今日の見所 12/15(金)

12月15日(金曜日)の注目対局は以下の通りです。

朝日杯将棋オープン戦 二次予選 屋敷伸之vs藤井聡太
屋敷伸之 4勝11敗 先勝率0.300 後勝率0.200。
藤井聡太 42勝8敗 先勝率0.895 後勝率0.806。
12月に入り連勝中の屋敷。最年少タイトルホルダーの記録をもつ。
変わらず好調キープの藤井。初対決の両者、レーティングではほぼ互角。A級棋士との公式戦では今のところ2戦して2敗と振るわない藤井聡太四段だが、そろそろ通用するところを見せて欲しいがどうなる?


順位戦A級 渡辺明vs豊島将之
渡辺明 13勝18敗 先勝率0.571 後勝率0.250。
豊島将之 29勝6敗 先勝率0.778 後勝率0.882。
3連敗中の渡辺。秋口に一時、負けが込みだしたが、再度盛り返している豊島。対戦成績では渡辺が勝ち越しているものの、最近は豊島が連勝している。レーティング通り豊島有利か。或いは竜王位失冠で寧ろ吹っ切れた感もある渡辺の巻き返しがあるか?

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渡辺明が谷川浩司だとすると、次に出て来る若者が羽生善治だろう。

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羽生、永世七冠誕生!第30期竜王戦第5局 ▲羽生善治棋聖vs△渡辺明竜王

これ、いわゆる速報系のブログだったらみんなこぞって獲得前提で書いてるはずなんですよ。私もそうですけど。私なんか11月から書いてますからね。挑戦者になった瞬間書いてます。嘘ですけど。

両者不調っぽい状態で開幕してから、ぐんぐん羽生さんが戻してきましたよね。なんというか鬼強い羽生さんが戻ってきました。ちょっと前期とか今期はタイトル奪取されちゃったりしつつ、鬼強いというよりは劇強いぐらいでしたけど、いまは完全復調ってかんじです。

ここ最近、戦型選択の道が広がり、拡散した結果、序盤よりも中終盤の捻り合いで決まることも多くなりましたし、逆に持ち時間がある程度長くて準備をし易いタイトル戦ではそれぞれに練った作戦で来るため、流石に挑戦者有利というか、ソフト的な形勢数値でいうと200-300点ぐらいは持ち込みでやってる印象がありました。しかし竜王戦開幕してから羽生さんの積極的な開戦と、そこからの円熟の指し回しのバランスが見事で、桂馬と角の運用における新常識、みたいなものを完璧に自分のものとされたようです。

ちょうど、中原先生が矢倉から新しい軽い速い作戦であるところの相掛かりを主戦法にされたような、そこまで劇的なモデルチェンジではないですが、積極的に最新トレンドをうまくモノにしたかんじです。

それにしても第五局は先手の圧勝といっても良いのではないでしょうか。渡辺竜王は全体的に特に秘策を用意しているわけでもなく、普通に指していた気がします。第五局もちょっとした工夫は最近の将棋感覚に近いものというよりは自身のこれまでの感覚に近い選択だったようにみえます。そういう序盤の組み合わせに対して、羽生さんがもっとも的確に咎めに行ったのが本譜の順なのではないでしょうか。

後手は飛車を一段目に引く手と、31に玉を囲う手が全くの無駄というかマイナスになってしまいました。封じ手の局面では先手が少し良さそうかな?ぐらいにみていましたが、そこからの手順、先手の指す手、指す手が気持ちよく、これは後手のココセですか?と思うぐらいの流れる手順が続きました。後手の渡辺竜王としては先手のミス待ち、キャンセル待ちで頑張るしか無いわけですが、キャンセルどころかおかわり自由、もりもり食べ野菜?みたいなかんじでしたね。指して気持ちのよい手順が続くのに、まだ必殺手が控えているという、最盛期のどっかのプロ野球チームみたいな感じでした。

69手目、▲15香とした手がまた気持ちよすぎますね。先手の攻めが全部通った局面です。ここで後手がなにをしても▲67角が更に気持ちのよい両取りで、下手するとこの場面での投了すらありえると思います。とここまで書いた所で予約投稿でしょうかね?




こんな鬼畜なツイートもしておりましたが、もっと早くに終わる可能性もありますね。




へぎそばって喉越し抜群なので、おそらくオクラうどんもその類かと思います。つなぎに粘り気のあるものを使う料理って正義、って感じがしますよね。




昨日の封じ手時点の私のツイート。ここから全く後手に有効な手段がありませんでしたね。飛車先の突き捨ても同銀ととられて全く
響かないとなるときつすぎます。







まさにこの辺ですね。しかし羽生さんにして最後のチャンスかもしれないという気持ちで臨んでいたという話がかなり衝撃でした。それだけ若手の台頭が著しいということなんですね。。

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永世七冠の可能性が高まった? 第30期竜王戦第五局▲羽生善治棋聖vs△渡辺明竜王

今日から始まった第五局ですが、これはもしかすると羽生さんの想定していた局面、研究していた展開に渡辺明竜王がハマったかもしれません。

先日のA級が羽生vs渡辺明で、角換わりになりました。以下、当日の私の呟きになります。








多くの人が似たような予想をしていたようです。先手番の羽生さんは角換わりを志向するだろうと。それを渡辺明竜王がどういうふうに対応するのか?が見所になるであろうと。

で迎えた当日。やはり角換わりになりました。先手の羽生さんは比較的金を48ではなく58に置くことのほうが多いように思います。対する渡辺明竜王は最近のはやりである、62金-81飛型。A級での対戦を下敷きにしてどこでどのように変わっていくのか?に注目していると、渡辺明竜王は早めに△31玉としました。

最近の角換わり腰掛銀ではやや珍しいかもしれません。玉を42、68の地点に置いて戦うのが流行?ですが、先日のA級では42玉のまま先攻したものの、反撃がきつかったことを念頭に置いたものかもしれません。

先日のA級でも羽生さんの反撃は銀のぶつけから桂馬の飛び出しでした。本局においてもいわゆるガッチャン銀と言われるぶつけから、後手がかわした後の桂馬跳ねが勇敢な一着でした。桂馬の高飛び歩の餌食という格言がありますが従来のプロの常識にはない一着だったようで、解説陣が驚いていました。

このへんの手順をみて私は以下のように呟きました。




先日のA級順位戦でもそうでしたが、この角と桂馬という飛び道具系の使い方のタイミングなどが如何にも最新将棋の感覚、という気がしています。いつまでも柔軟な考え方を保ち続ける羽生先生はついにこのような新しい感覚を自分のものにしたような印象を受けました。

丁度、中原誠十六世名人が、矢倉の重厚な将棋から軽快な相掛かりの将棋にシフトチェンジしたような、そこまでドラスティックではないものの、新しい感性を取り入れた印象。ここからの羽生さんは更に一時代を築く可能性すらあるのではないか?と思わされるここまでの展開です。

封じ手の局面、封じ手の候補はいくつかありますが、本戦は飛車をぶった切る▲46飛ではないでしょうか。△同銀に▲34銀と出た手が、次の45角の先手なので後手がその場面で何かする必要がありますが、どういう手があるのでしょうか。後手が辛いのは銀がそっぽにいくことと、自身の攻めごまからの早い反撃の筋がなさそうなところです。

形勢としてはまだそこまで大きく離れている感じはありませんが、羽生さんの構想発表会に延々と付き合う時間が長くなりそうで、人間同士の戦いにおいてはかなり精神的に疲弊するのではないでしょうか。

もしかするとこれは永世七冠に一歩近づいたかもしれません!

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Tag : 羽生善治 渡辺明

今日の見所 11/29(水)

11月29日(水曜日)の注目対局は以下の通りです。

順位戦A級 羽生善治vs渡辺明
羽生善治 22勝18敗 先勝率0.550 後勝率0.550。
渡辺明 12勝14敗 先勝率0.583 後勝率0.308。
竜王戦でもあたってる二人の対戦。過去の対戦成績はほぼ互角。雁木調の将棋か?

棋聖戦 一次予選 藤井聡太vs大橋貴洸
藤井聡太 41勝7敗 先勝率0.941 後勝率0.806。9連勝。
大橋貴洸 28勝7敗 先勝率1.000 後勝率0.611。
デビュー以来好調な二人の対戦。9連勝中の藤井に対し、2連敗しているもののそれまで7連勝だった大橋。
今季の対局は2戦して藤井が連勝。今回も藤井有利か。

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