三段リーグで宮本さんと星野さんが上がって思ったこと。


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さて。

三段リーグがこの週末土曜日に最終節を迎えて、上位にいた星野良生宮本広志があがりました。特に話題になったのが、前期(http://www.shogi.or.jp/kisen/shourei/sandan/53/index.html)の最終局で、鈴木元三段との負けたほうが死ぬという鬼勝負を乗り越えた宮本広志が凌ぎに凌いで四段になったことです。

星野良生さんは超速の開発者?発案者?ということで有名ですね。

この前のポナンザとの対戦に元三段の方が何人も出ていて、かなり惜しい戦いをどの方たちもみせてくれました。そして実際に数値的な事実として、プロの一番低い所よりも高い実力を示しているということがあります。

Twitter上で見て確かにそういう見方もあるよなあと思ったのは、すごく良い素材が冷蔵庫で賞味期限を迎えて捨てられていく、料理として活かされずに…という話です。

将棋が若い人に深く受け入れられていくためにはプロになる道というのが狭すぎないことは一つのポイントかもしれません。もちろん、プロになっても食えないと意味が無いところではあるのでさじ加減が難しいですが。

現行の奨励会制度は制度疲労を迎えていることはみんな分かっていても改善策も難しい所だとは思いますが、どうにかならんもんですかね・・・と毎回思ってしまいますね。

特にあのポナンザ戦での元三段たちの人気ぶりを見ると。

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全勝は谷合廣紀と石井健太郎。第53回奨励会三段リーグ戦

超久しぶりに三段リーグについて書きます。

まずは概況から。参加者は35名。参加者の平均年齢は今暗算しましたが21.1歳ですね。(もちろん嘘です…エクセルに貼りましたw)

次点持ちは、22位の福間健太24歳、5位の石井健太郎20歳、そして前回次点の宮本広志27歳。

最年少は、森下門下の増田康宏三段で15歳。次が16歳で黒田尭之三段。こちらは畠山鎮門下。

最年長は次点持ちの宮本三段。次が知花くらら・・・じゃなくて知花賢三段で26歳。所司門下。この前の名人戦の記録係をやっていましたので、名人戦・順位戦速報に入っている方はその姿を確認できます。なんというか、威風堂々、という貫禄の佇まいでしたね。

そして26日に5・6回戦が行われた結果、タイトルのとおり、谷合廣紀三段と石井健太郎三段が全勝をキープしました。

谷合廣紀さんとは何者か?とおもい検索してみると・・・一番最初に出てきたのはこちらでした。

A級到達 16 谷合廣紀くん(羽生先生に平手で勝った少年)
http://ameblo.jp/xonw/entry-11314165234.html

順位戦データベースの奨励会の成績でみるとこんな感じです。
http://www.ne.jp/asahi/yaston/shogi/syoreikai/3dan/kojin/geneki/193_tani_.htm

三段リーグはここまで指しわけ程度。級位者のときは、3級と1級がやや長いですが、入品以降は初段・二段は一気に開花した感じですね。

三段リーグも3期の足踏みで地力を蓄えて今期爆発中、という感じ。ただし長丁場ですのでまだ油断は禁物ですね。

石井健太郎三段は級位者時代は安定的に勝ってますね。有段者になってからは着実に歩みを進めているような印象です。三段リーグも6割弱勝っているので年齢とあわせて考えるとそのうち上がれるのではないか?という気がしますね。

期待の星?増田康宏三段は4-2です。惜しくも中学生プロは逃しましたが、この昨今の恐ろしいぐらいにレベルの高い奨励会でこのスピードは驚きの一言。三段リーグも壁というよりは順位の差、という感じで2期での勝率も六割超えていますので、今期か来期にはぜひ上がってほしいところです。

基本的には全勝で上がるというケースはほぼないので、この6局の結果だけでは誰が上がるかは全くわかりません。しかし、上記の記事を読むと、谷合廣紀三段にはがぜん興味がわいてきますねー。

長手数の詰将棋作家のプロ、というのはその終盤力を証明しているようなものなので、何かと通りが良い気がしますね。そして右玉というのが気になりますw

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千田翔太三段、最終節待たずに昇段!二番手は超混戦!第52回奨励会三段リーグ戦。里見香奈初段は?

千田翔太三段が、3月9日を待たずに昇段を決めた。成績・年齢から考えるとここからの活躍は相当期待できると思う。

一級時代にやや停滞しているが、ここで将棋の質がアマとプロの違いのように現れるのが入品であり、しかも年齢的に12歳13歳ぐらいで入品しているのだからその才能は抜きんでているといえよう。

三段リーグ入りも15歳とはやく、しかも初参加のリーグから前期までの5期で一度も負け越しがなく、三段リーグの勝率が6割。四段昇段後の通算勝率は残り2つを負けたとしても6割3分ぐらいの仕上がりになる。

奨励会時代の勝ち負けの傾向が、プロ入り後の傾向と似ている、とくに三段リーグの成績と傾向が順位戦の成績に相関していると私はみているのだが、非常に安定的に勝っており、しかも得意としているのが力戦の居飛車ということで、森門下らしい?力強い将棋と抜きんでた終盤力を見せつけてくれそうだ。

奨励会時代の成績で目を引くのは、連勝連敗タイプ・・・ではなく、安定型+連勝タイプという雰囲気。先手番は無難に勝ち、後手番は独自の作戦を磨いて、勝ちまくる…という展開を期待したい。

二番手は超混戦。5敗が4名、6敗が3名。五敗者の順位が高いので、7敗勢は届かない。順位1位の宮本の当たりを考えると、無難に宮本が上がって順位1位・2位のワンツーフィニッシュになる可能性はありそう。

同じく森門下の竹内雄悟は次点持ちであり、初戦の井出戦が双方にとっての鬼勝負。勝てばフリクラ権の獲得が見えてくる。ただし、井出隼平都成竜馬の両名の順位が良いので2つとも勝って届くか?というところ。(井出隼平に勝っても、宮本広志都成竜馬がそろって連勝すると順位の関係で3位に入れない)。

個人的には、森門下の二人が入って、宮本広志が二番手でゴールというのを予想しておく。

なお、里見香奈初段の例会の結果は連勝だった。



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千田翔太首位キープ!第52回奨励会三段リーグ戦の結果。里見香奈は・・・

久しぶりに三段リーグなど、奨励会について。

順位表はこちら→http://www.shogi.or.jp/kisen/shourei/sandan/52/index.html

トップは関西大所帯部屋の森信雄門下、千田翔太。残り6局あるが、11-1で順位2位は相当有利。また直近の三段リーグでの実績から言っても、昇段の可能性はかなり高くなった。

二番手は田丸門下の井出隼平。こちらも順位5位、10-2と、負けが少なくスタートの順位が高いという昇段パターンにハマっている。三番手は順位一位の宮本広志。3敗だがここからの負けをどこまで押さえ込めるかで順位の差が効いてくる展開に持ち込めるかどうか。

基本的には、順位戦や三段リーグというのはトコロテン方式である。強いものから順番に抜けていく。多少の運不運はあるものの、腐らずに粛々と精進することで必ず順番にチャンスが巡ってくる。

四番手には谷川浩司門下の都成竜馬がいるが、この辺り四敗勢はレースタイムが掛かった時に、ハナ差の勝負に持ち込めるかどうか?というところ。

こういう接戦で抜けてくる棋士は往生際というか土壇場というかそういう局面での強さを発揮するので棋士としては注目に値するが、そういう展開が来なければいけないという前提条件がある。

順位四位だった増田康宏三段は残念ながら順位を大きく下げそうだ。とはいえ、豊島将之や山崎隆之も三段リーグではこういう不安定さを見せていた気がするので仕方ないだろう。18歳までには上がって欲しいとは思うが。



さて。次に里見香奈初段。関西奨励会の星取表を昨日みると、12-4での昇段の目がありそうだった。ただしこの週末の対局結果が反映されておらず、どうなったのかな?と気になっていたのだが、今みてみると反映されていた。

結果は連敗。この連敗は痛い。仮に連勝だったら二段昇段はかなり確率の高いものとなっていたからだ。これで9-4なのでのこり3連勝が必要となった。しかし今年中には二段になれそうな気がするのだがどうだろうか。

将棋に賭ける情熱は決して冷めることがなさそうなので年齢制限にさえ引っかからなければ、四段になれるのではないか、という気がしている。最近は特にその想いが強くなっていて、周りがそのように認めるようになるとまたすんなりと行けるのではないか。

それは八百長などとは違う、人間の無意識化の選別、というか。ともあれ、女流棋士のなかでは既に無敵状態であることは間違いないので、是非女性初のプロ棋士になってほしいものである。


最近Kindleで本を読んでるのでKindleの無料本を紹介w これはまだ私も読んでいないなあ。

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第50回奨励会三段リーグ(ラス前)&増田康宏、遂に三段!

第50回奨励会三段リーグはいよいよラス前まで終わった。

トップを走るのは、畠山鎮門下の斎藤慎太郎三段、18歳。ライバル関係でいうと佐々木勇気のライバルだろうか。順位も5位とよく13勝3敗。残り二敗でも相手関係で上がる可能性があるので相当に有利。とはいえ勝つつもりだろう。

斎藤慎太郎は今期で三段リーグ8期目。三段リーグでの通算勝率は2-1ペースに近い。今期を含む後半四回は全て昇段レースに絡む展開で次点も一つもっていることを考えるとプロ入りはほぼ確定とみていいだろう。三段リーグでの安定度は順位戦での活躍に相関するので、注目株。

二番手を走るのは青野照市門下の八代弥三段、こちらは17歳。同じく13-3なので、二敗しても上がれる可能性はあるが、順位が悪い(15位)ので三番手の宮本広志(2位)にかわされる可能性がある。

その他の昇段候補でいうと、次点持ちの二名、5番手の竹内雄悟(31位)、6番手の石井健太郎(1位)だろうか。2勝して二個目の次点をゲットするかどうか。

特に所司門下の石井健太郎は、ムラッ気の少ない、安定度のあるタイプのように思われる。年齢も若いので次点2個で上がるかどうか、悩むところではないか。現在の三段リーグではトップクラスであることは間違いない。

竹内雄悟は年齢との兼ね合いもあるので、フリークラスだとしてもなんとしても上がりたいだろう。失礼な話ながら年齢的な伸びしろを考えると、10期でさしわけぐらいの成績なので上がった場合にも、それなりに苦労しそうだが、棋士になれないことの苦労を考えれば…という。

今は常に四名以上安定供給される四段が、C2クラスの三段リーグ化を促進しており、長時間将棋への適性が相当ないと、最初の順位が最下位から始まるという事実がかなり重くのしかかる。4-5でも降級点を食らう可能性がある。

棋風的に長時間制向きの将棋ゆえに三段リーグで苦戦した、とかでないかぎりは三段リーグでの成績は順位戦での成績に相関している。勿論、若くして抜けた場合の成長度合いは加味して考える必要はあるが。

そして恐ろしいことに、恐らくはコンピュータは三段リーグを超えるレベルに、位置している。その事実が今後親御さんが将棋を子供に教え込むことにどのような影響をおよぼすのか?は一人の親として興味深く見ていきたいところだ。

そういえば、三段リーグ以外のところは…とみてみると、なんと遂に森下卓門下の14歳、増田康宏二段が三段リーグ入りを決めていた。タイミング的にもばっちりで、次期への調整期間ができた。師匠の森下卓曰く「終盤は自分より強い(うろ覚え)」とのことなので、相当に期待ができる。

天才の系譜という意味でいうと、羽生善治(・渡辺明)の次は増田康宏の可能性がある。渡辺明が谷川浩司のポジションなので、次の覇権という意味では増田康宏だろう。恐らくは、今の若手で意識をもって将棋に取り組んでいる棋士たちは、増田康宏世代の脅威を背中に感じながら精進している。


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