今日の見所 2/11(日)

2月11日(日曜日)の注目対局は以下の通りです。

NHK杯 山崎隆之vs斎藤慎太郎
山崎隆之 23勝12敗 先勝率0.667 後勝率0.647。
斎藤慎太郎 32勝17敗 先勝率0.731 後勝率0.565。
総合的には勝率が高いものの年末から今年にかけて勝ち負けを繰り返している両者。過去の対戦では2勝1敗と斎藤が勝ち越している。
レーティングではほとんど差がなく、どちらが勝利してもおかしくない。
勝率の高さで斎藤優勢か。

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今日の見所 12/23(土)

12月23日(土曜日)の注目対局は以下の通りです。

叡王戦 本戦 深浦康市vs藤井聡太
深浦康市 14勝12敗 先勝率0.600 後勝率0.455。
藤井聡太 44勝9敗 先勝率0.895 後勝率0.794。
初顔合わせの2人、レーティングではほぼ差は無い。
直近の成績で考えると3連勝中の藤井有利か。

朝日杯将棋オープン戦 二次予選
菅井竜也vs山崎隆之

菅井竜也 24勝13敗 先勝率0.667 後勝率0.625。
山崎隆之 20勝9敗 先勝率0.667 後勝率0.714。
今期好調だった菅井だが、調子を落としているのか現在3連敗中。一方の山崎は前回敗戦したもののそれまで8連勝中だった。
対戦成績では3勝2敗と菅井がリードしているが、先月の対戦では山崎が勝利している。山崎優勢か。

豊島将之vs村田智弘
豊島将之 29勝8敗 先勝率0.778 後勝率0.789。
村田智弘 8勝12敗 先勝率0.583 後勝率0.143。
ここに来て負けが混み始めている豊島。それでもレーティングでは豊島の方が高い。
対戦成績でも、6勝0敗と圧倒的に豊島が優っている。順当に豊島優勢か。

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今日の見所 12/12(火)

12月12日(火曜日)の注目対局は以下の通りです。

王位戦 予選 谷川浩司vs山崎隆之
谷川浩司 9勝9敗 先勝率0.143 後勝率0.727。
山崎隆之 19勝8敗 先勝率0.667 後勝率0.750。
最近好調な両者の対決。過去の対戦では13勝7敗で山崎が勝ち越している。山崎の作戦に注目。


棋王戦 挑決トーナメント 三浦弘行vs黒沢怜生
三浦弘行 13勝8敗 先勝率0.375 後勝率0.769。
黒沢怜生 16勝11敗 先勝率0.636 後勝率0.533。
挑戦を賭けて戦う。先日佐藤名人を破った黒沢が、本戦トーナメントで一度負けている三浦に再度挑む。勝者が永瀬との変則二番勝負に進む。


朝日杯将棋オープン戦 二次予選
阿久津主税vs佐々木勇気
阿久津主税 19勝9敗 先勝率0.750 後勝率0.625。
佐々木勇気 19勝10敗 先勝率0.615 後勝率0.733。
今期好調な阿久津と充実著しい佐々木の一戦。どちらも鋭い攻め将棋なので激しい戦いが予想される。 地力で阿久津優勢か。

橋本崇載vs永瀬拓矢
橋本崇載 5勝12敗 先勝率0.222 後勝率0.375。
永瀬拓矢 26勝6敗 先勝率0.929 後勝率0.765。
受け将棋同士の対戦。レーティング、今期の成績を見ると永瀬が優勢。ハッシーが飛車を振るかもしれない。

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11月30日の結果(B級1組7回戦)

5-0が糸谷、阿久津が5-1、谷川が4-2で追いかけるB1。11/30に以下の対局があった。

▲松尾 歩八段(1勝4敗)vs△糸谷 哲郎八段(5勝0敗)
▲谷川 浩司九段(4勝2敗)-△菅井 竜也王位(2勝4敗)
▲阿久津 主税八段(5勝1敗)-△山崎 隆之八段(3勝2敗)
▲斎藤 慎太郎七段(2勝3敗)vs△郷田 真隆九段(2勝3敗)
▲丸山 忠久九段(2勝4敗)vs△橋本 崇載八段(2勝3敗)

以下、簡単に結果について。

▲松尾 歩八段(1勝4敗)vs△糸谷 哲郎八段(5勝0敗)
▲谷川 浩司九段(4勝2敗)-△菅井 竜也王位(2勝4敗)

この二局は奇しくも?後手番の二人が阪田流向かい飛車に構えた。菅井さんはわかるがダニーはなかなかに意表。後手番での作戦が固まりきってない印象を受けるが、力強い金の運用が必須となるこの形はエースとはならないまでも、ローテーションの谷間を補う可能性はあると中継を見ながら私は考えていました。

同じ戦型でもそれほど定跡が整備されていないからか、二人の作戦の方向性の違いが面白かったです。菅井さんは陣形が堅いものの、金がさばきにくく、しかも早々に角を手放している(先手の谷川先生もですが)のがどうなのか?と思われ、糸谷さんは角を手持ちにして金の位置も悪くないものの、玉が薄い。二人が何を重視するのか、どういう棋風なのか?がよく出た中盤戦でした。

糸谷阪田流向かい飛車は、中盤から徐々に優位を拡大し夕食休憩時点ではほぼ勝勢に。なぜこの戦法で一流棋士同士で、こんなにも圧勝できるのだろうか?と本当に不思議になるぐらいの圧勝でした。

対する菅井竜也王位は、B1で苦戦しています。タイトル奪取後、中村太地王座とともにちょっと苦戦している感じもあります。こちらは明暗が分かれたかんじで、菅井竜也王位が重い金の運用を図った瞬間の谷川浩司先生の反撃が美しかったですね。如何にも谷川流の、歩の突き捨てからの手順が参考になりました。こちらは逆に居飛車の圧勝。


▲阿久津 主税八段(5勝1敗)-△山崎 隆之八段(3勝2敗)
▲斎藤 慎太郎七段(2勝3敗)vs△郷田 真隆九段(2勝3敗)
▲丸山 忠久九段(2勝4敗)vs△橋本 崇載八段(2勝3敗)

こちらの三局は角換わり腰掛銀の派生形に。阿久津vs山崎の戦型が最も普通の形に近く、斎藤慎太郎とハッシーは先後の違いはあるものの、桂馬を単騎で跳ねる作戦のアレンジ。

最初は一番まともだった山崎隆之さんは如何にも…な展開でこの将棋が一番中盤が長かったでしょうか。堅める思想の先手阿久津さんと謎の指し回しで右玉から先攻、堅かったはずの先手に広さで余して勝ちました。やはりこれが今の将棋のトレンドですね、堅さが正義という時代は終わりました(と言い切っていいのかな?)

桂馬単騎で跳ねる作戦をとったハッシーと斎藤慎太郎は、それぞれの持ち味が出ててどちらも面白かったですね。斎藤慎太郎は攻め倒し、ハッシーは手厚い受け将棋の妙味を見せてくれました。

その結果、以下のようになりました。

[B級1組成績一覧] ( )内は順位
【6勝0敗】糸谷(6)
【5勝2敗】阿久津(1)、谷川(7)
【4勝2敗】山崎(2)
【3勝3敗】橋本(3)、斎藤(10)
【2勝4敗】木村(4)、郷田(8)
【2勝5敗】丸山(9)、菅井(11)
【1勝5敗】松尾(5)


糸谷さんがだいぶ有利になりましたが、総当りなのでまだ気が抜けません。ぜひ緩めずA級に上がってほしいですね!

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山崎隆之「諦めなくてよかった」JT杯、優勝

昨日の朝、出先だったんですが、山崎隆之さんの対局が二局ある日だなと思って慌ててブログを更新しました。

なんとなく、女の勘っていうかそういうのが働いたんですよね、山崎隆之さんが勝つんじゃないかって。(男ですが働きましたね、女の勘が。

でふざけた記事を更新したんですが、山崎隆之ファンの皆様、ちゃんと町中を練り歩いたのかな?って。それだけが気になってます。でも練り歩いても全然おかしくない神吉の、じゃなくて歓喜の一日だったのではないでしょうか。

まずNHK杯。こちらは羽生さんのうっかり?もあって圧勝だったようですね。まだ棋譜はみてません…。

そしてなんといってもJT杯。相手は現時点で最強との呼び声高い、豊島将之さんです。去年のJT杯覇者ですかね。

いつもの謎将棋でした。序盤の馬を作った局面ではどうなのでしょうか。正直馬よりも歩損が痛いようにもみえましたが、プロ解説によると、馬の威力も大きいとのことでした。

流れ的には山崎隆之さんが良くなって、豊島将之さんが逆転して、再逆転して山崎隆之勝利、というかんじでしたが、やはり薄い玉は実戦的には大変、というのがわかる将棋でもありました。

現代将棋は堅さが正義!というのとともに台頭したのが渡辺明だとすれば、ソフト以降のプロ将棋、特にここ最近みられるのは堅さよりも如何に条件よく先攻できるか、相対的な堅さとは何か、という将棋感覚です。

ソフトでの研究に対して否定的な棋士、肯定的な棋士、その中間といるとすれば、山崎隆之さんはある時点における発言では少なくとも否定的な棋士でした。

否定的な棋士が自身で研究し自身のスタイルを貫き通していたなかで、ソフト研究全盛の今、なぜか時代が、将棋感性が、山崎隆之の将棋に追いついてきたのです。このあたりは、最後に貼っておきますがソフトに関する書籍「不屈の棋士」のなかで山崎隆之さんが語っていたことなのですが、ようやくここ最近になってようやく、私にも理解できるようになりました。

ソフト研究による将棋が出てきたら、なぜかそれがソフトともっともかけ離れているはずの、人間味あふれる山崎隆之の将棋の世界に近かった、という不思議さ。

山崎隆之さんの勝利後の「諦めなくてよかった」の一言はこの勝利に関してだけの言葉ではないな、と思ったのは私だけではないはずです。ファンの人たちはこの言葉に込められた思いに涙したのではないでしょうか。

以下、不屈の棋士から山崎隆之さんの言葉を引用して〆たいと思います。


自分の序盤戦はソフトと感覚が似ていると思います。人間よりソフトの方が自分の将棋に似ているなとわかって、びっくりしたことがあります。だから最近、僕みたいないい加減に見える力戦、序盤の不安定なところから動いていく将棋が全体的に増えましたけど、きっとソフトの影響なんだろうなって。正直、ソフトに「大丈夫」ってお墨付きを貰う前にやってくれよ、って感じですけどね(笑)



正直、ソフトに「大丈夫」ってお墨付きを貰う前にやってくれよ、って感じですけどね(笑)
ですよ!本当に諦めなくてよかった!おめでとうございます!山崎隆之八段!

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