第82期棋聖戦五番勝負第1局 ▲深浦康市-△羽生善治


相掛かりを志向する先手にそれ以外で、という後手。であれば横歩ではなく矢倉で行きましょう、ということで▲6六歩を指したところで、後手の羽生善治棋聖の方針は急戦に決まっていたのかもしれない。

先手の早囲いを咎める急戦策でもあり、一旦は受け止めてから反撃しようという方針に転換したのが25手目。

32手目で早々と開戦。玉の位置は同じ、金の位置は後手のほうが急戦向き、攻め駒の働きも後手のほうが良く、主導権を握った後手のペースで始まった。

銀が捌けてから「羽生ゾーン」2七に金が打たれて、飛車か角をゲット出来ることが確定したところでは、玉形が整わない先手としては生きた心地がしない。

5九にその得た飛車を打ち下ろして後手勝勢、となった。

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本局をみてもそうだが、組ませると手ごわい深浦に対して、羽生棋聖がその強さに敬意を表する形で、相手の相撲にさせないという展開がこの後も考えられる。

分水嶺は前期で過ぎている…のかもしれない。



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