勝てたら100万円のGPS将棋fishはレーティング3500点?

大平武洋プロのブログの記事で興味深いものがあったので紹介します。


先日、休憩中にGPSを試したら、今日のは理論値で3500です。

と言われました。

恥ずかしながら、意味がよく分からなかったのですが

聞いている感じ、アマチュアでは、誰が来てもきつい

という感じでした。

実際、謎の棒玉戦法以外は危なげない感じでした。
http://ameblo.jp/takehiro511/entry-11484974125.html




とのこと。この3500点というのはおそらくは将棋倶楽部24のレーティングでのことだと思うんですよね。ボンクラーズとポナンザ将棋倶楽部24で戦っていた時の印象とほぼ同じですね。

こうなると、やはりプロのトップ30ぐらいの位置に少なくとも今の時間設定ではいるのではないかと。

変な戦法でコンピューター将棋の隙を突くような将棋は勝てば楽勝負ければ圧敗なので正直もう見たくないかな。

勝てたら100万円はまだいいと思うんですが、プロは負ければ圧敗のリスクもあるので普通に勝負しそうな気がしますね。

上記のブログの別記事?で、持ち時間が短いほうが人間有利ではないか?という大平武洋プロの感想があったのが面白かったです。

個人的には今回の電王戦の条件設定がベストじゃないかな?と思っているのですが。



人間に勝つコンピュータ将棋の作り方人間に勝つコンピュータ将棋の作り方
(2012/09/29)
瀧澤 武信、松原 仁 他

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Tag : 大平武洋 将棋倶楽部24 GPS将棋 GPS将棋 ポナンザ 電王戦

将棋倶楽部24の「早指し2」について(その2)

今日は軽い話題。24の新機能「早指し2」についての感想その2です。

将棋倶楽部24早指し2が登場したのが先月のこと。(公式説明はこちら)。

最初私がこの持ち時間を見たときに思った感想は「将棋倶楽部24の「早指し2」について」に書いた通りで、あまり肯定的ではなく、どうせ作るならもっと短い持ち時間のほうがいいんじゃない?というものだった。

しかしここ最近、早指しと早指し2の比率が同じくらいか、もしかすると2のほうがおおくなっているような気がする。私は今まで早指し待ちにしていて、2で挑戦されても断らない、というスタンスだったが、待ちは早指し、挑戦は2、早指しで挑戦されても受けるが、基本2、という形に変わってきた。

当初はどうせ1分あっても深みのある指し方は出来ない、というものだったが、「要所で30秒ぴったりまで考えられる」というのと、「最後の寄せで1分(30秒+30秒)使える」ということがとても大きいことに気づいた。

私はあまり考えないで手なりで指す方(大体20秒以内、基本10秒以内)なのだが、中盤の要所ではやはり確認作業をおこないたい。すると指し手が10秒?20秒、確認作業が20秒ということで1分の考慮時間を少し使える。

ただしあってもせいぜい3手ぐらい。これで30秒消費することになる。(たいていは30秒で間に合って10秒も使わないのだけれども。)

何よりも私の場合大きいのは、音をだしていないので切れ負けが嫌なので早く指している、ということがあったのだが、視界のギリギリ範囲内で時計の色をぼんやりと確認しながらの目分量で30秒で指せば大抵収まるし、はみ出ても考慮時間が1秒とか消費されるだけだ。

また、受け将棋ということもあり自玉の詰みや危険度は割と相手の手番でも延々と読んでいるのだが、良い将棋でも寄せの段階で何の構想も立てておらず慌てることがままある。

対人戦の30分30秒とか15分30秒であれば、序盤考えないこともあって、それでも3分とか5分とか考えることができるので良いのだが、ノープランでいきなり30秒は宜しくない。そんな時、1分の考慮時間が役に立つ。1分まるまる使うことはないのだが、秒読み30秒+考慮時間30秒の1分あれば、大まかな方針の決定+確認作業が行える。

これにより、メリハリの効いた時間の使い方が出来るようになった。

序盤?中盤までは大抵10秒以内。中盤の難所で1?3手ぐらい30秒ギリギリまで考える。終盤の寄せの方針決定と確認作業で1分のうち30秒ぐらい使う。最後の最後の詰め将棋のところで30秒+30秒で詰ます。

当初懸念していた将棋を指す時間が長くなるのではないか?という点については、確かに長くなっている。以前に比べて30%?50%ほど長くなっているようだ。

ただしこれは私の実力で今まで時間を使わなさ過ぎた、ということだと思う。今まで明らかに酷い暴発や凡戦が必ず五局に1つはあったように思うが、最近は負けるにしてもその頻度が減ったように思う。

というわけで、まだ早指しは指すが早指し2がよく分からない、という人は是非試してみてください。慣れるほどにこの良さが分かるようになりますし、時間の使い方という部分にも勝負の駆け引きを楽しめる人には将棋の楽しみ方の幅が広がると思います。

詰将棋入門(1手・3手・5手)

1分あれば確実に詰む短手数の詰将棋を、一目で詰むように頭に叩き込むのがひとつの上達の近道…らしいです。私は専ら「一目で受ける」ように詰将棋は逆さまにして読むのが趣味ですが。

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Tag : 将棋 将棋倶楽部24 早指し2

コンピュータ将棋の将棋倶楽部24でのレーティングは3000点以上か?

結論から書けば、(コンピュータ将棋のトップということで言えば)YESということになりそうだ。ただし3000点以上だとして、どこまで上なのかが分からない。

ここ最近、コンピュータ将棋の棋譜を真面目に見ることが多くなり、その正確な実力、レーティング点について気になり始めた。ただし棋力が伴わないと、なかなか分からない部分はある。羽生名人クラスの人間が高みから眺めれば、その強さの全貌、自身の実力との距離感が見えるだろうが、決して語られることはない。というわけで、この手の与太話はネタが無いときに使い回しが利くので、比較的多投している印象があるのだが、再び掲題の件について以下に記す。

私の現時点の見解としては大まかには「奨励会有段者≒アマトップ群≒女流トップ群≒コンピュータ将棋トップ群」というものなのだが、この「群」という言葉が曲者であり、曖昧にしていると思うので、今回は、「第20回コンピュータ将棋選手権の決勝に残ったソフトの実力はどのぐらいか?」ということについて語りたい。

現在、将棋に関するレーティングというのは大きく分けて4つある。アマ棋界のものと、将棋倶楽部24のもの、プロ棋士に関するヴァーチャルなものと、Floodgateというコンピュータ対戦用のサイトのもの、である。今回はコンピュータの実力の話になるのと、アマ棋界のものは一般人の実名が絡むのでややこしそうなのでアマ棋界のものは割愛することとする。

それぞれが同じロジックで、かつリンクしていると良いのだが、全くの別物なので、それぞれを繋げるための、いわば「ロゼッタストーン」が必要となる。時代が完全には同期していないのだが、実はそれぞれのレーティング制度の橋渡し役となるロゼッタストーン的な仲介者がいるので、それを元に推測しようと私は考えた。ただし、私自身は、数学的・統計的な知識を持たないので、根本的な誤りを含む可能性があるので、酒のツマミの与太話としてお付き合いいただきたい。

プロのレーティングについては、「http://homepage3.nifty.com/kishi/rating.html(内容は素晴らしいがアダルトバナーを含むので職場での閲覧時注意されたし)」にて記されているものが、期待勝率と実際の勝率の乖離についてもそれほど大きくないので、かなり信頼性としては高いと思っている。問題は将棋倶楽部24レーティングだろう。24のレーティング制度では、200点の点差があると、格下が勝つと24点、格上が勝つと8点もらえる。これは即ち、両者の勝敗が3?1でバランスする、格上から見た勝率が.750ぐらいでバランスする、ということになる。

個人的には上位にいけばその信頼性は上がり、寧ろ上手上位になるが、下位ではもう少し勝率が下がるような印象がある。例えば3000点クラスだと2800点にはめったなことでは負けない(9?1か8?2)が、1500点は1300点に負けそう(7?3ぐらい)だし、1000点は800点に負けそう(ヘタすると6?4ぐらい)、という具合である。

そのあたりの印象を裏付ける分析としては、「http://www10.plala.or.jp/greenstone/content1_4.html」があり、やはりバランスしていないようだ。とはいえ、その歪みを考慮しようとすると面倒なので、ここで私は、上記の話に基づき、仮説を一つ置く事にする。

■仮条件1:将棋倶楽部24でのレーティングロジックは上位では正しく機能しているものとして、そのままコンピュータの24における点数の推測に用いる

次にコンピュータの24での戦績について調べた。良く探したわけではないのでもっと新しい情報があるかもしれないのだが、とりあえず私が見つけたのはYSS将棋のページ(http://www32.ocn.ne.jp/~yss/24rating.html)だった。これによると2007年時点でYSS将棋は将棋倶楽部24で、既に2800点ぐらいあったようであり、その年に行なわれた第17回のコンピュータ将棋大会において6-1で優勝している。

第17回以降のYSS将棋の大会成績は以下の通り。

第17回:決勝6-1
第18回:決勝4-3
第19回:決勝1-6
第20回:二次予選:6-3、決勝1-6

第17回当時が2800点だとして、そこからの上昇はどのぐらいだったのだろうか?ここで私は二つ目の仮説をおく。

■仮条件2:YSS将棋の実力は毎年50ptずつ上昇しているものとする。

そうするとYSSのレーティングと大会での成績から、その試合全体のレベル感が推測できると考えた。ただし、これは本当にいい加減な仮説であり、ここを詰められるとすみません、と謝るしかない。とはいえ、全体的なレベルの上がり方はあるにしても、ここ2回における低迷はYSSの上げ止まり感を示しているのではないか?ということで一応の上限値のように思われる3000点手前まで伸びてきていると仮定してみたわけだ。そうするとコンピュータ将棋選手権のレベル感は以下のようになる。

第17回:YSSは2800点、決勝6-1⇒決勝戦のレベルは2500点ぐらい?
第18回:YSSは2850点、決勝4-3⇒決勝戦のレベルは2800点ぐらい?
第19回:YSSは2900点、決勝1-6⇒決勝戦のレベルは3200点ぐらい?
第20回:YSSは2950点、決勝1-6⇒決勝戦のレベルは3250点ぐらい?

さて、現時点のコンピュータ将棋のトップ3ぐらいが3250点クラスだとして、これはプロでいうとどのぐらいの強さに該当するのだろうか?

現時点の将棋倶楽部24において、断片的な情報ではあるが、見聞きしているところによるとどうやら奨励会三段リーグを勝ち抜くものたちのレーティングが3000点ぐらいのようだ。上記仮条件が正しいとすれば、奨励会を抜けてプロになる実力が既にコンピュータ将棋には備わっているといえる。それどころか、仮に3250点だとすれば、3000点クラスとの対戦においては、8割勝つことになる。(将棋倶楽部における250点差の期待勝率は約八割)。

では、新四段に八割勝つというのはどのような実力なのだろうか?奨励会新人棋士はプロの仮想レーティングにおいて1500点台を付与されている。ちなみにこの仮想レーティングは理論勝率と、実質勝率の乖離が10%以内に留まっているので、ほぼ正しいとみてよいのではないかと考えている。(特に2007年の収まりが素晴らしい)。

羽生名人が若手低段者に対して何十連勝もしている話は有名だが、その羽生名人には仮想レーティングで1800点台後半が付与されている。羽生と新人クラス(1500点台)の対戦における期待勝率は(http://homepage3.nifty.com/kishi/kakuritsu/1175.html)をみると、90%以上勝つようだ。

ここで丁度1500点ぴったりの棋士(大平プロ)がいたので、その期待勝率を見てみる(http://homepage3.nifty.com/kishi/kakuritsu/1243.html)。すると、1500点台のプロに八割勝つためにはレーティング点で1700点以上なければいけないことがわかる。

ちなみにこの1700点以上を維持している棋士は棋界全体で17人しかいない。この理論でいくと既にコンピュータ将棋はトップクラスの実力を誇ることになるが、にわかに信じがたい。

一つ考えられることとしては、将棋倶楽部24のレーティングの3000点自体の意味が変わっている可能性だ。宇宙は大きくなり続けている、ではないが、将棋倶楽部24のレーティングも上がり続けている。将棋倶楽部24のトップページに記されている最高点記録の推移を見ると、以下のようになっている。

24最高R保持者(→の後ろは現時点のR点と勝率、勝敗)
04/6/5:3003 dcsyhi→3003 .812 168-39
05/6/29:3010 Aug 02→3010 .664 368-186
05/9/14:3035 Jyuhappo→2964 .682 628-293
06/9/23: 3064 aoba81→2987 .747 354-120
07/2/7:3084 sakitama→2859 .656 942-495
08/2/13:3093 Aleksandros→2979 .553 161-130
08/9/28:3113 H-Paris→3046 .741 438-153
09/3/28:3129 yomoni-→3010 .799 139-35
09/7/26:3172 pameus→3090 .743 335-116

分布をみたわけではないし、それぞれの将棋を比較したことも無いので分からないのだが、04年時点の3000点と、現在の3000点ではその意味合いが変わっている可能性はないだろうか?例えば、以前は殆どがアマチュアだけの母集団だったものが、本格的に奨励会員が参加し始めたのが2005年ぐらいから起こっている、というような。それにより母集団自体の性質が変わり、特に上位クラスの実力、層の厚さが変化したことにより3000点近辺のレベルが「04/6/5:3003 dcsyhi」の頃よりも下がっている、というような。

個人的な意見としては、少なくとも前回のコンピュータ将棋の決勝戦の序盤戦術を見ている限りではプロレベルの将棋ではないと思う。ただし、中終盤は鬼強い。よって先日のネット将棋、大和証券最強位戦での郷田先生の仕掛けからの負け方も微妙な感じだったので、郷田先生をしてああいう不出来な将棋があれば、あの仕掛けに対して後手がコンピュータであっても正確に応じられてコンピュータが勝っていたような気もしなくもない。

コンピュータ将棋が、奨励会有段者レベル、アマトップクラスまで来ていることは既に証明されているが、アマトップとプロトップの手合いが角落ちであることを考えるとまだトッププロレベルまで到達していえるとは考えにくい。現時点の将棋倶楽部24のレーティングでいえば3000点クラスであることは否定しないが、プロ棋士のレーティングにおける1700点台、トッププロクラスというのは無いと思うのだが(思いたいのだが)。

というようなことを暇つぶしに考えている私としては、先週から週刊将棋(http://shogi.mycom.co.jp/)にて始まっている「第2回週将アマCOM戦」については必見だと思っている。これは前回(http://toybox.tea-nifty.com/memo/2006/03/com_3233.html)は「持ち時間の長い1回戦が2?3、短い2回戦が1?4といずれもCOMの勝利に終わった。通算アマ3勝、COM7勝。」だった。


アマ3勝、COM7勝というのは、プロアマの手合いとほぼ同じだ。そういう意味で言えば、既にプロレベルにあると言ってもいいかもしれない。ただし、人間も戦い方が分かってきているはずなので、斬り合いに持ち込まずに長期戦を厭わずに徐々に形勢に差をつけてあげれば、水平線効果による変な歩の突き捨てなどが出てきて、それでも丁寧に受けて…という具合に200手にて人間の勝ち、という状況になるのではないか。

コンピュータと友達になる必要は無いので、どんどん友達をなくす手を指して欲しいところである(既に終わっている対局なので今更欲しいとか書いても仕方ないが)。

というわけで、今週から結果がアマ側の自戦記として掲載される週刊将棋は毎週水曜日発売ですので、お近くのコンビニ・キヨスクなどでお買い求めください(一回戦の結果が載っている5/12号は既に月曜日ぐらいから発売済みです。水曜日発売とありますが、週刊将棋の最も早い発売については「最速は将棋会館にて土曜日の夕方。新宿将棋道場も土曜の夕方にはうられていたかな。」とのことです。(lallapallooza7さん、情報ありがとうございました。)

個人的にもここ5年ぐらいは買っていなかったのだが、将棋世界がマイコミから出版されるようになったということは、内容の被り(が出ないようにすること)を双方でより意識するようになっている可能性があるのかな?という気がしているので、とりあえずこの5週間は購入してみて、そこから定期購読について検討したいと思っている。

前回のコンピュータ将棋大会で優勝した激指の最新版はこちら。恐らく普通のPCで用いてもアマトップクラスの実力はあると思われます。
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【追記】
5月11日の朝に週刊将棋を購入し、早速読んでみたのだが、そのなかであっさりコンピュータ将棋のレーティングについての記述があった。floodgateでの激指のR点とfloodgateが将棋倶楽部24と比べてどうなのか?について。その話と上記はそれほど相違なく、あとはfloodgateと、将棋倶楽部24と、プロ棋士の仮想レーティングの整合性だけの話になりそうだ。リンクしているのだとすれば、既にトップクラス級の実力があるということになるのだろう。

とはいえ、本当なのかどうかはまだよく分からないので、そして週刊将棋のアマCOM第二戦の結果は参考になるはずなのでこれからしばらくは購入したいと思う。

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