電王戦ファイナルの出場棋士5名が決定。&その感想。

なかなか忙しくて見れてないのですが、ついに発表になったようですね。

以下の五名です。 そしてその右にある数字は某所レーティングサイトから持ってきた各人のレーティング点。

阿久津主税(ちから)八段(32):1691
村山慈明(やすあき)七段(30):1716
稲葉陽(あきら)七段(26):1738
永瀬拓矢六段(22):1728
斎藤慎太郎五段(21):1647

一番点数の低い斉藤慎太郎五段がまだ伸びしろがあることを考えると、全員見事に上位陣が集まっている、という印象を受けるメンツだと思う。ファンの中では賛否両論あったようだが、タイトル戦に絡んでいる人たちを除いて考えると、指し盛りの30代前半から20代、将来的にもいつかタイトル戦に絡んでくる可能性が高い面々だと私は思う。

タイトル戦に今のところ絡んでいない、30代前半以下の棋士…ということで考えると、上から斉藤慎太郎の間を見ていくと、他にいる候補としては、佐々木勇気、佐藤天彦、森信門下の若手陣、ぐらいしか見当たらないからだ。

というわけで、タイトル戦に影響しない人選としてはベストメンバーに近いと私は思う。

あとは、今回が最後なので、どういう取り組み方でいくか?というのは重要だと思う。この棋戦に出ることが少なくともこの立候補した五名の将来にとってPlusになるようなそういう経験になってほしい。勝ち負けも勿論だが、五名にとっては来るべき未来の、タイトル戦の練習みたいなものでもあるわけで、羽生世代に大きく離されてる理由の一つでもある、大舞台での戦いの経験値をここで是非積んでほしい。

勝ち負けのところでいうと、面白い将棋を目指すか、或いは勝ちを目指すか、というところがある。今までは米長戦の呪縛というか、ああいう戦い方で負けると酷い言われようがあるので正々堂々と戦って負けたという面もあったような気がするが、全面的に米長さんがとったような作戦をとらないまでも、間合いを取るような局面ではうまくコンピュータが見えてないところで人間側に模様がよくなるような指し回しを見せてほしい。

斉藤慎太郎と永瀬拓矢がある程度研究でハメるような展開で連勝する可能性があるのではないか?という気がしていて、稲葉陽は兄弟弟子たちの協力もあるだろうからかなり期待できる。村山慈明は序盤戦術の巧みさはプロ随一だし、コンピュータを扱った研究でもそうだろう。

そして阿久津主税。プロになった年齢からも、プロ間の評価からしても、この棋士の活躍は正直不満の残るものであり、32歳にしてこの実績というのは、本人も想像していなかったのではないか。まさに行方尚史的な展開であり、その才能を存分に発揮するにはぴったりの舞台だろう。これを機会に大きく羽ばたくところを見せてほしい。

結果予想については今回は行わずに、最後となったこのお祭りをとにかく楽しく観戦したいと思います!





関連するタグ 阿久津主税 村山慈明 稲葉陽 永瀬拓矢 斎藤慎太郎

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若手が横歩取り、タイトルホルダーが振り飛車。

ずっと飲み会続きで疲れてます。飲むことと飲み会って違うんですよね。毎日飲むのは疲れないけど、飲み会続きますと疲れます。金も多く出て行くしいいことないですね。

さて、将棋はあまり観れてませんが、モバイル中継の高くなったやつをたまにみています。順位戦に五百円、モバイル中継に五百円、将棋世界に六百円、が私の毎月のミニマムお布施額ですが、払い先がほぼ一緒なのにバラバラに買わなきゃいけないのがこの上なくかったるいです…かったるいので、買わなくなったりしそうなぐらい、忙しくて(≧∇≦)


さて、そのモバイル中継で見てたんですが、もはや広瀬さんが永瀬さんにねじり合いで、普通に競り負ける世界になってるんですね。来期のA級大丈夫でしょうか?というのと、永瀬さんがつええ…ってのとありますかね。

永瀬さんの将棋は昔から、それこそノーマル振り飛車やってた頃から好きでしたが、居飛車党に転向してからはより好きになりました。じっと我慢するような指し手が後手番を持った時に生きてる印象があります。

広瀬さんとの将棋でもそういう手の連続でした。三浦さんに競り負けた時よりも明らかに居飛車慣れしてきた感じがします。

そんな感じでたいち君とか、永瀬さんが、振り飛車から居飛車党に転向している一方、タイトルの命運を振り飛車に賭けた渡辺明二冠や、昨日の行方戦で同じごきげん中飛車を採用したタイトルホルダーという図式が面白いなと。

もちろん、森内竜王名人は所謂舐めプですが。(もちろん冗談ですよ!笑)。しかし舐めプと言われてもおかしくないレベルのなんというか…な将棋だったように思いますが、コンピュータ将棋ソフトで誰か解析して欲しいですが、どうなんでしょうか、あれは。

とはいえ、コンピュータ将棋ソフトがノーマル振り飛車で居飛車穴熊をタコ殴りにしてぶっちぎりで勝つ訳ですから、展開的には想定局面まで持って行きやすいので、掘り尽くされるまではこのごきげん中飛車の銀対抗型を用いることは続きますよね、きっと。

ちなみに単なる自慢ですが、ごきげん中飛車の超速が出現してからかなり初期に私はだいたいごきげん中飛車側はこの銀対抗型を用いるしかないだろう、ということを書いてます。まあ、単なる偶然です。五千個ぐらい予言を書くと一つぐらいは当たるインチキ預言者メソッドですね。

これからは振り飛車流行りそうだな~ってのも最近呟いたか書いていた気がするので、強い人たちはどんどん振ったらいいと思うよ!(≧∇≦)

あと、電王戦のとよぴーの勝利を見てから、横歩取りも以前よりは興味をもって観れるようになりましたけど、私だけ?他にもそういう人はいますか?

という緩いネタでした。。



大石澤田に続く三人目は、佐々木か永瀬か?或いは・・・

昇級確定者は大石直嗣六段と澤田真吾五段。残り1枠は佐々木勇気、永瀬ボーイら四名での争い。降級点もぼちぼち決まってきましたね。勝ち越しで降級点を消した藤原プロは流石としか言い様がないです。

昇級した大石直嗣六段と澤田真吾五段は森門下ですね。どちらもあがって当然という感じがします。中終盤の粘り強さは森門下の特徴ですが、それ以外にも特徴がある二人ですね。

澤田真吾五段は不思議な魅力のある棋士です。米長邦雄から毒気を抜いて天然成分を足したような将棋。泥沼流的な魅力があるやや不利なときの中終盤が私は好きです。

対する大石直嗣六段は、森門下としては糸谷哲郎プロと合わせて序盤が上手いというか研究が深いタイプでしょうか。中盤のじっくりとした指し回し、慌てないところはまさに順位戦向きで、肝っ玉のありそうなところが大物食いだけではなく、大きなトーナメントでも勝ち上がっていく雰囲気があります。

残り一枠、佐々木世代としてリーダーの佐々木勇気が頑張るのか、或いはすでに老成されたような永瀬ボーイが序盤の出遅れから一気にまくるのか。村田千田にも当然チャンスはあると思いますが、自力の佐々木が決めてほしい…と思いますがどうなるか。ただ、佐々木も永瀬も相手は手強いので三番手にもチャンスはあるかもしれません。



以下、事実情報としての結果と順位。

[C級2組]
田中 魁秀九段(2勝7敗)●-○伊藤 真吾五段(4勝5敗)…16時20分
(伊奈 祐介六段-村田 智弘六段…17時13分千日手成立)
大石 直嗣六段(9勝0敗)○-●中田 功七段(4勝5敗)…17時47分
岡崎 洋六段(4勝5敗)●-○田中 悠一四段(5勝4敗)…17時59分
西川 慶二七段(2勝7敗)●-○神崎 健二七段(3勝6敗)…20時42分
石川 陽生七段(2勝7敗)○-●森 けい二九段(3勝6敗)…20時50分
藤森 哲也四段(5勝4敗)○-●瀬川 晶司五段(4勝5敗)…21時13分
吉田 正和五段(5勝4敗)○-●竹内 雄悟四段(1勝8敗)…21時21分
小倉 久史七段(6勝3敗)○-●佐藤 和俊五段(4勝5敗)…21時25分
永瀬 拓矢六段(7勝2敗)○-●矢倉 規広六段(6勝3敗)…21時56分
門倉 啓太四段(2勝7敗)●-○阿部 光瑠四段(6勝3敗)…22時12分
及川 拓馬五段(6勝3敗)●-○佐藤 慎一四段(4勝5敗)…22時28分
牧野 光則四段(4勝5敗)●-○上村 亘四段(3勝6敗)…23時4分
増田 裕司六段(3勝6敗)○-●内藤 國雄九段(2勝7敗)…23時17分
西尾 明六段(4勝5敗)○-●高見 泰地四段(6勝3敗)…23時58分
佐々木 勇気四段(7勝2敗)○-●千田 翔太四段(7勝2敗)…0時0分
長岡 裕也五段(5勝4敗)○-●遠山 雄亮五段(5勝4敗)…0時7分
藤原 直哉七段(6勝3敗)○-●勝又 清和六段(2勝7敗)…0時16分
横山 泰明六段(5勝4敗)○-●中座 真七段(4勝5敗)…0時21分
佐藤 紳哉六段(5勝4敗)○-●西川 和宏四段(5勝4敗)…0時27分
澤田 真吾五段(8勝1敗)○-●村田 顕弘五段(6勝3敗)…0時42分
八代 弥四段(4勝5敗)●-○中村 亮介五段(6勝3敗)…0時49分
村田 智弘六段(7勝2敗)○-●伊奈 祐介六段(2勝7敗)…0時56分
村中 秀史六段(3勝6敗)●-○石田 直裕四段(4勝5敗)…1時0分


【9勝0敗】大石(18)
【8勝1敗】澤田(4)
【7勝2敗】佐々勇(5)、永瀬(6)、村田智(32*)、千田(45)
【6勝3敗】村田顕(7)、矢倉(9)、及川(10)、阿部光(14)、中村亮(19)、高見(23)、藤原(31**)、小倉(38*)
【5勝4敗】横山(3)、西川和(8*)、吉田(13)、佐藤紳(15)、田中悠(26)、長岡(33**)、藤森(34)、遠山(40**)
【4勝5敗】中田功(11)、西尾(12)、岡崎(16*)、八代(17)、佐藤慎(20)、中座(22*)、伊藤(24)、牧野(28)、佐藤和(29)、瀬川(39*)、石田(44)
【3勝6敗】森(1)、神崎(21)、村中(25)、増田(36*)、上村(43)
【2勝7敗】内藤(2)、勝又(27)、門倉(30)、田中魁(35)、石川(37*)、西川慶(41*)、伊奈(42**)
【1勝8敗】竹内(46)

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相居飛車の本質 第39期棋王戦 挑決第2局 ▲永瀬拓矢vs△三浦弘行


先手永瀬ボーイで、横歩取りに。

どっちが先手でも相居飛車、しかも横歩取りだろうなと予想していましたが、やはりそうなりましたね。

ちなみに永瀬ボーイは居飛車転向してから大活躍でこの辺は、中村太地くんと一緒ですね。

効率的な勉強方法なのかもしれません。

振り飛車で奨励会を戦うと香落ち戦は有利に戦えますからね。そこから三段リーグぐらいで徐々に居飛車も覚えて、三段~低段時代の時間がある時期に居飛車に転向。

そういう意味ではやはり、里見さんも四段になれる可能性は結構あると思うんですよね。甲斐さんもそうでしたが、圧倒的な終盤力があるタイプはやはり将棋の才能があると言っていいと思いますので。

話がそれました。

居飛車解禁した永瀬さんは研究が恐ろしいほどに深いですね。元々、振り飛車でも自分独自のハメ手のような序盤をいくつも用意していた人ですが、それが居飛車方面にも拡大された印象があります。

今回の局面も後手の流行形に対する、永瀬流の新手がありました。

先手は手損して歩得。後手はその得を端に費やして飛車の横利きをキープして浮き飛車の機動力を維持します。

先手は手損なのに飛車をいったん2八に途中下車させてから玉を左に動かして、さらに2九の定位置に。この一段飛車と右翼の形は私の好むものでこう進むなら先手番で横歩を取ってもいいかな?と思います(アマの場合、いろいろありすぎてやる気がしませんが…)。

で、飛車の横利きが消えた瞬間に先攻した永瀬プロですがこの局面ではすでに先手がリードしていてもおかしくないように思います。どのように後手が応じても角打ちからの両取りがかかるからです。

将棋は一度に一手しか指せないので、先受けされるとなかなかうまく行かないものですが、こういう両取りの手からしばらく、両取りに近い状態が続くと、いかにプロとはいえ、2手連続してさせないために先受けが効かないので、先手がペースを握ったことは間違いないようです。

ここから永瀬ボーイが勝ち切れるかどうか。

(今14時半ぐらいです)。

結果は三浦弘行プロの勝利でしたが、激戦でしたね。△9二角がイマイチな手に見えてそこからの手の作り方が流石のA級でしたか。

永瀬プロも相手が誰であれ動じない大胆なこれぞ永瀬!という指し回しで持ち味が出ていたと思います。

しかしまさかあの9二角が使いきれるとは思ってもいなかったですが、三浦さんは打った時には本譜のような展開があるから大丈夫とみて当然ながらに踏み込んでいたわけですね…。

そこからの勝負も二転三転あったようですが、やはり居飛車転向の日の浅さが出たことが永瀬プロの敗けの理由ではないでしょうか。トッププロの居飛車と、受けて勝ち切るのではなく、どこまで行っても一手違いの出し入れの多い将棋を経験出来たことでより一層成長してくれるのではないでしょうか。

師匠じゃないですが、トレーニングパートナーである鈴木大介プロが居飛車の将棋と自身の将棋を評してややおどけるような感じで、一手違いの将棋か、二手三手余して勝つか、という話をよくされていますが、やはりどこまで行っても一手違い、そして横ではなくタテの将棋、というところが居飛車のポイントですね。

久保利明プロが二冠になったのも、あの羽生世代最強トリオを相手にして、タテの将棋で勝ちきれることができるようになったのが大きいですし、藤井猛プロが竜王戦で大活躍した原動力も藤井システムという縦系の将棋でした。

永瀬拓矢プロにはここからより一層の成長が望まれると思いますので、これを糧に頑張ってほしいですね。その時に、佐藤康光プロや糸谷哲郎プロのように薄い玉でも凌ぎきる棋風でいくのか、森内俊之龍王名人や渡辺明二冠のようにそういうつくりにせずに勝ちやすくするのか、というのは一つの転換点かもしれません。


以下、丁度一年前に行方三浦の活躍を予言?した私の記事を紹介して終わりにします。そういう意味では今期はこの三浦行方という二人の団塊ジュニア世代が期待に答えてくれたということに成りますね。


このへんは、三浦弘行だけではなく、行方尚史にも言えることで、この団塊ジュニア世代というのは正直ひ弱い印象があったのだが、ようやく本格化してきたのではないか。今年の注目はずばりこの団塊ジュニア世代の行方尚史と三浦弘行だろう。この二人が対羽生世代においてどのぐらいの成績を残すかで、棋界の勢力地図は変わってくるような気がする。

http://blog.shogiwatch.com/blog-entry-1813.html



三浦さんのタイトル登場はこの時の名人戦以来ですね。

愛蔵版 第68期 将棋名人戦七番勝負



 

関連するタグ 三浦弘行 永瀬拓矢 横歩取り

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本日ついに! 第39期棋王戦 挑決第2局 三浦弘行九段vs永瀬拓矢六段

ついに今日決着がつきます。

いやー今からドキドキしますね。どっちが勝つんだろう。…ドキドキ。

…ドキドキ。

ドキドキドキドキ、弥生土器、縄文土器より、弥生土器。

とちおとめ25のやよい推しで暫くいきますよ!

僕は大体外人が好きなんですよね。キャピってる少女よりもアンジー、タフでクールな女性が好きなんですよ。

はい、私の嗜好性とかどうでもいいですね。でもとちおとめ25ではやよい推しってことで是非。。

戦型がきになるところですが(唐突に将棋ネタに戻る)、まー相居飛車でしょうね。横歩取りになるような気がしていますがどうでしょうか。勝敗予想は永瀬拓矢勝ちからの初挑戦。

タイトル戦にどちらが出ても、渡辺明二冠が手厚い気がしますね。


永瀬流 負けない将棋



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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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