解読? 第三回電王戦第三局、▲豊島将之vs△YSS将棋

新しく発売された棋士米長邦雄名言集 人生に勝つために[固定レイアウト版]はKindle版で、紙のものより400円以上安いです。著者が伊藤能さんってのもまた良いですよね。伊藤さんの追悼の言葉が心に残っています。不甲斐ない弟子だからこそ…というようなエピソードが良かった。

さて、毎週あるんですよ。電王戦が。そして今日は若き天才、次世代を担うであろう棋士、豊島将之プロの登場です。

昨日の夜のいつもんさんの呟きで、コンピュータ将棋はどうやら横歩取りと角換わりに弱点じゃないにしても違和感のようなものがありそうだな…というのがありました。

そしてmtmtさんの呟きで知りましたが、どうやら豊島将之プロが横歩取りにおいて、スカイ・クロラ的な何かを見つけたんじゃないかという噂があるみたいです。(スカイ・クロラはアニメをあまり見ない私ですが、あの敵方の人間パイロットがいつも電王戦における将棋棋士にかぶって仕方ないんですよね…)。

一方でプエラαの伊藤さんが驚きのブログ記事を先日アップしてたので少し紹介しますが、「場外乱闘編0.2」です。以下、一部引用。

(米長邦雄)いわく、「5年間で毎年1局ずつ、5対5の団体戦。団体戦なのでいったん出たチームは二度と出ない。そのためボンクラーズは今後出場しない」
(略)
当然ながら、私にとってはこの「団体戦」案は容認できない話でした。
(略)
あと4年参加できないのでは、間違いなくその時までに他のソフトが名人に勝ってしまうことは明白でした。(略)



この最後の部分ですよね。まずここでぐっと来るものがあります。あくまでも数値的にみてこういう結論に至るのはおかしなことではないのですが、それでもぐっときますよね。悪感情とかじゃなくて、ドキッとするというか。


連盟側(より正確に言うなら、米長・谷川・北島の三氏)の狙いですが、(略)ボンクラーズを今後出場させないことが主眼であったと考えられます。(略)理由はいくつか考えられるのですが、

 1)単純にボンクラーズ(というか私)を嫌っており、出場させたくなかった
(略)

 2)ルールの交渉等で私が相手だと思い通りにできないと考えた
(略)ですがこれもよく考えると、連盟というのはあまり先を見通すことをしないので、1年先の次回のルール交渉のことまでこの時点で考えていたかというと若干疑問ではあります。
(略)

 3)ボンクラーズだけが他ソフトよりひとまわり強いと考えていたため、ボンクラーズさえ排除すれば勝てると考えた
(略)

本当のところ、1~3のどれが真実だったか、はわかりません。まあ全部の組合せ、ということもありえるでしょうし、私の思いつかない第4の理由があったのかもしれませんが。なお発表の字面だけ見れば「本当に単に団体戦にしたかっただけで、ボンクラーズを排除する意図はなかったのでは?」という解釈もできるでしょうが、そうではなかったことはすぐ後に明らかになるので次回に書きます。



じ、次回がたのしみすぐるじゃねえか・・・。ってかこれがもし本当だとしたら、米長邦雄亡き後に連盟がその路線として大きく違う方向に進むということはなさそうな気はしますよね。

しかしこのボンクラーズダメだよ、ってなった理由が1-3のどれでも流石にクソすぎるので全く信じられないのですが、次回の展開しだいでは信じざるをえないわけですよね・・・胸が土器土器してきました・・・。

あと四年あれば流石に名人出てきても倒すでしょ、ってのと、ボンクラーズ出させないための米長邦雄暗躍…とかどっちもすごすぎるわ・・・。

先週のやねうら王の話といい、色々ありすぎて胸焼けがしてきますね。そんなコンピュータ将棋周辺ですが、今日の電王戦も楽しみたいと思います。

あ、上記のようなことが事実だとすると米長邦雄さんというのは本当に某mtさんがいうように大悪人のような気もしますが、そんな大悪人かも知れない人の名言集、いかがでしょうか?私は買いましたw

棋士米長邦雄名言集 人生に勝つために[固定レイアウト版]

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将棋イベントの充実っぷりは本当に素晴らしいことですよね!

上州将棋祭りが昨日ありました。そして今日、とちぎ将棋まつりがあります。

とちぎは栃木県のことですよね。上州ってのは何県ですか?という方に説明しますと、中国にかつて存在した州で、だいたい現在の中華人民共和国湖北省黄石市あたりですね。その辺で毎年開催される将棋まつりになります。国際的なイベントですよね。

というのはもちろん嘘で、群馬近辺の古称ですかね。なのでその辺出身の棋士たちがいつも参加するイベントになっています。主催はヤマダ電機で、会場はLABI1 高崎@高崎駅ですね。

いまいち距離感がわからないのですが、高崎まで上野から二時間かからないぐらいでしょうか。なぜ上野からなのか?というのは、なんとなく近そうだからです。

このイベントが素晴らしいところは普及イベントというか、育成イベントとしても機能しており、地元の子供達を対象とした大会が開かれているところですね。

しかもおどろくべきことに入場無料。真夏の将棋イベントは個人的には暑いので辛いですが、年始の暇な時でもあり、寒くても会場は屋内ということでかなり理想的なイベントだと思います。

現地に入られた方のツイートで知ったんですが、なんとヤマダ電機の初売りにならぶ客よりも、上州将棋まつりの並び客のほうが多かったという…(汗。

このへんが、文化教育と将棋興行の両立の難しさを示していますね…。ヤマダ電機さんは日本有数の家電量販店ですし、私もどこに住んでいてもいつもヤマダ電機さんを利用しています。この前も三代目のiPadとハンディダイソンを池袋のLABIで買いました。

amazonに押されてますが、日本のリアル店舗の代表格としてぜひ頑張って欲しいですし、このイベントも存続というか永続してほしい。ヤマダ電機がある限り続いてほしいイベントです。

そのためにも景表法とかギャンブル関連の法に触れないような形で是非、初売りと将棋トーナメントが組み合わさったようなイベントになって欲しいんですよね…。

そういうの、無理なのかなあ?三浦のマグロトーナメントみたいなかんじで、初売りトーナメント。よく将棋道場でエントリーフィー少し払ってやるトーナメントあるじゃないですか。あれの初売り版です。

正直言って、ヤマダ電機の初売りよりも並ぶというのは辛いものがあるはずですから…。かと言って、みなさん現地でお金落としましょうとかいうのも不粋ですしね…。

一度は行ってみたいイベントですが、子供の将棋厨化に失敗した身なので独りで行くのが難しいのでその辺をどうにかせねば・・・という感じです。



そして今日開催されるのが、とちぎ将棋まつり。

こちらは、将棋普及を目的としたNPO…ではなくて株式会社、立派な営利団体である、ねこまどさんが企画担当されている…のかな。実行委員会は地元の有力者の方々で固められているような気がしますね。会場が今回はホテルですね。前泊されている将棋ファンの方々も多くいるみたいです。

こちらは一度子供がまだ右も左もわからない時に、子守と称して連れて行ったのですがなかなか盛況でしたね。新幹線往復で行ったのですが、そうするとめちゃくちゃ近いです。しかも大宮の鉄道博物館に行くつもりだったところからの新幹線だったので、あっという間でした。

今時点で今日は暇すぎる、何するかな?という人で、埼玉県民だとかなりあっという間につくような気がします。。

餃子の街ということもあり、適当に入った餃子店で食べたのですが(というか、本当に餃子専門店が一杯街中にあってビビりました…)、美味しかったですね。

今回からは1日制に変更されて規模がやや縮小された感はありますが、今後は上州将棋まつりとのコンビネーションで行こう、ということかと思います。北尾女社長の豪腕と、米長邦雄前会長の経済界における力によって成立したイベントだと思いますが、今回も谷川会長が参加されるということで、うまく継承された感じですよね。

是非こちらも長く続いてほしいイベントです。ねこまどさんがやられている駒docという将棋小冊子もこのイベントもかなりの部分、サポーターや協賛・後援企業によって支えられていると思いますが、この辺の収支改善についてもいいアイディアがあるといいですよね。

このへんは将棋コンテンツに魅力を感じているであろう、ドワンゴさんをうまいこと取り込んでなんとかドワンゴ主催の将棋タイトルなり棋戦が作られることを祈りたいところです。

ドワンゴ主催のイベントというと、電王戦ばかりがクローズアップされていますが、あれとバーターで、なんとか普通の棋戦できないですかね。大和証券杯がなくなってしまいましたが、アレの焼き直し版で、ドワンゴだったらできるはずなんですよね。

大和証券杯はあれみてる人が口座作るわけがない…は言い過ぎにしても、かなり遠かったですが、ニコ生だったら全然イケるわけですから。

将棋倶楽部24をなるべくそのまま使って、あるいは将棋ウォーズでもいいですが、ある程度棋譜の質が保たれる最低限の持ち時間にして棋譜記録読み上げ全部省略して、解説やゲストも引退棋士とか使ってかなり節約して。

対局不正チェックとかも思い切ってやらない、とか節約しまくって、なるべく経費削減しつつ、棋士にはちゃんとお金が落ちるようにしつつ、老人ハンデとして5秒とか、10歳年取る毎に+5秒みたいな。そういう面白みも出してみるとか、先後で持ち時間に差をつけてみるとか、ネットならではの遊びの要素があってもいいような気がします。

JT杯や富士通の達人戦がその代表格ですが将棋イベントと企業共催・主催の形は非常に難しいものがあります。楽天が球団経営は広告宣伝費ではなく、それで収益を得るために色々工夫したように、ネット企業との上手い連携で双方にとってメリットのあるイベントが出来そうな気もするんですけどね。

ちょっと電王戦は、米長邦雄亡き後という意味で言うと、このままでいくとネット企業側にいいようにやられた挙句に、壮絶に捨てられるか、あるいは喧嘩別れになるような懸念があります。。ありませんかね?

うまく、コンピュータとの対戦での歩み寄りを交渉条件にして小さなものでもいいので、棋戦作って欲しいですね。テレビにあるものは、大体ニコ生にあるわけですし、早指し棋戦、作ってくれないかなあ。

最後だいぶ話がそれましたが、以上です。。


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亀山工場 第61期王座戦第4局指し直し局 中村太地vs羽生善治 その2


将棋世界 2013年 11月号 [雑誌]

昨日の午後に書いたものの続き。

振り飛車か?と思ったら、後手は一手損の居飛車でした。もしかすると、ニコ生の解説通り、先手の玉の動きに反応しての丸山流かもしれません。

私も最近の後手番はこの丸山流や糸谷早繰り銀をアレンジして使っていますが、先手が居飛車党だと誘導しやすい、自分のやりたい形に持ち込みやすい、というメリットがあります。

また、飛車先が全く突いてないので、であれば一手損してもいいかな、という。

対する先手は、スピード感で勝とうということで、早繰り銀で銀交換実現させれば後手の飛車先は突かれてないので攻めがないので、という展開が多い気がします。

渡辺丸山の竜王戦が有名でしょうか。

しかし、太地くんの作戦は違いました。王座戦のPVにあった、米長さんの「お前の将棋はまだ平社員の将棋だ、上を目指すなら社長の将棋をさしなさい」という言葉がありましたが、まさにあれです。

目先の実利を得て、それを拡大させていくのが前述の早繰り銀だとすると、今回のこの先手の作戦はかなり堂々としてます。お互いにじっくりいくと、手損のハンデが相対的に薄まり、あわせて飛車先をついていないことが高まる可能性が高いです。

しかし、それにふるえずにしっかりした構想力で組み上げてたたけば、大局観としてその一手損が必ず先手の利益につながる、作戦勝ちにつながる、という信念の手順です。

まさにこれからの液晶テレビ戦争に勝ち抜かんとする、某社の亀山工場みたいな手です。

タイトル奪取が懸かっていることの震えをみじんも感じさせないという意味では、前局における大長考にも通じるものがありますね。

ただし、ちょっと気になるのは先手が早くに1筋の端歩をついて、それに後手がおつきあいせずにシンプルに右四間に構えたところ。

ぱっと見の雰囲気では、後手のほうが先攻しそうな感じがします。勿論、一気に攻め切れる将棋ではないですが、8四に角が配置できることなども含めて、後手のほうが先に攻勢をとりやすい将棋だと思います。

アマチュアだとその主導権=勝ちやすさという構図がある程度のレベルまではあるわけですが、プロだとさすがに。なのでどちらがやりやすいのかは不明ですが、アマとしての、一手損愛好家としての私は後手を持ちたい気分です。

今ちょうど26手目、飛車を後手が右四間に構えたところです。

形勢の云々は未だ。そしてどちらを持ちたいか?は趣味、という感じでしょうか。

一触即発、と思いきや玉を囲いあう両者。玉を22・88に入場するのか、せずに戦いを開始するのか。とはいえ、そろそろ駒組みの飽和は近い。

後手は角を8四に打つ筋はなくなったが、4四の地点は空いている。桂馬が四筋にはねられる先手だが、それがはたしてどのぐらい効いているか。

あとは、端歩が通常のプロの腰掛銀と比べると不思議な感じでここもいかにも一手損の世界、という気がする。

すでに生じてる損得のアンバランスを、どこで帳尻合わせるか?を考える後手と、どこで拡大するか?を考える先手、ということで、容易に安易に突き合うという展開にはなりにくい。

個人的には一手損の世界では端歩はなるべく後回しにするか、突きこしてもらえるならば、突きこしてもらいたい、という気がする。

35手目、そういう風に書いていたら先手の中村太地プロが突きこした。▲1五歩。これは本当に社長の手、王道の手です。

得した手を端歩という将来のために投資する。遠く広く局面をみた手です。攻め合いになれば必ずいつか効いてくる時が来る。そういう手。

後手はこの得た瞬間をもって、先攻したいと思うのが私レベルの感想ですがどうなるか。。

先手は、端歩の貯金が生きるのは、攻めが通って初めて、ということですが、先手からうまく先攻できるかどうか。まずは後手から攻めがないのであれ9筋も突きあっておいて、それから先攻としたいが、先手からの目分量でぼちぼちせめてどうにかなるのかどうかは全くわからないですけど・・・。


しばしの考慮の後、九筋の交換打診はリスクであり、玉の位置関係からメリットなしとみて、敢然と仕掛けた。しかも突きこした1筋の顔を立てようとする構想。タイトル奪取で震えている男の手ではない。

将棋の結果としてはどうなるかわからないけど、自分にまけることだけはしない、という覚悟を感じさせる指しまわしだ。

今、ニコ生で次の一手のコーナー?が行われたが、1三のたれ歩をとらない、という手順も検討されている。

+++++++++++++++++++++++++++++

ここまではリアルタイムでつぶやきを重ねたものになります。自分の勉強のために、という感じですね。

この将棋、終盤がすごかったですね。長くて、すごかった。

ただ結果論ですが、1筋からの攻めが手数掛けた分のリターンがなかったようなそういう将棋だった気もします。

そうなった原因はやはり先手がやってこいと指した▲5六歩にあったような気がします。あれで攻守逆転して、後手の方針のほうがわかりやすくなりました。

そこからギリギリに先手の中村太地プロが追い込むわけですが、打ち歩詰めの順があり、それを回避しつつと金を外す手順でも双玉詰将棋のような、玉を攻撃の礎とするような詰み筋があったために、先手に勝ち筋はなかった、というのが私の理解です。

因みに、まだ感想戦コメントを読んでないので、大いに間違っている可能性もあります。ただ今回は感想戦コメントを読みたくない理由としては、昨晩久しぶりに禁酒日だったのでシラフで最後まで、リアルタイムでニコ生を見ていたんですよね。

そこで、飯島引き角栄治先生や、Twitter上で謎の?トップクラスいつもんさんや、プロ棋士の皆さんがわからないという言葉ではなく、ご自身のその時点の考えを明らかにされていて、しかもそれがそれぞれに異なっていることがとても良かったからです。

大抵プロはプライドが高いですし、間違えた時の信用問題とかで、言いよどむケースが多くてそれがむしろ将棋の熱戦具合を伝わりにくくしてることがあります。いやーこれは熱戦です。しか言わないとか、分からない。難しいとかね。

でも、どっちでもいいので、その局面での勝ち負け、有利不利を断言してくれるほうが圧倒的に面白いと思います。昨日は飯島ジェットコースターに同乗してる気分で頭がクラクラするぐらいに、形勢の振り子のユレを楽しむことが出来ました。

私も将棋は指しますし、将棋ウォーズの大会で良さげなアバターと沢山の棋神を貰える程度の棋力ではありますが、それでもプロ棋士をしてここまで形勢判断が揺れる勝負なんだ!という意味で感動しました。

大盤解説会場の阿久津主税プロもそんな感じだったようです。前髪のように不安定な形勢のユレ具合、みたいなつぶやきがあって噴きましたがw

ということで棋士の皆さん、是非今後も揺れる乙女心を存分に示していただき、観る将棋ファンの心をより揺さぶってください。

++++++++++++++++++++++++++++

昨晩の対局はリアルタイムで観ることができて本当に良かったなと思います。なんというか、中村太地くんの苦悩する表情・動きを観ることができただけでも良かった。観る将棋ファンの気持ちがよく分かる場面が沢山ありました。

終盤の追い詰めていくところの表情、投げるまでの表情、頭をかきむしる姿、羽生さんが離席しているときに思わず漏れるため息、それとともに出る言葉。

どれもが生の真剣勝負の臨場感たっぷりの、アレでした。

亀山工場という失礼な?タイトルをこの記事にはつけましたが大事なのは細かい損得ではなく、人生における大局観として、どういう将棋をどういう姿勢で指していくか?ということでしょう。

そして勝負は死ぬまで続きます。それを身をもって示した米長前会長の示した在り方を、継承していくものとして、中村太地ほどふさわしいものはいない、というのはこの将棋が教えてくれたような気がします。

最終局はここまでにもまして、激戦になることは間違いないと思います。しかしその勝負の末にあるのは、中村太地プロの奪取であることを私は期待せずにはいられないのです。


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(2013/10/03)
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達人戦の加藤一二三vs羽生善治戦をみて。

ひどい二日酔いで日曜日を台無しにした私が通りますよ…。

一応、投票は行きましたが、毎週末のお仕事である競馬が出来ないぐらいには二日酔いでした。

二日酔いで声が頭に響いて辛い…ということはあまり経験がないのですが、今回のニコ生はききました。ので途中までみていたのですが、途中で離脱。

夕方復活してようやく再度観戦してみると、盤面は中終盤の白熱したところでした。

一二三先生といえば、そのユニークな言動が有名ですが、やはり対局中の振る舞いの奇異と言ってもいいぐらいの凄さも有名です。

これに過去50年以上の間、様々な棋士が遭遇してきたわけですが。私がよくわからないのはこんな風になってしまったのは最初からだったのでしょうか。

神武以来の天才といわれた神童が、初めて名人を取るまでの間、その前に大きく立ちはだかったのが巨人大山康晴でした。大山康晴名人に将棋を壊された、あるいは対戦成績で大きく引き離された棋士というのは数多くいたわけで、そのなかに加藤一二三九段も含まれています。

信仰に目覚めたのも、大山康晴との戦いのなかでの何かがひとつのきっかけだったという話もありますし、終盤のあと何分攻撃も、ゴルフでいうところのイップスとか、あるいはチック症のようなもののように思われます。空咳や鼻をブルンブルン鳴らす、というのもそういうものの一つではないでしょうか。

あれほどまでの情熱をあの年齢73になっても保てることの凄さ、そしてその情熱をもってしても、あのような神経症的な振る舞いを留められないほどに精神的負担を強いられているという勝負の怖さ、みたいなものを私は感じます。

もちろん、対局者としてはたまったものではないでしょうが、見てる分には楽しいですね。故米長邦雄が、あれに実際にムキになって対抗して色々やったというのも実際の場面はみたことないですが、容易に思い浮かべることができて楽しいですね。

昨日の羽生さんは、そういう様子が全く気にならないのか、自身も頭をかきむしる?ような仕草や、うーん?えーなどなどつぶやきもありつつ、文字通り盤上没我という様子でした。

呆れ返り、それにムキになって対抗する米長邦雄、意に介さず自身もモーションの大きい羽生善治(中原先生もこちらのタイプでしたかね)。色々個性が現れて面白いですね。

将棋は、加藤流の矢倉で先手の銀が3七の地点で立ち遅れてしまったのと、さらに▲4一金とその後の働きが弱い状況が出てしまい、後手の羽生善治三冠の快勝となりました。

感想戦の様子もニコ生では流れていましたがこの二人の対戦、やりとりもこれが最後かもしれない。少なくともこういう形で映像として残されるのは最後だろう。そういう気持ちで眺めていました。

この放送回はニコ生さんには永久保存してほしいなと思いました。

その後の加藤一二三先生がもっているニコ生のプレミアム番組?ではこの対局の感想が語られたようですが、有料なので観ていません。観た方がいらっしゃいましたら、ぜひどういう内容だったからおしえてほしいです。



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(2013/04/17)
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及川拓馬五段と上田初美女流三段が入籍(米長邦雄の祝辞の思い出)

及川拓馬五段と上田初美女流三段が入籍

棋士の及川拓馬五段(26歳)と上田初美女流三段(24歳)が、6月17日(月)に入籍いたしました。
 尚、対局は引き続き上田初美の名前で行います。




おめでとうございます~!

上田初美さんといえば、思い出すのが女王就位式かな?の時のことです。

ちょうど夏の暑い頃だったと思いますが偶然にも私も出席させていただく機会がありました。

鰻支部の方々に上田初美さんがお礼されていたことを覚えています。

その祝辞の際に、まだ健康そうだった米長邦雄当時会長のコメントのなかで「愛の力」という言葉が繰り返されていました。

米長邦雄の人柄とその喋りの巧さを覚えてる方には分かってもらえると思うのですが、セクハラスレスレかもしれないが、とても場を和ませる、当人も当惑しつつも微笑ましく眺めるような、名調子でした。

・・・とここまで書いて、その時の相手が及川拓馬さんじゃないという可能性がないわけではないということに気づきましたが、多分その当時から愛を育まれていたのではないかな・・・と思います。

あとでツイッターでご本人に聞いてみようかな?

でも、上田初美さんといえば穴熊、ハッチを閉めるという言葉は上田さんの愛称のハッチから来ている…という嘘を流そうとしていたぐらいの振り穴党でしたが、それが一気にレパートリーを増やしてタイトル奪取したのは記憶に新しいところです。

その棋風改造に一役買っていたのが、及川拓馬プロで、二人三脚で上田初美プロ本来の力を開花させて、その本来の実力でもぎ取ったタイトルだったように思います。

先日、甲斐智美さんも奪取して復冠しましたし、ぜひ上田初美さんにもこれからも何度もタイトルの舞台に上がってもらえることを期待しています。

及川拓馬プロと言えば、このブログの熱心な読者の方は覚えてる方もいると思いますが、私が一押しのイケメンのなかの1人です。その人柄の良さは風貌にも現れていますが、それを確信したのは、れいの人狼の時でした。

人狼でナイト(騎士)役をやったんですが、これがなんというかはまり役。ミドルネーム「ナイト」の称号を得た瞬間でした。及川ナイト拓馬。今後はこのように呼んであげてください。

ナイツ及川、だと「やほーの」・・・のほうになっちゃうので、ミドルネームのほうがいいのではないでしょうか。


あとは、比較的若い人二人の結婚になりますが、大変近所のおばちゃん的なことを失礼ながらに申してしまいますが、どうせ結婚したのであれば、子供は早いほうがいいと思います。

子供については文字通り、案ずるより産むが易し、でございます。

戸辺家に追いつけ、中座家を追い越せ、を合言葉にぜひ頑張って貰いたいところです。

及川さん、上田さん、このたびは本当におめでとうございます~!



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Author:将棋観戦
「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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