第3回将棋電王戦 第2局以降の楽しみ方。

まずは「将棋世界ムック 第3回将棋電王戦公式ガイドブック ~世紀の対決を楽しもう~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界)」と「将棋観戦ぴあ (ぴあMOOK)」を読むんだ。話はそれからだ!><


・・・さて、「第3回将棋電王戦 第2局の対局方法に関する説明」書き起こしを読みました。TSは見ないことにします。正直三人ともしゃべりのプロではないですし、あとは重々しい雰囲気なのはわかりきっているので、気持ちが萎えそうなので。

上記の書き起こしを読んでみての感想としては、落とし所としてはいい感じになったと思います。さらなる炎上を生まずに一旦決着をみたといっていいでしょう。

未だに将棋連盟側と対局者である佐藤紳哉選手には不信感が残っているみたいですが、その点についてはもう公には言及しないほうがいいような気がします。逆に今度は風向きが変わって炎上の火がそっちに向かわないとも限らないので。

ドワンゴの川上会長は、今回の事態について全面的に主催者責任を認めました。ナショナルクライアント数社が入っているイベントとしては、スポンサーサイドから苦情が入ってもオカシクないレベルの炎上騒ぎになってしまったので仕方ないところでしょうか。

個人的に嬉しかったのは、来期以降の取り組み方法、レギュレーション制定についてはもっとちゃんとやっていきたい、という言葉でした。これっきりではなく、ちゃんと続けていきたいがゆえの真摯な対応という印象を勝手に持ちました。

片上理事から語られる、時系列での事象が真実なのであれば、理事としては将棋連盟としては、最善を尽くしていたように感じました。あとから見れば歴史上の出来事というのは、なぜこんな馬鹿げたことが…という連続だったりします。我々は起こってしまった一つの選択肢を観ているにすぎないわけで、あとからだったら誰でも何でも言える、ということですね。

その辺の手続きというか手順が真っ当であったがゆえに、今回のドワンゴの川上会長の全面謝罪につながっているとも言えるんじゃないかなと思います。

やねうら王の作者の方についての評価は多様だと思います。私としてはここの判定を留保したいと思っていますが、コンピュータ将棋開発者やその他プログラマーの評価として、彼の取り組みは不適切であったというものが散見されること、また、文章上のやりとりをもって法に則り事件を解決していくことのプロからも賛同を得られてなかったという点は言及しておきたいです。

私は判定を留保しますが、ひとつ言えるのは、究極論的には、あの世とか天国地獄と言われるものとかがあった時に、その審判において、彼の魂に汚れがあったのかなかったのか、ということだと思います。そこに一片の疚しさも無ければそれはそれで許されるべきことだと思います。

今回の行為がバグ取りだったのか、やねうら王の棋風人格を全く変えてしまう改造だったのか、という点において彼自身、全く疚しさや穢れがないのであればそれは赦されるべきことであり、我々外部者が口を挟むことではありません。

彼が主張しているドワンゴとのやりとりにおいて、その点を禁ずる文言がなかった、竹やぶにはいらずしてたけのこをとることは無理なので、それと合わせて許容範囲内の行いだったという主張をどうジャッジするのかは、その天国か地獄かどこなのかわからないですが、そこの裁判官なのか閻魔様なのかしりませんが、それ次第です。

彼の心を読み取ることが出来るその方が裁くのはおそらく簡単なのでしょう。

同じように、棋士が八百長しない、将棋に命を掛けているという点についても彼ら将棋指しの心の有り様であり、本当かどうかというのは、実際には分からないものです。しかし、私は一将棋ファンとして、彼らの日々の営みや言動を見つめていて、その過程を経て、それが事実であろうことを確信しているわけです。

やねうら王の開発者の方がそういった信任を得られにくい理由は、過去の言動に関連しているであろうことは明白だと私は思います。そこを意図的に見ずに、過剰に擁護する方々の気持ちについてはちょっと理解できません。そちら側よりは、信任できない人たちの気持ちのほうが、社会性をもつ生き物である人間としては自然だと思います。

とはいえ、繰り返しになりますが、そこは究極的には精神のあり方の話なので、知りようがないことは、井戸端会議のネタとしては最適ですが私としてはこれを深掘りする気持ちはありません。

まずは、旧バージョンだろうがなんだろうが、第二局が行われることと、この後の電王戦がまだ続いていくこと、そしてPVのあり方も今回の騒動を通して一応のラインが見えたのかなというように、全体的には良い方向につながっていくんだろうなと、好意的にとらえています。

ただ、変に感動をありがとう!とかそういう感じになりすぎるのも気持ち悪いので、異種格闘技戦としての、真剣味を残しつつ、すげー難しいとは思いますが、腕の見せどころですよね。

私としては、電王戦もいいんですができればドワンゴがスポンサーを募りつつ主催+協賛・支援という形で、将棋棋士同士の棋戦をやっぱり作って欲しいなあと思うんですが、無理なんでしょうか。そこだけはまじで期待したいんだけどなあ。

公式戦として認める最低ラインを維持する予算の問題もあると思いますが、予選をオールネット対局にして、決勝トーナメントやリーグとタイトル戦だけリアル対局にして…とかでできないですかね?

で、優勝した棋士の称号はやねうら王なんですが・・・(悪趣味な冗談ですいませんw

関連するタグ 片上大輔 佐藤紳哉 やねうら王 川上量生

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「羽生善治三冠と川上量生ドワンゴ会長のスペシャル対談」を観た。

羽生善治三冠と川上量生ドワンゴ会長のスペシャル対談を観た。

いやー面白かったですね。正直、対談というのは雑誌では読むことがあっても、生で見ることって少ないのでよくわからないところもあるんですが、かなり出来の良い対談だったように思います。

以下、覚えてるところ適当に書いていきます。

羽生「将棋ソフトがプロを負かすのは2015年というのは将棋年鑑の質問であったので適当に書いただけなんですよ(笑)。何時間も考えて書いたわけではなくて。なのでそれを大きく取り上げられるとちょっとツラいです(笑)」。

羽生「ただ印象的な話として、ソフトの進化ではなくハードの進化だけでいつか追いつく、というソフト開発者の話があって。」

川上「似たような話は確かにあって、CADの世界ではオートキャドがシェアを握っているんですが、昔は日本のソフトのほうが優れていた。アルゴリズムのチューニングをすごくやって性能を引き出していたんですが、オートキャドはそれ専用のハードの開発があり、その結果一番早くなった。」

このへんから質問コーナーまでは割りと概念的な話が多く、週刊ダイヤモンドの編集されたバージョンで読んだほうが理解が進むと思いますw

川上氏が言っていた、人間はハードの制約があるので圧縮した読みで臨まなければいけないが、コンピューター将棋はそういうのがないので、全部読める。パターン認識の分野では人間の書いた文字を判読するという一点においては、実は人間よりもコンピューターのほうが優れている。ただ人間が読めない字を字として判読するというのは本当の意味で判読しているといえるのかどうか?というような話はなかなか面白い切り口だった。

確かにコンピューター将棋の対戦を見ていると、それに似たようなところがある。人間同士の対局ではちょっとみられないような展開になることがあり、同じ言語を扱っているものの、違う環境で独自進化したピジンイングリッシュやシングイッシュのようなものを連想する。

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川上「アニメ・政治・将棋がニコ生で一番みられている。政治と将棋というのは、普通生放送サイトを作ろうとおもって普通に想定しないもの。というのが面白い。」

羽生「昔の縁台将棋ってこんなものだったのではないか。一つの盤にみんなが集う。そういうのがインターネット上に、今風にアレンジして再生している」

川上「ニコ生が始まった時に、ネットでみんなでわいわいすることで、お茶の間が復活したと言われた。」


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視聴者からの質問「これから先、コンピューター将棋が新たな戦法、新手をだす可能性はありますか?」

羽生「そういう可能性はある。ひとつの局面とかで、分からない場面・答えが見つからない部分を、コンピューター将棋に聞いてみて、人間の盲点をついた手がでてくる可能性はある。」

川上「その場合でも人間がツールとして使うことになる。本当に自律的に出すのはまだまだ時間がかかるのでは。」


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視聴者からの質問2「プロ棋士がコンピューター将棋に勝てなくなると、魅力がなくなり棋士の価値がなくなるのではないか?」

羽生「身近なところでチェスの例を出すと、ディープブルーに負けたんですが、それはそれとして人間が指すものは指すものとして普通に続いている。それによって何が変わったかというと何も変わらなかった。なので多分、心配は無い。」

川上「馬よりも車よりも遅いけどマラソンに魅力はある。肉体的には狩られる側だったので、プライドをもっていない。でも頭脳において動物より優れているという根底があるので、受け入れがたいところがあったが、これからそういうものを受け入れていくのが21世紀になると思う。世の中ではそういうことがいっぱい起こっているので、それを分かりやすい形で示していくことになるのが電王戦

羽生「負けたくないのは当然なのだが、強いものと戦いたいという気持ちはプロ棋士はみんな持っている。やってみないとわからないのでやってみるというところはある」

ここは補足すると、4時間という持ち時間で電王戦は行われる。いくらテスト対戦している棋士でもこの持ち時間で指している人は少ないと思う。なので真剣勝負として4時間の持ち時間でやったときにどうなるか?というのはやってみないと分からない、というような話。練習将棋の四時間と真剣勝負の四時間が異なるというのは人間の場合は確かにありえる。

羽生「(コンピューター将棋と戦いたいか?と問われて)どういうものなのか知りたいというのはある。何局か対局していると、この人ってこういう棋風なんだ、というのが少しづつ見えてくるというのがある。ソフトとかコンピューターの時に、そういうものって見えるのかどうか?というのに感心がある。」

ここも私の感想としては、羽生善治三冠は相手との対戦を重ねる毎に相手の得意を吸収するわけではないが、相手の得意を把握したうえで、その棋風を前提とした展開に持っていく事が多いように思う。一時期互角に対峙していた深浦康市プロもそういう具合に最近は分が悪くなっている印象。


川上「羽生さんの本を何冊か読んできたけど、羽生さん自身が棋風がない、といわれていた」

羽生「そういう意味ではコンピューター的であると思われているんですかね(笑)」

質問「将棋の今後の発展について?(忘れました・・)」

羽生「将棋の新しい戦法がここ20年ぐらいで幾つか出てきているが、少し悪そうな手、意外性みたいなところに可能性があると思っている。統計的なもののちからがものすごく大きいので、6対4で6のほうを毎回選ぶ。」

川上「私の仕事のやり方として、あえて悪い手を指すということがある。悪い手を指すということは、誰もやりたがらないのでライバルがいない。勝利の方程式を選ぶと競争が激しい。どういうところが一番楽なのは、いいのかどうか自分も分からないところを選ぶと、振り返ると一番いいことがおおい。」

羽生「米長先生の将棋と似ている。少し悪く無いと力が発揮できない。不利にはなるけど、挽回の余地がある。」

川上「悪い手にも二つあって、一直線に悪くなる手と、挽回の余地がある選択肢の増える悪い手がある。」

羽生「米長先生や大山先生がまさにそれですね。ちょっとぐらいの不利でも混沌とした局面では自分のほうが強いからという」

羽生「(羽生先生が経営者だったら何を意識して経営する?という問いに)私経営者になったらすぐ潰しちゃいますよ(笑)。全体の流れってあるじゃないですか、私がちょっと思ってるのはいろんな人がいて、いろんな才能があるひとがいても、時代とマッチングしているかどうか?を見極めることが大事なのかなと。ここの能力を伸ばすのも大事なんだけど、それと同じかそれ以上に大事なことではないかと。」

川上「私は逆張りが大好きなのですが・・・(ここで私のPCのウィンドウズアップデートが始まり記事が全部消えたと思ってその衝撃で以下の内容は忘れました…


いやー記事が消えたと思ったら残っててよかった…。ここからの続きは忘れたんですが、ほぼここらへんで話はおしまいでした。続きはネットで!じゃなくて、続きは週刊ダイヤモンド本誌で!という感じのオチ。

最近web記事で一部紹介して、続きは雑誌で方式が割りとありましたが、今回はそれのニコ生版。音楽業界でもライブに行くと、帰りにライブCDがもらえる!みたいなのがありますが、こういう広い意味でのO2Oチックなものは今後もはやっていくんでしょうね。

ドワンゴの会長の川上量生さんは非常に醒めた方で英語で言うところのクールな印象を受けました。ロジカルシンキングや統計が流行ってる昨今ですが、それを踏まえた上で自身の決断を下すところに経営の要諦があるのだ、というのがその発言に色濃く出ていて、タイプ的には米長邦雄が愛した人だろうなぁ、相性良かっただろうなあと思いました。

羽生善治三冠も、インタビュアーのかなり踏み込んだ質問(ただし抑制の効いた感じでとても好印象のインタビュアーでした)にどこかいい意味で他人事のような、自身や将棋界を俯瞰するような発言が多く、棋界を背負って立つ、どころか超越した雰囲気が出ててよかったです。相変わらず声高いっす。

また、週刊ダイヤモンドの司会進行の方は画面には出てませんでしたがとても良い進行だったと思います。かなりズバッとした質問、「羽生先生よりもコンピューター将棋のほうが強いんじゃないか?」というものもされていましたが、全然失礼な感じじゃなくするっと聞いていて、個人的には相当びっくりしたんですが悪印象は全く持ちませんでした。

それに対する羽生先生の回答は基本やってみないと分からないということなんだろうな、というようなものでしたが、昔は詰みの局面だけだったが、それよりも手前のところでも、確かに強くなっている、というのは感じる。こういう手がありましたか?と対局後にコンピューターの指し手を言われることがあるが、考えてみると確かにある。あるが人間では絶対に思いつかない手だったりする、と答えていました。



まだ4月1日発売の4月6日号はamazonでは発売になってませんが、一応「週刊ダイヤモンドの検索結果」のリンクだけ張っておきます。

羽生によるコンピューター将棋観 羽生善治三冠と川上量生ドワンゴ会長のスペシャル対談

羽生善治三冠と川上量生ドワンゴ会長のスペシャル対談というのがあるらしいです。

スペシャル対談のテーマは、「人間 vs コンピュータ 〜人工知能の進化がもたらす構造変化〜 」 。
1996年、羽生三冠は、コンピュータがプロ棋士を負かす日を2015年と予測しました。人工知能の急速な進化にともない、いまやトップ棋士の敗北も現実味を帯びています。そして2013年春、ドワンゴは世界最強コンピュータ将棋と現役プロ棋士の対決の舞台を用意。はたして勝つのは人間かコンピュータか――。
現役最強棋士として将棋界に君臨する羽生三冠と、ITの進化を目の当たりにしてきた川上会長が、この勝負の行方から将棋界、ひいては社会の展望、産業構造の劇的な変化について語ります。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv129668325



どういうことが語られるのか?はわかりませんが、少なくともコンピューター将棋に関する話なので前哨戦であるこの前の勝てたら100万円企画からの引用、などは基本的に多そう。

ズバリどのぐらいの実力にあると思いますか?というような質問もありそうですが、羽生善治三冠がどのように堪えるのかは全く想像がつきません。

というわけで、最近は将棋コンテンツが多いのでプレミアム会員になっててよかったなーと思っています。


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梅田 望夫

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なぜ彼は四十代でもなお最強棋士でいられるのか。ルールを知らずとも将棋に惹かれる全ての人に贈る、渾身の羽生善治論。羽生三冠との最新対談収録!





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「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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