今日の見所 12/13(水)

12月13日(水曜日)の注目対局は以下の通りです。

順位戦B級2組

中村太地vs大石直嗣

中村太地 12勝9敗 先勝率0.500 後勝率0.813。
大石直嗣 10勝8敗 先勝率0.600 後勝率0.429。
夏場の好調からやや負けが込み始めてきた中村。一方の大石も最近どっち付かずの状態が続いている。
対戦成績では中村が3勝0敗で得意としている。
今回も中村優勢か。

野月浩貴vs田村康介
野月浩貴 11勝5敗 先勝率0.222 後勝率0.375。
田村康介 4勝10敗 先勝率0.000 後勝率0.500。
現在、6連勝中の野月、今期大きく負け越している田村。対戦成績でも田村が野月に5連敗中。
順当に野月の優勢か。

澤田真吾vs北浜健介
澤田真吾 19勝7敗 先勝率1.000 後勝率0.600。
北浜健介 12勝8敗 先勝率0.625 後勝率0.636。
19勝7敗と大きく勝ち越している澤田、9月10月の好調さを維持出来ていない北浜。レーティングの通り澤田が有利か。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 中村太地 大石直嗣 野月浩貴 田村康介 澤田真吾 北浜健介

二人の早指し棋士、田村康介と鈴木大介(の最近)

二人の早指し棋士。

昨日の携帯中継は、松尾歩vs鈴木大介田村康介vs広瀬章人という対戦だった。全然気づいていなかったがそういえばこのそれぞれの対局に登場している田村さんと鈴木さんというのは若かりし頃?は早指しで競い合うような早見え早指しの棋士だったのだった。

なぜこのようなことを書くかというと、夕方にふと見てみたらどちらの対局も18時よりも前に終わっていたから。終わっていたのをみて「あ、そういえば・・・」と思った次第。

早いといっても昔のような消費時間30分、みたいな感じではなかったので早すぎてがっかり、ということはない。むしろ戦型的には面白い趣向が両方の対局にあり、そしてその趣向を出したのが田村康介プロと鈴木大介プロの二人だった。片方の工夫は幸いし、もう片方の工夫は残念な結果に終わったのだが。

まずは幸いしたほうから。田村康介vs広瀬章人戦は、広瀬章人ゴキゲン中飛車に。最近流行復活の兆しがある丸山ワクチンの端歩交換を入れる前に角交換してしまう展開に。

その後の展開は、瀬川プロが得意としている、すきを作ってその隙を突かせる形で後手だけ角を手放させる・・・という作戦。対筋違い角ではないがそれに似た発想で後手の歩得と先手の持ち角の違い、&手順で固めた・・・というのが先手の主張点。

シンプルに左美濃に囲ってからの先手田村康介プロの速攻が素晴らしかった。イメージ的には左美濃に対する藤井システムのような素早さ。玉は8八ではなく、7九の地点で前述の手得と合わせて、後手陣が未整備な状態で仕掛けてそれが成功していた。

広瀬章人プロは強いのだが序盤にやや難があった・・・という過去の印象があるが、それがここ最近は明らかに表に出ているような気がする。前回の対行方尚史戦のゴキゲン中飛車での穴熊もそうだし、今回もそんな感じ。

53手目の▲3五銀が素晴らしい一手。遊びかけてた銀を活用してこの手で先手良しが確定したように思う。

そこから後手も猛烈に追い込むものの、田村康介プロが淀みなく寄せて勝利。ケンカ殺法、いい意味でのラフファイトな味も含めてすべて田村康介プロペースだった。

広瀬章人プロは後手番は四間飛車穴熊も目が慣れられてしまい、ごきげん中飛車も対策が進み、勝率が良かった後手番も苦労するようになってしまった。ただ才能は段違いなのでこれで終わることはないと思うが、苦難は続く。

松尾歩vs鈴木大介戦は鈴木大介プロが後手番でかなりの趣向をみせて面白かった。結果は失敗に終わったのだが、おもしろい将棋を見せようという心意気は感じた。一手損の3手目角交換から、ダイレクト向かい飛車ではなく△5三銀を急いでそれから振ろうとした手順を先手が2筋突破を目指して咎めに行く・・・という展開。

結論からいうと無理だったのだが、本当に面白い将棋だった。(先手の▲7七桂という序盤の一手で終了していたようだが…)。

こちらについては携帯中継でご確認ください。

アマの振り飛車にはゴキゲン中飛車よりもこっちのほうが合うかもしれません。

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Tag : ゴキゲン中飛車 田村康介 鈴木大介 松尾歩 広瀬章人 行方尚史

麻雀プロの鈴木たろうさんの余暇の過ごし方は「将棋」【麻雀】第二期天鳳名人戦最終節

昨晩、【麻雀】第二期天鳳名人戦最終節が行われて、第二期の天鳳名人が決まった。小林剛プロの二連覇となったわけだが。

その前説で、足切りにあった解説の福地誠氏と鈴木たろうの会話のなかで、鈴木たろうプロは休日どんなことをしてるんですか?という話になった。

その時に、私はおどろいたのだが「将棋をやってます。将棋倶楽部24ってのがあってそこで指しています。級は2級と3級を行ったり来たりぐらいですね」と言っていたのだった。

しかも「たまにプロにも教えてもらっているんですよ」とのこと。

誰だろう?大平武洋プロか、先崎学プロか、あるいは田村康介プロ、広瀬章人プロ・・・あたりだろうか?

かなり驚いたので、一応メモ。でした。


そう、麻雀の戦術書もマイコミなんですよね。

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Tag : 鈴木たろう 福地誠 小林剛 大平武洋 先崎学 田村康介

20121106の夕食と、丸山vs八代など、朝日杯の感想

2012年11月6日の夕食は、焼き鮭、味噌汁、冷奴、キュウリの浅漬、キンピラゴボウ、でした。飲酒せずにお茶を飲みました。飲まないとすこぶる調子がよい!などという人が居ますが、私は飲んでも飲まなくても調子が良いですけどね…。良い酒しか飲まないので二日酔いも無い!…と思いたいところです。

二日間の禁酒の成果がでるかどうか?は明日に掛かっていますが。明日は日没とともに、しっぽりと行く予定でございます。



さて、朝日杯。好調な、高勝率を誇る新人の八代弥が、名人獲得もある丸山忠久に勝てるのかどうか?には注目していたのですが、中座飛車なのかな?、横歩取りの後手番を持って、挑んだ。もののかなりの大差で負けてしまった。

流石に、横歩取りの大家にはすんなり勝てないところだったか。割りと良い所無く負けた感じもあるが、序盤というか中盤で工夫しようという、突っ張ろうという意思が感じられた。

その後、深浦康市を相振り飛車で破った田村康介丸山忠久が対戦したが、如何にもな将棋で深浦康市をふっ飛ばしたマッハ田村だったが、丸山忠久には負けてしまった。しかも結構な大差だったように思う。

丸山忠久は竜王戦ではいいところがないが、この二つの勝利、勝ち方をみていると、流石に強いのだなというのが分かる。これに圧勝してしまうあきらたんはどんだけ強いんだか…。


明日対局。明日対局。
(2012/07/13)
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Tag : 八代弥 中座飛車 丸山忠久 田村康介

第69期C級1組9回戦

例によって昇級戦戦のみ取り上げる。例年のごとく、昇級ラインが高いために最後の最後まで昇級者が決まらない状況になっている。

一敗勢の中の早見え早指しコンビ、小林裕士プロ、田村康介プロはそろそろ一発食いそうな相手との対戦だと思っていたが明暗分かれることとなった。

広瀬 章人王位(8勝1敗)○?●中田 功七段(4勝5敗)…16時56分

トップを走っている広瀬章人王位が振り飛車のスペシャリスト中田功プロと対戦。戦型はゴキゲン中飛車で超急戦に次ぐ急戦だと思う。いつだったか忘れたが、今期の順位戦において中田功プロが用いて敗れたのは覚えている。

この将棋は(超)急戦調の将棋らしい面白さがあるので、是非見ていただきたい。特にアマチュア同士だと後手番のほうが、特に序盤は指し易く見えると思う。両者の合意がなければ、こうはならないが、ゴキゲン中飛車党や、居飛車側をもつが超急戦が好きな人は覚えておいて損のない手筋が沢山出てくる。

▲4二歩が入った時点で実は先手がいいような気もするのだが…。結果は49手で先手の勝利。目一杯かつリスクが高い作戦を用いるので中田功プロの将棋は往々にしてこういうことがあるがそれもまた魅力か。


大平 武洋五段(5勝4敗)●?○田村 康介六段(8勝1敗)…20時19分

この将棋は棒金マニア必見。どんどん体が成長する大平武洋プロとイカつい田村康介プロの対局写真はちょっとした見物だった。盤駒がなければ何の対戦かよくわからない。柔道か?

戦型はたまに田村康介プロが用いる陽動振り飛車。先手が矢倉を志向し、3手目が▲3三角であることを咎める意味。一般的な陽動振り飛車はそれほどでもないが、田村康介プロの工夫は後手番で石田流に組む点にある。

ただし桂馬を早く跳ねているので、本譜の棒金が生じた。勿論、それを承知の上での石田流、棒金であればどうにかなる、という考えもある。

本譜は▲7七銀のために8八の角が使いにくく、玉も囲いにくく、後手の主張は通っている。模様を張るのが嫌いではない大平武洋プロは金銀を繰り出して後手の攻撃陣を圧迫しにかかる。

棒金が飛車を苛めることには成功するものの、結局一段目まで逃げられたところでは先手の棒金がやや空振りした感があり、飛車先が重いのも辛いところ。

そして何より玉が薄いために、相当追い込んだように思うが一段目に金を二枚並べられてみると後手陣には全く寄り付く手がかりがなかった。

終わってみると田村康介プロの完勝のようにみえた。


宮田 敦史六段(7勝2敗)○?●小林 裕士六段(7勝2敗)…21時2分

一発食うのではないかと思われた片割れが無事勝った後に実力者同士の戦いにおいて、遂に小林裕士プロが二杯目を喫した。相手がC1最強の宮田敦史プロなので仕方ないが。

小林裕士プロが得意の一手損を避けたのか、相掛かりの引き飛車となった。後手は中原囲い、先手は1筋を突き越し。序盤の陣立てだけみると後手満足と思ったのだが。

角・銀を手放して攻める後手の小林裕士プロだが、思わしい戦果は挙げられず、反対に先手の馬をつくる手に対し、飛車馬交換しかなかったようであれば、75手目を境にして先手が良くなったのではないか。飛車をもった先手の手が分かりやすくなった。


村山 慈明五段(8勝1敗)○?●千葉 幸生六段(4勝5敗)…23時29分

横歩取りから8四飛車型の中原囲いに後手が構えた一戦。しかし先手の戦力が7筋に集中し、バラしたところでは先手が良い気がする。バラしたというか、催促されてのものだったのだが。

軽快な攻め味と広くて堅い中原囲いの組み合わせのはずが、守りは崩壊、攻めは立ち遅れ、ということで64手目辺りでは先手が良さそうだ。何がどうなってこうなったのかはよくわからない。

43手目の5五飛で良くなった可能性もあり、後手が角を手放した割には戦果を挙げられなかったのが敗因だろうか。

ともあれ、慈明はキャンセル待ちを死守した。


佐々木 慎五段(8勝1敗)○?●近藤 正和六段(2勝7敗)…23時52分

今期絶好調の佐々木慎五段が振り飛車党、ゴキゲン総裁の近藤正和プロと対戦。正直、若手振り飛車党の中であまり注目していなかったのだが、勝ちまくっている。どういうタイプの振り飛車かと言われるとよくわからないのだが、相手関係を含めた戦略性を感じさせる、実利を重んじる職業選手らしいタイプだろうか。

殺し屋というか、ハチワンダイバーに出てきそうなタイプ。

本譜の初手から金無双?穴熊という手順も素晴らしく、ちょうど居飛穴の弱点に似た弱みを抱える後手穴熊に対して隙がない。

玉のコビンを活かした攻めがうるさく、先手が良さそうだったが、飛車馬交換になった時点では後手の近藤正和プロが良くなっているらしい。

141手目の▲2八歩の辺りでは再逆転していてもおかしくない。相居飛車の相穴熊はあまり無いが、相振り飛車の相穴熊も珍しい気がする。攻めの乏しさのせいで不思議な味わいの将棋だった。

++++++++++++++++++++++++++

この結果、C1の順位は以下のようになった。

一敗勢は四名だが失礼ながらに、全員相手を見る限りでは勝ちそうな気がする。となると前代未聞の一敗頭ハネ二名ということになる。

また、田村康介プロが田中魁秀プロと当たっているのが一つの見物。だろう。田中魁秀プロのジャッキー・チェンの映画で出てくる酔拳の師匠のような、柔よく剛を制す、の展開があるかどうか。

[C級1組成績一覧] ( )内は順位、*は降級点

【8勝1敗】広瀬(5)、田村(12)、村山(19)、佐々木(29*)
【7勝2敗】宮田敦(6)、小林裕(10)、豊島(26)
【6勝3敗】小林健(13)、平藤(16)、高崎(27)
【5勝4敗】片上(4)、脇(8)、真田(9)、加藤(25)、大平(31*)
【4勝5敗】北島(11)、富岡(15)、千葉(18)、日浦(20)、金井(28)、中田功(30*)
【3勝6敗】長沼(7)、田中魁(21*)、高野(23*)、浦野(24)
【2勝7敗】内藤(1)、森けい(2)、近藤(14)、勝又(17*)、西川慶(32*)
【1勝8敗】塚田(3)、福崎(22)

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