電王戦最終局戦型予想&必見!【非公式】第2回将棋電王戦 第5局 PV【第四局部分差し替え】

さて。いよいよ第二回電王戦、第五局▲三浦弘行vs△GPS将棋があとほんの五〇時間ぐらいで始まりますね…。

そろそろ呑気な私でもニコファーレに並ぼうと思っています。当然今回の第五局はニコファーレ開場前に並びが出るだけではなく、開場とともに立ち見が出るぐらいの盛況は確実ですので、私立幼稚園のお受験程度にはみなさん、並んだほうがいいとも思います。安全なのは今晩の終電でギロッポンに向かう…ことでしょうか。

第二回電王戦最終局「▲三浦弘行vs△GPS将棋」戦を前にして、公式PVを観ることが日課になっている将棋ファンは多いと思います。

こちら↓ですね。
第2回将棋電王戦 第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 PV

これ、冗談抜きで見てるだけで鳥肌が立ちますし、泣けてくるし、脈拍数があがってくるし、MuseというバンドのInvincibleも凄くいいし。

Museって日本で人気が出たのはそのPVが面白いから、っていうのがありましたね。映画のエンディング・テーマとかもやっていて、兎に角音楽のスケールがでかい。日本人にも受け入れられやすい、ちょっと泣きのあるメロディというか。

それがこのPVにモロはまりするんですよねぇ。泣きの展開からの第五戦の紹介での盛り上がり。そして静寂からの米長邦雄、という。これ本当にまだ見てない人は、電王戦最終局みるつもりじゃない人こそ見て欲しいです。たかだか数分なんですが、今までのダイジェストになっていますし、これみたら多分今晩からニコファーレに並ぶことは間違いないです。

そして公式PVはもう少なく数えても256回は見たなあという人に送りたいのが掲題の非公式PVです。公式PVの若干のというか唯一の不満点は、泣きの山場である、塚田泰明プロのあの対局後の泣きが入っていないことですよね。

…それが奥さん、ここにあるんです!入ってるやつが!

それがこちら↓です。
【非公式】第2回将棋電王戦 第5局 PV【第四局部分差し替え】

これ見たらどんなに涙腺が固い貴方もウルッときて、土曜日のデイトの予定コースを六本木ニコファーレに変えて、終日朝から晩までニコファーレ。ランチは六本木交差点付近の富士そば、にFIXするはずです。彼女もきっと理解してくれるはずですよ。富士そばでは冷やしたぬきのたぬきを別盛りにしてもらうのがオススメです。そしてすこしずつかけて食べればさくさく感が失われないですよ!彼女も感心してくれるはずです☆

こちらの【非公式】第2回将棋電王戦 第5局 PV【第四局部分差し替え】ですが、ほぼ公式版と一緒です。唯一違うのが、第四局の塚田コメントが入っているところ。

本当に公式と一緒なんですが、その四局差し替え部分だけ盛り上がりが増えてますので当社比125%で泣けます。涙の量で測りました。冗談抜きに( ・∀・)イイ!!

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そして少しまじめに戦型予想です。

第二回電王戦、第五局▲三浦弘行vs△GPS将棋。先手三浦弘行プロが目指すのはまずは矢倉でしょう。これは間違いないと思います。第二候補は角換わり。個人的にはコンピューター将棋の切れ味が出る角換わり型は見てみたいです。その上で三浦弘行プロに勝ち切ってほしい。無茶なこと言ってますが、アンチコンピュータ戦略じゃなくて王道で勝ってほしい。

もう一つの期待は対抗型なんですよね。対抗型か横歩取り。要は二手目に△3四歩という展開。三手目に▲2六歩。そういう展開の将棋も見てみたいです。要は普通の定跡型を観たい。

というのも、これまでの第一局から第三局まで正直序盤が酷かったので勿論人間はその3つで1-2と負けましたが、負け惜しみみたいですが、まあ勝ってたわけです。勝ってたは言い過ぎだとしても、勝つべき将棋だった。或いは勝てる将棋だった。棋理としては人間がミスらなければ勝てる将棋だった。ということです。

勿論A級棋士でも名人でもあそこから負ける可能性はあります。伊藤英紀さんが言うようにあそこからでも名人が負け越す可能性も理論上はありえます。ただ、私が思うA級棋士、名人、タイトルホルダーってそういう人たちじゃないです。ああいう将棋から理論上、確率的には負ける可能性はゼロではないでしょうが、基本勝ち切るはずです。

そうなると、また拙い序盤で三浦弘行プロと対峙した場合に第一局の阿部光瑠戦のような展開になってしまいそうです。それはそれで勝敗という意味では盛り上がるとは思います。2-2の1引き分けということで完全引き分けなので。

しかし、どうせ団体戦の数字として引き分けるとしても、最後はきっぱりすっきり勝ってもらって、「プロ棋士は本当強いんです」って桜庭のようにリング上で叫んで欲しいんです。

参考→「プロレスラーは本当は強いんです❢/桜庭和志/闘いとは?/98,

というわけで、戦型予想は矢倉>角換わり>横歩取り>対抗型、というかんじでお願いします。

三浦弘行プロが勝っても負けても「号泣する準備はできていた」って感じですね。。決着したら人目をはばからずに、号泣します。…多分自宅か行きつけの飲み屋にいると思いますが…。




Museのinvincible
InvincibleInvincible
(2008/01/13)
Muse

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はこれです。








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電王戦観戦記(第一戦から第四戦まで)をまとめました。

ここまでの感想をまとめましたので、念のためお知らせです。

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電王戦関連の記事第1戦から第5戦までのリンク】

プロ棋士は強いんです!人間圧勝!第二回電王戦、阿部光瑠四段vs習甦

佐藤慎一敗れる。第二回電王戦第二局▲ポナンザ対△佐藤慎一

【追記有】将棋の常識が変わる?詰まし屋一閃?! 第二回電王戦、第3局▲船江恒平五段vs△ツツカナ

【追々々記有り】引き分け:入玉に賭ける星 第2回電王戦第4局 ▲Puella α vs △塚田泰明九段
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また、電王戦関連というタグページからも見れるようにしました。

ちなみに昨日書いた記事に紹介した剱持松二棋士の活躍については以下の書籍が詳しいです。とてもおもしろいので是非読んでほしい一冊です。(観る将棋ファンに特にオススメします)。

ハッシーの師匠にして加藤一二三九段の師匠でもある、剱持松二さんの面白エピソード以外にも、振り飛車党の棋士の面白話が満載です。


振り飛車党列伝振り飛車党列伝
(2005/11)
湯川 博士

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コンピューター将棋における水平線効果とは?

大変注目されている電王戦の記事を書いたところ、言葉の定義が不正確に使われているということで非常に多くのご私的をいただきましたので、こちらにて水平線効果の正しい意味と、私が書きたかったことを少しだけ。

まずはウィキペディアから水平線効果について。

水平線効果

コンピュータ将棋を例に取り、プログラムがN手先までほぼ全幅探索に近い探索を行うとする。
単純化のためプログラム側にはa,b,cという3つの指し筋があるとし、指し筋aではn手先(nN)で詰んでしまい、指し筋cでは当面詰みは発生しないとする。この時の最適解は指し筋cであるが、プログラムはN手先までしか探索しないため、指し筋aを棄却することは出来るが、指し筋bと指し筋cのどちらが優れているか判別できない。
ここで実力のある人間ならばたとえN手先までしか読んでいなくとも、指し筋bの方が危ないというヒューリスティックな判断をすることが可能である。これが水平線効果である。このため優秀な将棋プログラムにはたいていヒューリスティックな判断を下せる評価関数が実装されている。しかしヒューリスティックな評価関数があれば水平線効果を回避できるというわけではなく、評価値でかなりの勝勢にあるにもかかわらず、直後に読み違いで頓死という例もしばしばある。
たとえば対戦相手がある手を指すと局面が大きく不利になり、もはや逆転はほぼ不可能であり、さらにその手を阻止することも非常に困難である場合を考える。この時、実力のある人間ならばその手が指されるか効果を発揮するまでに勝負を決めるよう乾坤一擲の筋を見出そうとする。一方N手先しか読めないプログラムは、とりあえずその手がN手先以内に指されないように努め、徒に勝負を先延ばしにしようとする。この水平線効果はドワンゴ・日本将棋連盟主催第2回将棋電王戦2戦目における習甦対阿部光瑠四段でも見られた。



私が言いたかったのは太字部分です。そして主にそれは違うと言われている方が指摘されているのが赤字部分ですね。

今回のツツカナの心?の動きについて手順を交えて詳しく書いてくれたのがこちらです。

94手目△6六銀について。
後手としては当初、直前の▲3八角に対し△5八金▲同玉△3八角成の詰めろを考えていた。
ただしその場合、△3八角成の後に▲2五竜以下、後手玉に詰みが生じる。
その筋を消すために後手は△6六銀▲同竜の交換を入れ、自玉の詰み筋を消しつつ詰めろ(△4九角から19手詰)をかけようとした。
しかし実際の△6六銀▲同竜の局面で、後手側は△5八金▲同玉△3八角成の瞬間に▲1五銀以下21手詰があることに気付き、予定変更して96手目△4二歩と守りに入った。



この△4二歩へのまもりに入るまでの一連の読み筋が、ニコ生の鈴木大介プロが指摘していたような、△4三同金は決めに言った手である、という言葉と対照的である、という話ですね。人間であれば、ヒューリスティックな判断でこの手順は「決めに行った手順だ」という風に判断する。

それに対して、コンピューター将棋は上記のような心?の動きがあった。という。


一方でこれは水平線効果ではない、という指摘については以下の様なものをいただきました。

水平線効果とはどう指しても将来的に悪くなる場面で、その局面を読める深さの先まで追いやるために、進行を先延ばしにするだけの小さな悪手を指してしまう現象です。

超手数の詰めろに気付いて攻めを中断し、受けに回った今回のケースは水平線効果とは言いません。
66銀でも結局は詰めろになるのならそれは水平線効果ですが、今回は立派な詰めろ逃れになっています。

66銀や、その周りの指し回しを水平線効果というのであれば、神の一手でない手や読みは全て水平線効果となります。
そのような言葉の使い方は間違っていると思います。



この方には何度か同様の趣旨のご意見をいただいていますが、上記のウィキペディアの記事と詰み筋と鈴木大介プロの発言で私の言いたかったことが補足されているように思いますがいかがでしょうか?

勿論、水平線効果という言葉の定義が異なっている、違っている!というご指摘も理解できますがその部分の論争?はこの場では避けさせていただきたいのです。

ウィキペディアにおける「ここで実力のある人間ならばたとえN手先までしか読んでいなくとも、指し筋bの方が危ないというヒューリスティックな判断をすることが可能である。これが水平線効果である。」という一文と、鈴木大介プロの「△4三同金は決めに行った手」という発言、そして最後に受けに回った△4二歩、その後の打った駒をぼろぼろと取られて形勢逆転した、ということを水平線効果として書きました。

とてもコンピューター将棋的な、線ではなく点の読みであることの特徴がよく出た手順だと思いました。

繰り返しますが、将棋ファンの皆さんとこの言葉の定義について論争するつもりはなく、上記の意図がうまく伝えられなかった私のミスですが、どうかご理解ください。


関連するタグ 船江恒平 ツツカナ 鈴木大介 水平線効果 電王戦 GPS将棋 ポナンザ 阿部光瑠 あべこうる

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遂に! 第二回電王戦 第三局 船江恒平vsツツカナにむけての抱負(私のw)とボンクラーズの伊藤さん。

いやー来ましたよ!ついに!遂に来ました!

「 第二回電王戦 第三局 船江恒平vsツツカナ」が!!!

あとほんの24時間弱で、この大勝負が見れるんです。もはや精神的には徹夜でニコファーレに並んでる感じです。エア徹夜&エア行列です。

ツツカナとはどういうソフトか?というと。

こんな感じ

が詳しいです。というか、ツツカナってどういう意味?って気もするんですが、どうやら響きのよい言葉を辞書で調べてて・・・らしいです。

第2回将棋電王戦 第3局船江恒平五段 vs ツツカナ PV

このPVには作者は出ていないですが、構図上どうしてもヒール役になるのでそれを避けた・・・という見方もありますね。死んでも活用され続ける・・・というものがすでにあるわけなので。(しかも死ぬ直前のものを。これは本人的にはどうだったのか?はぜひ知りたいところですね。もっとカッコいい時代のを使ってくれよぉとか言いそう)。

で、この第2回将棋電王戦 第3局船江恒平五段 vs ツツカナですが。正直私はこの勝負が一番、人間側に勝つ可能性が高いとみています。

船江恒平五段の実力がプロ棋士の中でもトップクラスであること。
・ツツカナの貸与があること。
船江恒平五段が先手であること。
・ツツカナの思考が最も人間に近い(らしい)ということ。

この辺ですね。正直、戦前の予想では勝ててここだけかな?と思ってたぐらいです。ちなみに現時点の私の予想は人間からみて2-3か3-2。船江恒平五段は絶対に勝つというか勝ってもらわないと困ります。

ここが負けると、人間側からみて、1-4か、2-3は堅いんじゃないかなと。逆にここが勝つと、4-1という目も当然ながらにあります。

船江恒平五段といえば何と言ってもその攻め味の鋭さと終盤、詰将棋の強さ。創作も解答もどちらもできるというタイプ。激しい斬り合いを得意とする棋風だが、この棋風を発揮してコンピュータに勝つのは危険である、というのは先週の佐藤慎一戦で見ているだろう。

それを踏まえて、どういう展開を選ぶのか?というのは興味のあるところだが、勝たなければ意味がないというのも身に染みてわかったと思うので、理想は阿部光瑠のような指し回し。ソフト貸与があっただけに似たようなことが再現される可能性もある。

だが。しかし。人間に勝ってほしい私ではあるが、あの阿部光瑠の戦いが再現されることは正直望んでいない。いわゆる普通の戦型で指して、普通に人間が作戦勝ちして、そのうえで中押し勝ちするような展開であれば楽しいとは思う。

だが、序盤の不備を突くような形で勝つのであれば、それ以外に人間が勝てないということの裏返しでもあるので、そうではないがっぷり四つの戦いとして勝ちきるところを期待したい。とはいえ、それができなかった&人間のミスを決して見逃さないというのは、清水市代があからに敗れ、米長邦雄がボンクラーズに敗れ、そして佐藤慎一がポナンザに敗れたときにわかっていることだ。

その辺の葛藤がありつつも、どういう将棋になっても私自身は人間を応援してしまうであろうことを私は確信している。

・・・という期待の中で、ハム将棋に最短で勝つ方法、みたいなハメ作戦で人間が圧勝したらそれはそれで笑えるんですが。

もう美しい女性の涙は見たくないので、ぜひ船江恒平五段には頑張ってほしい。繰り返すが、ここが勝てれば4-1まであるし、少なくとも3-2の可能性は高まる。ここが負ければ、ハメて勝った1勝だけ、ということで、名人級あるいはAクラス級であることが結果から証明されることになる。

今から土曜日が気になってしょうがないです。


で、ボンクラーズ、改めPuella αの開発者の伊藤英紀のブログが久しぶりに更新されていました。

現状認識@2012年4月

基本は、棋士レーティングと将棋倶楽部24のレーティングを組み合わせて推定しています。まず24の方ですが、bonkrasが指していた11年末の時点で人間の歴代最高レーティングが3200ちょい。これはピークの値なので、ふだんは3100ちょいくらいだったと思います。これに対してbonkrasがピークで3364、ふだんが3300くらい。24の人間トップより約200上でした。



これ、私が結構前に書いたコンピューター将棋に関する記事と同じ推測方法ですね。

ちょうどボンクラーズが将棋倶楽部24で最高点を更新していた時に書いたものを引用します。



http://shogiwatch.blog63.fc2.com/blog-entry-1394.html


さて、現時点のコンピュータ将棋のトップ3ぐらいが3250点クラスだとして、これはプロでいうとどのぐらいの強さに該当するのだろうか?

現時点の将棋倶楽部24において、断片的な情報ではあるが、見聞きしているところによるとどうやら奨励会三段リーグを勝ち抜くものたちのレーティングが3000点ぐらいのようだ。上記仮条件が正しいとすれば、奨励会を抜けてプロになる実力が既にコンピュータ将棋には備わっているといえる。それどころか、仮に3250点だとすれば、3000点クラスとの対戦においては、8割勝つことになる。(将棋倶楽部における250点差の期待勝率は約八割)。

では、新四段に八割勝つというのはどのような実力なのだろうか?奨励会新人棋士はプロの仮想レーティングにおいて1500点台を付与されている。ちなみにこの仮想レーティングは理論勝率と、実質勝率の乖離が10%以内に留まっているので、ほぼ正しいとみてよいのではないかと考えている。(特に2007年の収まりが素晴らしい)。

羽生名人が若手低段者に対して何十連勝もしている話は有名だが、その羽生名人には仮想レーティングで1800点台後半が付与されている。羽生と新人クラス(1500点台)の対戦における期待勝率は(http://homepage3.nifty.com/kishi/kakuritsu/1175.html)をみると、90%以上勝つようだ。

ここで丁度1500点ぴったりの棋士(大平プロ)がいたので、その期待勝率を見てみる(http://homepage3.nifty.com/kishi/kakuritsu/1243.html)。すると、1500点台のプロに八割勝つためにはレーティング点で1700点以上なければいけないことがわかる。

ちなみにこの1700点以上を維持している棋士は棋界全体で17人しかいない。この理論でいくと既にコンピュータ将棋はトップクラスの実力を誇ることになるが、にわかに信じがたい。



ここまで。結構前の時点でトップクラスの実力がすでにある可能性を私もレーティング上では感じていました。一方で最近の対戦をみていて思う違和感としては、序盤の甘さ。この序盤の甘さがあっては流石にトッププロであれば負けないだろうというのは、プロ棋士の共通認識としてあるように思います。

このレーティングと認識の間の違いとしては、二つの可能性があります。

一つは人間の中終盤というのがそれほど正確ではないということ。ノーミスで行けば勝ち、というような展開でコンピューター将棋がついていくことが可能であり、人間は必ず間違うものである、という。

ただトッププロ、少なくとも最低でも羽生善治と渡辺明であればあの序盤には勝つような気はしています。

もしくは母集団としての将棋倶楽部24やFLOODGATEの歪み。統計的にみて有意な母数だと思っていますが、トッププロが含まれない状態であることは確かではあります。そして条件設定がかなり早指し寄りになっている。それらの歪みが実際の実力差を正しく反映していない可能性があります。

このへんの可能性について書いたのが「反射神経勝負でなければ、プロ棋士にコンピュータは勝てないかも?」というのを書いたわけですが。

逆に言うと、反射神経勝負であれば、トッププロであってもコンピューター将棋に負ける。伊藤さんが書いているように、コンピューター将棋は名人クラスを超えている可能性はあります。

特に伊藤さんが言うような形、百番、千番勝負を将棋倶楽部24の条件でやれば人間の最高峰でも負ける…かもしれません。人間は短い時間ではミスがどうしても起こりえますから。

勿論持ち時間が長くなれば人間のミスは減ります。同時にコンピューター将棋の読みも深化する。このミスの減少曲線と深化の曲線の交わるところがあるはずです。この点より先は人間が勝つ、手前はコンピューター将棋が勝つ、というような。

この曲線がどういう関数なのかわかりませんが交わる点が2つある可能性もあると思います。

そういう意味で言うと人間が勝てる条件、という部分のチューニング作業、レギュレーションの問題だけなのかもしれません。車と人間の競争、という喩え話が刺さらないと私は以前書きましたが、レギュレーション問題として見た場合には、とても良く似ている気がします。

車と人間が走れば負ける。というのは距離が百メートルだったらそうでしょう。しかし10メートルだったら?5メートルだったら?というような。

そういう意味では、なにを持って人間が負けたといえるのか?というのは難しいですし、一言だけ切り取られてしまった伊藤さんの発言ですが、これらの全てを踏まえての「名人を超えている」は、とても納得いくところだと私は思います。

ただ「名人クラスが最大限にパフォーマンスを発揮できる条件」であれば、あの序盤では名人を超えていないとおもいますけどね、という塚田泰明プロの発言につながると思います。

そういう意味ではどちらも正しいというか。

人間が最大限にパフォーマンスを発揮できる条件というのは夕食休憩ありで深夜に及ばないもの、だと思うのですが。今となっては遅いですが、特に佐藤慎一プロの将棋をみていてそのように思いました。

さて、明日が楽しみですね。


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03/25のツイートまとめ

shogiwatch

おお(笑) RT @golgo56513: いいね!(^O^)/ / “「第2回将棋電王戦」PV第2弾が「かっこよすぎ」「泣ける」「名PV」と話題に | マイナビニュース” http://t.co/X0DgLLFmLZ
03-25 19:27

あー確かにwいつぞやの棋聖戦で行方さんと解説に立たれてた時を思い出します。角換わりで羽生さんが後手番だった将棋だったかな。“@masukun1015: ドSな姉さんって言うと自分的には真っ先に思い浮かぶのが山〇久美姐さんですがw”
03-25 18:09

やばい、電王戦の初戦の矢内さんの司会っぷり~このついーとみてると、どSな姉さんっぽいキャラでいいなwww
03-25 18:00

しかしこの名人戦第二局の解説者は確かにすごいカップリングだよなあ。師弟愛が公共の電波、しかもNHKで見られるなんて…。
03-25 17:45

たいつくんって何かな?と思ったら、太地くんのことだったのか…タイツ穿いてるたいちくんを妄想したわ・・・フェンシング?
03-25 17:43

http://t.co/rXoYXrwz4uおはじきを使って駒の利きを視覚化する、とか上手い手法ですね。いやー3/30旅行じゃなければ行ったんだけど。(土日に教室やってるってのも素晴らしい)。ぜひ今度行こう。
03-25 16:05

週刊将棋って、公式には水曜日発売ですが、キヨスクだと月曜か火曜日?最新号の内容はこちらから→ http://t.co/xfod3WoiuC
03-25 16:00

http://t.co/C4A0ZTf0vkすげーどきどきしてきたわ・・・。
03-25 14:20

@takodori 今本当にどこも安いですよね。あの幸楽苑が10年ぐらい生き残ってる時点でデフレ時代が続いてたんだなあと実感します。六本木もリーズナブルな店が増えました(チェーン店だけじゃなしに。
03-25 14:06

@h_yuri @Arihara_Yoshio 若い女子がなぜあんなにプリクラ好きなのかわかりました。出てきた写真はn年前の私でしたねw 子供は若いけど、でもやっぱりイケメンに写ってて笑いましたw
03-25 12:19

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Author:将棋観戦
「将棋観戦記」というブログで、プロ棋士の将棋を観戦して思ったことを記しています。棋力はありませんが、将棋観戦の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらい、「観る将棋ファン」を増やすために貢献できればと思います。主に順位戦速報・タイトル戦等、ネット中継されている将棋を中心に将棋観戦記を書いています。棋譜・符号はなるべく用いずに、将棋のルールが分からない人でも、将棋の勝負の面白みが伝わるように努力します。

基本的にはリアルタイムでの将棋観戦中に思ったことを書き溜めつつ、対局終了後の感想を付け加えて、将棋対局のあった翌日の朝7時頃にアップされるように将棋観戦記を予約投稿しています。「一日一観戦記」をモットーにしているので、同日にネット中継が重なった場合は、対局の重要度を個人的に評価して観戦記の投稿日を調整しています。

将棋観戦中に書き始め、対局が終了すると思われるところから観戦記を完成させていることが多いです。文章内の形勢判断は個人的主観によるもので、観戦中の控え室のプロの意見を取り入れず、将棋ソフトの解析を行なっていないため、形勢判断が正しくない可能性があります。

また、あまり推敲することなく投稿しているので、観戦記内に誤字脱字、情報の誤りがある場合があります。お気づきの場合はコメント欄にてご指摘いただけると助かります。早急に訂正させていただきます。

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