今日の見所 4/20(金)

4月20日(金曜日)の注目対局は以下の通りです。

王位戦 挑決リーグ 松尾歩vs近藤誠也
前期の成績は以下の通り。
松尾歩 20勝19敗 勝率0.513
近藤誠也 35勝15敗 勝率0.700
前期の成績では近藤が高いが、レーティングでは松尾の方がやや高い。

横歩取りの最新形を予想。

棋王戦 予選 藤井猛vs佐藤紳哉
前期の成績は以下の通り。
藤井猛 16勝15 勝率0.516
佐藤紳哉 9勝18敗 勝率0.333
前期の成績では藤井の方が高いが、過去の対戦成績を見ると佐藤が勝ち越している。期待勝率でも72%と佐藤が高い。

藤井の角交換振り飛車に佐藤の持久戦を予想。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 松尾歩 近藤誠也 藤井猛 佐藤紳哉

今日の見所 3/15(木)

3月15日(木曜日)の注目対局は以下の通りです。

順位戦C級2組 三枚堂達也vs藤井聡太
三枚堂達也 38勝18敗 勝率0.679
藤井聡太 59勝11敗 勝率0.843
期待の若手二人の対決。過去対戦YAMADA杯では三枚堂が勝利しそのまま優勝している。最近、藤井の話題が多いが、レーティングでもそれほど差がなく、三枚堂勝利もあり得る。前回の将棋との比較で藤井聡太の成長度合いもわかるだろう。三枚堂にとっての唯一懸念点は、やや勝ち星が早指し戦によっている印象があるところだろうか。藤井聡太が先手なので三枚堂の横歩取りを予想しておく。

順位戦C級2組 佐藤紳哉vs大橋貴洸
佐藤紳哉 9勝15敗 勝率0.375
大橋貴洸 41勝11敗 勝率0.788
初対決の両者。まだ1勝で降級点が決まっている佐藤紳哉と7-2の大橋の対戦。大橋は現在5連勝の上、レーティングでも佐藤を大きくリードしている。どちらも来期のために一枚でも上の順位を確保しておきたい所。大橋の先手で角換わり系の将棋を予想。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 三枚堂達也 藤井聡太 佐藤紳哉 大橋貴洸

今日の見所 2/9(金)

2月9日(金曜日)の注目対局は以下の通りです。

順位戦C級2組 佐藤紳哉vs黒沢怜生
佐藤紳哉 4勝14敗 先勝率0.222 後勝率0.250。
黒沢怜生 21勝14敗 先勝率0.600 後勝率0.579。
現在、6連敗中の佐藤。黒沢も連敗中ではあるが、今期は大きく勝ち越している。
レーティングでも黒澤が高く、黒澤優勢で行くのか。

順位戦C級2組 遠山雄亮vs井出隼平

遠山雄亮 19勝13敗 先勝率0.529 後勝率0.643。
井出隼平 19勝17敗 先勝率0.765 後勝率0.278。
初対戦の両者。レーティングでは遠山が高いことから遠山有利か。

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Tag : 佐藤紳哉 黒沢怜生 遠山雄亮 井出隼平

今日の見所 12/18(月)

12月18日(月曜日)の注目対局は以下の通りです。

王座戦 一次予選 佐藤紳哉vs永瀬拓矢
佐藤紳哉 4勝13敗 先勝率0.222 後勝率0.286。
永瀬拓矢 28勝6敗 先勝率0.933 後勝率0.778。
佐藤は今期大きく負け越しており、現在5連敗中。対する永瀬は11連勝と(その後、先日負けているものの)勢いがある。
レーティングでも永瀬が大きくリード。順当に永瀬か。

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Tag : 佐藤紳哉 永瀬拓矢

人間、連敗。電王戦第二局、やねうら王対佐藤紳哉

昨日は第二回電王戦第二局があった。対局開始からじっくりと観れる日であり、私にとっては第二回電王戦の初日…みたいなものだったのだが、結果はまたしても人間の完敗。

色々書きたい感想はあるのだが、時系列で簡単に振り返りたい。

まずは当日の朝。対戦前の騒動はあったが、対局を楽しみたい気持ちは変わらなかった。

対局開始前に私はTwitterで「とはいえカツラを被って来るんじゃないの?」みたいなことをつぶやいたが、とんでもなかった。そんなショウなんかではなかったことを一撃で思い知らされた。

佐藤紳哉プロの眼差しというか表情が、真剣とかそういうレベルのものではなく画面越しにも普通に怖さが伝わってきた。怖い人だな…と私は思った。羽生世代のノリに慣れ切っていた私には新鮮な驚きだった。街で前からあの眼差しの人が歩いてきたら、確実に道を譲るレベル。

しかも後で出てきた棋士たちや観戦の飯島さん木村先生曰く普段からああいう感じだという。順位戦速報の写真でよく夕食休憩中も考える佐藤紳哉プロの姿を写したものがあったが、そうかこういう表情で読みふけっていたのかと感心した。

写真では写し出さないもの、映像では映し出さないもの、実物でなくては伝わらないもの…三者三様にあると思う。そしておそらく文章にしないと伝わらないものもあるのだろう。

そういう意味では、あの第二局は佐藤紳哉というプロの勝負に臨む際の姿を万人に知らしめたということだけで、有意義だったのではないか。

そして初手。まさかの端歩。勿論無い手ではない。しかし完全ランダムで出る手なのかはわからない。出現頻度が過去のデータベース上の存在している比率に関連するようなロジックが組まれていれば、かなりの奇跡的な事態だと思う。

これを見て挑発とは言えない、普通の手であるという話もあったが私は挑発行為ととるかもしれない。もし人間にやられた場合は。勿論、一見同士の戦いの時に相手が振り飛車党かどうか?を見るということも以前はあったが、最近は少ないと思う。

先手のやねうら王は端歩を突き越してノーマル四間飛車に構えた。先手番でこの作戦を取る人はプロではもう二三人しかいない。

プロとしては平均的なレーティングを持つと思われる佐藤紳哉プロを相手にして、ノーマル四間飛車で勝てる人間はどれだけいるだろうか。

私はこの電王戦のようなコンピュータ将棋ソフトとの戦いが始まった当初から、この対抗系が出現するのを心待ちにしていた。

図らずも、第一回戦の菅井プロが飛車を振り、第二回戦ではやねうら王が振ってくれたことで、表裏両方見ることができた。

そして最も人間とコンピュータ将棋の実力差を測りやすいと考えていたコンピュータのノーマル四間飛車にプロの居飛車穴熊。しかも持ち時間は五時間。これでプロが敗れるならば、その負け方にもよるが、相当にコンピュータ将棋ソフトが強いということになる。

序盤のやりとりは人間の目で見た限りは人間側、後手側が十分な体勢に見えた。しかし、そこから中盤で人間のミスを咎める形でクルリと形勢が入れ替わった。

桂馬を丸得した時には、これは勝つべき将棋になったと私は考えた。こういうシンプルな駒得を勝利に結びつける技術を高精度でもっているのがこのプロ棋士達なはずだから。

しかし、幾つかの構想上の疑問と、手順前後、▲8三飛車という悪手…などにより、穴熊の強みが生きなかった。投了図が示すのは圧倒的な力の差だと思う。

第一回で一勝しただけでそのあとずっと勝ちのない状況が続いている。そして今回の敗戦がコンピュータ将棋ソフトと将棋プロ棋士の実力の位置関係をしめしたと私は思う。

河口老師の「こりぁ、大山将棋よりも強い…」という言葉が真実を表していると思う。この河口老師の観戦記がとても楽しみだ。

平均的な強さのプロ、しかも居飛車党の居飛車穴熊に、ノーマル四間飛車のしかも美濃囲いで圧勝するとしたらその棋士の実力は控えめに見積もっても、プロのトップクラスにあると言えるのではないか。

次の豊島将之は棋界ではトップクラスの棋士であり、出場可能性がある棋士の中でも最も強い棋士である。要するにこことの対戦結果、その内容によって棋界のタイトルホルダーとの棋力差が明らかになるのではないか。

三浦弘行戦の再来になる可能性が高いのではないかと現時点では考えている。

気は早いが次回の電王戦をやるとしたらどのようにやるべきなのだろうか。タイトルホルダー勢ぞろいで二日制でやったとしても果たして全敗にまぬがれることができるのだろうか。

戦いの構図としてはまさにコロシアムの様相を呈してきた。無観客だが、バーチャル空間には無数の観客がいた。五つの戦いが終わった後に何が待っているのか、まだ私にはわからない。

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Tag : 佐藤紳哉 やねうら王