好きな将棋です。


以下結果。


[C級2組]
中村 亮介五段(3勝2敗)○-●内藤 國雄九段(1勝4敗)…19時10分☆
(西川 和宏四段-高見 泰地四段…19時50分千日手成立)
田中 魁秀九段(0勝5敗)●-○牧野 光則四段(2勝3敗)…19時56分☆
澤田 真吾五段(4勝1敗)○-●岡崎 洋六段(3勝2敗)…20時17分☆
石川 陽生七段(0勝5敗)●-○吉田 正和五段(3勝2敗)…22時14分
石田 直裕四段(3勝2敗)○-●佐藤 慎一四段(1勝4敗)…23時3分
中田 功七段(2勝3敗)○-●村中 秀史六段(2勝3敗)…23時14分
小倉 久史七段(3勝2敗)○-●村田 智弘六段(3勝2敗)…23時18分
竹内 雄悟四段(1勝4敗)●-○千田 翔太四段(4勝1敗)…23時22分☆
上村 亘四段(2勝3敗)●-○村田 顕弘五段(4勝1敗)…23時31分☆
伊藤 真吾四段(2勝3敗)●-○勝又 清和六段(2勝3敗)…23時32分
森 けい二九段(2勝3敗)○-●西川 慶二七段(1勝4敗)…23時42分☆
増田 裕司六段(2勝3敗)●-○矢倉 規広六段(3勝2敗)…0時3分☆
長岡 裕也五段(3勝2敗)○-●神崎 健二七段(1勝4敗)…0時15分☆
永瀬 拓矢六段(3勝2敗)○-●瀬川 晶司五段(3勝2敗)…0時25分
佐々木 勇気四段(5勝0敗)○-●田中 悠一四段(2勝3敗)…0時31分
西尾 明六段(2勝3敗)○-●佐藤 和俊五段(2勝3敗)…0時33分
伊奈 祐介六段(2勝3敗)●-○遠山 雄亮五段(3勝2敗)…0時34分
佐藤 紳哉六段(1勝4敗)○-●藤森 哲也四段(2勝3敗)…0時44分
藤原 直哉七段(4勝1敗)○-●門倉 啓太四段(2勝3敗)…0時45分☆
阿部 光瑠四段(4勝1敗)●-○及川 拓馬五段(3勝2敗)…0時50分
横山 泰明六段(1勝4敗)●-○大石 直嗣六段(5勝0敗)…1時0分☆
中座 真七段(3勝2敗)○-●八代 弥四段(3勝2敗)…1時36分
高見 泰地四段(4勝1敗)●-○西川 和宏四段(4勝1敗)…2時0分

【5勝0敗】佐々勇(5)、大石(18)
【4勝1敗】澤田(4)、村田顕(7)、西川和(8*)、阿部光(14)、高見(23)、藤原(31**)、千田(45)
【3勝2敗】永瀬(6)、矢倉(9)、及川(10)、吉田(13)、岡崎(16*)、八代(17)、中村亮(19)、中座(22*)、村田智(32*)、長岡(33**)、小倉(38*)、瀬川(39*)、遠山(40**)、石田(44)
【2勝3敗】森(1)、中田功(11)、西尾(12)、伊藤(24)、村中(25)、田中悠(26)、勝又(27)、牧野(28)、佐藤和(29)、門倉(30)、藤森(34)、増田(36*)、伊奈(42**)、上村(43)
【1勝4敗】内藤(2)、横山(3)、佐藤紳(15)、佐藤慎(20)、神崎(21)、西川慶(41*)、竹内(46)
【0勝5敗】田中魁(35)、石川(37*)


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竹内雄悟新四段に!(千田翔太と森門下ワンツーフィニッシュ!)第52回奨励会三段リーグ戦

第52回奨励会三段リーグ戦が決着したようだ。

竹内雄悟三段が新四段に

1987年12月17日生まれ(25歳) 広島県広島市出身

奨励会入会
2004年9月
三段リーグ入
2008年10月(第44回奨励会三段リーグから)
得意戦法
振り飛車
将棋を始めたきっかけ
祖父に教わった
本人のコメント
「まだふわふわしている感じです。緊張しやすいタイプなので、今日の1局目は、競争相手の勝敗を見ずに2局目を戦いました。連勝して、周りの人に上がっているよ、と言われて、『えっ、本当!』と声が出て、うれしさがこみ上げてきました。師匠を安心させられて、とてもうれしいです。」



年齢と在籍期間から考えると???という感じだったが、奨励会のデータベースをみて理由がわかった。16歳、3級での入会のようだ。年齢は24歳だが在籍は9年と長すぎる感じではない。

面白いのがその成績で、3級・2級・1級はかなり苦労している印象がある。それぞれに半年・一年・一年という具合。ただそこで奨励会の水に馴染んだのか、初段・二段は良いペース。

このあたりは、入会年齢というのが大きく関係していそうな気がする。1人だけアウェイ感があったのが級位者時代だったのではないだろうか。

三段リーグは前期までで八期在籍し、ちょうど指し分けの成績。今期は最終節を五敗で迎えたが五敗勢五名の中で一番下だったので、連勝したのは五敗勢で竹内雄悟だけだったということだ。

凄く突出した成績ではないが、必ずその環境・クラスにアジャストしていくタイプのようで、田中悠一西川和宏というような雰囲気を、成績推移から感じるのだが、森門下なのでもっと力戦風味なのだろうか?同じ広島ということで今泉健司さんのような将棋だと楽しそう(だが苦労するかなその場合は…)。

振り飛車党でC2初参戦ということでいうと、降級点をもらう可能性もあると思うが、そのうちアジャストしてくるのではないか。奨励会での成長のようにじっくりとしかし確実に伸びていくだろう。


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Tag : 竹内雄悟 千田翔太 今泉健司 田中悠一 西川和宏

対穴熊戦における典型例の一つ 第60回NHK杯二回戦第九局 久保利明二冠vs西川和宏四段

ノーマル振り飛車の受け将棋といえば東の永瀬プロ、そして西の西川ジュニア。私は個人的に西川和宏四段が将来化けるのではないかと期待しているのだが、なんとも形容し難い不思議な味がある。

永瀬プロよりももっと昔からある正統派の角道を止める振り飛車。中田功プロのような切れ味系ではなく、小倉プロのようなじっくりコトコト良くしていく棋風。永瀬プロが受け潰しにこだわりを見せるのと比べるともう少しバランスの取れた感じはする。

今期の順位戦初戦の対中座戦などはその良さが現れている。

対する久保プロは後輩振り飛車党相手には居飛車、主に居飛車穴熊を用いる。本局はそのようにして、ノーマル振り飛車vs居飛穴という対戦となった。

第60回NHK杯二回戦第九局 久保利明二冠vs西川和宏四段

角道を塞いでの中飛車、昔ならばツノ銀からの風車という具合だが最近有力な指し方として本譜の「矢倉流中飛車」がある。これは関西の矢倉プロが好んで指す形で、当然久保プロも使い手の一人。酸いも甘いも噛み分けている。

四筋に飛車を振り直した手に対し、先手の方針としては浮き飛車か、守勢でも4八飛車と受ける方法とあるはず。本譜は前者で二筋の応酬の結果、後手が桂得を果たした。

同じ筋で大駒が向い合って勢力争いする将棋はそこで戦果を上げたほうが勝ちやすいとしたもので、54手目の局面では後手が悪いはずはない。

68手目時点では駒の損得はなく、飛車角交換となり、手番が先手、玉の堅さは先手ということでもしかするとここでは差が縮まっただけではなく、実戦的には先手が勝ちやすくなっている可能性まである。

その69手目の▲8八金がなんとも二冠の貫禄、という手。それに動揺したわけではないだろうが、70手目の△3八飛が、次の▲2九歩を見落とした疑問手だった気がする。飛車を取られては面白くないので、△1九竜。

△3八飛以降、先手の手が常に先のような雰囲気であり、109手目の馬を切ったところでは先手の穴熊が堅く無傷であり、先手がよくなっている。終わってみれば先手玉に王手も掛からない久保二冠の圧勝だった。

それにしても久保二冠の将棋というのは居飛車であっても逆側の桂香を捌くのだなあと感心した次第。


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