第30期竜王戦 第4局▲渡辺明竜王vs△羽生善治棋聖は羽生圧勝、藤井聡太ゴキゲンに勝利!

王位戦予選 ▲藤井聡太vs△北浜健介

予想通り、後手のゴキゲン中飛車に藤井聡太さんの急戦策。急戦といっても本当のド急戦でみていて本当に楽しいですね。しっかりしてますが、魂は中学生ですよ。この震えない作戦選択と、その後のどこの大山先生ですか?ってぐらいの落ち着きのコンビネーションがオジサン、大好きですw

24歩の突き捨ての早さにはびっくりしましたね。後手はもはや玉を囲うヒマがありません。仕方なく玉を動かした局面では既に一手遅れている印象。

そこからの展開もあまり波乱なく最後は辛い底歩で北浜さんの投了となりました。

第30期竜王戦 第4局▲渡辺明竜王vs△羽生善治棋聖

先手が77銀型から飛車先を早めたことにより相矢倉になりました。66歩型だと後手からの66を争点にした左美濃が脅威、飛車先決めないと雁木がだるい、ということで本譜の手順ですね。先手は脇システムか藤井矢倉か、というところで先手の渡辺竜王は藤井矢倉模様を選択。初日の角をどかす▲65歩が突っ張った手で、お互いに沢山歩をもちながら、角の位置が不安定な展開となりました。

こうなるとどっちの玉が堅いのか、安定しているのか、というのがよくわからず、封じ手はひとまず角を追う▲65歩かな?と思いましたがここではそうせず、▲24歩でした。この手はかなり意外な印象を受けました。後手に手番が回った後の△33銀が良さそうな手で、ここで先手によい継続手段がないと後手が少し指しやすくなってるのかもしれないと思ってみていると先手は▲55歩。一目イマイチ効いておらず、歩得を活かした△76歩からの後手の反撃のほうが効いてる感じがしました。

そこからの手順は色々あったと思いますが、どう指しても後手のほうが指しやすい状態になっていたのか、51手目の64角からは渡辺竜王の指し手がたんぱくに見えましたが気のせいでしょうか??

これで羽生さんからみて3-1.後手番でブレイクしたのは大きいですね。このまま次勝って4-1で終わるのもありえるかな?というくらいの圧勝でしたね。

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今日の見所。藤井聡太連勝継続?竜王戦はどちらが勝つ? 11月24日(金)

11月24日(金曜日)の注目対局は以下の通りです。

竜王戦4組 昇決 斎藤慎太郎vs渡辺大夢
最近まで今期の勝率が七割超えてた斎藤慎太郎と、八割近く勝ってる渡辺大夢の一戦。両者居飛車党なので例の矢倉-角換わり-雁木調のどれかでしょうか。竜王戦は精度が変わってから下位からのドリームは実現しにくくなっているのでまずは昇級していくのが大事ですね。


竜王戦5組 昇決 富岡英作vs三枚堂達也
どちらかと言うと短い持ち時間での活躍が目立つ三枚堂達也。今期全般的には勝ってますが取りこぼしも目立ちます。そして地味に連勝連敗が続くかんじで、今は三連敗中。相居飛車のどういう戦型になるか?


王位戦 予選 北浜健介vs藤井聡太 
藤井聡太さんの対局が日々みれて楽しいですね。北浜さんとは2回目。たしか前回はNHK杯の予選で、北浜さんのゴキゲン中飛車でしょうか。今回も北浜さんが中飛車にするような気がします。藤井聡太さんは薄い玉で先攻する作戦をとるのでみていてヒヤヒヤしますが楽しいです。また左美濃模様でしょうかね?

そして何と言っても、竜王戦第四局の決着ですね。封じ手局面はまだ五分と五分。封じ手は▲65歩でしょうかね。そこからの展開が読みやすいのでここで封じるのはなんとなく得にみえます。作戦巧者の渡辺明竜王らしいですかね。

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今日の見所 11月23日(木)

祝日ですが対局はボチボチありますね。

11月23日(木曜日)
朝日杯将棋オープン戦 一次予選 中村太地vs及川拓馬
中村太地王座、タイトル獲得後の成績がイマイチ?及川さんは居飛車党の強敵。この前も若手を撃破していましたね。角換わりか拒否の雁木か。対戦成績は中村太地王座からみて4-1。

銀河戦 Hブロック 上村亘vs藤井聡太
この日の夜に放映のはず。ここは勝ちたい。銀河戦はHブロック全部勝つと11勝稼げる。今期中ということでいえば、連勝する前提ですが、この対局を含めて6個?7個?は稼げるはずです。レーティング差からするとここは順当勝ちのはずですが早指し戦なのでどうなるか。ただ勝ち越した年度がない上村プロ相手なので是非勝っておきたいところですね。

11月23・24日(木・金曜日)竜王戦 第4局 渡辺明vs羽生善治
羽生連勝から渡辺明1勝返しての渡辺明の先手。戦型に注目。後手番の羽生さんがどういう作戦をとるか?による気がします。最近流行りの雁木調を予想しておきます。最近の両者は不調から復活しつつある感じなのでここから年末にかけて更に激闘が期待できるのではないでしょうか?

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山崎隆之「諦めなくてよかった」JT杯、優勝

昨日の朝、出先だったんですが、山崎隆之さんの対局が二局ある日だなと思って慌ててブログを更新しました。

なんとなく、女の勘っていうかそういうのが働いたんですよね、山崎隆之さんが勝つんじゃないかって。(男ですが働きましたね、女の勘が。

でふざけた記事を更新したんですが、山崎隆之ファンの皆様、ちゃんと町中を練り歩いたのかな?って。それだけが気になってます。でも練り歩いても全然おかしくない神吉の、じゃなくて歓喜の一日だったのではないでしょうか。

まずNHK杯。こちらは羽生さんのうっかり?もあって圧勝だったようですね。まだ棋譜はみてません…。

そしてなんといってもJT杯。相手は現時点で最強との呼び声高い、豊島将之さんです。去年のJT杯覇者ですかね。

いつもの謎将棋でした。序盤の馬を作った局面ではどうなのでしょうか。正直馬よりも歩損が痛いようにもみえましたが、プロ解説によると、馬の威力も大きいとのことでした。

流れ的には山崎隆之さんが良くなって、豊島将之さんが逆転して、再逆転して山崎隆之勝利、というかんじでしたが、やはり薄い玉は実戦的には大変、というのがわかる将棋でもありました。

現代将棋は堅さが正義!というのとともに台頭したのが渡辺明だとすれば、ソフト以降のプロ将棋、特にここ最近みられるのは堅さよりも如何に条件よく先攻できるか、相対的な堅さとは何か、という将棋感覚です。

ソフトでの研究に対して否定的な棋士、肯定的な棋士、その中間といるとすれば、山崎隆之さんはある時点における発言では少なくとも否定的な棋士でした。

否定的な棋士が自身で研究し自身のスタイルを貫き通していたなかで、ソフト研究全盛の今、なぜか時代が、将棋感性が、山崎隆之の将棋に追いついてきたのです。このあたりは、最後に貼っておきますがソフトに関する書籍「不屈の棋士」のなかで山崎隆之さんが語っていたことなのですが、ようやくここ最近になってようやく、私にも理解できるようになりました。

ソフト研究による将棋が出てきたら、なぜかそれがソフトともっともかけ離れているはずの、人間味あふれる山崎隆之の将棋の世界に近かった、という不思議さ。

山崎隆之さんの勝利後の「諦めなくてよかった」の一言はこの勝利に関してだけの言葉ではないな、と思ったのは私だけではないはずです。ファンの人たちはこの言葉に込められた思いに涙したのではないでしょうか。

以下、不屈の棋士から山崎隆之さんの言葉を引用して〆たいと思います。


自分の序盤戦はソフトと感覚が似ていると思います。人間よりソフトの方が自分の将棋に似ているなとわかって、びっくりしたことがあります。だから最近、僕みたいないい加減に見える力戦、序盤の不安定なところから動いていく将棋が全体的に増えましたけど、きっとソフトの影響なんだろうなって。正直、ソフトに「大丈夫」ってお墨付きを貰う前にやってくれよ、って感じですけどね(笑)



正直、ソフトに「大丈夫」ってお墨付きを貰う前にやってくれよ、って感じですけどね(笑)
ですよ!本当に諦めなくてよかった!おめでとうございます!山崎隆之八段!

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羽生棋聖激戦を制す!(第76期順位戦A級6回戦▲羽生善治vs△三浦弘行)

第76期順位戦A級6回戦、▲羽生善治vs△三浦弘行は角換わりの最新形になりました。

序盤は先日の中村太地が王座を奪取した王座戦の第三局(後手が羽生さんで勝ったのは後手だった)と同じ進行となった。が手を変えたのは後手の三浦さんだった。ただ、48手目の△73角は素人でも相当に打ちにくい角に見える。

先手だけ銀を手持ちにして手段がなさそうな局面、後手の三浦さんは9筋に手を付ける。がこれも素人目にはよくある歩で止める手筋があり、ちょっと指しにくい。先手はその得た一手で2筋を詰めて満足かと思ったが詰めた2筋に▲27香車と利きを足したのにはびっくりした。これも素人目にはちょっと指しにくい気がした。

後手にと金が出来た局面がひとつの分岐点で、三浦さんの応手は普通に見えたが78手目、金を見捨てる85飛車があったようだ。85飛車以下、62銀成に同角と取れるのがミソで、本譜では結局角が目標になってしまい飛車が攻めに使えなくなったので、たしかにそのほうがよかったかもしれない。

本譜は普通に見えたが後手の攻めの土台である95の角を取った金でいじめられて逆に後手が忙しくなってしまった。先手は4筋に逃げ出した中段玉が右玉のような感じになって一段飛車とのバランスもよく案外堅かった。

後手が39銀の割り打ちの含みをなくす歩の叩きをした手が悪く、その後は先手が指しやすくなった模様。人間は読みのなかで数学的な判断ではなく文系の、流れや物語のようなものを感じながら指すことが出来ることが魅力でもあり弱点でもあるが、特に私はあまり読まずにこういう時はこう指すものだ、という感じで確かめもせずに指すことが多いが、それだと含みがなくなってしまう事も多い。

本局は素人目にはこうでしょ、という感覚とは違う手が多く指されたような気もした。金銀交換になる割り打ちはタイミングの是非はあるものの、たいてい逃さないのがアマの感覚だと思う。プロは相手の手を殺す、相手の思い通りにさせない手が多いので含みの多い局面が延々と続く印象がある。

復帰後好調な三浦弘行九段だったが羽生さんは全体を通してみると快勝といえる勝利を納めた。順位戦で先手番をきちんと勝ち切るのが重要で、羽生棋聖はひとまず二番手の位置をキープした。豊島将之との直接対決が済んでいるのでこのまま逃げ切られる可能性も高いがどうなるか?

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Tag : 羽生善治 三浦弘行