今日の見所 4/8(日)

4月8日(日曜日)の注目対局は以下の通りです。

NHK杯 佐々木慎vs増田康宏
佐々木慎 17勝16敗 勝率0.515
増田康宏 34勝13敗 勝率0.723
2017年度を7連勝で締めた増田。新人王戦での優勝経験もある昨年度のレーティング上昇値でも藤井聡太の次に高かった。卓越した終盤力で早指しは得意なタイプ。佐々木の振飛車、恐らく中飛車に最新型の作戦、角道を開けない端角を見せる展開を予想。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 佐々木慎 増田康宏

今日の見所 1/22(月)

1月22日(月曜日)の注目対局は以下の通りです。

竜王戦3組 中村太地vs佐々木勇気

中村太地 20勝10敗 先勝率0.500 後勝率0.765。
佐々木勇気 22勝11敗 先勝率0.667 後勝率0.706。
全体的には大きく勝ち越しているが、昨年タイトル奪取後に黒星が先行していた中村。逆に佐々木は昨年秋口より勝利を重ねている。レーティングではあまり大差のない両者。最近の調子で佐々木有利か。両者攻め将棋なので激しい展開が予想される先後どちらになっても中村太地の早繰り銀を予想。


竜王戦4組 佐々木慎vs西尾明

佐々木慎 13勝11敗 先勝率0.583 後勝率0.400。
西尾明 7勝12敗 先勝率0.500 後勝率0.333。
レーティングではさほど差がないが、過去の対戦成績では7勝3敗で佐々木が大きく勝ち越している。
直近でも佐々木が連勝していることから佐々木優勢は変わらないか。ただし西尾のソフトを活用した戦術に注目。

テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 中村太地 佐々木勇気 佐々木慎 西尾明

佐々木慎と書いて、「ささきまこと」と読む。知ってましたか?

佐々木慎と書いて、「ささきまこと」と読む。知ってましたか?

仲里依紗と書いて、「なかりいさ」と読む。知ってましたか?実写版の受け師さんをやっていた女優さんなのは知っていましたが、仲里さんだとばっかり思っていました。下の名前わかんねーなーって。

で、佐々木慎プロ。強いんです。もともとプロ筋の評価が高いのは噂で聞いてましたが、そんなに注目される感じでもなく。(失礼ですが正直にかくと)。

今見た時点で棋士レーティングとしては1628点。これは振り飛車党だけで並べるとかなり上の部類に入るのではないでしょうか。(あとで調べる)。

私自身が居飛車好きってこともありますが、あまり注目してなかったのですが、ここ最近の対渡辺明戦、対佐藤康光戦での激闘っぷりをみていてすごいなと。

ただ今期の携帯中継では全敗なんですね…。相手も強いですが王位戦の挑決リーグの白組では今のところ全敗かな?

現在の棋士レーティングのランキングでは41位。ここより上に何人の振り飛車党がいるか?ですが…。

まず7位の1788点に久保利明がいいますね。ここは現時点棋界最高峰の振り飛車。次に研究パートナーである菅井竜也が18位1733点。広瀬章人・永瀬拓矢というやや居飛車寄りの作戦も指す二人が20位21位に並んでいます。(1728/1727点)。

大御所の藤井猛プロが23位1718点。34位にダニー新人王の時の相手横山泰明が1651点でいますね。続いて34位に鈴木大介、35位に高崎一生、38位に戸辺誠ときて、佐々木慎が来るというわけです。

よって振り飛車党ではピッタリベスト10におさまる感じでしょうか。見逃してる振り飛車党がいるかもしれませんが、棋界トップ10に入る振り飛車の名手、というとかなりすごい感じじゃないですか?日本でトップ10、世界でトップ10の名手です。

中終盤の粘り強さもさることながら、序盤で居飛車のトッププロに全く作戦負けしないのが凄いなーと思います。このへんの戦術は菅井竜也・永瀬拓矢方向とはちょっと違っていてどちらかと言えば、横山泰明プロの丁寧さや、高崎一生プロの玉頭戦での強み、みたいなものに近いような気がします。

正直あまりじっくり将棋を見たことがなかったので、今後はちゃんと観ようと思いました。携帯中継はこういうことの機会になるので良いですよね。


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Tag : 佐々木慎 行方尚史

第72期順位戦の昇降級、名人戦挑戦者の予想

さて、4/22に公開された対戦表を元にして、順位戦の予想をしたいと思います。以下、勝手な予想なので当該棋士のファンの方は怒らないでくださいね…。

【A級】挑戦:渡辺明、降級:谷川浩司、久保利明

A級の挑戦者はとりあえず名人がどっちになっても、渡辺明三冠でしょう。もうそろそろ出てきてほしいという期待も込めつつ。

降級は残念ながら谷川浩司先生。公務と対局の両立を思うと、また在籍者の年齢を思うとここは仕方ないような気がします。

もう一人は振り飛車党の久保利明先生を。順位とあとは居飛車党がマジョリティということで。



【B1】昇級:◎豊島将之、◯木村一基、△丸山忠久、▲山崎隆之

総当りなので総合力が問われるクラス。順位が関係無いようでいて関係している。かつ、昇級ラインが全勝ではなく2-4敗で決着するのもこのクラスの特徴。

未来の名人候補、タイトルホルダーということで豊島将之をまずはあげたい。混戦になるので順位が悪くても問題ない。前半全勝で折り返す可能性もある。

もう一人が悩ましい。ポテンシャルでいえば広瀬章人を推したいのだが近年の伸び悩みが気になるところ。復調すれば対抗第一候補なのだが。

ということで、前期の行方尚史のような展開をイメージして、丸山忠久か木村一基を対抗にしたい。タイトル挑戦等の安定度でいうと丸山忠久だが棋風的に木村一基だろうか。

穴馬では常に山崎隆之に印を付けないわけにはいかない。

降級は悩ましい。総当りゆえの混戦が予想されるが、また振り飛車メインでいくのであればハッシーの連続降級もありえる。振り飛車党ということで鈴木大介プロも苦戦の可能性がある。

ただここでも年齢から考えると、基本的には高橋道雄、畠山鎮、飯塚祐紀あたりが苦戦しそうだ。



【B2】昇級:◎佐藤天彦、◯飯島栄治、▲稲葉陽・村山慈明

ここからは当たりの良し悪しが昇級に関係してくる。

昇級ラインは基本的には2敗まで。順位と近年の充実っぷりから佐藤天彦を本命とする。当たりもそれほどきつくない。(戸辺誠ぐらい?)

順位の良さと棋戦適性で飯島栄治を二番手に。ただし、最終戦で対戦が組まれている稲葉陽が対抗だろう。順位は悪いが昇級を賭けた最終決戦となりそう。

あとは村山慈明も当然絡んでくるだろう。村山・稲葉・戸辺は星の潰し合いがあれば飯島の可能性が高まる。抜け出す人がいればそれが飯島の相手候補となるだろう。

降級点の候補はやはりここも年齢の高いところが危ないと思う。



【C1】昇級:◎糸谷哲郎、◯佐々木慎・宮田敦史・片上大輔、▲斎藤慎太郎

最も激戦の可能性が高いC1。これは願望もあるが正直このクラスで見た時に頭ひとつ抜けてるはずの糸谷哲郎。ここはちゃんと上がりきってほしい。順位戦適性…とか言ってる場合じゃないです!><

佐々木慎は順位が良いのと当たりがきつくない(片上大輔ぐらい?)ので対抗に。宮田敦史、片上大輔も2敗ぐらいではゴールしてきそうなので順位が物言う展開か。

順位が中位より下には実力者が多いが潰し合いの取り組みとなっているのでそこの混戦を抜け出す馬?がいるかどうか?で昇級戦線に名乗りを上げる可能性はある。伸びしろでいうと斎藤慎太郎に期待したいところ。

降級点はやはりベテラン勢ですね。。



【C2】昇級:◎永瀬拓矢澤田真吾、◯佐々木勇気、▲阿部光瑠

全勝か1敗で上がるのが最近のトレンドですね。当たりの良し悪しの差が最も大きくなるクラス。

あとは順位が上位のメンツが上がるのが基本だろう。後方からぶっちぎったケースが前期の斎藤慎太郎だが基本は上位で。

まずは永瀬拓矢。居飛車を使うようになり、しかも当たりが悪くない。ここは期待出来そうだ。

そして澤田真吾。ここもそれほど当たりがきつくないのと、順位の良さ。安定の中終盤力。

佐々木勇気はそろそろ上がりたいところ。毎回善戦している横山がいるが直対がある佐々木勇気を上げておく。

穴馬としては阿部光瑠。ここは何が起こるかわからないが、順位戦にアジャストしてきたのでかなり期待できるのではないか。前回の電王戦にて、人類で唯一コンピューター将棋に勝った男(今のところ)。

降級点は…。

前期は3勝、13位まで点がついた。4-6であれば回避可能だが3勝だと順位が如何に良くても付く可能性があるということだ。この流れは今期も変わらないだろう。回避するためには四勝が必要となる。

逆にいうと相手関係、及び実力から三勝止まりになりそうな棋士に降級点が付くこととなる。

基本的にはベテラン勢で7-8個付きそうな雰囲気。残りの1-2個を順位が低い四段のところで分け合う形だろうか。

順位戦といえば河口俊彦、通称老師のを一度は読んでほしいですね…。

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Tag : 渡辺明 豊島将之 佐藤天彦 飯島栄治 糸谷哲郎 佐々木慎 永瀬拓矢 澤田真吾 佐々木勇気

ニフティ(二歩)第54期王位戦挑決リーグ白組、渡辺明三冠vs佐々木慎六段

結論から書くと、二歩の反則にて渡辺明三冠が勝ったわけですが最終盤は詰んでいたような感じなので逆転負けではないと思います。ただ難解な終盤だったので後手の細い攻めがつながっていた可能性もあったような気がします。

久しぶりに渡辺明三冠の玉の凌ぎが見れたので面白い将棋ではありました。

プロの二歩とは恥ずかしい…という気は正直全然していなくて、古くはNHK杯での二歩やらJT杯での二歩もありました。高段のプロ、タイトルホルダークラスでも二歩をやってることもありますし、時間切れ負け、二度指しやら角が駒を飛び越えたり、違うところで成ったり。

色々な反則が特に強い人なのに起こるところが面白いです。佐々木慎プロも振り飛車党の中ではかなりの実力者です。

戦型はゴキゲン中飛車からの4筋で銀が向かい合う形に。ここから穴熊を選択するか急戦を志向するかで好みがわかれますが、渡辺明三冠は穴熊を志向しました。

ただ7六の歩をかすめとられる展開でその代償を求めるために金を一枚上部に進出させているため、それほど堅い囲いではありません。後手は木村美濃に組みますが、7三の歩が動かせない(先手の6五の金と7五の歩がいばってる)状態で、ここが負担になるかどうか?が戦局の分かれ目という感じ。

後手が苦しいながらもと金をつくり、金三枚でなんとかしのいでいるように見えた97手目、▲8六桂が攻めの継続を図る手で、持ち駒の豊富さもあり、ここではまだ先手ペースのような気がする。序盤の七筋六筋は屈服する形になったが、8筋の歩のみ8五の地点に残っていた利点が出ました。

ここまでが中盤戦で玉周辺以外の駒は双方捌けており、先手居飛車の1九の香車のみ残っていて、3四の地点で先手の銀が遊んでいるのでそういう意味でも後手も頑張ってる気はしました(冷静にみると先手ペースではあるが、という意味)。

ここからの玉頭戦がすごかったです。この玉頭戦は是非見てほしいところですが、渡辺明三冠の逃げ方がまさに大胆不敵で、それに釣られるように後手の佐々木慎プロも強烈な勝負手で迫ります。

先ほど感想戦のコメントを見ましたが、最終盤先手玉は必死であとは後手玉が詰むかどうか?という局面で、先手が物量で迫るのですがよりもそうもなかった玉があっという間に詰んでしまいました。

最善の逃げでは超難解な手順があったようですが本譜は詰んでるかどうかは分からないまでも一本道で最後二歩で終わりましたが他のコマで受けてもどうやら詰んでる感じです。

後手の終盤での玉頭戦の手順では、もう少し違う方法もあったようで、厳密には後手勝ちになっていたかもしれない、というニュアンスも感じました。

私の棋力ではちょっとなにがどうなっているのか?というのはわからず、どっちを持っても負ける自信のある最終盤でとてもおもしろい将棋でした。



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