20121116の夕飯と、しつこく指した振り飛車で勝ったハッシー


人間に勝つコンピュータ将棋の作り方
将棋(菊池寛)

生牡蠣二個、刺身盛り、マグロの焼き物。飲み物はビール、そのあと日本酒三合ほど。正確にはもっと飲んだかな。バイトの女性のやさしさ?次第で分量が異なるのは世の常。常連じゃなければ、「山盛りで」と言えるんですが、常連となるとなかなか言えない…。イチゲンな店で、店の様子をみて行けそうなときには「山盛りで」と言いますが、シラフではなかなか言えないですね。

さて、昨日はAKB…じゃなくてA級のハッシーvs三浦プロがありました。

というか、AKBネタは多少ウケが良かったみたいなので、またふざけたネタをたまには書きますが、真面目な方からは不謹慎である、とおもわれるかもしれないのが悩みどころですね…。

ハッシーは振り飛車を指しすぎである、と私は書きましたが、それを観たわけでは勿論ないですが、しつこく振り飛車にしていました。またこれか…と思ってしまいましたが、結果は幸いしました。

将棋棋士というのは頑固な生き物で、自分がこうと決めたものを貫く傾向があるように思います。逆にいうと、それぐらい強い確固としたものがないと棋士になれない過酷な世界なんでしょうね。





将棋世界Special「谷川浩司」 ~光速と呼ばれた男~
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ハッシーvs羽生善治の激闘(竜王戦一組R戦二回戦)

将棋連盟の携帯中継ってあるじゃないですか。あれで3/25の日曜日に再放送?(過去の対局のピックアップ放送)があったんですよ。

やや古いけど、割りと注目される対局が土日には割り当てられることが多いです。当日対局が無いことが多いので。で、今日はなにかなーと思ったら奥様、ハッシー羽生善治の、あの竜王戦一組のランキング戦が再放送されてましたのよ!

ハッシーはこれで竜王戦のランキング戦で二連勝じゃないかな?対羽生善治2連勝って渡辺明ぐらいしか、最近では観たことないような気がする。

話はそれますが、携帯中継、課金が面倒なんですよね。毎月課金とか。どのみち毎月課金するので、1年パックで60日プラス特典などをつける(麻雀の天鳳が今そういうキャンペーンをやってます)とかやってくれないかしら。

さて、肝心の対局ですが、ハッシーの先手で、ハッシーシステムが発動されます。これは古くは谷川浩司や深浦康市が用いていた作戦で、二人がなぜ用いなくなったのか?は不明ですが、石田流が専門化しすぎたのでしょうか。普通に石田流を受けられても、辛いということなのでしょうか。


さて、将棋は先手の三手目▲6六歩から相矢倉に進みます。羽生善治プロは常に何かしらのテーマをもって対局に臨んでおり、今回は相矢倉の△3七銀と打つ将棋を目指していました。ちょうど先後違いでNHK杯の決勝を渡辺明と戦った形、といえばわかるでしょうか。

前々or前記の順位戦ぐらいからホットなテーマ図になっている将棋で、後手が先手の猛攻を受けつつ、入玉含みで戦う意思の現れとしての△3七銀。相当勇気のいる手ですが、初期は後手もかなり善戦していた印象がありますが、最近は角換わりの後手番のような辛さも感じているところ。


後手としては、△3七銀をどのように活用するか・できるか?がひとつのポイントで、大抵は△2六銀成(不成)とする事が多い。意味としては。成は攻めの催促。桂馬を取られないように▲3三歩と叩いてくるタイミングを後手が握るという意味。不成は含みを持ちつつ銀の機動力を確保し(銀のほうが成銀よりも機動力がある)、かつ△3五の歩を銀で支える(心細い支えだが)というところか。

本譜の後手、羽生善治の選択は△3八香車だった。銀打ちに引いた飛車を追うために更に持ち駒投入。歩は打てないし、金駒は合っても勿体無い。とはいえ、「下段の香に力あり」の香車をここにぶっこむのは、相当に勇気のいる投資だと思う。前例は南芳一vs森下卓らしい。順位戦なので後で見てみる。

本譜は▲3三歩の叩きに△3一金と引いた。個人的にはこういう効かされが入って勝率が高かったためしがないのだが、取りきれる寸前の桂馬なのでやりたい気持ちはよくわかる。ましてや羽生善治の手だ。

本譜の手順で一番感心したのが、二筋の歩の折衝。暴発しそうな、攻め込みそうな局面から、じっとイヤラシく迫ったのが勝因ではないか。ハッシーは受けに強みがあり、それに自信を持っている。先日来期活躍しそうな五人としてあげた面々の多くが木村一基的なぎりぎりの凌ぎにも強みをもつ棋士たちだ。

少し呼び込んでからカウンター、というか将棋は押したり引いたりである、というところを理解しつつ、相手が誰であろうとグッと堪えて溜めるというのが重要であることを勉強させてもらった。

91手目の▲3二歩成がハッシーのセンスの良さ、筋の良さを表す軽手。この手で先手の優勢が確保されたように思う。ただし、週刊将棋でも開設されていた展開で、まだ難しかったらしいがああ進めば、泥仕合っぽい感じで、後手はかなり食らいつくが、ハッシーとしては得意な展開であり、それをハブセンサーが捉えて回避したと見ることもできるのではないか。

101手目の▲2三香もハッシーの筋の良さが出ている手。基本的に龍を逃げる手は考えていなかったように思う。107手目の▲6一歩成で、コンピュータ同士であれば先手が勝ちそうな、先手が優勢そうな局面を迎える。しかしそこからの羽生善治の追い込みがすざまじい。

まるでNHK杯決勝の羽生善治vs渡辺明を見ているような、迫力の後手の追い込み。ただし、届かなかった。羽生善治・渡辺明という現役棋士トップ2の二人が相次いで敗れたことをもって、この△3七銀の辛さが出てきたように思う。

後手番の救世主だったゴキゲン中飛車が、ついにワクチン製造されてしまった感があるのと同時に、後手番作戦の閉塞感がまたもや出てきたような気がする。

ハッシーのA級についていえば、先手番であれば勝ち越しそうだし、後手番でも何かしらの秘策は用意するだろうし、受けと凌ぎの妙技を見せてくれそうな期待を感じる。何しろあの羽生善治に二連勝しているのだから。


イカガ?(´・ω・`)つ 木村の矢倉 急戦・森下システム

これはおそらくシリーズ化されての刊行と思いますので、全部揃えたいところです。

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