第3回将棋電王戦 第2局以降の楽しみ方。

まずは「将棋世界ムック 第3回将棋電王戦公式ガイドブック ~世紀の対決を楽しもう~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界)」と「将棋観戦ぴあ (ぴあMOOK)」を読むんだ。話はそれからだ!><


・・・さて、「第3回将棋電王戦 第2局の対局方法に関する説明」書き起こしを読みました。TSは見ないことにします。正直三人ともしゃべりのプロではないですし、あとは重々しい雰囲気なのはわかりきっているので、気持ちが萎えそうなので。

上記の書き起こしを読んでみての感想としては、落とし所としてはいい感じになったと思います。さらなる炎上を生まずに一旦決着をみたといっていいでしょう。

未だに将棋連盟側と対局者である佐藤紳哉選手には不信感が残っているみたいですが、その点についてはもう公には言及しないほうがいいような気がします。逆に今度は風向きが変わって炎上の火がそっちに向かわないとも限らないので。

ドワンゴの川上会長は、今回の事態について全面的に主催者責任を認めました。ナショナルクライアント数社が入っているイベントとしては、スポンサーサイドから苦情が入ってもオカシクないレベルの炎上騒ぎになってしまったので仕方ないところでしょうか。

個人的に嬉しかったのは、来期以降の取り組み方法、レギュレーション制定についてはもっとちゃんとやっていきたい、という言葉でした。これっきりではなく、ちゃんと続けていきたいがゆえの真摯な対応という印象を勝手に持ちました。

片上理事から語られる、時系列での事象が真実なのであれば、理事としては将棋連盟としては、最善を尽くしていたように感じました。あとから見れば歴史上の出来事というのは、なぜこんな馬鹿げたことが…という連続だったりします。我々は起こってしまった一つの選択肢を観ているにすぎないわけで、あとからだったら誰でも何でも言える、ということですね。

その辺の手続きというか手順が真っ当であったがゆえに、今回のドワンゴの川上会長の全面謝罪につながっているとも言えるんじゃないかなと思います。

やねうら王の作者の方についての評価は多様だと思います。私としてはここの判定を留保したいと思っていますが、コンピュータ将棋開発者やその他プログラマーの評価として、彼の取り組みは不適切であったというものが散見されること、また、文章上のやりとりをもって法に則り事件を解決していくことのプロからも賛同を得られてなかったという点は言及しておきたいです。

私は判定を留保しますが、ひとつ言えるのは、究極論的には、あの世とか天国地獄と言われるものとかがあった時に、その審判において、彼の魂に汚れがあったのかなかったのか、ということだと思います。そこに一片の疚しさも無ければそれはそれで許されるべきことだと思います。

今回の行為がバグ取りだったのか、やねうら王の棋風人格を全く変えてしまう改造だったのか、という点において彼自身、全く疚しさや穢れがないのであればそれは赦されるべきことであり、我々外部者が口を挟むことではありません。

彼が主張しているドワンゴとのやりとりにおいて、その点を禁ずる文言がなかった、竹やぶにはいらずしてたけのこをとることは無理なので、それと合わせて許容範囲内の行いだったという主張をどうジャッジするのかは、その天国か地獄かどこなのかわからないですが、そこの裁判官なのか閻魔様なのかしりませんが、それ次第です。

彼の心を読み取ることが出来るその方が裁くのはおそらく簡単なのでしょう。

同じように、棋士が八百長しない、将棋に命を掛けているという点についても彼ら将棋指しの心の有り様であり、本当かどうかというのは、実際には分からないものです。しかし、私は一将棋ファンとして、彼らの日々の営みや言動を見つめていて、その過程を経て、それが事実であろうことを確信しているわけです。

やねうら王の開発者の方がそういった信任を得られにくい理由は、過去の言動に関連しているであろうことは明白だと私は思います。そこを意図的に見ずに、過剰に擁護する方々の気持ちについてはちょっと理解できません。そちら側よりは、信任できない人たちの気持ちのほうが、社会性をもつ生き物である人間としては自然だと思います。

とはいえ、繰り返しになりますが、そこは究極的には精神のあり方の話なので、知りようがないことは、井戸端会議のネタとしては最適ですが私としてはこれを深掘りする気持ちはありません。

まずは、旧バージョンだろうがなんだろうが、第二局が行われることと、この後の電王戦がまだ続いていくこと、そしてPVのあり方も今回の騒動を通して一応のラインが見えたのかなというように、全体的には良い方向につながっていくんだろうなと、好意的にとらえています。

ただ、変に感動をありがとう!とかそういう感じになりすぎるのも気持ち悪いので、異種格闘技戦としての、真剣味を残しつつ、すげー難しいとは思いますが、腕の見せどころですよね。

私としては、電王戦もいいんですができればドワンゴがスポンサーを募りつつ主催+協賛・支援という形で、将棋棋士同士の棋戦をやっぱり作って欲しいなあと思うんですが、無理なんでしょうか。そこだけはまじで期待したいんだけどなあ。

公式戦として認める最低ラインを維持する予算の問題もあると思いますが、予選をオールネット対局にして、決勝トーナメントやリーグとタイトル戦だけリアル対局にして…とかでできないですかね?

で、優勝した棋士の称号はやねうら王なんですが・・・(悪趣味な冗談ですいませんw

関連するタグ 片上大輔 佐藤紳哉 やねうら王 川上量生

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将棋イベントの充実っぷりは本当に素晴らしいことですよね!

上州将棋祭りが昨日ありました。そして今日、とちぎ将棋まつりがあります。

とちぎは栃木県のことですよね。上州ってのは何県ですか?という方に説明しますと、中国にかつて存在した州で、だいたい現在の中華人民共和国湖北省黄石市あたりですね。その辺で毎年開催される将棋まつりになります。国際的なイベントですよね。

というのはもちろん嘘で、群馬近辺の古称ですかね。なのでその辺出身の棋士たちがいつも参加するイベントになっています。主催はヤマダ電機で、会場はLABI1 高崎@高崎駅ですね。

いまいち距離感がわからないのですが、高崎まで上野から二時間かからないぐらいでしょうか。なぜ上野からなのか?というのは、なんとなく近そうだからです。

このイベントが素晴らしいところは普及イベントというか、育成イベントとしても機能しており、地元の子供達を対象とした大会が開かれているところですね。

しかもおどろくべきことに入場無料。真夏の将棋イベントは個人的には暑いので辛いですが、年始の暇な時でもあり、寒くても会場は屋内ということでかなり理想的なイベントだと思います。

現地に入られた方のツイートで知ったんですが、なんとヤマダ電機の初売りにならぶ客よりも、上州将棋まつりの並び客のほうが多かったという…(汗。

このへんが、文化教育と将棋興行の両立の難しさを示していますね…。ヤマダ電機さんは日本有数の家電量販店ですし、私もどこに住んでいてもいつもヤマダ電機さんを利用しています。この前も三代目のiPadとハンディダイソンを池袋のLABIで買いました。

amazonに押されてますが、日本のリアル店舗の代表格としてぜひ頑張って欲しいですし、このイベントも存続というか永続してほしい。ヤマダ電機がある限り続いてほしいイベントです。

そのためにも景表法とかギャンブル関連の法に触れないような形で是非、初売りと将棋トーナメントが組み合わさったようなイベントになって欲しいんですよね…。

そういうの、無理なのかなあ?三浦のマグロトーナメントみたいなかんじで、初売りトーナメント。よく将棋道場でエントリーフィー少し払ってやるトーナメントあるじゃないですか。あれの初売り版です。

正直言って、ヤマダ電機の初売りよりも並ぶというのは辛いものがあるはずですから…。かと言って、みなさん現地でお金落としましょうとかいうのも不粋ですしね…。

一度は行ってみたいイベントですが、子供の将棋厨化に失敗した身なので独りで行くのが難しいのでその辺をどうにかせねば・・・という感じです。



そして今日開催されるのが、とちぎ将棋まつり。

こちらは、将棋普及を目的としたNPO…ではなくて株式会社、立派な営利団体である、ねこまどさんが企画担当されている…のかな。実行委員会は地元の有力者の方々で固められているような気がしますね。会場が今回はホテルですね。前泊されている将棋ファンの方々も多くいるみたいです。

こちらは一度子供がまだ右も左もわからない時に、子守と称して連れて行ったのですがなかなか盛況でしたね。新幹線往復で行ったのですが、そうするとめちゃくちゃ近いです。しかも大宮の鉄道博物館に行くつもりだったところからの新幹線だったので、あっという間でした。

今時点で今日は暇すぎる、何するかな?という人で、埼玉県民だとかなりあっという間につくような気がします。。

餃子の街ということもあり、適当に入った餃子店で食べたのですが(というか、本当に餃子専門店が一杯街中にあってビビりました…)、美味しかったですね。

今回からは1日制に変更されて規模がやや縮小された感はありますが、今後は上州将棋まつりとのコンビネーションで行こう、ということかと思います。北尾女社長の豪腕と、米長邦雄前会長の経済界における力によって成立したイベントだと思いますが、今回も谷川会長が参加されるということで、うまく継承された感じですよね。

是非こちらも長く続いてほしいイベントです。ねこまどさんがやられている駒docという将棋小冊子もこのイベントもかなりの部分、サポーターや協賛・後援企業によって支えられていると思いますが、この辺の収支改善についてもいいアイディアがあるといいですよね。

このへんは将棋コンテンツに魅力を感じているであろう、ドワンゴさんをうまいこと取り込んでなんとかドワンゴ主催の将棋タイトルなり棋戦が作られることを祈りたいところです。

ドワンゴ主催のイベントというと、電王戦ばかりがクローズアップされていますが、あれとバーターで、なんとか普通の棋戦できないですかね。大和証券杯がなくなってしまいましたが、アレの焼き直し版で、ドワンゴだったらできるはずなんですよね。

大和証券杯はあれみてる人が口座作るわけがない…は言い過ぎにしても、かなり遠かったですが、ニコ生だったら全然イケるわけですから。

将棋倶楽部24をなるべくそのまま使って、あるいは将棋ウォーズでもいいですが、ある程度棋譜の質が保たれる最低限の持ち時間にして棋譜記録読み上げ全部省略して、解説やゲストも引退棋士とか使ってかなり節約して。

対局不正チェックとかも思い切ってやらない、とか節約しまくって、なるべく経費削減しつつ、棋士にはちゃんとお金が落ちるようにしつつ、老人ハンデとして5秒とか、10歳年取る毎に+5秒みたいな。そういう面白みも出してみるとか、先後で持ち時間に差をつけてみるとか、ネットならではの遊びの要素があってもいいような気がします。

JT杯や富士通の達人戦がその代表格ですが将棋イベントと企業共催・主催の形は非常に難しいものがあります。楽天が球団経営は広告宣伝費ではなく、それで収益を得るために色々工夫したように、ネット企業との上手い連携で双方にとってメリットのあるイベントが出来そうな気もするんですけどね。

ちょっと電王戦は、米長邦雄亡き後という意味で言うと、このままでいくとネット企業側にいいようにやられた挙句に、壮絶に捨てられるか、あるいは喧嘩別れになるような懸念があります。。ありませんかね?

うまく、コンピュータとの対戦での歩み寄りを交渉条件にして小さなものでもいいので、棋戦作って欲しいですね。テレビにあるものは、大体ニコ生にあるわけですし、早指し棋戦、作ってくれないかなあ。

最後だいぶ話がそれましたが、以上です。。


早分かり 相矢倉 定跡ガイド (マイナビ将棋BOOKS)



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電王戦に関する記者会見は今日、ニコファーレで13時から!ニコ生もあるで!

いやー完全に夏休みモードですいません。

・・・まだまだ続くよ!><

さて、今日大事な話があったので、それだけ再周知しておきますね。。


ニコ生はこちらかな?
「電王戦に関する記者発表会」の生放送

もし第三回があるならば&時期が同じならば、すでにある程度固まってる気がします。塚田泰明先生が出てるということは、ドン・キングばりのプロモーターとして、レギュレーションとかを決める役割を山本一成さんと一緒に担う…ということでしょうか。

注目は誰がでるのか?ということと、定番化(公式戦というか複数年契約)になるのか?というあたりでしょうか。正直持ち時間がどうなるか?といかはあんまり私としてはこだわりがないです。どんな戦いでも俺は戦う!俺じゃないですけど・・。

ということで簡単ですが以上です。


電王戦に関する記者会見

「電王戦」に関する記者発表会が8月21日(水)の13時から東京・六本木「ニコファーレ」で行われます。

「電王戦に関する記者発表会」の生放送

発表会詳細

登壇者
谷川浩司 九段 日本将棋連盟会長
片上大輔 六段 日本将棋連盟理事
川上量生 株式会社ドワンゴ会長
第2回電王戦出場 塚田泰明 九段
第2回電王戦出場 山本一成 氏(ponanza制作者)
会場
六本木ニコファーレ
日付
2013年8月21日(水)
開場
12:30~
開演
13:00~
終演
14:30(予定)



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加藤棒銀健在。糸谷勝利!第72期C級1組順位戦

さて、全部じゃないですが、少しだけ。

福崎 文吾九段(1勝1敗)●-○小林 裕士七段(2勝0敗)
一番早く終わったのはここ15時台に終わりました。相矢倉で先手がちょっと無理そうな先攻を試みたものの…という感じ。


浦野 真彦八段(0勝2敗)●-○小林 健二九段(2勝0敗)
ここも早くて夕食休憩前。先手浦野さんのひねり飛車でしたが、コバケン先生の力強い金銀二枚の繰り出しで飛車角を圧迫されて終了。

土佐 浩司七段(0勝2敗)●-○日浦 市郎八段(1勝1敗)…19時9分
角換わりの力戦で先手の土佐先生が中飛車に。しかし後手にいい角がありました、9二の遠見の角の典型。これで一発で決まった感じです。日浦先生の将棋も私は好きです。


大平 武洋五段(0勝2敗)●-○加藤 一二三九段(1勝1敗)…20時30分
大平さんがたまに使う、谷間のローテーション、四間飛車。しかし相手はあの加藤一二三九段。これは楽しめるな…と思ったら、炸裂しました加藤棒銀。いやーすごかったですね。

大平さんが悪いと言うよりも、加藤さんの構想が素晴らしかった。角頭が寂しいな?という先手陣に対する完璧な序盤の指し回しで優位を築きました。数々の名人や天才を粉砕してきた加藤棒銀。またその破壊力がみれてよかったです。



阪口 悟五段(0勝2敗)●-○菅井 竜也五段(2勝0敗)…21時32分☆
ここはあまり見ていないのですが、序盤は先手の阪口さんもやれるようにみていたのですが。。あとで追記するかも。

以下、コメント少なめで。。

(斎藤 慎太郎五段-船江 恒平五段…21時40分千日手成立)
中村 太地六段(2勝0敗)○-●高野 秀行六段(1勝1敗)…22時40分
田中 寅彦九段(2勝0敗)○-●桐山 清澄九段(0勝2敗)…23時2分☆
近藤 正和六段(1勝1敗)●-○高崎 一生六段(2勝0敗)…23時6分

真田 圭一七段(1勝1敗)○-●宮田 敦史六段(0勝2敗)…23時52分
宮田さんは連敗ですか。ここは序盤中盤で後手の宮田さんがちょっと陣形が歪んでいるなと思っていました。


金井 恒太五段(1勝1敗)○-●平藤 眞吾七段(0勝2敗)…23時55分☆
富岡 英作八段(2勝0敗)○-●長沼 洋七段(0勝2敗)…23時59分
脇 謙二八段(0勝2敗)●-○佐藤 秀司七段(1勝1敗)…0時7分☆

船江 恒平五段(2勝0敗)○-●斎藤 慎太郎五段(1勝1敗)…0時14分☆
千日手挿し直しの末に、船江勝利。ツツカナ効果ですかね。粘り強さが更にましたフナエモン将棋に今期も期待です。


北島 忠雄六段(1勝1敗)●-○千葉 幸生六段(2勝0敗)…0時30分
阿部 健治郎五段(1勝1敗)○-●神谷 広志七段(0勝2敗)…0時33分
塚田 泰明九段(0勝2敗)●-○佐々木 慎六段(2勝0敗)…0時36分

片上 大輔六段(1勝1敗)●-○糸谷 哲郎六段(2勝0敗)…0時43分☆
最後まで掛かったのが、森門下の兄弟対決。どちらも応援したいところでしたが、やはり私は今回は糸谷さんを応援していました。序盤はダニーらしい展開で後手番としては文句のない形。

これはなんというか糸谷ワールドな将棋でした。飛車をとられたあたりでは後手かなり苦戦、香車成りこんでとらせて玉を固くする手順は実戦的。

終盤、糸谷勝ちになってから先手投了までの手順はよくわからずですが、片上プロにも勝ちがあってオカシクない展開でした。ただ雰囲気だけはダニーペースという将棋。

これらの結果、以下の様な順位になりました。


【2勝0敗】
千葉(3)、佐々慎(4)、糸谷(9)、中村太(10)、小林裕(12)、富岡(15)、船江(18)、田中寅(19)、高崎(20)、小林健(23*)、菅井(28)

【1勝1敗】
真田(2)、片上(6)、阿部健(7)、金井(8)、日浦(13)、高野(14)、近藤(17)、佐藤秀(21)、福崎(22*)、斎藤(30)、北島(31*)、加藤(33*)

【0勝2敗】
神谷(1)、宮田(5)、塚田(11)、平藤(16)、大平(24)、浦野(25)、長沼(26)、土佐(27*)、阪口(29)、桐山(32*)、脇(34*)

2連勝、1-1、2連敗が同じ数ぐらいづついる感じですね。まだ昇級者はわからないですが、今期も激戦、1敗でしか上がれないような気がします。

あとでまた追記するかもしれません。。

いよいよ7月25日発売!>第2回電王戦のすべて


第2回電王戦のすべて第2回電王戦のすべて
(2013/07/25)
不明

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内容紹介
「棋士がコンピュータに負ける――。
そういう日が遠からず来ることがあるとしても、そこに自分が対局者としているなんて、一体いつから想像できただろう」(佐藤慎一)

ニコニコ生放送で累計200万人以上が視聴した、プロ棋士VSコンピュータ将棋による世紀の団体戦「第2回電王戦」。
あの戦いの真実を出場者本人が語ります。プロ棋士5人による濃密な自戦記。プログラマーによる対局分析。観戦記、コンピュータの歴史を語る座談会など。
「第2回電王戦のすべて」のタイトルにふさわしく、血の出るようなあの戦いをあらゆる角度から振り返る内容となっています。

特に、プロ棋士による書き下ろし自戦記はいずれも渾身の内容。一局一局にテーマがあり、ドラマがあり、棋士の人生があります。

第1局 やるべきことをやった 阿部光瑠
第2局 一局入魂 佐藤慎一
第3局 鏡を通して見えたもの 船江恒平
第4局 チームで勝ちたかった 塚田泰明
第5局 強敵と指せた喜び 三浦弘行

放送では観ることのできなかった舞台裏、対局者の心の揺れ動き、終わった今だから言えること・・・。あの春の決戦のすべてが、この一冊に凝縮されています。




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第72期A級(▲羽生vs△谷川)&C1順位戦開幕!

今日も軽めに行きますね・・・。すごく雑談っぽく。

どうやら、大和証券杯はなくなったっぽいですね。囲碁とセットなので、誰が悪いというわけではなく、双方にとってメリットのあるものではなかった、ということでしょう。

確かに老人が大和とか使ってそうですけど、将棋も老人がやってますけど、大和証券の口座数があの棋戦で増えるとは正直思いませんでした。

むしろほかのネット証券系のほうがよかったかもしれませんね・・・老舗との間にある、松井証券杯とかはどうでしょうか・・・。日興ビーンズ杯とかでもいいですよね・・・。(SBIとか楽天はちょっと違うかんじ)。

メー●ル―、またひとつー星が消えるよー・・・将棋だけにね。黒も白も消えました。

さて、順位戦ネタに戻ります。森内名人の長時間制無双のおかげで、また一年中順位戦で羽生さんの将棋が見れる歓びがあります、森内名人本当にありがとうございます。

羽生さんのお相手は往年のライバル、現会長の谷川先生。会長やりながらとかはとても大変なわけですが、しかしそのキャリアにおける後期円熟の極み・・・を今後見せていくことになるのだろうな、というわくわく感もあります。

中原先生の将棋はむしろ後期のほうが私は好きでしたし。最近振り飛車多用して後手番ではあまり勝ってない谷川先生ですが、先手番ではかなり勝っているという事実。ここに後手番のなんらかの作戦がひとつ二つあれば、もしかすると・・・という。

そういう意味ではこの日の谷川先生の作戦、ダイレクト向い飛車はなかなかに期待できますね。

順位戦C1のほうでも、加藤一二三vs福崎文吾戦が似たような形になっていて、▲6五角を打たないおとなしい変化を先手の加藤さんが選択しています。まあ加藤さんだけにこの後におとなしい展開がまってるとは考えにくいので好みの問題でしょうね。

羽生先生の場合は、何となく角を打つような気がしています。角を打った結果の後手陣の乱れ方はやはり大きいと思うので、そういう主張点は必ず主張しておく、というのが羽生将棋でしょうか。

この二つはセットで楽しみたいと思います。・・・と思ったら、平藤vs片上も同様の戦型で角を打たない変化ですね。そしてやはり、羽生さんは角を打ちました。この辺は個性が表れるところですね。

アマチュアの居飛車党にとってはどうなんでしょうね?私はこの角交換系の振り飛車というのを全く苦にしてないというか、むしろ歓迎ムード、ぐらいなんですが、もし力戦にそれほど嫌悪感がないのであれば、羽生さんがやってる手順に進めて損はないように思います。

後手はものすごくまとめにくく、勝ちにくいはずなので。

普通に囲いあうのは、アマだと振り飛車のほうが勝ちやすい気はしますね。駒組みというか陣形の性能が出やすいというか。

なのでどうせ研究するなら、角打つ変化ですね。ただアマチュアの場合は、途中下車型のほうが多そうな気はします。私の遭遇率も圧倒的に新藤井システムですね。。

C1についても少し。注目の糸谷vs大平戦は、ノーマル角換わりとなりました。ダニーのほうが時間を使っていて、先手番でこの戦型となると、是非勝っていただきたいところ。大平先生はツイッター上で質問すると気軽に答えてくれるナイスガイなのでぜひ頑張ってほしいとは思うのですが・・・。

注目点は大平先生になにかしら新しい研究がでるかどうか?でしょうかね。

そのほかの対局は個人的にはそんなに興味ない形ですかね・・・。あ、そんなこともないな。

田中寅彦先生の手順はアマがぜひ真似すべき作戦です。後手左美濃、かなり優秀です。

コバケン先生vs脇先生のは先手の構えが私のよくやる好きな形に似てます。先手に頑張ってほしい。後手の6五の歩は先手からみると反撃の糸口でもあるのでそんなに怖くないです。

佐藤秀司vs富岡英作戦はこれはなんですかね・・・一手損?一手損で相腰掛銀になって、3三銀を省略できて、飛車先を突いてない、という形になるなら、結構後手持ちたい気がするんですけど、どうなんでしょうか。

高野vs塚田泰明戦は後手の作戦に注目ですね。これはなにかやってくる気がします。攻めっ気100%炸裂するか?

とりあえず、お昼時点での私の感想は以上になります。あとは夕方に可能であれば少しと、対局後になると思います。。

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さて、夕方。とりあえず、早見え早指し同士の対戦だった、糸谷vs大平戦は17時前に決着。糸谷プロの勝利となりました。先手の単に桂を跳ねた手が軽くなる恐れもありましたが銀桂交換が確定し、それを甘受しつつの後手の逆襲が少し及ばなかった・・・という感じでしょうか。

ダイレクト向い飛車となった3局、A級の羽生vs谷川は、谷川が一歩獲得のために角を筋違いに手放しました。この戦型ではある筋違いではあるのですが、歩の入手だけのために打った角が今後どのように働くか?が一つのポイント。(プロ将棋としてはこの角を打って幸せになるイメージはないですが・・・)。

平藤vs片上戦は後手の片上が角を犠牲に竜を作りました。手番は後手、陣形も後手。ただし駒損、という勝負。後手の攻めがとまると危険そうですが、ペースは握れています。

同じ戦型の加藤一vs福崎は先手が先に角を手放した代わりに一歩得。陣形はどちらもある程度囲えている・・・ということでこれからの勝負でしょうか。

神谷vs中村太は、神谷さんが得意としている中飛車ですね。陣形をみると似たような形なので、押し引きでうまく行けば先手が勝つ可能性も結構あるのかなと。

菅井vs阿部健は・・・うーん。どうなんでしょう。結果は夕方時点で菅井さんの圧勝だったのですが、先手の飛車が苛められない&居飛車穴熊完成、という時点で先手が指しやすかったんでしょうか。これまた、将棋ウォーズで糞戦法として流行しそうな・・・。


他の将棋はみてません。とりあえず、ダニー勝ってよかった。。

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[A級]
羽生 善治三冠(1勝0敗)○-●谷川 浩司九段(0勝1敗)…0時17分

ここは先手羽生さんの圧勝だった。先手も筋違いに角を打ってから飛車先を交換してからの手順がとても参考になった。田中魁秀先生の将棋をみているような気分になった。


[C級1組]
糸谷 哲郎六段(1勝0敗)○-●大平 武洋五段(0勝1敗)…16時24分
菅井 竜也五段(1勝0敗)○-●阿部 健治郎五段(0勝1敗)…17時21分

上記二つについては前述のとおり。

日浦 市郎八段(0勝1敗)●-○田中 寅彦九段(1勝0敗)…19時39分

これは田中寅彦先生らしい作戦勝ちから珍しく?もたつかずに鮮やかな勝ち方。

小林 裕士七段(1勝0敗)○-●土佐 浩司七段(0勝1敗)…20時0分☆

穴熊の遠さが生かされた戦い。

佐藤 秀司七段(0勝1敗)●-○富岡 英作八段(1勝0敗)…21時43分
小林 健二九段(1勝0敗)○-●脇 謙二八段(0勝1敗)…22時5分☆

コバケン先生がぎりぎりにしのいだというか、脇先生らしい猛攻がちょっと無理だった、という将棋。

斎藤 慎太郎五段(1勝0敗)○-●桐山 清澄九段(0勝1敗)…22時33分☆
平藤 眞吾七段(0勝1敗)●-○片上 大輔六段(1勝0敗)…23時12分☆
長沼 洋七段(0勝1敗)●-○北島 忠雄六段(1勝0敗)…23時15分☆
佐々木 慎六段(1勝0敗)○-●真田 圭一七段(0勝1敗)…23時17分
船江 恒平五段(1勝0敗)○-●阪口 悟五段(0勝1敗)…23時19分☆
高崎 一生六段(1勝0敗)○-●浦野 真彦八段(0勝1敗)…23時20分☆
中村 太地六段(1勝0敗)○-●神谷 広志七段(0勝1敗)…0時10分
宮田 敦史六段(0勝1敗)●-○近藤 正和六段(1勝0敗)…0時29分
加藤 一二三九段(0勝1敗)●-○福崎 文吾九段(1勝0敗)…0時35分☆
千葉 幸生六段(1勝0敗)○-●金井 恒太五段(0勝1敗)…0時38分
塚田 泰明九段(0勝1敗)●-○高野 秀行六段(1勝0敗)…2時8分

宮田近藤で宮田負け、千葉金井で金井負け、ぐらいが途中でみたのと勝敗が逆っぽい将棋だろうか。あとは大体見た時の形勢あるいは組み合わせ的にどちらが勝ってもおかしくないか、順当といえる結果のような気がする。

あとで追記すると思いますが、ひとまず。


勝負という生き方 将棋棋士32人の肖像
勝負という生き方 将棋棋士32人の肖像勝負という生き方 将棋棋士32人の肖像
(2013/06/26)
高橋 呉郎

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内容紹介
羽生善治が、谷川浩司の光速流を目の当たりにした際の高揚を楽しげに語る。
佐藤康光が、タイトル戦の終局直後に思わず涙した理由を語る。
郷田真隆が、自らの信念と美学に裏打ちされた独特の将棋観を笑顔で語る。

トップ棋士だけではない。勝負に生きる者には、ひとりひとりに大舞台がある。
自らの哲学を、名誉を、人生を懸けて戦う棋士の姿にベテラン観戦記者が迫る。
将棋世界の人気連載「感想戦後の感想」から、32編を選り抜いて収録。
著者について
高橋呉郎(たかはし・ごろう)
将棋観戦記者。
昭和8年生まれ、千葉県出身。早稲田大学文学部仏文科卒業後、光文社に入社。『女性自身』『宝石』などの編集に携わる。
梶山季之主宰の月刊誌『噂』の編集長。将棋ペンクラブ大賞選考委員。著書に『週刊誌風雲録』(文春新書)など。


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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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