プロの第一感(直感)とは何か?

土日はあまりネットを追えないこともあり見逃していたのですがこれは良い記事ですね。

http://shogi-daichan.com/2018/02/17/直感とは何か/

私もよくブログに書くのですが、大体の局面においてプロだと第一感、一目でこれ、という手が多くの場合に重なり、しかしその手がアマ三・四段であっても全然さっぱり当たらない…という話。

プロレベルのアマチュア強豪だと当たるので、これは純粋に終盤力が一つ関係しているように思います。終盤力というのは2つの要素からなり、それは終盤特有の手筋をどのぐらい記憶しているか?という部分とどのくらい広く・深く局面を読むことが出来るか?という脳内盤面上の操作能力なのかなと思います。

そのどちらもが機能して、ある程度分かりやすい局面ではプロの第一感が同じ手になるのではないでしょうか。第一感で見える手というのは言い換えれば局面が自分にとって最も良くなる(最も悪くならない)手順の初手であり、ある程度深く読めるプロには自明でそうでない例えば四段以下の人には見えない…のかなと。

あと考えられることとしては、「棋は対話なり」という言葉がありますが将棋には言語的な要素もあると思っていて、例えば藤井猛プロはたまに自虐的に(多少誇張は含まれていると思いますが)、「彼ら(羽生世代などを指して)彼らは子供の頃からやっているけど、こっちは始めたのが遅かったから秒読み勝負になると…」ということを言うことがあります。

そういう意味では、いわば将棋ネイティブな人たち(藤井猛プロを含むプロ&アマ強豪)の会話する将棋言語と、それよりも低い棋力の人たちの将棋言語の違い、というのもあるかもしれません。いわゆる手筋や定跡は言語でいえば言い回しや慣用句などに該当し、大局観はモードというか様式のようなものなのではないでしょうか。日本語だとわかりにくいですが、ある種の言語や国では階級毎にハッキリと違いがあります。それに似たものがあるような気もします。

指し手の流れが言い回し的な要素を含むとするとその言語を幼少期から用いてきた小さな集団(奨励会)のなかで無意識に形成されたものがあるのではないでしょうか。人間の能力はそこまで違いがないはずなのに、年齢が上がっていくと勝てなくなっていく理由の一つもこの辺にあるような気がします。奨励会三段レベルで新たに形成された表現手法に思考が硬直化した高齢者がついていけなくなる…というような。羽生さんの柔軟性と長期に渡る活躍のヒントもこの辺に隠されているのではないでしょうか。

私は長年定跡も覚えず詰将棋もやらず楽して将棋を指しているせいでほぼ棋力が上がっていません。そういう人間が考える「アマチュアが手っ取り早く将棋を強く方法」は詰将棋(の回答能力をあげること)じゃないかな?と思っているのですが…。最近やってる詰将棋って将棋連盟のサイトの毎日詰将棋(https://www.shogi.or.jp/tsume_shogi/everyday/)だけですね…。真面目に終盤勉強しようかなぁ…どうしよう?

Tag : 片上大輔

将棋ソフトに関する片上千田論争?

論争というと煽りすぎですがw

片上さんのブログ内容に対して、千田さんからのリアクションがありました。観る将の方々はおそらく既に知っている話と思いますが備忘録として。

以下長いですが片上さんのブログからの引用。

http://shogi-daichan.com/2017/12/11/将棋世界-3/
千田六段や増田四段の説明は、うまく急所をとらえていて解説者視点でも、参考になりました。ただ彼らは、人間の棋譜は並べないそうで、これからそういう発言をする棋士が増えてくるのかと思うと、正直言ってちょっと心配です。何せ我々は、その自分たちの棋譜を売って(スポンサードしてもらって、観てもらって)生きているわけなので。自分たちの世界の大切な商品ですから、棋士ひとりひとりが、その価値を高める発言を心掛けるべきと個人的には思います。

いっぽうで、強くなりたいという純粋な気持ちは大切だと思いますし、棋力を高めるためにプロの将棋の必要性が相対的に下がっている、という事実も直視しないといけません。僕はこのことには単なる強さとか勝ち負け以上に悩んでいて、プロがコンピュータ将棋を最終目標にしてどうするの?という気持ちはこうなったいまでも非常に強くあります。プロの将棋を勉強することは、少なくともいまの自分レベルでは(つまりアマチュアの方々にとってももちろん)有用な方法と信じています。



以下、千田さんの一連のツイート












片上さんの問いは直接的には「プロがコンピュータ将棋を最終目標にしてどうするの?」ではあるものの、もっとも本質的な部分として「棋力を高めるためにプロの将棋の必要性が相対的に下がっている」のであれば、棋士はどうするべきか?ということなのです。

これに対して千田さんの答えとしては「最終目標はコンピュータ将棋ではなく棋力を上げること」であり、そのためのコンピュータ将棋はそのためのツールに過ぎず、「人間の対局の鑑賞する価値」は変わらないと主張しています。

微妙に両者の食い違いが見られます。

今のコンピュータ将棋は、多くの人間にとっては正しい入力に対して、かなりの精度で正しいであろう回答を示すものの、ソフト同士の対戦を観賞用として楽しむのは難しいと私は思います。一言でいうと前衛的すぎるというか、人間の脳みその仕組み上、意味のないところでも意味を読み取ろうとしてしまうため、すんなりと受け入れ難い棋譜が多い印象です。

その一方で、人間の将棋はどうでしょうか?コンピュータ将棋が人間を上回ったのは既に明らかになっていますが、藤井聡太四段のデビューや加藤一二三先生や桐谷さんの芸能界での活躍、羽生善治永世七冠の誕生など、これまで以上に将棋の話題が世間を賑わせています。棋士に魅力があれば、棋士の指す将棋に魅力があれば大丈夫であることの証のようにも見えます。

コンピュータ将棋がどのように進化していくか?がこの辺りに大きく影響していきそうです。もし人間同様に魅力的な棋譜を数多く残せるようになれば、「棋力を高める題材として,ソフトよりも棋力が劣るため,人間の棋譜の必要性や価値が下がる」のが自然であるように、観賞用としても人間の棋譜の必要性や価値が下がるのでしょう。(人によっては既に鑑賞ですらソフト同士のでよいという人も居ますが、多くの人にとってはまだそうではありません)。

それでは「棋力を高めるためにプロの将棋の必要性が相対的に下がっている」についてはどうでしょうか?「鑑賞する価値」≒「トーナメントプロとしてのプロ棋士の価値」だとすれば「棋力を高めるための価値」というのは「レッスンプロとしてのプロ棋士の価値」といえるでしょう。千田さんにその意図がなかったかもしれませんが、上記の発言は「レッスンプロとしてのプロ棋士の価値」を貶めるリスクがあると言っているに等しく、そのことこそが、片上さんの懸念なのではないでしょうか。

ここは出版社に聞いてみたいところですが、戦術本の売上はここ数年どうなっているか?というのは個人的に興味があります。売上というと電子は手数料を抜かれてしまうので、純粋な冊数でいうとどうなのか。例えば戦術本は右下がりで、それ以外のムックっぽいもの、観る将棋ファン向けのものは微増、とかだった場合は、棋力を高めるための価値が減じており、鑑賞の魅力は保たれている…といえるかもしれません。

私が思うのはコンピュータ将棋の進化的に、例えば開発状況をみる限り、鑑賞する価値を高めるような方向での成長はないような気がしています。なのでこれまで以上にプロ棋士の鑑賞面の価値をこれ以上損なうことはないのではないでしょうか。(無根拠ですが、棋力を高める方向の開発が鑑賞しやすい方向の成長に貢献するようにはみえないのですがどうでしょうか?)

「棋力を高めるための価値」でいうと、「ソフトの棋譜とプロ棋士の棋譜」の関係は「筋トレと種目練習」の関係に近いように感じています。これまでも定跡や終盤の寄せパターン、詰将棋という勉強方法はそれだけで成り立つものではなく、実戦との組み合わせで効果を発揮してきたのではないでしょうか。筋トレで得た筋肉を、種目練習を行うことによって実際の動きに関連付ける…というような。

ただここはもしかすると、プロ棋士の棋譜を並べるという作業を省略して単に実戦に置き換えられる可能性はありますが、ここは今までも同じだったように思います。指す将な方々で全くプロの棋譜を気にしない人たちは今までも一定数居たからです。

レッスンプロの存在意義、もっと直接的に「指導将棋」という意味でいうと、ここは棋譜の鑑賞性という話に寧ろ近く、プロ棋士のコミュニケーション能力だったり、人柄や容姿だったりの魅力に依存している気がします。将棋ファンの棋力の散布具合とプロに挑む手合いのバランスを考えると、大部分のアマが自身の棋力よりも高めに申告し、安い駒を落として戦っている気がします。それにプロ棋士が接待で付き合っている、という印象。指導将棋でメキメキと実力を上げていった例は寧ろ少ないのではないでしょうか?指導将棋は実力向上の場というよりは、実力向上の度合いを測ってもらうための場、という印象があります。

というわけで、片上さんと千田さんの主張は微妙に食い違いつつも、ソフトの成長がプロ棋士に悪影響を及ぼすことはあまりないかな?と思います。それよりは寧ろ、新聞社など一部の企業に依存しすぎているビジネスモデルというか構造にこそ、将来的なリスクが潜んでいるのではないでしょうか。

このあたりは、AIと人間の関わり方の将来像をもしかして示しているかもしれません。以下、梅田望夫氏が羽生善治の永世七冠達成について読売新聞に寄稿された文章から一部引用(羽生さんの発言部分を引用)します。

将棋の世界でも囲碁の世界でも、人工知能が棋士を凌駕してしまった。人間の知能を人工知能が超えたとき、私たちはどう生きればよいのか。社会はどのような挑戦に立ち向かなければならないのか。「棋士たちや将棋界は、そんな未来社会の問いに先駆けて直面している、人工知能が社会で応用されていくときに想定される事態を先取りしている」と羽生は色々な場所で発言している。



人工知能というのは、いわゆる特化型と汎用型に分けられるわけですが、汎用型の開発めどは立っていないはずで世の中にあふれる人工知能的なものは、将棋ソフトを含めて特化型に属するものです。私がみていて思うのはこれらの特化型の人工知能は人間の職を脅かすとか奪うというよりは寧ろ、人間の能力を拡張したり手助けする方向に作用する可能性が高いのではないか?ということです。

勿論、その流れの中で失われていく職業がゼロではないにせよ、見る限りにおいては人工知能の発展がなにか免罪符として利用された上でリストラされていくような気がします。既にオワコンだったものが体よく切られていく印象というか。具体的にはメガバンクで最近報道されていた人員削減などがそれに該当します。

将棋ソフトの登場により、それをうまく活用する棋士たちによって、新しい世界が広がりました。予定調和的な人間が築き上げた定跡よりももっと荒々しく陣形の整いきらない前に開戦するような将棋で、私個人としてはとても楽しく見ています。勿論色々な考え方があるべきで、全員がソフトを活用する必要もないと思いますが観賞用の棋譜としての魅力は高まっているのではないでしょうか。

ただ、何度も書いている話題ではありますが、スポンサーのおかれる環境が大きく変わったときにどうなるのか。たとえば団塊世代が健康寿命を終えるまでにあと20年もありません。新しく叡王戦のスポンサーについてくれた企業も経営成績の苦戦が伝わってきます。

もしかすると個々の棋士が人工知能に脅かされるリスクよりも、スポンサー企業群のビジネスモデルが人工知能や人工知能を活用したものに脅かされることによって、その悪影響が棋士や将棋界に及んでくるリスクのほうが大きいのではないかな?と個人的には思いました。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 羽生善治 片上大輔 千田翔太

今日の見所 12/5(火)

12月5日(火曜日)の注目対局は以下の通りです。

順位戦C級1組
◆永瀬拓矢vs近藤正和

永瀬拓矢 26勝6敗 先勝率0.929 後勝率0.765。
近藤正和 3勝138敗 先勝率0.222 後勝率0.167。

◆佐々木勇気vs泉正樹
佐々木勇気 19勝10敗 先勝率0.615 後勝率0.733。
泉正樹 7勝10敗 先勝率0.500 後勝率0.167。

◆片上大輔vs宮田敦史
片上大輔 9勝10敗 先勝率0.667 後勝率0.417。
宮田敦史 18勝8敗 先勝率0.818 後勝率0.571。

◆高崎一生vs真田圭一

高崎一生 7勝9敗 先勝率0.375 後勝率0.571。
真田圭一 5勝12敗 先勝率0.375 後勝率0.250。

◆西尾明vs近藤誠也

西尾明 18勝7敗 先勝率0.500 後勝率0.364。
近藤誠也 24勝9敗 先勝率0.583 後勝率0.800。

◆千田翔太vs北島忠雄
千田翔太 18勝8敗 先勝率0.600 後勝率0.800。
北島忠雄 8勝8敗 先勝率0.500 後勝率0.444。

◆千葉幸生vs村田顕弘
千葉幸生 13勝9敗 先勝率0.900 後勝率0.364。
村田顕弘 12勝11敗 先勝率0.500 後勝率0.583。

毎期、昇級ラインが高すぎるC1だが今期も6-0が千田、それに続く6-1が6名という大激戦。対戦相手をみる限りでは千田、宮田、佐々木、高崎あたりはそのままの負け数でゴールする可能性がある。近藤誠也と永瀬は直接対決が10回戦である。
千田は順位が2位と良く、無敗で当たりも悪くないので昇級第一候補だろう。二番手は永瀬か佐々木か?

これ、電子版なんですがなんでこんなに安いんだろう?576円とか。。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 西尾明 近藤誠也 千田翔太 北島忠雄 千葉幸生 村田顕弘 高崎一生 真田圭一 片上大輔 宮田敦史

第3回将棋電王戦 第2局以降の楽しみ方。

まずは「将棋世界ムック 第3回将棋電王戦公式ガイドブック ~世紀の対決を楽しもう~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界)」と「将棋観戦ぴあ (ぴあMOOK)」を読むんだ。話はそれからだ!><


・・・さて、「第3回将棋電王戦 第2局の対局方法に関する説明」書き起こしを読みました。TSは見ないことにします。正直三人ともしゃべりのプロではないですし、あとは重々しい雰囲気なのはわかりきっているので、気持ちが萎えそうなので。

上記の書き起こしを読んでみての感想としては、落とし所としてはいい感じになったと思います。さらなる炎上を生まずに一旦決着をみたといっていいでしょう。

未だに将棋連盟側と対局者である佐藤紳哉選手には不信感が残っているみたいですが、その点についてはもう公には言及しないほうがいいような気がします。逆に今度は風向きが変わって炎上の火がそっちに向かわないとも限らないので。

ドワンゴの川上会長は、今回の事態について全面的に主催者責任を認めました。ナショナルクライアント数社が入っているイベントとしては、スポンサーサイドから苦情が入ってもオカシクないレベルの炎上騒ぎになってしまったので仕方ないところでしょうか。

個人的に嬉しかったのは、来期以降の取り組み方法、レギュレーション制定についてはもっとちゃんとやっていきたい、という言葉でした。これっきりではなく、ちゃんと続けていきたいがゆえの真摯な対応という印象を勝手に持ちました。

片上理事から語られる、時系列での事象が真実なのであれば、理事としては将棋連盟としては、最善を尽くしていたように感じました。あとから見れば歴史上の出来事というのは、なぜこんな馬鹿げたことが…という連続だったりします。我々は起こってしまった一つの選択肢を観ているにすぎないわけで、あとからだったら誰でも何でも言える、ということですね。

その辺の手続きというか手順が真っ当であったがゆえに、今回のドワンゴの川上会長の全面謝罪につながっているとも言えるんじゃないかなと思います。

やねうら王の作者の方についての評価は多様だと思います。私としてはここの判定を留保したいと思っていますが、コンピュータ将棋開発者やその他プログラマーの評価として、彼の取り組みは不適切であったというものが散見されること、また、文章上のやりとりをもって法に則り事件を解決していくことのプロからも賛同を得られてなかったという点は言及しておきたいです。

私は判定を留保しますが、ひとつ言えるのは、究極論的には、あの世とか天国地獄と言われるものとかがあった時に、その審判において、彼の魂に汚れがあったのかなかったのか、ということだと思います。そこに一片の疚しさも無ければそれはそれで許されるべきことだと思います。

今回の行為がバグ取りだったのか、やねうら王の棋風人格を全く変えてしまう改造だったのか、という点において彼自身、全く疚しさや穢れがないのであればそれは赦されるべきことであり、我々外部者が口を挟むことではありません。

彼が主張しているドワンゴとのやりとりにおいて、その点を禁ずる文言がなかった、竹やぶにはいらずしてたけのこをとることは無理なので、それと合わせて許容範囲内の行いだったという主張をどうジャッジするのかは、その天国か地獄かどこなのかわからないですが、そこの裁判官なのか閻魔様なのかしりませんが、それ次第です。

彼の心を読み取ることが出来るその方が裁くのはおそらく簡単なのでしょう。

同じように、棋士が八百長しない、将棋に命を掛けているという点についても彼ら将棋指しの心の有り様であり、本当かどうかというのは、実際には分からないものです。しかし、私は一将棋ファンとして、彼らの日々の営みや言動を見つめていて、その過程を経て、それが事実であろうことを確信しているわけです。

やねうら王の開発者の方がそういった信任を得られにくい理由は、過去の言動に関連しているであろうことは明白だと私は思います。そこを意図的に見ずに、過剰に擁護する方々の気持ちについてはちょっと理解できません。そちら側よりは、信任できない人たちの気持ちのほうが、社会性をもつ生き物である人間としては自然だと思います。

とはいえ、繰り返しになりますが、そこは究極的には精神のあり方の話なので、知りようがないことは、井戸端会議のネタとしては最適ですが私としてはこれを深掘りする気持ちはありません。

まずは、旧バージョンだろうがなんだろうが、第二局が行われることと、この後の電王戦がまだ続いていくこと、そしてPVのあり方も今回の騒動を通して一応のラインが見えたのかなというように、全体的には良い方向につながっていくんだろうなと、好意的にとらえています。

ただ、変に感動をありがとう!とかそういう感じになりすぎるのも気持ち悪いので、異種格闘技戦としての、真剣味を残しつつ、すげー難しいとは思いますが、腕の見せどころですよね。

私としては、電王戦もいいんですができればドワンゴがスポンサーを募りつつ主催+協賛・支援という形で、将棋棋士同士の棋戦をやっぱり作って欲しいなあと思うんですが、無理なんでしょうか。そこだけはまじで期待したいんだけどなあ。

公式戦として認める最低ラインを維持する予算の問題もあると思いますが、予選をオールネット対局にして、決勝トーナメントやリーグとタイトル戦だけリアル対局にして…とかでできないですかね?

で、優勝した棋士の称号はやねうら王なんですが・・・(悪趣味な冗談ですいませんw

テーマ : オセロ&将棋&囲碁&チェス - ジャンル : ゲーム

Tag : 片上大輔 佐藤紳哉 やねうら王 川上量生

将棋イベントの充実っぷりは本当に素晴らしいことですよね!

上州将棋祭りが昨日ありました。そして今日、とちぎ将棋まつりがあります。

とちぎは栃木県のことですよね。上州ってのは何県ですか?という方に説明しますと、中国にかつて存在した州で、だいたい現在の中華人民共和国湖北省黄石市あたりですね。その辺で毎年開催される将棋まつりになります。国際的なイベントですよね。

というのはもちろん嘘で、群馬近辺の古称ですかね。なのでその辺出身の棋士たちがいつも参加するイベントになっています。主催はヤマダ電機で、会場はLABI1 高崎@高崎駅ですね。

いまいち距離感がわからないのですが、高崎まで上野から二時間かからないぐらいでしょうか。なぜ上野からなのか?というのは、なんとなく近そうだからです。

このイベントが素晴らしいところは普及イベントというか、育成イベントとしても機能しており、地元の子供達を対象とした大会が開かれているところですね。

しかもおどろくべきことに入場無料。真夏の将棋イベントは個人的には暑いので辛いですが、年始の暇な時でもあり、寒くても会場は屋内ということでかなり理想的なイベントだと思います。

現地に入られた方のツイートで知ったんですが、なんとヤマダ電機の初売りにならぶ客よりも、上州将棋まつりの並び客のほうが多かったという…(汗。

このへんが、文化教育と将棋興行の両立の難しさを示していますね…。ヤマダ電機さんは日本有数の家電量販店ですし、私もどこに住んでいてもいつもヤマダ電機さんを利用しています。この前も三代目のiPadとハンディダイソンを池袋のLABIで買いました。

amazonに押されてますが、日本のリアル店舗の代表格としてぜひ頑張って欲しいですし、このイベントも存続というか永続してほしい。ヤマダ電機がある限り続いてほしいイベントです。

そのためにも景表法とかギャンブル関連の法に触れないような形で是非、初売りと将棋トーナメントが組み合わさったようなイベントになって欲しいんですよね…。

そういうの、無理なのかなあ?三浦のマグロトーナメントみたいなかんじで、初売りトーナメント。よく将棋道場でエントリーフィー少し払ってやるトーナメントあるじゃないですか。あれの初売り版です。

正直言って、ヤマダ電機の初売りよりも並ぶというのは辛いものがあるはずですから…。かと言って、みなさん現地でお金落としましょうとかいうのも不粋ですしね…。

一度は行ってみたいイベントですが、子供の将棋厨化に失敗した身なので独りで行くのが難しいのでその辺をどうにかせねば・・・という感じです。



そして今日開催されるのが、とちぎ将棋まつり。

こちらは、将棋普及を目的としたNPO…ではなくて株式会社、立派な営利団体である、ねこまどさんが企画担当されている…のかな。実行委員会は地元の有力者の方々で固められているような気がしますね。会場が今回はホテルですね。前泊されている将棋ファンの方々も多くいるみたいです。

こちらは一度子供がまだ右も左もわからない時に、子守と称して連れて行ったのですがなかなか盛況でしたね。新幹線往復で行ったのですが、そうするとめちゃくちゃ近いです。しかも大宮の鉄道博物館に行くつもりだったところからの新幹線だったので、あっという間でした。

今時点で今日は暇すぎる、何するかな?という人で、埼玉県民だとかなりあっという間につくような気がします。。

餃子の街ということもあり、適当に入った餃子店で食べたのですが(というか、本当に餃子専門店が一杯街中にあってビビりました…)、美味しかったですね。

今回からは1日制に変更されて規模がやや縮小された感はありますが、今後は上州将棋まつりとのコンビネーションで行こう、ということかと思います。北尾女社長の豪腕と、米長邦雄前会長の経済界における力によって成立したイベントだと思いますが、今回も谷川会長が参加されるということで、うまく継承された感じですよね。

是非こちらも長く続いてほしいイベントです。ねこまどさんがやられている駒docという将棋小冊子もこのイベントもかなりの部分、サポーターや協賛・後援企業によって支えられていると思いますが、この辺の収支改善についてもいいアイディアがあるといいですよね。

このへんは将棋コンテンツに魅力を感じているであろう、ドワンゴさんをうまいこと取り込んでなんとかドワンゴ主催の将棋タイトルなり棋戦が作られることを祈りたいところです。

ドワンゴ主催のイベントというと、電王戦ばかりがクローズアップされていますが、あれとバーターで、なんとか普通の棋戦できないですかね。大和証券杯がなくなってしまいましたが、アレの焼き直し版で、ドワンゴだったらできるはずなんですよね。

大和証券杯はあれみてる人が口座作るわけがない…は言い過ぎにしても、かなり遠かったですが、ニコ生だったら全然イケるわけですから。

将棋倶楽部24をなるべくそのまま使って、あるいは将棋ウォーズでもいいですが、ある程度棋譜の質が保たれる最低限の持ち時間にして棋譜記録読み上げ全部省略して、解説やゲストも引退棋士とか使ってかなり節約して。

対局不正チェックとかも思い切ってやらない、とか節約しまくって、なるべく経費削減しつつ、棋士にはちゃんとお金が落ちるようにしつつ、老人ハンデとして5秒とか、10歳年取る毎に+5秒みたいな。そういう面白みも出してみるとか、先後で持ち時間に差をつけてみるとか、ネットならではの遊びの要素があってもいいような気がします。

JT杯や富士通の達人戦がその代表格ですが将棋イベントと企業共催・主催の形は非常に難しいものがあります。楽天が球団経営は広告宣伝費ではなく、それで収益を得るために色々工夫したように、ネット企業との上手い連携で双方にとってメリットのあるイベントが出来そうな気もするんですけどね。

ちょっと電王戦は、米長邦雄亡き後という意味で言うと、このままでいくとネット企業側にいいようにやられた挙句に、壮絶に捨てられるか、あるいは喧嘩別れになるような懸念があります。。ありませんかね?

うまく、コンピュータとの対戦での歩み寄りを交渉条件にして小さなものでもいいので、棋戦作って欲しいですね。テレビにあるものは、大体ニコ生にあるわけですし、早指し棋戦、作ってくれないかなあ。

最後だいぶ話がそれましたが、以上です。。


早分かり 相矢倉 定跡ガイド (マイナビ将棋BOOKS)

テーマ : オセロ&将棋&囲碁&チェス - ジャンル : ゲーム

Tag : 米長邦雄 谷川浩司 北尾まどか 片上大輔