今日の対局の見どころ(藤森哲也vs加藤桃子、渡辺明vs斎藤慎太郎)

11月14日(火)の対局から2つピックアップ。

朝日杯将棋オープン戦一次予選 藤森哲也vs加藤桃子

カトモモ先生はキレイな将棋を指す印象があります。この前の里見さんとの王座戦、穴熊にしてからの指し回しは見事でしたね。最近の対女流でみても里見さん・香川さん・甲斐さんにそれぞれ2連勝しています。というか、ほぼ対女流では負け無しなかんじです。そもそも里見・香川・甲斐が対女流でそういうかんじなのにその3人に連勝しているあたりに好調さを感じます。

対男性棋士でいうと直近は2連敗ですが、この朝日杯では藤倉・中川を破っての対藤森戦です。藤森さんは抜群の勝負根性で相手なりに好勝負に持ち込むタイプ。たとえば佐々木勇気さんと3-3の指し分けです。反面格下への取りこぼしもあるんじゃないか?と失礼ながらにカトモモ先生応援したいところ。

戦型ですが、藤森さんといえば急戦矢倉という印象がありますが最近どうなんでしょうか?加藤桃子さんも居飛車正統派、というイメージです。どちらか先手になったほうが矢倉系を志向するのか、或いは最近流行りの雁木系が登場するのか。

勝ったほうが一次予選抜けをかけて泉八段と対戦予定です。激アツですね。


王将戦 挑決リーグ 渡辺明vs斎藤慎太郎

両者2-2で迎えたこの対局。王将リーグは3/7名陥落するので勝つのと負けるのでは大違い。斎藤は最後に後手番で郷田戦、渡辺竜王は先手番で佐藤天名人との対局を残しています。

この二人は初手合でしょうか?好調の斎藤慎太郎とやや不調だった所から脱しつつある渡辺竜王。斎藤慎太郎さんは矢倉党なので先手矢倉を志向した駒組みになるかもしれません。対する渡辺竜王は最近「攻めるか、玉を固めるか、という選択肢がある局面で自分の好みは圧倒的に後者なんですが、先日の順位戦も長考した局面でその辺りを葛藤した上で時代に取り残されないためにチャレンジした意味はありました。隙あれば穴熊、はもう古いんだな。」と言っていたので、後手番で右四間飛車などの急戦調を採用する可能性は高いかな?と思っています。

タイトルホルダー乱立の戦国時代に突入していますが斎藤慎太郎さんがこの乱世に名を挙げられるかどうか?を占う意味で重要な対戦になります。

すごく失礼な書き方をすると、安定的に勝ちつつも超一流には刺さってない…というのがここまでの印象です。(糸谷さんの逆、みたいなかんじ)。

矢倉党が先手番で矢倉を志向すると、新型の急戦への対応策と従来定跡で出てきた有力な後手の対応策の両方が必要になるので苦労が多い印象がありますがどうなるか?

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三段の初優勝からの… 第44期新人王戦第三局▲藤森哲也vs△都成竜馬

先手横歩とらずからの、相掛かりに進んだ。

先手はヒネリ飛車かな?と思ったがちょっと違う。でもこれもヒネリ飛車の一種であるとしてもよさそうな形。

シンプルな美濃囲いがヒネリ飛車の良さかなと思っているのでなんとなく意外な先手の陣形。銀を二枚、玉のそばに配置したが、そんなに固く見えない。

控室の田村七段いわく「組み合ったところでは先手の作戦負け、ただし勝敗は別」とのこと。

確かにそうかも?と同意しつつも、先手陣が見慣れないのでうまく評価できない。もしかするとこういう力戦調でのこの囲い方における経験がなにかしら先手の藤森プロにはあるのかもしれない。

すごく勝ちまくる将棋ではないけど、変なところに網を張ってるタイプだな、と思う。ブルーオーシャン戦略というか、深海魚作戦というか。

そして勝ち上がり方もかなりドラマチック。高校野球で強豪校じゃない公立の学校が勝ちあがってくるような、劇的な逆転でここまであがってきた。

そういう意味では、彼の将棋を評価する場合に、作戦勝ちとか作戦負けとかそういうのはあまり意味がないのかもしれない。

重馬場になったときに、混戦模様で抜け出す勝負根性に優れた、そういうタイプなのだろう。

で、対する都成竜馬三段。ここ最近の棋士や三段陣には、小学生名人戦時代に見かけたこと(もちろんテレビで、ですけど)を覚えてる棋士が増えてきた。

この都成竜馬くんもその1人。昔を知っているとやはり上がって欲しいと思うのが親心。こういうのって、女性がジャニーズジュニア時代から応援する気持ちに似てるのかもしれない。。。

先手のやや歪な形に対して、後手のほうはスッキリしている。対ひねり飛車と思えば普通の形で、ただし一方的に2筋の歩を交換されて先手に持たれているのではなく、後手も切れた状態であり、しかも4筋の位がとれてるのが駒の運用を楽にしている。

結局組み上がった後に攻めたのは後手。そしてそのまま後手が自然な駒の運用であっさり勝ち切った、という印象の将棋だった。

非常に無理のない、機能的な駒の配置からその性能を素直に出し切ったいわゆる筋の良い、きれいな将棋だったと思う。

現代将棋における後手番の辛さを考えると、驚くべき楽勝というか。

で、三段の優勝が初めて実現してしまったわけです。


都成奨励会三段、初の新人王に ~奨励会員としては史上初めて~

本日、東京・将棋会館で行われました第44期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負第3局で、都成竜馬奨励会三段が藤森哲也四段を破り、対戦成績を2勝1敗とし、初優勝しました。44回を数える本棋戦で、奨励会員の優勝は初めての快挙です。

第44期新人王戦で優勝した都成竜馬三段
都成三段のコメント
「まだ実感がわきません。せっかくの大舞台なので一生懸命やろうと思っていました。奨励会員で史上初めてということは意識しないようにしていました。優勝できたのは光栄です。この優勝は自分にとって、すごく自信になったので、次の三段リーグを頑張りたい



さて。最後の部分、太字にしましたが。そうなんです、都成竜馬三段は優勝しましたが、この優勝は名誉であり、快挙であり、お小遣い稼ぎにはなるわけですが、三段リーグで勝ち上がらない限りは、この優勝の意味というのはそこまでにとどまるということです。

正直に書くと、私はこの優勝が起こるまでは三段が参加する棋戦というものについて、あまり真剣に考えてきませんでした。(ま、趣味の世界なので当然といえば当然かと思いますが…)。

しかし、都成竜馬三段が優勝してふと、思ったんです。三段がプロ棋戦に参加することの意味ってなんなのだろうと。

総てをお金に換算して考えることは不粋なことだとは思いますが、知能指数と将棋の実力というのは多少の相関があるので、この修業している人たちが別の経済活動の方面にその才能を投入した場合、通算で得られるお金の期待値というのは、将棋を目指すよりも大きい可能性があります。

でも彼らは将棋を目指している。そういう若者に、プロにはなるという点においては一ミリも貢献出来ないけれども、活躍の場を与える、という意味がこれらの三段参加可能な棋戦にはあるのでしょうか。

女流やアマ参加OKというのとは少しだけ意味合いが違うような気が、今更ながらにしています。

今まで、三段参加していた人たちの気持ちとしては、当然このような舞台に修行の身でありながら参加できるのは光栄です、といったものだとは思います。

ただ、ある意味、そういう気持ちをうまく利用しているという面はないだろうか。そのように今回の優勝をみていて私は初めて感じました。

どのような世界でも、その場その時点での振る舞いというのは、自身のためだけではない、と私は考えます。情けは人の為ならず、じゃないですがその人が切り開く事により、後進の人々が自身の可能性を発掘したり、成功に到達するための礎となることがあるのではないかなと。

プロ野球選手の待遇というか年俸を上げていくために頑張った落合選手、メジャーへの道を切り開いた野茂英雄投手、将棋の世界でいえば、対プロで高勝率を上げてプロ入りの枠組みを整備するきっかけとなった瀬川さん。

今回の優勝には、それらと似たような意味があるのではないかなと。

都成竜馬三段がこれをもって四段になる、というのは難しいかもしれません。或いは次点1点付与という特別の配慮というのは、前会長であればやった気がしますが、谷川浩司会長の場合はキャラ的にも、そして自身の愛弟子ということもあり、難しいでしょう。(ぜひやってほしいと思いますが)。

ただ、三段を代表して都成竜馬が勝ち得たものが何なのか、ということについて、一度議論されるべきではないか、という気は私はします。

こういう想像はあまりするものではないと思いますが、都成竜馬がこのまま四段になれない可能性もあるわけです。これは三段準優勝で成れなかった人たちが過去に複数人いることでも現実味のある話です。

勝負の世界なので、これをもって一発四段昇段というのがいいのか、或いは次点1点付与がいいのか、もしくはフリークラス入りという道がいいのかはわかりません。

しかし、三段が「四段昇格という面においては特に意味のないままに棋戦参加すること」というのをもう一度考えるべきではないかなと。

今回の都成竜馬三段の優勝によって世界は変わったわけです。今までは三段優勝がなかった世界であり、これからはそういうことが起こりえる世界。今までもそういうことを考慮したルールでしたよ、ということもあるかもしれませんが、理論上起こりうることと、実現してしまったということの間には深くて大きな谷が広がっています。

どうかこの優勝が単に起こってしまったこと、として終わらないことを祈っています。

同じことが、プロアマでも電王戦でも言えると思いますので、それらについても実現してしまった後の世界、について想像力を働かせて、どのように対処するのか?というのを考えて実行していくことが重要なのではないかなと。

そういう意味においては、米長邦雄という男は、やはりセンスがあったなと私は思うわけです。どこかの薄暗いところで、やらない理由を書き立てるよりもよっぽど良いというものです。

もちろん、谷川会長の愛弟子というところが事態をより難しいものにしていますが、加古川清流戦?とこの赤旗新人戦のような三段参加棋戦における、三段の活躍について、何かしらの配慮がなされる、あるいはその配慮の検討は行われるべきだと私は思いました。

もちろん考え方は人それぞれですのでそれらを尊重しないわけでもないですし、何も行われないというオチも当然あると思いますが、私はそのように思いました、という話でした。。



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Tag : 藤森哲也 都成竜馬 ひねり飛車

棋風に殉ずる 第43期新人王戦第2局 藤森哲也vs永瀬拓矢

第43期新人王戦第2局 藤森哲也vs永瀬拓矢

第一局は先手中飛車で永瀬拓矢プロが勝利している。そしてこの第二局は先手番を握った藤森哲也プロが勝利した。

藤森哲也プロはなんというか幸運の星の下に生まれた、というような印象がある。やはりアマ強豪と女流棋士の間に生まれたという事実が周囲にそういう印象をもたせて、その結果掴みとった…というと言い過ぎかもしれないが、最後は勝利するのだろう、というような妙な納得感がある。

ちょうど、日ハムにいるハンカチ王子のような具合だろうか。ただしその神通力もプロ入り後の成績で失われるかもしれない…という点についても共通しているところだと思う。本割りである順位戦では未だ白星がなく、正直プロ入り後の勝っている相手も強くないか、大逆転勝利(佐々木勇気戦など)が含まれている。ちょうど、味方の打線の援護があって勝利した今年の日ハム開幕戦の斎藤佑樹投手のように。

そういう意味ではこの新人王という一流棋士への登竜門であるところの称号は是非勝ち得て、現状の苦境から脱して欲しいところである。

一方の永瀬拓矢プロは、その受けの妙技と勝負を焦らないという意味での千日手の多さが新しい観る将棋ファンという客層にはウケている。運営側や古い世代の人間だと、ややまた印象がことなるように思う。私はといえば振り飛車党ではないが、受け将棋であるということもあり、永瀬拓矢の指す将棋が好きだ。

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やや前置きが長くなったが、第二局は(ややオープニングは異なるものの)、後手の△3三角戦法の変化に合流した。後手は穴熊からの待機作戦。先手は銀冠から先攻を狙う形となった。角を持ち合っているので動き方に神経を使うのがこの角交換型の将棋の特徴だ。

パッと見では、3三にある後手の桂頭が弱い印象で、4二に配置された金が角交換型の泣き所というか角の打ち込みを防ぐための代償なのだが、桂頭を狙われた後に金が上ずって割り打ちの筋があるのは角交換型の将棋では居飛車・振り飛車問わずあるところ。

本局もその手筋・展開がアヤとなって命運がわかれることとなった。

五三手目で歩を得た先手はその手で6筋の底歩の権利と、3筋の桂頭攻めの権利を得た。その手に乗って後手も動く。渡辺明言うところの「角交換型の振り飛車への居飛車の攻めはやや無理気味に開戦される」に近い展開が本譜でも現れたようで、後手のほうが指しやすくみえたところで出た80手目、△3一歩が悪手だった。

この歩は強すぎるが故に指せる手で、形からすると受けるなら△3二歩だろう。飛車の横利きを維持し、金との連結もよく、仮に桂馬を取られる展開になっても同金、とした手の安定感が(一時的には)ある。

或いは攻めるのであればゆっくりしているようだが、ここまで投資した2筋の歩をと金にしない手はない、というところだろうか。攻めを催促する形で相手の攻めをいなしていく展開になろう。

87手目の▲4三角成が好手で後手はしびれた。この両取りならぬ3つ取りが柔らかい味の良い手で、後手はもうこの局面でやる手がない。△3一歩でなければ絶対に生じなかった局面で勝負が決まった瞬間だろう。

証文の出し遅れという言葉があるが、88手目の△2七歩成がそれで、△3一歩の罪の重さを知らしめるが如く一段目への角打ちが強烈にヒットして先手の藤森哲也の圧勝となった。

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言い方は悪いかもしれないが、永瀬拓矢プロは魔が差したとしか思えない△3一歩だったように思う。ややカッコをつけすぎた手というか。これで勝てば永瀬将棋としての印象が残るだろうが、流石に罪が重い一着だった。

対する藤森哲也プロは地方競馬の良血サラブレッド、というような血筋だが良くしてそのまま勝ちきるというよりも周囲からの好奇の目に対する平常心を持っているような、混戦になったときの無心での勝負根性の強さを思わせるような将棋が多いように思われる。

タイムが早くなると厳しいがスローペースや重馬場で強いタイプだろうか。芝よりもダート、という具合。そういう意味では組み合わせの妙でこのまま藤森哲也が新人王になる可能性もかなりあるような気がしている。

ただし今のままでは順位戦で昇級どころか新人王でフリークラス、という不名誉な記録を作りかねないので順当に永瀬拓矢が新人王につく、という展開が良いように思うのだが。

正直、手前で負けてしまった佐々木勇気が決勝にでてそのまま新人王になるというのが棋界の歴史的には美しかったと思うが、そのように物語的な展開を打ち破ってしまうような不思議な強さが藤森哲也プロにはあり、それがこの藤森哲也というプロ棋士の魅力であり、存在意義なのかもしれない。



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第49回奨励会三段リーグ、見泰地と藤森哲也が昇段。

日本将棋連盟も、徐々に良くなってきた…とか知ったような口をきいてみました。。速報が当日の19時半に出ていたようです。それだけ注目度が高い(将来の名人候補たちが昇段する)ので、良い取り組みだと思いました。

当事者じゃない場合は、これはコンテンツになる、是非リアルタイム棋譜速報を…とかなるのですが、当事者運営のうちはないでしょうね。甲子園並に売れるコンテンツではあるのですが。

見三段と藤森三段が新四段に!

9月10日(土)に行われました第49回奨励会三段リーグ戦(2011年4月~9月)において、見泰地三段と藤森哲也三段が四段昇段を決めました。最終成績は、見三段が13勝5敗、藤森三段が12勝6敗です。四段昇段日は2011年10月1日付となります。
なお、次点は12勝6敗で石井健太郎三段です。




どちらも関東所属の棋士で、藤森哲也はお母さんが女流プロの藤森奈津子、お父さんがアマ強豪の藤森保さん。最近は大会とかに出られてないのかな?一昔前のアマ棋戦にも触れる雑誌だと名前をお見かけしたような記憶がある。


見泰地新四段は、神奈川県横浜市出身の18歳。師匠は石田和雄九段ですか。なんだか佐々木勇気四段の昇段が兄弟弟子たちに良い影響を与えたのかもしれませんね。石田和雄九段の指導の熱心さは有名ですよね。棋風は居飛車党のようです。

佐々木勇気四段の影に隠れる形でしたが、奨励会の成績(参考)は悪く無いですね。三段リーグ、二期目での昇段は立派のひとこと。

2級と二段で1年程度の足踏みがありますが、成長曲線としてはとても理想的な昇段ペースにみえます。入品のためのモデルチェンジ、プロの将棋へのシフトチェンジ、というイメージ。10代での昇段はタイトル挑戦までありそうですね。


藤森哲也新四段は、大田区出身の24歳で、師匠は塚田泰明九段。こちらも居飛車党ですね。奨励会の成績(参考)は普通、でしょうか。入品に苦労されていたようです。

三段リーグの成績は11-7、12-6というのが前期までの7期で3度あり、スローペースになれば抜けだしてくる可能性は高かったようです。今期は見事12-6という混戦からの抜け出し。

12-6という成績での昇段はあまり最近見ないなと思って調べてみると、第32期が12-6,11-7という成績での昇段がありました。(参考)。また、その前を遡ると第23期も2名が12-6(参考)

お祝いの場?でこういうことを書くのも大変失礼とは思いつつ書くと、12-6で上がって活躍している人は振り飛車党か、限られた人しかいない気がする。逆にいうと苦戦している人が多い。

中学生でプロになると名人か竜王、17歳まででタイトル、10代でタイトル挑戦、などなど。ちゃんとした実力主義の世界だからこその素晴らしさと残酷さは裏表であることをつくづく感じる。


将棋の子 (講談社文庫)将棋の子 (講談社文庫)
(2003/05/15)
大崎 善生

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この本は、故新井田基信氏が、書かれる必要があったのだろうか?というようなことをどこかで書いていた覚えがある。(ソース失念のため、違ったらすみません)。私も正直に言うと売文業の因果のようなものを感じなくもない。しかし、そういうものをひっくるめて考えても、良い話だと思う。酷いメロドラマだとも思うが、それも含めて死ぬほど面白い。清濁併せ呑む、じゃないけど、厳格さと残酷さは同義であるという意味においては、この作品の成り立ち自体が奨励会を上手く表現している気がする。

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ラス前 第48回奨励会三段リーグ戦

第48回奨励会三段リーグ戦のラス前が終わって以下の通りとなった。

順位 氏名     師匠 年齢 勝 敗
23 阿部光瑠 中村修 15 13 3
6 門倉啓太 石田 23 12 4
17 高見泰地 石田 17 12 4
10 渡辺愛生 安恵 22 11 5
12 千田翔太 森信 16 11 5
13 藤森哲也 塚田 23 11 5

トップは順位が23位の阿部光瑠。負けが唯一の3なのだが、最後1?1でフィニッシュすると危ない。連勝自力、という状態。二番手の門倉啓太は順位も6位と良く、ツイッター上で見ている感じでも上がってプロになってもおかしくない、ポジティブさを感じる。

10代半ばと20代前半が3?5敗で入り交じっており、5敗勢は最終連勝でキャンセル待ち、3・4敗勢は1?1でもチャンスあり、という状況。

当たり具合をみると阿部光瑠が一番あがりそうにも見える。いわゆる佐々木勇気世代ということになるのだろうか。

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